ハマナスの花が咲きません

この記事は[園芸相談センター]の過去ログです

ハヤサチ 2014/07/05(土) 23:14:02
4〜5年前から地植えしてあるハマナスの件でお尋ねします。新しい枝や葉は元気よく成長しているのですが、7月に入っても未だ花が咲きません。蕾もできていません。(昨年は2〜3個の花が咲いたのですが...) 原因は何なのでしょうか?住居は南関東の海に近い温暖な地です。植えてある場所は比較的日当たりの良い所です。水遣りは雨、プラス乾燥しているときのみ。肥料は寒肥と追肥を通常のバラと同じく施した。(通常のバラは数多くきれいな花を咲かせています。)ハマナスのみが花付きがよくない理由が分からず困っております。どなたか対策も含めてよろしくご教示下さい。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2014/07/06(日) 10:31:33
北海道のハマナス自生地に住んでいます。海の浜辺には野生のハマナスが沢山咲いていますし近隣の地域では「市町村の花」のハマナスが
大きな道路の街路樹(植え込み)として植えられていて、今時期何処でも綺麗に咲いて良い香りを漂わせています。

ハマナスは購入されたものですか?一重咲きの大きな花弁で明るいピンク色のものですよね?白花の個体だとピンク花より育ちが遅く少し難しい印象はありますが・・・。

ハマナスは浜辺に咲く物ですので、自然環境では「肥えた土に生えていません」。砂は保肥性に乏しく保水性も良いとは言えません。
枝葉の育ちも遅くて過酷な環境で徐々にゆっくりと育つので大きく茂るまでにはかなり年月がかかり、浜風の強い日本海側だと、まるで足元で這う様に広がって花を咲かせていました。でも、そういう条件の良くない環境ほど沢山生え、沢山花を咲かせ沢山実を成らせています。

元々はとても強い性質の植物で、購入して入手された物であれば栽培されて何代も繰り返し殖やされているものですからある程度の他の土質への適応や余所の地域の環境への適応は有るでしょうが、それでも元々は野生の植物(原種)です。園芸品種の改良し尽くされているバラと同じ栽培法では、かえって不自然に育ち支障が出て来てしまうでしょう。
もし、自生地や自生地域で栽培されていたもの由来のを入手されたのなら、栽培は販売物よりも気難しく、お住まいの地域への馴化もなかなか難しいものと感じます。

まずは、一度は花が咲いているので日あたりは問題ないと思いますし、土も元々の土地(砂地など水はけの良い土)が基本に成っていれば(土を新たに入れていたり土壌改良していなければ)それほど不向きではないと感じます。
枝の剪定はまさか行っていませんよね?もしハマナスの花芽分化以降に剪定なぞしてしまえば花が咲かなくなってしまいます。ハマナスは基本剪定はしない方が良い植物です。

一番気になったのがやはり肥料の使用です。自然界では肥料にあたる物はせいぜい鳥のフンくらいですから、明らかに与えすぎです。
肥料を園芸品種のバラと同じ様に与えてしまっているのが花が咲かない大きな原因の様に感じます。養分が多すぎて花芽分化に支障が出て来ているのかもしれません。

野生の花と言うのは、ある程度保肥性・保水性の良い地に生える物なら土に養分を必要とするものはありますが、それでも人の手によって改良されている園芸品種から見れば必要とする量はかなり少なめです。特に元々痩せた土地や過酷な環境に生える物が、園芸品種と同様な栽培をされてしまうと、株の見た目が一見立派に育っても花が咲きづらくなる傾向は強いですよ。
私は山野草やワイルドフラワーの原種や、改良が浅い物を好み育てていますが土には堆肥を少し加える程度で、あえて無肥料で育てます。そうしないと本来の魅力(自然風の生え方や育ちかた)が失われてしまい不自然に立派に育ってしまい、花もあまり咲かなくなってしまうからです。

