バラ(ER)の枝変わりのパテントについて

この記事は[園芸相談センター]の過去ログです

はなえ 2015/08/07(金) 12:22:51
庭のバラに枝変わりが咲くようになりました。
イングリッシュローズです。

イングリッシュローズの枝変わりを 
品種登録して、販売することは可能なのでしょうか?

素人の為、何も判りません。よろしくお願い致します。

ロジャー 2015/08/07(金) 14:47:10
品種登録が完了すれば、いかなる事情であり品種登録国に置いて、苗木や切り花として、販売することができます。
申請して、異議申し立てが無ければ、自動的に登録されます。
ただし、外国ですでに申請されている。登録されている。異議申し立てがあり、棄却されていれば、その日付が優先され登録が取り消される場合もあります。
無難なのは、イングリッシュローズは、国際品種ですから、イングリッシュローズの品名は、一切使わずに、無名のバラの枝替わりとして、申請した方が、無難かもしれませんね。
簡単にスルーすることもあれば、複雑に揉めて無限の借財を背負うことにもなりかねません。
一番の関所は、どのような特徴があり、その個性の永続性があるかどうかと、枝替わりがあなたのバラだけに出現したものであることの、証明をどのように、実証するかです。
早稲田大学博士小保方 晴子の二の舞にならない事を祈ります。

私が登録する側なら、無名バラとします。
私が反登録側なら、売れだしたころに、見せしめの為に、損害賠償訴訟し、直ちに差押えに入ります。 

ばんざいうさぎ 【北海道】 2015/08/07(金) 15:11:22
個人での登録は可能ですが、いろいろな面からお勧めは出来ません・・・。バラの枝変りの場合は、同じ特徴の変異ははなえさんの所の物だけに出ているわけでは無いかもしれません。バラは割と枝変りが出やすいので枝変り由来の品種も多く出回っています。はなえさんがお持ちのと同じ品種から出た似た特徴を持つ枝変り物がすでに他の人により固定化済みで登録されている可能性も捨てきれませんし・・・。

私の記憶で書いている事なので間違っている部分もあるかもしれませんが、大体の流れを書いておきます。できればご自分でも「花 登録品種」などのキーワードで検索し登録機関のホームページで詳しく確かめてみて下さい。

日本での品種の登録の場合は、手続きがかなり面倒で管轄の機関が決めている文書のひな形通りに特徴を細かく書き込んだ文書を作成しお金を添えて出願します。出願してもすでに特徴が良く似た品種が誰かにより登録されていれば認められる事無く却下されます。機関の方でその品種の事を確かめて、それほど価値が認められない(性質が弱い・増えにくいなど)場合も却下に成ります。その時のお金は戻って来ません。

今までに無かった優れた品種ともし運よく出願が認められれば、今度は毎年支払わなければならない万単位の登録料が発生します。大手業者が払うならたいした金額では無いのでしょうが、個人が出願から登録が認められ権利が消失するまでの期間支払続ける金額は10年くらいの間でも何十万円もかかります・・・。登録のデータベースを見ていると、個人で登録した物は数年で権利消失(放棄)と言う物も多いです。登録したものの、中には登録料を払い続けるのが難しく仕方なく放棄する方もおられるのでは・・・。

個人の育成家の方が同じ管内におられます。その方は個人で山奥の広大な敷地内に庭園を作り人数限定で公開しつつ、おひとりで育種を行っていて何度も新品種を発表はしていますが(地方紙の新聞の管内欄によく記事が載っている)個人での品種登録はせず、登録や販売は大手の種苗会社に任せているようです。個人レベルの規模で行っている方だと、自分で販売するのよりも権利を維持する方にかなりお金がかかってしまうために、あえて自分での登録は行わないようです。

私も趣味である植物の交配による品種作りの途中で(交配個体と変異個体があり性質の固定化の為、実生苗で代を繰り返させるのに現在3世代目を育苗中)以前興味があり調べてみましたが、結果個人での登録は難しいと判断しました・・・。

それと、植物の販売については、私は以前花屋に勤務していたので多少ながら知識があるのですが、起業していない人が小規模で育苗しても市場に出せるレベルでの育苗・販売は難しいですね・・・。まず大型温室やビニールハウスが必要ですし(季節を早めに先取りして出荷しないと基本売れない)、季節を先取りしての育種技術は知識と経験が必要、場合によっては暖房費もかかり、特にバラの場合は病害虫の被害を絶対避けなければならないので資材で予防をしっかり行ったり、防除薬剤なども使わねばなりません・・・。

