ヒルガオについて

[園芸相談センター]の過去ログです

BОB 【関東】 2014/08/27(水) 19:01:31
道端でめったに種を付けないといわれているヒルガオの種を1週間前に10粒程見つけ、保管してあります。実生の資料も少なく分からないことが多いです。播く時期や注意点を教えてください。

ヒルガオ 2014/08/27(水) 20:28:14
今、蒔いておけばよいのでは

今なら、種子の皮が比較的柔らかいので、早く発芽するかもしれません。 長くても3週間もあれば発芽することでしょう。
日当たり地より日陰で管理。発芽に直射日光は不要。
来年の晩春に蒔くのなら、種子が乾燥して皮が硬くなっているので、発芽が不安定になります。

尚、ヒルガオは、栄養繁殖しやすい植物ですから、地植えはやめた方がよい。雑草化して後始末が面倒です。
花の着花数も少なく、栽培環境により綺麗に発色する場合と汚らしく発色する場合があります。
野の花は野に育ってこそ、その綺麗さが映えるものが多いです。

発芽して、その後1-2ケ月したら、一つ引き抜いて根や種子周りを観察しても面白いかも。

留意点として
虫食い種子でないか
花が咲いたら、古来の純粋日本ヒルガオとは違っていたり、交雑していないか確認したら面白いかも そのために今咲いているヒルガオの蕾・開花・前後の葉茎等できるだけ全形を採取して、ビニール袋に入れ、水を入れて、冷凍庫に保管しておけばよいかも。

BOB 2014/08/27(水) 21:59:48
ありがとうございました。早速週末に播いてみようと思います。
冬はどう管理したら良いですか? うちは年に1〜2回雪が降ります。野に咲くものは勝手に冬越しするのでそのままでいいのでしょうか?

Aquiya 【関東】 [URL:http://aquiya.skr.jp/] 2014/08/28(木) 00:50:48
↓これはご覧になったことと思いますが・・・
http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/AN00179534/KJ00004299193.pdf

種子を30分間濃硫酸で処理した後にまいていますね。
危険ですから、アサガオの種まき同様、やすりやニッパーなどで種を傷付ける方法をとった方がいいでしょう。
もちろん、そのままで吸水するようなら、このような処理は必要ありません。

上の論文に書かれた通り、種子を保存しておくと寄生昆虫に食害されることがあるようです。
そうかと言って今まくと、冬までの生育期間が短いので、越冬に耐えられるほどの大きさに育つかどうか不安ですよね。

ヒルガオの実生に挑戦した方のブログを読むと、7月にまいて8月に発芽させたものの、越冬に失敗したという記述がありますね。
失敗の原因は不明ですが、小さな苗だと耐寒性が弱いのかもしれません。
私なら半分だけ今まいて、後の半分は来春まで取っておくところです。
冷蔵庫の中で保存すれば、虫の発生を遅らせることができるので、来春までうまく保存できるかもしれませんね。

これも上の論文に書かれているように、生長して寒さに遭うと、下垂する茎を出して地下にもぐります。
この茎が地中で冬越しをするので、通常なら何の保護も必要なく越冬させることができるでしょう。
しかし小さい苗だとこの地下茎が十分に発達するかどうか分かりませんね。
かと言って半端に温度が上がる室内に入れてしまうと、逆に衰弱するおそれもあります。
霜除け程度の保護を施した方がいいと思います。

BОB 【関東】 2014/08/28(木) 16:28:05
[[解決]]
お二人とも分かりやすい回答ありがとうございました。
今日もまた4粒見つけました。半分は播き、後は冷蔵庫で保管しようと思います。

ヒルガオ 2014/08/28(木) 17:05:56
冬場の管理は、どの植物でも不安が付きまといます。

屋外なら、凍土凍結の冷害や乾寒風・季節風による土の乾燥等
屋内なら、暖房による表土乾燥の内部ジュクジュクや空調ON OFFやドアの開閉による室温急降下・天井暑く床寒冷・窓際の気温差の増大・浮遊カビ菌の繁殖・ハダニの猛烈な繁殖等。

私個人としては、屋外管理の陽だまり程度で越冬するように思いますが。年度や地域により、降雪程度なら良いのですが、長期間の凍土凍結が続く場合がある。 この場合には、表土の黴生えと土のカラカラ乾燥に注意しながら、日の当たる波戸際にでも置いておかないと仕方がない。(冬場は枯れていますから、太陽光は必要ではなく、温度確保。)

もしくは、発砲スチロール箱に排水穴を開けて、植木鉢の上下周りに、砂10cm程度敷き詰めて、屋外の陽だまりにおいておくとか。
おそらく、10cmもの砂の断熱材があれば、凍結することはないと思います。蓋はしない。季節風の吹きさらし(低体温症になる)は、ダメで、季節風を遮断するような軒下の陽だまり。
自然環境下では、枯葉や腐葉土やほかの雑草の体温で、霜や凍土凍結は防がれています。 又アスファルトの割れ目に生えていれば、アスファルトの下の根は、夏涼しく冬暖かく、湿気ありも水気の鮮度も良好です。更に酸素も豊富です。 アスファルトが、防腐殺菌処理もしてくれています。従って、薄氷が張ったり、霜で真っ白になっても、根雪は残っても、土の中3cm以下は、余程の寒波でない限り凍土凍結することはない。

ヒルガオに関するサイトは、ちらっと見た限り2つしか探せなかった。
一つは、上の紹介サイトですが、一般向けしないので、あえて紹介しなかった。 執筆当時としては、良くまとまっているものの、教育学部の修士論文を閉め切りに合わせて、あわててまとめたように思う。
もっとも観察期間が1年では無理な面もある。
プライバシーの関係なのか、詳しく解りませんが、多分大学院に入ってから、生物に興味を持つたようにも思われる。 幼いころには自然に親しむという環境下では育っていない。多分共同研究者の片割れからの質問がきっかけになったのかもしれません。ヒルガオの観察が最初の研究になったのかもしれません。大学当時の同僚かも。
今のように、年中栽培する器具も培養地もなかっただろうし、合ったとしても、生物学部が優先して利用していただろうし。それ以前に、有用作物でなく、指標にもならないヒルガオという対象物であった。
種子が付かない・解明されていない なぜか というのが唯一の武器だった。 ここでの成果は、種子の特徴として、生まれたときから多胚性種子であり、本来ならすべての芽は、茎葉として、地上へ成長すべきものですが、ヒルガオに関しては、一部が地下茎として地中で成長し、、将来に栄養繁殖するという新たな点が、評価されたのではないかと思われる。種子の段階からの本能としてすでに持っている。
いずれにしても、趣味の園芸上としては、一般性がない。
なお、濃硫酸浸漬法は、大量の種子を短時間で、殺菌と硬皮打破が簡単に処理できるということで、利用されているようです。多分動物に食べられた種子の発芽抑制物質が胃酸で除去されるということから来たのかもしれません。これも一般性がない。

他方の栽培ブログの方は、冬に失敗した と表示されているので、これもアドレスを紹介しませんでした。

ヒルガオ 2014/08/28(木) 17:07:28
昼寝しながら、タイプ打ちしていたら、終わってしまいましたね。

BОB 2014/08/28(木) 18:46:25
ありがとうございます。
冬は暖かいところに置き、砂を撒きす。室内にはおかず、外で冬越ししてもらう事にします。 お二人とも今回私の園芸に付き合って下さりありがとうございました。

BОB 2014/08/28(木) 18:47:55
2行目正しくは「砂を撒きます」です。「ま」がぬけてしまってすみません。


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