今一度栽培方法を見直してみて下さい。ハマナスが本来どういう環境に生えている物なのかを。インターネットで調べてみると「ハマナスに限った栽培の仕方」も見つかるかもしれん。

とりあえずの対応は、しばらく肥料を与えず様子を見ることだと思います。2年間くらい与えずに様子を見てみて下さい。それで蕾が付いてくれれば肥料を与えていた事が原因です。それ以降は無肥料の方が、株自体の育ちはゆっくりになるでしょうが花数は咲くと思います。

元々の自生地域からは外れている南の方の地域ですので、梅雨時の蒸れや夏の暑さなどが生育に影響する事もありえますが、花が付かない他は元気であれば、植物には花芽分化時期の条件に特定の温度帯というのもありますので(蕾の細胞が殖えて行くには温度が低すぎても高すぎても良くない)近年の温暖化など気象の異常なども関係している可能性もありますが・・・。

人によって園芸化し尽くされたバラと、人の改良の手のほとんど入っていない「原種バラ」では好む環境や栽培法がかなりちがいます。こちらの近隣では以前ハマナス自生地だから大丈夫だろうと大規模なバラ園が計画されていたのが、試験栽培で園芸品種のバラには向かない土地と解り断念してしまったほど・・・。

ご自分でも「原種バラ」のカテゴリーや、ハマナスに付いて詳しく調べてみると栽培のコツやヒントがみつかるかもしれませんよ。

ハマナス 2014/07/06(日) 18:48:35
色々な考え方もあるようですが、又何が正しい育てなのかは、結果論と栽培者の満足度です。
あいにく私のは、去年の秋に植え替えたので、春には30ほど一斉に咲いたものの花径は、例年の半分と小さかったです。
今後の2番花3番花に期待しています。
2番花は、7月の末を予定しています。
一重桃花と一重白花は、以前に処分しました
黄花は、買ってすぐに誘拐されてしまいました。
残るは八重白花と八重桃花です。

秋に植え替えたのと、その時に、植木鉢4号で、小さすぎて尚且つ地上部の大きさが高さ縦横1m強と大きすぎて、植木鉢が変形していた。
植木鉢もプラ鉢で、中々破壊することもできなかったので、植え替えた時には、根はほとんど残っていなかった。枝も当然取り除いたので、
電信柱を埋めた状態です。
従って、ハマナスがどのような花の付き方をするのかは、確証できません。 1mスタンダード仕立ての白花も、3本のうち1本だけ残った。こちらの花数は、大輪?普通サイズ3花でした、現在4花目が咲き出した。
過去の記憶をたどっての話。(八重咲き桃花)

基本的に、ハマナスの根は、花バラより成長力が弱く、植え替えた翌年は花数が少なく花径は小さいようです。
従って、私の持論である根を切って、植え替えをお勧めできないですね。・・・私は、根が活動しだす成長時期30日前に断根することこそ
その後1年間の生育を決めるものと思い込んでいますから、私はしますが・・・・

そこで、剪定をお勧めいたします。
本来なら、芽の動き出すひと月前に、花数重視なら、1/3カット(大きく元気な芽の上で)、
逆に花数より花径重視なら、地表より30cm以上の上で大きな芽を2-3残して、大幅に幹をカットする。小さな芽は、摘み取る。

花がないということは、幹が細くて、側芽が無かったということでしょうね。
スプレーバラ等花バラと違って、幹には花が咲かない・咲きにくいものです。太い幹(1cm前後は欲しい)から生えた前年幹(前年枝)の側芽に花芽が付く。その後、花が終われば、花の付け根の葉又は、その下の1-2枚目の新葉の付け根から生えた新芽に2番花が咲く。
ここが花バラと異なります。 花バラの場合には、3枚葉になれば花が咲き、2番花は、三枚葉の直近の5枚葉から生えた新芽に花が咲く。

極端な話をすれば、5mm以下の前年以前の幹は株元で、切らずに折って5mm以上のヒコバエが生えてくる事に専念した方がよいかもしれませんね。半分に切って挿し木するとか。・・・・太い幹の株立ちにさせる。

