薔薇の蕾が突然萎れる

[園芸相談センター]の過去ログです

りっぷ 【四国】 2014/04/26(土) 16:23:40
今年はとてもバラが順調で、例年になく蕾をたくさんつけていたのですが、今、突然に次々と萎れているんです。小さな蕾が、先のところ10センチくらいでくたっとなります。バラゾウムシと言うものかと思い、茎を調べてみても、噛んだあとのようなものはありませんし、アブラムシも見当たりません、、、でもきっと何かの虫害なのでしょうね、、、どなたか対策を教えてください!

ぶるこ 【甲信越】 2014/04/26(土) 16:52:21
りっぷさん、こんにちは。
バラゾウムシはつぼみなどに丸く穴をあけます。
横傷があればバラクキバチの仕業なのですが。。
結構よく見ないとわからないんですけど見当たりませんか?

ばんざいうさぎ 【北海道】 2014/04/26(土) 22:46:01
20年くらい前、植えていた植物の蕾が何年間もバラゾウムシの被害にあって開花を見られずにいた経験があります。バラ科のポテンティラと言う、日本で言えばキンバイやキジムシロの仲間の中で茎が高く伸びて八重咲きの小花が沢山付くかなり大きくなる園芸品種で、その頃はまだ日本には流通しておらず外国から取り寄せた種子から育てていた物でしたが、株自体は大きく育ち葉が茂ってもバラゾウムシの被害で何年も一度も花は見られていませんでした・・・。

蕾が見え出すと、まだ小さいうちに萎れて枯れてしまいます。とても小さな虫が葉や下の土の上に居て、虫めがねで見ないと各部分が良く解らないくらいの小ささ。拡大して見た時の口の形からそれがバラゾウムシであると知りました。

私の場合は、ニーム資材を使ったところ劇的に効果があり、初めて花が見られて、その花の咲き方の見事さに感動したほどです。

その頃はニーム資材がまだ日本に入り始めた頃で、日本支店を持つ外国の園芸資材会社の通販で販売されていたニームオイルしか入手できずそれを使い、少量でもお値段がかなりの物でしたがとても効果がありました。英語の説明通りの量で水に溶かし、数日おきにたっぷりと噴霧し、それを蕾がすっかり大きくなるまで続けたところ蕾には一つも被害なく全ての花が咲いてくれました。

ニームオイルは、ニームの木のエキスを煮詰め濃縮させた物で、天然の殺虫効果があります。ニームの成分が植物の葉などから浸透。その植物の汁を吸う虫の体内に成分が入ると虫が拒食症状になって飢餓状態に陥って死んだり、成長が途中から阻害されて成虫に成れずに死んでしまうのだそう。海外では農薬扱いする所も有る様ですが日本では資材扱いで、虫以外の生物には害が無いそうです。

今では日本でも入手しやすくなり、ニームオイルの他にニームケーキと言う粒状の資材もあります。こちらの方は土に混ぜて植えつけたり根元に有る程度の量を敷くことで植物の根が数か月間エキスを吸収し植物全体に行き渡らせ持続し効果があるそうです。ニームオイルと違い効き目がある期間は人の手間も無く手軽に使えると思います。

ニームだとバラゾウムシ以外の吸汁害虫や食害昆虫にも効果がありますので、入手出来そうならニームケーキの使用を検討されてみてはいかがでしょうか。農家向けの大袋の製品もありますが、ネットショップなどだと小分けで売られる事もあるようです。バラの株数に見合う量の方を選んで購入されると良いと思います。
成分が土に浸み出し植物の根が吸収、それが全体に行き渡るまでには少し日数がかかると思います。蕾が見えて来てからの使用だと効き目が間に合わないかもしれないので、少し早めに使用しておいた方が確実で、更に他の虫の害も気にせずに済むのではないでしょうか。

もしニームケーキの入手が難しそうなら、とても手間がかかりますが私の行った様にニームオイルを水に薄め、空気圧縮式のハンディタイプの噴霧器などで数日おきに(私は5日おき位)、念のために開花間近までマメに噴霧すると良いでしょう。

詳しくはご自分でも「ニームオイル」「ニームケーキ」で検索されてお調べに成ってみて下さいね。なお、インターネット上の評判の中に「ニームオイルは効き目が無い・良くない」と言うのを良く目にします。販売会社によっては濃縮具合が違ったりはあるでしょうが、 おそらく1回につきの使用量が足りないか噴霧頻度(噴霧を続ける期間)が短い、水で流され易いのに天気の様子を見て噴霧していなかったり、エキスが浸透する前に植物に直接水をかけていたなどの使用法の誤りから来ている事もあるのではと感じます。

なお、生きたニームの木が「虫除けに効く」と謳われて販売されていますが生きたままの木では全く効果は無く、熱帯性の木で日本では栽培が難しい事が多く、まだ若い栽培している木からもしエキスを採っても薄すぎて使用できるだけの効き目は得られないのでご注意を・・・。

Jack9 【中国】 2014/04/27(日) 12:17:30

バラを育てるのなら、バラクキバチ・バラゾウムシ・チュウレンジハバチに対する知識は必修となりますので、是非一度、Googleで画像検索されることをお勧めいたします。
被害の様子が良く解ります。

>小さな蕾が、先のところ10センチくらいでくたっとなります

とのことですが、画像検索で同じような症状は見つけられましたか?

慣れてくると(変ですが)、比較的簡単に見分けがつくのですが、ぶるこさんの指摘の通り、傷口もよ〜く見ないと判りずらいものです。
対策も色々とブログなどには書かれていますが、率直にいってこれとお勧めできるものはありません。
ただ、ばんざいうさぎ さんのコメントのように、忌避効果を狙ったニーム資材が効果的という報告はネット上にも沢山あるようです。

私の場合は、庭にいる時は、この時期は殺虫スプレーを必ず携行してます。

ただ、萎えた先がチリチリと乾いた状態だった場合には、上記の被害とは違い、気温差が激しい時期特有の生理的なものです。
このあたりの違いは、言葉だけで説明するのは難しいです。
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りっぷ 【四国】 2014/04/29(火) 07:06:45
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さっそく、ニームオイルとニームケーキを注文しました!届くまでに心配でたまらないので木酢液をスプレーしてみました。ありがとうございました!頑張ってみます!

gardenfan 【近畿】 2014/04/30(水) 15:51:24
ニームについては過去に農薬登録されようとした経緯があるみたいですが結局農薬登録されていませんので、私は農薬としてお勧めしていません。
ゾウムシは先週も沢山我が家に訪れられていました。中性洗剤を薄めたコップをバラの蕾の下にして揺すると確実に捕獲出来ます。
ゾウムシのような飛来害虫は直接散布しなければ効果が出ませんのでバポナプレートを細かく切ったものを設置する方が簡単だと思いますが、有機リン系の農薬に敏感なご家族がいらっしゃるとアウトです。


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