サボテンの屋外栽培

[園芸相談センター]の過去ログです

しろちく 【近畿】 2015/03/23(月) 10:29:37
近畿南側、オーシャンビューなマンション(海風がやたらと強い)に居住しています。
最近サボテンの大きな鉢植えを譲り受けました。
素焼き鉢10号、品種名は金鯱です。
とても素晴らしいのですっかりハマってしまい、毎日ウキウキと眺めています。

お伺いしたいのは、栽培方法です。
拙宅はそれほど広くはないし、小さな孫がいますので、できれば屋外で栽培したいのです。
現在は明るい床の間に飾っているのですが、「チクチク」と言いながら孫が触れようとしますし、もっと日当たりが必要な気がするからです。

まずサボテンは、真夏と真冬に屋外で育てられるものでしょうか。

日照条件のいい南側には全面にベランダがあって、すべて掃き出し窓なので、出窓というような日当たりのいい窓辺はありません。
人間がベランダに出入りする(リビング)か、ベッドを置いている(子供部屋)か、布団を頻繁に上げ下げする(畳の寝室)かで、十分な広さもないので、大きなサボテンの鉢は置きづらいです。

できれば外で育てたいのですが、可能ですか?
遮光や保温が必要でしょうか?

妻がすっかりサボテンにハマってしまって、園芸店でいくつか鉢を購入してきました。
満月、精巧殿、刺なし王冠竜です。
これは屋内に置くこともできるサイズですが、やはり日当たりがネックになってきそうです。
南西向きベランダには置ける場所はあります。
マンションの東側専用階段にもスペースはあります。
吹きっさらしの強い風が気になりはしますが。

トイレにも出窓(北東)はありますが、やはり日当たりが悪くて、朝しか日差しがありません。
冬にはハルオチアを避難させていて、問題なく越冬はできていますが。

宜しくお願い申し上げます。

しろちく 2015/03/23(月) 10:33:40
書き忘れていました、鉢のことです。
現在金鯱は素焼きのテラコッタ鉢に植えてあります。
けっこうギリギリなサイズに見えます。
よくサボテンはこのようにぴったりサイズな鉢に植えてありますが、生育上大丈夫なのでしょうか。
この金鯱は10号鉢なので、すでにとても大きく重く、植え替えるのは大変だろうと思いますが。

しろちく 2015/03/23(月) 11:43:52
妻がこの書き込みを見て、一言。

新聞かけて、その上にプチプチかけてたら越冬できるんじゃないの?

確かに、睡蓮鉢の冬には毎年なくなってしまう植物も、ことしはプチプチをかぶせておけば無事でした。
これはいけそうですか?

ばんざいうさぎ 【北海道】 2015/03/23(月) 18:45:34
おそらく大丈夫と思いますが、寒さや強すぎる日差しや乾燥に晒されれば見栄えはどうしても悪くなりがちです。それでも構わないのでしょうか・・・。

親戚の子で、赤ん坊の時にサボテンを舐めた子がいましたね・・・。同居、時折訪ねてくるのでも幼い子が居る家での栽培なら室内に置くのは危なく置けないです。棘には目に見えない無数の雑菌が付着していますから万一棘が刺さって抜いた時に、ちょっとでも先端が体内に残ってしまうとそれが芯となり深い所で化膿して周囲が酷く腫れてしまい、病院で切開して取り除き、念のために抗生物質を飲まないといけません・・・。
私は外科系の看護師経験と花屋の店員両方の経験があり、棘を刺し酷く化膿させてしまった人の切開処置に立ち会った経験も、売り物の手入れをしていて棘を刺し毎度化膿させた経験もありますが(酷いのは自分で充分に消毒してからほんのちょっと切開し、化膿の芯ごと絞り出しました)植物だとバラの棘とサボテンの棘は特にたちが悪いです・・・。

屋外に置くのならそれなりの設備が必要です。昔はガラス温室が不可欠でサボテン栽培と言えばお金持ちの道楽でした。日本にあるサボテンは人工的な姿です。簡単に言えば水太り。
原産国での自生の姿の画像を見ると全くの別物の様です。やせ気味で色はもっと深くなり、全体に固めで弾力もありません。日本でも刺激から保護せず屋外に置いておくとそれ寄りの方の姿に戻って行きます。

美しさを保ちたいなら屋外に置くにしても室内に置くにしても一鉢分が楽に入る大きさのガラスフレーム(ガラスケースとも呼びます。湿度や保温が必要な蘭やセントポーリア栽培などには不可欠)の購入を考えた方が良いかと。
今後いろいろ増やしたいならベランダに小規模な温室を作ると良いでしょうが、分譲なら可能でしょうが賃貸だと無理な場合が多いです・・・。

なお、サボテンへのプチプチの使用はもっとも避けた方が良い物と感じます。生き物ですから大きければ沢山の水分の蒸散があります。空気を通さないプチプチと新聞紙をかければ、湿気がスムーズに逃げられず新聞紙が湿ってサボテンに張り付きその部分から腐ったり、温度変化や水滴のレンズ効果でサボテンの表面にシミが付いたり、酷いとプチプチの上に水分が溜まれば寒さで部分的に細胞レベルで死んで傷に成ったりします。

本来はお孫さんに分別が付く年齢まではサボテン栽培は控えた方が良いです・・・。室内でガラスフレームに入れておくなどいくら手の届かない所に置いても「絶対大丈夫とは言い切れない」です。子供に慣れていない室内犬を飼っている様な物で過信はできません・・・。
ガラスフレームは高価な物だと鍵付きもありますが、大抵は茶箪笥のガラス製引き戸程度の物。知恵がついて来れば簡単に開けられますし、子供が激突すれば割れる可能性も・・・。
同居されているのなら屋外に置いてあっても目を離した隙に近くに寄っていき触ってしまったり、口でダメと言われるほど強く興味を持ってしまいます・・・。何かがあってしまってからでは遅いです・・・。

それでも経験して嫌な思いをすれば次からは絶対行わなくなる年齢でもありますから、とりあえずの予防としては経験させて解らせることです。皮膚に刺さらない程度の尖ったもので(爪楊枝を数本束ねた物など)お孫さんの手の平をツンツンして、「あれは、これよりももっとずっと痛い痛いなんだよ」と言ったり、前に注射されて痛がり泣いた経験があれば「お注射チックンよりも痛い痛いだよ〜」と脅かしておくのも効果があるかもしれません。

仙人掌 2015/03/26(木) 09:32:29

折角気に入っているようなのに、水を差すようですが・・・
金シャチ棘サボテンは、断腸の思いで、一日も早く廃棄処分した方がよい。

金シャチは、棘を相当神経質に管理し、温存し、棘の景観を楽しむものです。
反面、棘が頑強ですから、大けがにつながります。・・・・ウルトラスーパー超危険植物。

ふざけていて、転んだら・・・
それでなくても、うかっとして・・・

棘が深く刺さる危険性もあります。
飢えたワニを放し飼いにするか、研ぎすまされた包丁カミソリで、もてあそぶようなものです。
檻に閉じ込めない限り、ケガをするのも時間の問題かもしれません。

危険性を除いたとしても、一番の問題は、植え替えにどうするかです。
植え替えれば、棘を傷める。大切な生命線である棘を傷めれば、格好がつかなくなる。

個人的には、このように思われます。


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