沢山の株立ちになれば、晩秋又は晩冬初春に、5mm以下の細い幹は、株元できる。太い幹は、好みにより下から30cm〜2/3残す。又は、間引き剪定・軽剪定を繰り返し、幹又は副枝から生えるだろう花芽を選ぶ。・・・一番花
この時に株立ちの幹の長さに高低差を付ければ、面白い。

2番花〜は、好みの位置に咲かせるように誘導する。

いずれにしても、根張りが弱いので、植え付けるときに、大きく深く広く掘って、粗い砂か軽石と腐葉土で、基礎固めをした方が良いように思います。
その後太い幹を選び株立ちにする。いくら伸びても、冬になれば止まります。止まれば、来年の花芽を作り、自然に幹も先が垂れます。
冬にならなくてもシュートの芽先に直射日光が当たれば、最初のような急激な成長スピードは、徐々に衰えてきます。
ここが花バラのシュートの成長スピードと異なります。

太い幹・根張りの2点が、ポイントかもしれません。

細かく言えば、落葉後には冬が来て、冷たい強風に晒されて、ハマナス自身が自分の棘で、こすりあって、自然淘汰しているようにも感じられます。(枝の選択)
ハマナスの棘は、最初は鹿の食害からの防衛かとも思っていましたが、
どうもそれだけでは無いような気もします。

棘といえば、果実の中にも棘がある。
又 薔薇と違って、この棘も2年以上たてば、自然に朽ちて無くなります。
ある意味、棘のない旧年枝が5mm以上なければ、花が咲きにくいので切り捨てるという、判断基準にもなるかもしれません。
一番困るのが、挿し木の植え替え時の棘ですね。
ハマナスには、まだ一杯の緻密に生えた棘が残っていますから。
薔薇と違って、挿し木した翌年には、ほとんど花が咲かないので、花色が解りにくいもので植え付けに困ります。


この程度ですが、参考になれば幸いかと。

ハマナス 2014/07/06(日) 19:47:09
先の話ですが、果実が実ったら、果実の下に新芽が生えて2番花が咲るかどうか

確か、実が付いた枝には、今年は新芽が生えなかったように思います。
つまりその緑軸には、2番花が咲かずに、そのまま短い枝のままで、冬を迎えたように思います。

ハヤサチ 2014/07/06(日) 23:45:35
ばんだいうさぎ様、ハマナス様、詳しいご説明ありがとうございました。自分の勉強不足を反省しています。
ばんだいうさぎ様:この苗は北海道網走に近い有名なハマナス自生地で販売されているものを購入・植栽したものです。自分の住居地は神奈川県の南部です。花はピンクの一重。昨年初めて花を咲かせましたが、それまでは全くだめだったのでやはり当地の気候・土質に合わないのだと諦めていたのですが、昨年花が咲いたので今年もと期待していたものです。剪定は冬の1月初旬に行いましたが、花芽が形成された後の剪定となっていたのでしょうか?今後は施肥を中止します。
ハマナス様:新しい枝も沢山出てきていますし、葉も繁茂していますので植え付け時の根切れの影響は既に脱しているものと思っております。剪定時期を間違ったかも知れません。通常のバラと同じく1月初旬に剪定を行いました。花芽の形成される時期は(関東南部では)何時頃でしょうか。枝の太さは太いものでは約1cm前後はあるようです。
引き続き、よろしくご教示頂きたく。

ハマナス 2014/07/07(月) 15:24:31
改めて、ハマナスについて、いろいろと調べたり、考えたりしました。
思いつくまま、書いてきましたが、いつものごとく、クラッシュして送信できずに、消えてしまいました。