園芸植物の販売は普通花卉市場に出荷するのですが、少数での鉢数は無理です。同じ大きさに育った株を運搬できる状態の梱包で(育苗ケースに並べ箱に入れる等)ビニールポットや鉢の号数に寄りますが8鉢以上用のケースを1ロットとして結構なロット数用意できなければ受け付けて貰えない(市場にもよりますがポットや鉢数で言えば少なくても100くらい?)、半端物として安く買い叩かれます。
例え品種を登録してあるものを出荷しても安くてはコストがかかりすぎて元値も取れず不都合ですよね・・・。それと、登録品種の場合は出荷時に苗や株に添えるラベルやタグに登録品種であることを印刷している事が多いのですが、このラベルをラベルの作成会社に発注する時点でもオリジナル品を注文する事に成りますので、注文できる単位数(1ロット)は大抵数百枚単位以上から。もし写真入りの物を作れば単価自体が高くなるのでラベル代だけでも結構高額になってしまいます・・・。

つまり、個人では登録して販売しても個人では利益どころか損失の方が大きい可能性が大なのです・・・。
ある植物の愛好会がきっかけで知り合った方は同世代なのに若い頃から熱心に研究されてきた、その植物については国内では権威と言える方。植物雑誌でその植物の特集が組まれれば必ずと言って執筆をお願いされている方。ご本人作出の新品種もいくつかあります。でも登録はされていません。異種交配由来なのであまり殖えず植物自体が一般向きで無い事も理由かもしれません。

今までに似たものが無かったような特徴を持ち、違法に増殖されたくないけれどどうしても世間に広めたいとお考えに成るのなら、大手種苗会社に売り込む方がまだお金がかからず無難と思われます。でも、その場合でも譲り渡す時の金額は思うほど得られない事と思います・・・。
買う方から見れば、その植物の性質は未知であり、まだ販売にこぎつけるか如何か将来性が解らないので、売り手が思っているほどの評価は付きません・・・。ただ、私の知っている個人育種家の方の様に、種苗会社と前から付き合いがありその人の作る品種が過去に良く売れたなどの実績があれば新品種の評価も高めになる様ですが・・・。

はなえ 2015/08/07(金) 19:44:27
14年前に京成で購入したバラなのですが、数年前から枝変わりが咲く様になりました、地植えですが、三分の一が枝変わりの状態(花の色だけ違います、他は同じ。)です。

ロジャーさんへ、
わたしは、「見せしめ」には、なりたくありません(笑)
「無名バラの枝変わり」で良いのであれば嬉しいです。
それがダメなのだろう・・と勝手に思っていました。

ばんざいうさきさんへ
大変参考になりました。いろいろと教えて下さって
ありがとうございます。素適なお友達もお持ちで羨ましいです。
わぁ〜何の育種をされているのでしょう?


多分今まで通り、このまま何もしないで、過ぎて行くと思いますが、
お二人には、丁寧なご返答を頂きまして本当にありがとうございます。

はなえ 2015/08/07(金) 19:50:10
[[解決]]
解決チェックをするのを忘れました。
すみません。

ありがとうございました!

為念 2015/08/07(金) 20:54:05
バラの場合、花色が明確に異なれば新品種として認められる可能性が高そうです。
微妙な違いなら、登録できても「従属品種」とされることもあり得ます。

「従属品種と突然変異個体について」の項を参照
http://www1.gifu-u.ac.jp/~fukui/06-4-02.htm

「従属品種について」の項を参照
http://www.ncss.go.jp/main/gyomu/hinsyuhogo/hinsyuhogoQandA.html

ただし「無名バラの枝変わり」として登録するのは虚偽の記載ということになってしまい、法律的にアウトだと思います。
従属品種ではない新品種として認められるのであれば、そのような行為をする必要はないでしょう。

為念 2015/08/07(金) 21:04:37
上に書いたのは登録品種に関することで、イングリッシュローズに関する契約(?)上の問題はこの限りではありません。

はなえ 2015/08/08(土) 11:37:12
[[解決]]
為念さん、ご返答をありがとうございます。
そうなんです。まったく違う色でしたので「もしかして??」と思ったのですが、きっと いろいろあるのでしょうね

今回は本当にありがとうございます。
とても勉強になりました。


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