オールドローズの新芽

[園芸相談センター]の過去ログです

くまくま 2015/06/11(木) 22:18:31
こちら寒冷地のため、バラの季節はこれからです。オールドローズに地面から1m位の高さに蕾が沢山つきました。その上に、蕾のない30cm程の新しい茎(蕾のついている茎より、色も明るい)が沢山伸びてきました。これは蕾の高さに揃えて切り詰めたほうがよいのでしょうか?そのままにしておくべきでしょうか? どうしたら良いのか、毎日ながめています。初歩的な質問で申し訳ありませんが、アドバイス頂きたくよろしくお願いいたします。

画像投稿を 2015/06/11(木) 22:52:14
画像を添付してください。

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画像投稿の説明書きは、

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園芸相談掲示板【オールドローズの新芽】の添付説明画像です。
とコピーしてください。

全体像、新芽の位置関係、新芽の葉の状態を知りたい。

くまくま 2015/06/12(金) 09:43:46
画像添付のご連絡ありがとうございました。

画像掲示板を使うのは初めてなので、うまく投稿できませんでしたが、今朝早速撮った写真を2回に分けて送りましたので、ご覧いただけますでしょうか? 

よろしくお願いいたします。

牛々 2015/06/12(金) 20:29:12
人それぞれの好みですが、
過去の開花状況(開花回数)を考えて、

1) 一季咲き及び、不定期複数回開花(未確定、不安定)の帰り咲き品種なら、
蕾を優先して、蕾以外の茎は、新梢緑軸の5枚葉を3枚ほど残して、短く切り、今の蕾の開花のみを楽しむ。

2) 四季咲開花品種なら、花が咲いても見えない中央部分は、全て残し、外周の蕾を開花させて、良く見えるように、外周の蕾のついていない緑軸をやはり5枚葉を3枚残して切り、外周の花が良く見えるようにすると花が良く目立ちます。
見えない中央の蕾は、3分咲きの時に、切って活け花にすれば良いかと。

花が終わりそうになったら、外周の終わった開花軸は、5枚葉を2-3枚残して切れば、上の葉の付け根から新芽が生えて約30-50日後に、2番花が咲きます。
その間に、中央の緑軸に蕾が付いて、咲くかもしれません。
もし中央の花が終われば、同じように切りすてれば、内外と交互に咲く事になります。

今切った、外周の蕾無し緑軸は、挿し木して、挿し木の練習や枯れたときの予備苗とすればよい。

新梢を見る限り、健全育成茎と思いますから、そのうちに蕾が付くかもしれません。

そのままほりっぱなしにするか、景観剪定するかは別にして、
念のために、殺菌殺虫消毒をしておいた方が良いと考えます。
今年は、全国的にいろいろと害虫被害の多発が報告されています。

こちらの西日本では、3番花の開花に入っています。
夏花ですから、花の形も発色も、あまり綺麗に咲きそろいませんが、色はついています。
一番花は、全滅状態でした。 その分3番花が例年になく早いです。

その他、季節外れに、気まぐれで、追肥を与えませんでしたか?

くまくま 2015/06/12(金) 20:57:19
牛々様
大変参考になるアドバイスを沢山ありがとうございました。写真でご覧頂いたオールドローズは一季咲きなので、アドバイスの1)を早速実践いたします。そして、もう一つ質問させてください。2)の四季咲き用の方法はイングリッシュローズにも適用されますか?つまり「蕾のついていない緑軸をやはり5枚葉を3枚残して切り」と良いでしょうか?可能であれば、そのまま放置せず、教えて頂いたようにこちらも挿し木にしてみたいと思います。

殺菌殺虫消毒は2週間に1度していますが、続けてするようにいたします。地域によって生育状態も色々異なるのですね。大変勉強になりました。

それから、追肥ですが、寒肥(こちらは積雪前の11月頃)以外は与えていないのですが。この伸びた新梢は肥料のせいでしょうか・・・

沢山のアドバイスを下さり、心からお礼申しあげます。ありがとうございました。2)に関するお返事を頂ければ幸いです。

牛々 2015/06/12(金) 23:03:16
>この伸びた新梢は肥料のせいでしょうか・・・
この育ち方の理屈は、今一つ解りませんが、2段回にわたり成長しているようにも、思えたからです。
品種・個体・環境・気象条件による場合もありましょうが、一寸変わった成長しているようにも思えましたので、
追肥したのかなぁーと思いました。
確かに、今年は、北国東国は、春先に暖かく?暑い日もありましたから、その影響なのかも。
通常は、蕾が付けば、生殖活動に入り、栄養成長たる健全な新梢は生えてきません。
今回の場合には、病害虫や生理障害ではなく、それが同時に健全な姿で行われている点です。

ほとんどの植物は、大筋として、栄養成長(茎葉を専門に作る時期)と繁殖生殖活動(蕾花種子果実を作る時期)は、栄養成長が止まって、又は一時停止して、生殖成長し、それが終わった後で、又は一段落した後で、再び栄養成長し始めます。
このセンサー、スイッチ切り替えを何が原因で、影響して、狂わしたのかということです。
このバラにとっては、同時に、二兔を追うことになり、エネルギーのムタ使いに当たると思うからです。
どうでもよいことですが。