要約しますと

>ハマナスの花芽の形成される時期
日本中探しても、誰も解っている人はいません。
この件に関しては、末尾で・・・

・・・日本人の国民性の一つに、目新しいもの以外の基礎学問?には関心を持たない。 日常生活に支障がなければそれでよいし、支障があれば避けて通るのが定石との慣習が根強い。 ハマナスは、現代花バラの元祖ですが、(HTはハマナスがなかったら存在していない位置にあります)、自然の状態でも、花芽分化に無関心でも、綺麗に咲き揃います。

剪定時期も、いつでもどの位置でもよい。ただし、新芽蕾が確認できれば、新芽を選んで剪定する必要があります。
北海道では、雪害凍結対策の為、街路樹用ハマナスは、幹長30cm強と短く切っているようです。

>枝の太さは太いものでは約1cm前後はあるようです。
この太さなら花がたくさん咲くはずですが。

前年枝(棘があって茶褐色の肌)の葉の跡から、新芽が沢山生えてきませんでしたか。 この新芽が日当り芽3cm〜日陰芽20cm以内に育ったら一番花が咲くはずです。

蔓バラのように、一本の茎が枝も張らずに、紐のように伸びたら花は、極端に咲きにくいです。



花芽分化時期は、誰も解っていないの続き。・・・・ 

私の仮説

野バラは一期咲で、花芽分化時期は夏の暑さで形成される
ハマナスは、四季咲きですから花バラのように、新芽が生えたら花が咲くと思い込んでいました。・・・以前の間違った考え方で少し軌道修正
が、一期咲バラと四季咲きバラの中間的存在で画一して、花芽分化するものではない。両方兼ね備えている? というより、新芽の成り立ちと環境により、変化して安定しないグループと本日より仮定しました。
概ね冬芽が成長段階で、花芽を形成し、晩春初夏に一斉に咲く。・・・陽射しと気温の影響。 この段階の新芽は、棘のある前年枝からはえる。
一番花の後で遅咲き芽の一番花がパラパラと咲く その後一番花の跡直近から生えた新芽に2番花が咲く。 この段階は当年枝の緑軸から生えた新芽に咲く。
以下繰り返し。 ところがある一定平均気温より暑くなると、果実の生育とも重なって、花芽分化をしなくなり花が咲かなくなる。 葉影などやや涼しいところに生えた芽は、数は少ないものの花芽を作って秋花を咲かせる。

新芽の性質に種類があるというより、条件が揃えば花が咲くように変化する。
花の咲くような変化の多い時期に、花が一杯咲く。
花芽分化時期というより、花芽に変化した時期と考えた方がよいのでは
無いでしょうか。

この点は、花バラが5枚葉から3枚葉に変わったら花が咲くのと似ている。四季咲き花バラに花芽分化時期はない? 通常意識しません。
従って、四季咲きバラに剪定時期はない。いつでも好きな時期に好きな位置できればよい。 通常春バラの開花を意識しますから、冬に大幅に切ることが定石になっているだけです。
ただ気温が高ければ、大きな蕾が付きにくく、花も綺麗ではないだけ。

ハマナスの場合には、 私は
水平方向より60度(垂直方向から30度)の斜め真上から、新芽を見下ろした場合に、葉が生い茂って茎が見えない新芽には、花が咲く(葉と葉の間隔が短く緻密に生えている)
葉の間から茎が丸見え(葉と葉の間隔が長く緻密でない)の場合には、花が咲かないか、遅く咲く芽伸びとして、判断しています。
新芽の伸びは、日当たり芽で3cm〜日陰芽で20cmまで伸びたら花が咲く。それ以上伸びても花は咲かないか、相当の日数が遅くなる。
いずれにしても、花の咲く芽(成長点)に変われば、葉と葉の間隔が短くなり緻密になる。
逆に考えれば、葉と葉の間隔がいつまでも短くならなければ、芽摘みして、側芽を誘発し花芽を期待する。
尚5nn以下の細くひ弱で葉の間隔のあらくのびた新芽は、花が咲かないものとして、付け根から切る摘み取ればよい。
ということになる。
果実のついた枝には、新芽が出ない、花が咲かないので、付け根分岐点から切る・摘み取る。


