雑草の種が欲しい

[園芸相談センター]の過去ログです

たか 【関東】 2014/08/25(月) 13:36:23
雑草(差別用語のようですね)の種は、どこで売っているのでしょうか。
早急に手に入れたいのですが。

花梨 【関東】 2014/08/25(月) 14:12:29
だいたい雑草と呼ばれているものは駆除の対象になっていますから
種子の販売はないように思います。
たかさんが仰っている「雑草」が何なのか、何のために種子を蒔きたいのか書いてくだされば
採種の方法などはお答えできますが。

ぶるこ 【甲信越】 2014/08/25(月) 14:26:37
こんにちは。
雑草の定義って植えていない蒔いていない、育てていない植物を言いますから
種を蒔いて栽培すると雑草でなくなります。
春の七草などが良い例なのでは?
時期になると販売されていますよね。
ミントなどのハーブも海外の雑草ですし。

雑草 2014/08/25(月) 15:07:29
雑草とは、栽培目的でない植物のうち草本植物を示す。及び、それに準ずる植物も含める。概ね栽培管理しなくても、生態的に、自然調和することに、特徴がある。

利用目的や雑草栽培(畑や植木鉢等乾燥地か水田沼地等湿地性か)が不明です。
又、発芽成長も季節によりことなります。

今頃なら、品種別の種子は、堤防・空き地・農道などの未舗装道路脇に沢山実っていますから、穂先をしごくように採取すればよい。
草刈り後なら、表土1cmほど削り取れば、その表土1m角で、数億個の種子が散らばっています。本来なら、冬場に表土を集めた方が良い。
その土を3日ほど天日干しして、土を解して、水に溶かせば、種子は浮いてくる。又比重の重い種子は、沈殿物の表層に堆積する。これを分離すればよい。

牛馬羊等放牧地で、うんちを拾い集め比重分離する等。

酪農関係の人に聞けば、有力な牧草の種子情報が得られるかもしれません。
粟・稗・西洋芝・白爪草・レンゲソウ・タンポポ・ストロベリーキャンドルなどクローバー系・カタバミオギザリス系なら、市販されている。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2014/08/25(月) 20:43:28
まずは欲しい雑草の種類名と、何故欲しいのかの理由もお書きに成った方が目的の達成も早いのではと感じますが・・・。

ただ、その種類や目的によってはその種の入手や人為的栽培がかなり難しい物や(雑草と言うのは案外人の手によって植えられ管理されると弱い物が多い)、目的に使用するにはあまり良く無いという理由をご存じであまり良く思わない方もいらっしゃるかもしれませんが・・・。

できるだけ新規の土地には導入させない方が良い植物の種類があります。一度土に蒔いて芽が出てしまえばあっと言う間に殖えてゆき目的が果たせた頃には家の周囲近所にまで逸出してしまい、すでに絶やす事が困難になっている様なもの。例えば元々外国の植物であったのに今では日本の何処でも見られる様になってしまったセイヨウタンポポとかオキザリス類とかナガミヒナゲシなど。
これらの栽培にはかなり気を使い基本容器栽培で使用後の土も焼却処分か地域ゴミとして処分してしまわなければなりません。花が咲けば実が付かない様に全て摘み取ってしまい、株の千切れた一部や根からでも簡単に根が生え殖える物やランナーなどで逃げる性質なら、殖えた分は全て切り取り燃えるゴミとして廃棄処分するなど日ごろの管理を油断なくおこなう必要があるので手間暇がかかります。もし近所にも生えてしまえば、あなたが持ち込んだ事により確実にご近所の皆さまにこれからずっとご迷惑をかけてしまいますので・・・。
うちは農家の畑地の隅に積まれた牛フン堆肥から発生したコウリンタンポポがかなり離れたうちの庭にまで辿りついてしまい、あまりの繁殖率にすでに絶やせなくなっています・・・。アレロパシー性質を持つ雑草が増えてしまうと今までの自生植物が枯れて生えなくなると言う弊害も多いです。

ありふれていても実は外国原産の植物だと言う物は多く、種類によってはもうすでに外来生物法と言う法律で栽培禁止となっていたり、要注意植物とされ出来るだけ栽培しない様に進められてしまっているものも・・・。
また、日本原産の「ありふれた雑草」と思っていても実は「地方型」を持つ植物と言うのも少なくありません。例えば日本原産のタンポポ類もこれにあたります。セイヨウタンポポとの交雑が一番酷い例ですが、他の都道府県で自生していて土などと一緒に持ち込まれた近縁種と交雑してしまって地元に昔から生えていた純粋な遺伝子のニホンタンポポやエゾタンポポは絶滅したとか絶滅寸前と言う話は良く聞く話です。生物でも、地元では激減したホタルやメダカを他県から導入し放流したところ地元の種と交配してしまったなど不都合が出てしまい今では放流することは控える様にお達しが出ているケースも・・・。

植物や昆虫などの地域個体との交雑は一見人間にとってはたいして問題ではない様に思えても、地元に定着する在来の虫など地元自生植物と密接な関係のあった生物には大いに問題な事で、植物の自生状況が変わると特定の種の生物の生息数が激減などの生態系への影響があるそうです。
特に花の蜜を吸う虫の特定の種に影響が出たり、逆ケースでそういう虫に依存するスミレ等の植物に顕著に見られるのだとか(セイヨウマルハナバチの盗蜜によりスミレ類など距のある花が受粉できないとか、日本のマルハナバチとの交雑種の出現)。昆虫と植物が共存していれば昆虫が交雑すると植物は子孫が残せなくなると言う影響があるのです。
これらの理由から迂闊に遠い地域に生えていた雑草植物を導入してしまうのは地元の生態系をかく乱させる恐れがあるので、植物の種類によっては持ち込む事はあまり良く無い事だったりします・・・。

北海道は自然が多いねとよく他県の方に言われますが、平地はおろか結構高い山までかなりの率で外来植物に侵略されています。道内地方型の在来種はもう絶滅しているだろうという植物も珍しくありません。
これは開拓期に明治政府がアメリカ式農業を推奨し外国の植物の導入を盛んに行い、昔は鉄道が全道各地に網の目の様に張り廻らせた結果です。穀物や家畜の飼料に紛れた外来植物は線路沿いに撒き散らされ、沿線沿いから広まったので駅の側ほど外来植物が豊富に見れたりします・・・。

上記のこれらの例を避ける為には、もし日本原産の雑草の種子を入手するならインターネットなど全国対象の広い範囲から種子を探すのではなく、「できるかぎり近場(遠くても県内)から入手する」のが望ましいです・・・。新聞(地方紙)の掲示板コーナーやタウン誌の読者コーナーの「お譲り下さい」で募集した方が、地元生態系に影響が少ない物が入手できると感じますが・・・。


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