八朔の葉が変

[園芸相談センター]の過去ログです

エレン 【近畿】 2014/08/03(日) 23:51:49
質問タイトルが不十分だったので再送信しております。
八朔の質問なのですが7月ぐらいから葉が黄色く去年の新芽より薄い黄色で点々というかまだら模様になっていたり色が薄かったりと元気がありません。葉が最近落葉してきましたが枯れたような症状ではなく黄斑病かなとは思っています。実は10個程度ついていますが最近落ちているように思います。放っておいても大丈夫でしょうか。虫害ではありません

八朔 2014/08/04(月) 14:13:55
見ないと解りませんが・・・・

解説のように病害虫がないとして、天候による生理不順(高温乾燥)と想像します。

ちょうどそのころ大阪・京都南部奈良平地には、例年になく雨量がなく空梅雨の好天候が続き、気温も高かった。
土も、排水がよく乾燥しやすい性質があり、株元の日当たり強い(株姿として縦型もしくは、樹高が高く下葉による日陰がない)環境。
と想像されます。
その他、土に有機質が少なく、表土を始め、根の周りの土が陳腐化して、硬化している。植え付け時に大きく深く広く耕して腐葉土と混ぜていないなどもあります。
・・・・蜜柑の株元は、収穫1ケ月前までは、敷き藁で厚くマルチングすることが簡明です。

八朔で、実が10個しかついてない?
樹が小さいか、土が陳腐化していて、根の生育が悪いと考えられます。
その他極端な裏年やいつまでも果実を摘み取らなかった・土壌乾燥による落花も考えられます。
八朔ならどうでも良いことですが、剪定のタイミングも下調べしておいた方がよい。
ある意味果樹は、剪定のタイミングと剪定の位置取りが命かもしれません。

本来なら、株元の土を耕し、腐葉土を漉き込み、土をフカフカにしたいところですが、技量にもよりますが、時期的にタイミングが悪いですね。腐葉土で厚くマルチングしておけば、やや安心かもしれません。
本来なら、敷き藁がよいのですが、今や貴重品ですね。

マルチングの意味・・・・排水保湿・断熱保温・通気・土の流失飛散防止を促進させるとともに、微生物を育む。微生物は有機質を分解し土を耕す働きもあります。

エレン 【近畿】 2014/08/04(月) 19:58:04
ありがとうございます
高畝にしており下に洋芝がはびこっていてどちらかというと
湿っています。木高さは2mくらい。樹齢8年くらい日当たり問題なしです。確かに気勢はないように思います。実家は10mくらいになっています。隣に温州ミカンが植わっていますが気勢は良いです。間隔は1.5mくらいでしょうか。養分を取られているのでしょうか。
しかし去年はよかったのですが、確かに隔年で気勢が変わっている気がします。

八朔 2014/08/04(月) 21:22:00
土の乾燥ではないとすれば、やはりハダニか微量栄養素吸収不良か
http://www.tomatec.co.jp/hiryo/deficiency.html
http://www.mikan.gr.jp/byocyu/seiri/oukayou/oukayou.html

肥料過多はないとしても
http://www.ja-aichi.or.jp/hiryounouyaku/fert/sick.html

隣の温州蜜柑が緑々している。・・・ok
芝生も瑞々しく葉の一枚一枚は広がっていて、丸まっていない。・・・ok
高畝植え付け。・・・ok
八朔の株元まで芝生が生えている。・・・・ok

注・・・okとは、私が独断で想像しました。
結局 原因は解りません。
もう一度1から考えられる障害をチェックしないと仕方がありません。
害虫(根・幹・葉)
病気や天候環境による影響はないとして、
土壌による微量栄養素の偏在的不足(土壌の一部の消耗流失枯渇と肥料間で相殺し合い無効化する・塩として葉に蓄積されるなども)

それでも解らなければ、ただ茫然と祈りながら様子を見るしかありません。

趣味の園芸で、そこまでする必要があるかわかりませんが、
応急処置・気休めとして、「芽根出〜る」などの活力剤の葉面散布をすることも一つの方法かもしれませんね。

基本的に、私の園芸方針は、ほりっぱなしの自然派です。
反面、同じ努力するのなら、100%の失敗を覚悟の上、世の定石をことごとく否定し、新たな方法で同じ結果を得ることです。
極端な話、チュウリップの球根を埋め育てて花が咲けば、その種子(果実)は、蜜柑やバナナでなければ気か済まないという極論派でもあります。
同じ枯れるにしても、命ですから、その命は、尊び弔わなければならない。 そのためには、何かを学び取り役立たせないことには、滅び行く命に申し訳がないと思います。
ということで、経過観察はしっかりとしてくださいとしか、言いようがありません。

エレン 2014/08/04(月) 21:47:43
ありがとうございます
その通りです。冬に牛フン堆肥
春に化成肥料や油粕を与えています(たまに液肥料も)。植え付け時は改良して有機質のものを入れてふかふかです。(ミミズもいっぱい)しかしながら写真を拝見させてもらいましたが良く似た症状ですね。しかしKかMg不足かどちらかはわかりませんが、あとは思い当たるふしはコナジラミの大量発生で市販の野菜用のスプレーやスミチオンを希釈率を守って数回散布しました。薬害ではないですよね

八朔 2014/08/04(月) 23:24:53
お手軽市販農薬の使用に関して、

取扱説明書の指図とおり使用している限り植物に対する薬害は無いと考えてよいでしょう。又、信じないと仕方がない。
人体に対しては、個人個人の体質と体調によりますから、解りません。


