百日紅の花が咲かない。

[園芸相談センター]の過去ログです

けん 【関東】 2015/08/20(木) 15:40:43
百日紅の木を植えて約10年になります。赤と白の花が見たく二本、庭の南面に植えています。周りにははなみずきやアジサイなどが植わっています。これまで2本とも花が咲かないのです。幹の直径は4cm程になって毎年12月ごろ剪定もしています。昨年は剪定を控えて見ましたがやはり咲きませんでした。対策を教えてください。

サルスベリ 2015/08/21(金) 12:09:25
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通常サルスベリは、春に芽生えた新芽の日当たりさえ良ければ、ほとんど九分九厘は開花するものです。
品種にもよりますが、大木系普通品種の地植なら新芽の茎の太さは10mm弱く以上で長さ1m前後はほしいものです。
鉢植えなら、株元径15mm前後以上で咲きます。
矮性1才サルスベリなら、小さきても新芽が生えれば咲きます。

晩秋〜冬に、挿し木や種まきすれば、その年の夏には咲きます。
種まきの場合には、草丈100mm前後で咲きます。

まして、剪定しなければそれなりに咲くはずです。

ひょっとすれば、南側植栽として、通常は新芽の日当たりが良いわけですから、新芽にうどん粉病が真っ白に発生したとか、新芽の先が害虫に侵されたなら、咲きにくい場合も有ります。

一般的に、今年の夏は、例年ほど良くなかった。
開花数が少なく貧弱で開花期間も極端に短い。
それでも、それなりに咲いています。

サルスベリは、春に新芽が生えて、その新芽が充実すれば、新芽の先端に集団花が咲く性質があります。
したがって、剪定は景観上の問題であって、剪定の有無は、花の開花には影響しません。
影響しないといっても、晩春に新芽の先端を切れば、蕾を切り捨てることになりますから、花数が少なくなる又は、開花が遅れることになれます。
冬に剪定していることですから、影響もないでしょう。

春に生えた新芽が、元気良く徒長気味にスゥーっと伸びれば咲くはずです。

白花サルスベリは、鉢植えでも地植でも比較的大きくならないと花が咲きにくいものですか、それでも、10mmの幹と長さ幹長が500mmと花枝800mmの長さがあれば花は咲きます。
私のもやっと先週今週から咲き出しました。

10年間も、花が見られないとは、考えられないことです。
花が見られないというのも事実ですから、一つの方法として

今年の冬に、すべての枝を枝元で丸坊主に剪定して、その剪定屑を300mmの長さに切って100-200mmを斜め15度に低く深く砂や赤玉土に刺して、
新芽が生えたら、日に当てたら挿し木の方に夏前後に花が咲くでしょう。
冬挿しですから、屋外の陽だまりでよい。
65cmの安物のプランター2重底でよい。
挿し穂の太さは適当でよく、太さ300mmと太くても良い。

丸坊主に剪定するといっても、10年も経っていれば、主幹から生えた副枝が200mmなど太ければ、残してもよい。

花が咲くまで、いろいろと考えられる方法を試みるのも一つの方法です。剪定して、株周りを掘り返して太い根を切り寒肥(肥料ではなく腐葉土)を施すなど。

サルスベリの短所は、花を咲かせること(簡単)より、早く大きく太く大樹にすることの方が難しいものです。
したがって、裏技的に、大きく太い枝を切って挿し木する方法が採用されています。

なんといっても一番は、新芽新梢に十分な陽光を与えることが最大の栄養源です。


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