サボテンの土の再利用

この記事は[園芸相談センター]の過去ログです

うさやん 【北陸】 2014/07/13(日) 20:03:55
植え替えのためサボテン用の土(軽石、バーミキュライト,日向土、ゼオライト、肥料無し)を買ってきました。この土を使用後再利用したいと考えているのですが、方法はあるのでしょうか。このような見た目こまかい石ばかりの土でも使用後は成分に何か変化があるのでしょうか。
すみませんがよろしくお願いします。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2014/07/14(月) 11:07:36
再利用は処理さえすれば一応可能ですが、バーミキュライトなどの脆い資材が混ぜられてしまっている製品の場合だと、とても手間暇と場所が要りますよ・・・。
植え替え時の古土には使用しているうちに粒が崩れ粉状になった物が多く出てきやすいです。再利用時に、もしこれが多く残っていれば徐々に水はけが悪くなってしまい、サボテンの生育に影響が出る可能性があります。
また、鉢植えで植物の根が放出した不用物質(動物で例えれば糞尿)が土に溜まったままだと植物はだんだん弱ってきやすいです。
サボテン用土からこれらを取り除くのに、土を何度も洗い粉を洗い流してから更に暫く晒しては水を何度か取り変え不用物質を取り除いてから、よく広げて干して乾かします。この時に出る濁った水は下水に捨てると下水の集合マスに沈殿し溜まって流れなくなってしまうので屋外に捨てるのが良いのですが、そのまま捨てれば風が吹くつどに舞って周囲に飛び散り周辺に迷惑をかけますから、あらかじめ深めな穴を掘っておいて洗った際に底に溜まった潰れて粉状のバーミキュライトなどの沈殿物と共に捨てます。庭などが無い場合には飛び散らない様に注意しながら乾燥させてから、地域指定の「不用土の処理方法」にしたがって処分します・・・。
粉を取り除くのに篩にかける方法もありますが、バーミキュライトなどが混ざっている場合行うには周囲に迷惑をかけない屋外の誰も来ない広い場所が必要で、粉は細かく軽く空気中に長く留まりますから目や鼻口に良くないのでゴーグルと防塵マスク着用で必ず屋外で行う必要が。でも結局不用物質の方は水に晒さない事には抜けないので結局篩ってからよりも、最初から水で粉を洗い流しておいてから晒した方がまだ面倒じゃありません。
昔セントポーリアの栽培時にバーミキュライト多用の配合の土を使っていましたが、この場合は再利用は難しかったので植え替え時の古い土は普通ゴミに混ぜて燃えるゴミで収集に出すか(その頃住んでいた街では認められていた)、庭に深い穴を掘って埋めて処分していました。

私は多肉植物に軽石主体ではありますがバーミキュライトなどの入ってない潰れにくい物だけ配合の物を使用していましたので再利用はまだ楽な方で、何度か洗って晒して乾燥させておいたのを保存し、葉挿し時に使用する少し前にまた熱湯で殺菌して乾かして使用。又、自家交配して出来た種子の発芽には熱湯で殺菌のまま冷まし、適宜湿った状態を保って使用する事ができました。

洗って晒して乾燥した処理済みの物をまたサボテン栽培に利用するには、サボテン生育に必要な資材やミネラルを適宜補ってブレンドする必要がありますが、土やミネラルなどの性質や知識が無い事には適切な配合と言うのはかなり難しい事ですね・・・。

一番無難なのが、他の植物の栽培土に混ぜて使うのが良いです。サボテン用土を多く使って混ぜたいのなら、ピートモスなど他の土資材を混ぜて多肉植物の仲間でも少し水持ちの良い土の方を好む物(例えば花月などのクラッスラ類)に使ったり、水はけが良い土を好む植物や荒れ地や礫地を好んで生え育つ性質の植物を植えるのが良いでしょう。マンションなど庭の無い家での鉢植えの場合は鉢の材質の違いから置く環境によっては生育に支障が出易いので、植物に合わせて厚手のプラスチック鉢や保水性の良い土資材の追加などで水分の乾き具合を調整する必要があるかも。

もし私が本州でサボテンの不用土を使って屋外で植物を栽培するなら、鉢植えの場合だと乾きが良過ぎて個人的に管理が大変な事もあるでしょうから、庭に地植えできるものを選ぶでしょうね。
日本の屋外で越冬出来るセダム類や朧月などの多肉植物の植さいコーナーや、小規模なロックガーデンを作ってロックガーデン向きの植物を植えて楽しむと思います。どちらも基礎部分(深い部分)を水はけ良い砂や石などで作り、栽培土の方はサボテン不用土に適宜他の土を混ぜてそれぞれの植物にとって最適な程度の水持ちを持たせれば大丈夫ですから。
これに似た環境で小型なものだとイギリスの庭で、古い石製の飼い葉桶(馬の餌いれ)のトラフと呼ばれる物を再利用し、底に穴を開けてから土を入れて多肉植物をセンス良く植え込み、それを庭のアクセントに置いて楽しんだりしていますよ。

もし白っぽい軽石などの色が汚くない物であれば、軽石部分だけ取り分けておき保存。サボテンを新しい土で植えつけた際に表面の何センチかにこの再生軽石を敷き詰めて化粧土代わりに使う(特に、新しいサボテン用土の見た目が悪くサボテンの色が映えないと感じる場合に最適)と言う利用法もありますよ。

うさやん 【北陸】 2014/07/15(火) 19:52:58
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ばんざいうさぎ様、ていねいな解説有難うございます。
早速、土を指でつまんでみると簡単につぶれるものがありました。これが粉状になってしまうのですね。花の土の再生方法も面倒だと思っていましたが、この土の手間もなかなか大変そうですね。しかもサボテンの生長に必要なものをブレンド・・・経験の少ない私にはハードル高いです。でも全部捨てちゃうのももったいないし、他の利用方法をいろいろ教えて下さったのでそちらでチャレンジしてみようと思います。
とても参考になりました。有難うございました。


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