ハマナス(一重桃花咲き)は、原種である。といっても、原始ハマナスの種類も沢山あるように思います。
ただ 区別する必要性がないのと簡単に区別ができないので、分類していないだけと思いますよ。
それぞれの原始ハマナスにも、それぞれ持った特別な性質を持っているようにも思います。 原始ハマナスの多様性とでも言いましょうか。
こういった意味でも、意見がバラバラで、画一的にできないのかも。
原始ハマナスの種類は、隔絶された区域毎に多数ある。
地域特産物の原始ハマナスには、自然に持って生まれた地域独特の性質がある。
その特性は、たまたま他の地域から運ばれてきた種子が成長し、地域の野イバラの影響を受けて、地域独特の性質を獲得し、その新種が新種同志結合又は最初の種子親系と結合し、新々種が祖先を自然淘汰しその地域を占領した。 
ハマナスはまれに、野イバラを受け入れたものの、反面、野イバラには、ハマナスを受け入れなかった。 従って、日本の自然の野イバラには、ハマナスのような大輪咲きも桃花もない。

ハマナスの南下と野イバラの北上化と出会いが、地域地域のハマナスの性質を作ったのかもしれません。 その間には幾たびかの地殻気象変化もあっただろうし。 200-300km単位で、違う性質の原始ハマナスが生きているように思います。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2014/07/07(月) 16:42:03
>ハヤサチさんへ

あのー、私のHNは「ばんだいうさぎ」ではなく、「ばんざいうさぎ」ですので・・・。

網走は偶然にも私が子供の頃から約20年暮らした思い出深い所です。更にオホーツク管内の他の市にも住み、今は私だけ親の実家があるもっと北の方に住んでますが親兄弟が向こうに住みついているのであちら方面はかなり詳しい方です。

ハマナス自生地と言うのはサロマ湖の砂州にある原生花園か、知床連山を海越しに望む斜里方面途中のJRの線路沿いの原生花園の事でしょうか(どちらも観光地で人の管理がされていますが生えてるのは自生物なので一応名称は伏せておきますね)、買ったのはこのどちらかのネイチャーセンター施設の土産物売店内では?
もし斜里への途中の方のご購入なら、ほぼ確実に地元自生由来のハマナスの増殖物でしょうね。
私も前にそこの売店で山野草を買った事があり、その際に見たことのない木がブルーベリーの名前を付けて売られていて、何処の生産なのか聞いたところ店のは全て地元で育てた物との事でした。販売してるスズランは明らかにドイツスズランですしラベンダーなど外国種もありましたが、ハマナスに限っては、昔は香水の原料目的に花弁が摘まれて外国へ輸出されていたとかで元々の親株が他の土地から持ち込まれた可能性はほぼ無いと思われます。

北海道野生由来物で地元環境で育ったものだと、そちらとかなり環境が違うので、お育てになるのはちょっと難しいかもしれませんね・・・。
普通本州の方にも流通させるハマナス苗木はノイバラなどを台木に使っている接ぎ木物だそうです。それに対し北海道のお土産屋などで売られているものは大抵挿し木苗の自根物。北方性の樹木には、本州の近縁種の台木へ接ぎ木すると本州の暖かい所でも育ちやすくなる物が多く例えばライラックも自根物だと本州の環境は過酷ですが台木にイボタノキを使う事で近年本州でも広く植さいされ始めたそうです。
自根で生えている分、お住まいの地域での生育は順調とは言えないかもしれません。もし挿し木を行える知識・環境があれば早いうちに台木を用意して剪定時の枝を穂木にし数本接ぎ木して苗を育てておくと、もし何らかの理由で現在の株が枯れることがあったとしても、同じ性質の物を確実に残す事ができますよ(保険株)。接ぎ木苗で育てれば、おそらく生育の方はぐんと強化できるはずです。植物には実生で何世代か繰り返して育てると土地の環境に馴化するものも多いのですが、木の場合だと難しいですね・・・。