薬害は、対人であれ、農作物であれ、濃度が極端に高い・濃い(希釈倍率が低い)時には、急性中毒になります。短時間で症状が現れます。

お酒に例えるなら、急性アルコール中毒・酔っぱらう・吐き気発熱・二日酔いするイメージ。泣きじょうご・良く笑う・良くしゃべる・小便が近くなる・気が大きくなる・意識がもうろうとする・暴れる等感情抑制力の低下も含めてよいでしょう。

濃度が薄くしては、効果がありません。たとえ少量でも、長期間継続すれば、解毒分解されなければ、蓄積し、慢性中毒になる 可能性があります。 この場合には、長期間たたないと症状が現われません。

酒に頼る・肝硬変・糖尿病・おなかが出る・常に赤ら顔など

スプレー式は、農薬の粒子が細かすぎる結果噴霧ムラや飛散がほとんどなのと気化熱による凍傷を引き起こす可能性がある。3-3ルール(30cm3秒噴霧3秒休止)が望ましい。

コナジラミの駆除は、お手軽農薬として、アクテリック乳剤しか効果が認められない。 又、散布後ビニールなどで、植物を密閉した方がより効果が高い。

いずれにしても、卵に対しては、いずれのお手軽農薬も死滅させる能力は無いと割り切った方が無難です。従って孵化して、幼虫にならないと効果がないので、1-2週間毎に数度噴霧する必要がある。
ここで難儀なことに、総使用回数と使用休止期間が、邪魔になる。
残る手立ては、大発生する前の、早期発見早期駆除しかないことになる。
歯磨きの励行・定期健診・虫歯歯周病は早く治療する。のイメージ。

このようなところでしょうか

八朔 2014/08/05(火) 00:18:10
補足
趣味の園芸において、施肥量と施肥回数にもよりますが、肥料をそこまで与える必要があるのか疑問に思います。
金柑・八朔・夏みかんなら、寒肥として、腐葉土を漉き込むだけで、十分と思います。
後は、剪定のタイミングと切る位置程度でよいのでは。
後は、病害虫の防除と開花時に雨が降らない事を祈るのみ。

剪定も、考えることがわずらわしいので、丁寧に果実だけ摘み取らずに、枝ごと大きく切って、その後枝付果実の果実と枝を分離し、果実のヘタに指を滑らして引っかからないかの確認すればよい。引っかかるようならもう一度切る。つまり2度切り3度切りすればよい。
又、摘み取るのに邪魔になる枝や極端に伸びた枝(徒長枝)もついでに、切除けばよい。
2mや10mといえば、収穫する事だけでも疲れる。再び剪定するのも嫌になる。 それなら収穫と剪定を同時にすればよいと思いますが。
とにもかく、身長以上の作業はしんどいものです。梯子か踏み台や高枝きりハサミが必要となる。いずれも危険を伴い、しんどい作業です。
高さ制限の必要も

横にはびこれば、枝をかき分けかきわけしながら中心へ進むこともしんどい。しんどければ、邪魔になる枝は、切り払えば見通しもよくなり楽になる。見通しが良くなれば、日当たりも風通しも良くなり、病害虫の発生も抑制される。 切れば新芽が生え枝数も増えて、花芽も増える。

といって、太い枝を切れば、花芽が減るばかりか、数年間収穫が落ちる。それ以前に株が枯れる恐れも出てくる。

となれば、どこに花や実をつけたら、作業が楽なのか美味しいのか沢山とれるのかを日々の観察から学ぶ必要があるのかもしれません。

簡単に言えば、蜜柑に支配され振り回されるよりも、栽培者の好みに合うように、コントロールした方が、お互いの為に良いということにつながると思いますよ。
太い枝を切ることは、戦争と同じで残酷なことです。
こまめにコチョコチョと剪定することは、教育(教え育むこと。協議 話し合い)と同じと思いますよ。
手の届かないところを掻いてあげる。手の届かない背中を洗ってあげるような行為に似る。

べっぴー 【近畿】 2014/08/05(火) 10:34:35
八朔さんのように、ベテランではありませんが、私も一言いいですか、葉色から全く単純に考えると、窒素不足か、マグネシュウムか、マンガンか、鉄分不足かと。しかし、地際の幹に360度きっちり確認してカミキリの穴がありませんか。そのほか、去年や一昨年にカナブンが大量発生しませんでしたか、その場合は、根がやられている可能性ありと思いますが。

エレン 【近畿】 2014/08/06(水) 00:06:39
みなさん ありがとうございます。
できればこの週末でも写真撮っておきます
虫はないと思います株元結構見ています。たまにカミキリムシが枝をかじった跡がありますがそれくらいですね

エレン 【近畿】 2014/08/17(日) 13:33:37
画像載せました
お分かりになられたら教えてください

べっぴー 【近畿】 2014/08/20(水) 11:12:37
本日、画像見ました。微量栄養素が拮抗的に作用して、栄養素の何かが不足しているのか、偏って過剰に働いているのか、私にはよく解りませんが、八朔さんの言われるように、すべては肥料のやりすぎのように思います。土も酸性化しすぎているかもしれません。冬場、有機質を中心にした配合肥料を適度に与えたら、あとは要らないのではないでしょうか。

エレン 【近畿】 2014/08/20(水) 20:05:52
[[解決]]
ありがとうございました
八朔さんのとおりにしてみます。


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