野菜の変色について

[園芸相談センター]の過去ログです

if 【東北】 2015/01/27(火) 12:13:25
教えて下さい。プランターで作っている葉物野菜の葉が褐色に変化しています。肥料が足りないからかなとも考えていますが、原因が判りません。
宜しくお願い致します。

ベジたん 2015/01/27(火) 13:29:39
色々な原因もあるでしょうが、今の時節は寒くて大気が乾燥していますから、野菜の防衛反応としてなりやすいものが多い。
休眠とまではいきませんが、耐え忍ぶニンタイモードに入っています。
身近なものでは、白菜や大根の葉先や縁から褐色になってきます。
概ね、凍傷霜焼けで、葉が透明化していなくて、若葉が元気なら、見栄えや食べる質や量に不満がなければ、生育上は、問題ないでしょう。

防ぐ方法は、寒冷紗やビニールで、防寒対策すれば、幾分かは改善されるかもしれません。
防寒対策をすれば、環境が改善されますから、野菜も元気を取り戻すとともに、病害虫カビも活動して、新たな悩みも発生してきます。
又、ビニール内における結露が凍結し、低温障害も考えられます。

ある意味、冬場の野菜は甘いという現象も、糖度を増して粘らせ、樹液の凍結を防ぐ忍耐モードの一つの現象です。
又、ホウレンソウの葉は、小さくて厚くなり、キャベツは葉先から紫色になる、ネギは古い葉から枯れて青葉より枯れ葉が目立つようになる又葉も硬くなり粘り気が多くなり甘味も増してくる。なども、忍耐モードの一つの現れです。

肥料が足らなければ、それ以前から貧弱に育ちます。
暖かい成長期なら、微量栄養素の枯渇が原因になる場合もありますが、
それぞれの症状には、特有の変化がみられるようです。
病気なのか、害虫なのか、生理現象なのか、肥料の過不足や環境不適合なのか、順化に鈍感なのかは、良く似ている場合が多いので、経験を積まないと判別できない事も多い。テキストでは解らないものです。

増して、大自然に晒されている広大な畑栽培でなく、プランターでは、
短時間的な環境の変化が大きく、それなりの弊害も出やすい。
日が当たれば気温や地温は、急速に上がり、星空の下で風が吹けば、
急に冷たくなる。 風向きが変われば、それにつれ温度も湿度も急変化する。
例えれば、雪の降り風が強い日に、通勤通学買い物でも、寒さは我慢できる。反面、寝ているときに、突然、窓を開け、布団をめくられたら、・・・・
ドライバーなら、夜に、対向車のヘッドライトが高ければ、前が見えないし、無灯火自転車なら、自転車から車は、見えても、ドライバーからは、自転車が見えない。助手席ならまだ見える。
等、敏感に反応しやすいか、鈍感なのか又、その能力を持っているかどうかです。
畑の野菜は、長期的に、準備していますが、プランターには、その準備ができにくい。 地温にしても、地植えなら、上方向の表面一方向から影響されるだけですが、プランターは、上下前後左右からも影響を受けます。
生活リズムが、安定しにくく狂いやすいといえるかもしれませんね。
又、小さく少ないだけに、良く目立つし気になるのかもしれません。
目線も、畑なら歩留まりが、基準で、許容範囲がありますが、プランターは、すべてが完全でないと不平不満が出やすい面もあります。
少ないものを厳格に選別しだしたら、何も残らなくなります。


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