>ハマナスさんへ

ハマナスさんの仰っていたハマナスの黄花は日本原産由来ではなく、他の種のバラとの交配由来ですね・・・。
ロサ・ルゴサ(ハマナスの学名)の血統ではありますが黄花はルゴサハイブリットと呼ばれる交配由来の系統の品種物です。日本では「黄花ハマナス」の名で流通していますが、別の原種バラの血も入った「外国で交配が行われた園芸品種」なので(日本産ハマナスが使われている様ですが、その元になったハマナスの自生地は不明)北海道自生のハマナスと同じ性質とまでは行きません・・・。

八重咲きのハマナスの売られている物の中にはルゴサ変種のヤエハマナスの他に中国原産の「マイカイ」と言うルゴサの近縁のものも混同されて出回ってしまっていますので(白花のマイカイもあり)、一応お手持ちの物の特徴を今一度ご確認なさってみて下さい・・・。

近年北海道でもルゴサハイブリットの作出が盛んで「ローズハマナス」とか「ハイブリットハマナス」の系統名で呼ばれていますよ。すでに品種名付きで販売されているものも。ハマナスの花の形の特徴を生かしたいくつもの品種が作られ(反対に、ハマナスの耐寒性と丈夫さを利用し園芸品種のバラと交配している育種家の方がこちらの近くにおられます)、その中にはハマナスに良く似た八重咲きの品種も。これも来歴が解らなくなれば「八重咲きのハマナス」扱いになりそう・・・。

「本物のヤエハマナス」私も欲しいなと思っているのですが(ハマナスの花弁のジャムや、実のジャムを作りたい)こちらは栽培最適地。植えてしまえば蔓延ってしまう事は知人の庭を見て解っているので(自分自身も蔓バラやブラックベリーで懲りてますし)健康面からもあまり手を掛けられないので苗の入手には踏みきれずにいます・・・。
他のバラの血も取り入れられているので本物のハマナスよりも本州では育ちやすいかも?と感じます。もしご興味がおありなら是非検索なさってみて下さい。

ハマナスさんのお話の枝同士が擦れての枝の選択の話、面白いなと興味を引きました。お持ちの一重咲のハマナスは有る程度高く育つ系統の物ですか?
こちらオホーツク海側のも基本上に伸びて育つタイプなのですが、土地土地の環境で特徴が変わります。
網走の方の波が穏やかで弓状に緩やかな海岸線の細かい砂地の砂丘に自生するタイプ(ハヤサチさんのお買いになった物)だと庭木目的に内陸に植えればかなり高く育つんです(私の見たのは2メートル近く)。
今私が住んでいる北部の方の、外海で波が荒く小石の多い浜辺自生では強い海風や冬の積雪の少なさや流氷などの影響か1メートル位の高さで上に伸びなくなる特徴で、これは海から離れた場所に運んで植えても、これ以上高くは育ちません。
かなり特徴の違うのが日本海側で、札幌近くにある有名なハマナス群生地では地表を這う様な匍匐性に近い樹形。波と風の性か足元で半ば砂に埋もれる様に生えていて、花の形も一見別の花?と感じる様な一輪の花弁がかなり大きくて広がり気味な花。オホーツク海側だと北から南までほぼ同じ特徴の花で色も変わりが無いのに、その群生地では花色の濃淡の個体差が目立っていてオホーツク海側のハマナスを見慣れている私には「これも本当にハマナスなの?」と感じる物が多くありましたよ。

ハヤサチ 2014/07/08(火) 16:05:28
[[解決]]
ハマナス様、ばんざいうさぎ様(前回は間違って済みませんでした!)
お二人から詳細なご説明を頂き、大変奥が深いものだと理解致しました。これらを念頭に管理・育成を行い、開花するように努力して参りたいと存ます。ありがとうございました。


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