さて、
>この伸びた新梢は肥料のせいでしょうか・・・
ですが、基本的には、同じように、そうしています。
ただ、新芽が発生した時の位置関係や大きさ・成長の仕方(葉や棘の位置関係、配置や形状 と 葉と葉の間隔や成長止まり生理環境病害虫障害などなど)により、適当(出鱈目)に始末しています。
株元から生えた新芽新蔓と茎の下半身から生えてきた新芽新蔓と茎の上半身から生えてきた新芽新蔓にも、その後の成長により、必ずしも花が咲咲かなかったり、将来に理想とする枝幹にならない新芽もあります。
確実に綺麗な花が咲くのに必要である茎であるという、その見極めが難しいものです。
茎の途中から生えてくる新芽も、親幹の樹齢により、ひ弱な新芽しか生えないものもあります。
蔓バラを除いて、概ね、多少とも緑が残っていないと(3年以内の茎)、元気な大きい新芽は生えにくいものです。
バラは、綺麗な花を咲かせて初めて値打ちがあると、思っていますから、花の咲かないものは、容赦なくスバっと切り捨てます。

大きな新芽からは、太い茎が成長して、元気な花が咲きます。
新芽の数が、花の数ですから、大きな新芽が出ないのは、邪魔になるだけです。
そのためには、太い新芽新茎を残して、再利用すれば、大きな新芽が生えてきます。 その位置が、花の咲いた後ならば花ガラを取り除くときに、できるだけ下の方で切れば、太い新芽が生えてきます。
その位置が、新茎の一番下でも良いのですが、安全策をとって、3-4枚目と決めています。その位置なら、次に生えた新芽が気に食わなければ、再び、2-3枚目で切ればよい。 その分だけチャンスが増えます。
この繰り返しで、冬の大幅剪定を迎えて、30-50cmで、切って、一年の初期化して、春の開花に進みます。
冬に、接ぎ木の上の株元で、短く切っても良いのですが、ひ弱な新芽しか生えてこないので、やはり30cm以上上で、切った方が無難です。

冬の強剪定や夏の弱剪定も、明日以後の天気、気象条件が不確定の未知数です、更に、同条件であるとしても、一日の違いで、随分と違ってきます。一週間もぶれれば、天と地の差があります。
ここが、ハウスでなく、自然栽培の悲しさです。

基本は、太い新芽(新芽の質)をいかにして、生えさし無病息災に育てて開花させるかです。しかも、一日も早く(開花の回転数)開花させるか。
バラの致命傷たる夏の高温期や冬の低温期までの間の開花回転数と質の良い花数。
細い茎からは、太い新芽は生えてこない。 新芽の数が花にの数。
・・・・短期戦略。
他に長期戦略として、新芽の土台たる茎の更新が必要です。
若い茎からでないと、元気で太い新芽は生えてこない。
そこで、古木は若木と世代交代させなければならない。
株立ち3本仕立てなら、毎年新たな新茎シュートを生えさせなければならないとなる。
問題は、シュートは、容易に生えさせたとしても、毎年のシュートを好みの位置(真上から見て正三角形の配置になるように)から生えてくるか。
そのシュートの質にも、粗悪なものもあれば、理想的なものもある。
となれば、最終的には、切り継ぎ、芽接ぎして、苗を作らなければならなくなる。
となれば、それなりの広い場所も必要となり、理想にも限界がある。

ということで、邪魔くさいので、出鱈目栽培で、満足しています。

いずれにしても、晩春からは、蕾が色付いたら、涼しい木陰に移動して開花させる。
秋花は、9月中末開花を目標にして、早く蕾を付けて、それなりに暖かい日当たり地に移動させるのがせめてもの、努力かもと思っています。
やや肌寒い気温が良いようです。

今は、蕾茎を挿し木するには、どうするかを思案中です。
その他、開花を6-8分咲で止める方法とか、バラの花芯が見えるのは、どうも締りがないですね。
晩春から中秋までの間の開花を安定して綺麗な発色と形を作るにはどうするか等。

くまくま 2015/06/13(土) 14:50:56
牛々様

詳細にわたるご説明ありがとうございました。これまでバラ初心者用の本で剪定の方法など何冊も読んだのですが、結局、道理がわかっていないので、気候や種類など、本と異なる場合に応用を利かせられず、うまく育てられませんでした。牛々さんが道理を説明下下さったので、色々やってみようと思います。

「確実に綺麗な花が咲くのに必要である茎であるという、その見極めが難しいものです。」初心者の私には難しいどころではないのですが、それでも、新芽の発生場所や、蕾のある無しなど、観察しても、一貫した決まりごとを見つけられず、全くわかりません。でも、切ってあげるのがバラのためにも良いようですので、教えて頂いた道理を頭に入れて、やってみます。

2段階に成長したように高く伸びた新梢も切り詰めました。景観もとてもよくなりました。
これで、殺虫殺菌に気をつけて、きれいな花を咲かせてくれることを期待します。

大変有益なアドバイスとご説明ありがとうございました。

くまくま 2015/06/13(土) 14:52:49
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