根頭がん腫病らしきサクラの治療法

[園芸相談センター]の過去ログです

チャッピー 【関東】 2013/09/04(水) 10:36:38
1年半前、子どもの卒業記念樹に購入したサクラの苗木です。
接ぎ木をしたもので、はじめからその部分は膨らんでいましたが、この春ぐらいからその膨らみがどんどん大きくなってきているように感じていました。最近、この膨らみ方は異常だとやっと気づきました。園芸に詳しい方に見てもらうと、根頭がん腫病ではないかと言われました。その場合は、もう方法がないと思うけれど、記念樹ではねえ、と。
何か治療の方法はありますでしょうか?

たちつ 【近畿】 2013/09/04(水) 10:49:19

サクラの増やし方とは

>根頭がん腫病ではないかと
それはそれとして、判別がややこしいので、
>1年半前、子どもの卒業記念樹に購入したサクラの苗木
と比較的小さいので、
一つの方法として、取り木という方法もあります。

http://sakuramori.at.webry.info/200504/article_10.html
http://blogs.yahoo.co.jp/hanaboke8/36519461.html
http://hanatumibito.blog73.fc2.com/blog-entry-113.html
根が生えて、取り分け移殖し、根付いたのを確認してから、買った苗木を始末すればよい という方法です。


チャッピー 【関東】 2013/09/04(水) 11:48:07
早速ありがとうございます。
そうですね。まずはその病気かどうか判別が必要なのでしょうが……。
取り木の方法、読ませていただきました。「古い枝に」という表記が気になったのですが……若い幹でも大丈夫なのでしょうか。
また、一つ大きな間違いがありました。サクラの木ではなく、サクランボの木でした。すみません、違いはよくわかりませんが。実を楽しむために買ったものでした。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2013/09/04(水) 12:23:01
サクランボの木の場合は品種を把握していないと実が成らない事がありますが品種名はお解りになりますか?

サクランボの場合、自己結実性が低いものが多くて大抵は品種同士で相性の良い苗木をそれぞれ1本以上(合計で2本以上)植える必要があります。
一本でも実が成るアベック苗木(一本の台木に、相性の良い2品種の接ぎ穂が接がれて育ててあるもの)である事が確実であれば両方の枝が順調に育っている限り何の問題もないのですが、そういう特別な苗木で無く品種が解らないまま植えたとか、食べた果実の種子から育てた場合は相性の良い品種が解らず厄介です。

植えた木によっては花粉が少なすぎて実が成らない品種もあります。運よく受粉できても成る実の数が極端に少なかったり実が正常に育たない・味が悪い事があります。
もし品種名が解れば相性の良い品種(花の咲く時期が合い、花粉が多く相手の木の雌蕊に受精し易い品種)の苗木を買ってきて近くに植えれば、その木に花が咲き始めてから数年もすれば元々ある木に花粉が充分行き渡り美味しい実が沢山成ってくれるはずです。

もし品種が解らない場合は、もし可能なら新たにアベック苗木を買って植えるか、相性の良い品種同士の苗木を近くに一本づつ以上植えると、運が良ければ元々の木にも沢山実が成るかもしれません。
でも、近くに他の品種のサクランボを植えずに今のまま一本だけにしていれば花は沢山咲いてくれるものの、実は望めなかったり、いくつか実っても美味しくない可能性は高いです・・・。

サクランボというのは元々寒い所の果樹で、近年の地球温暖化で主要産地の山形でさえ高温による生育障害などが出ているそうです。関東での栽培では実を楽しむ目的だと難しいかもしれません。人間の都合に合わせて作られている果樹は本来の性質が捻じ曲げられて改良されているので、木が大きくなれば病害虫が付きやすく防除の薬剤散布が必要で、本来は家の庭に植えるのは向かないです(薬剤散布が近所に迷惑にならないくらい広い敷地なら問題ないですが・・・。)特に病害虫に強めな品種を選ぶと良い場合もありますが、植えている木がそうである可能性は低いかもしれません。(一般人に購入出来るのは改良前の普及種である古めの品種が多い)

もし関東で楽に栽培し、確実に実までを楽しみたい場合は「暖地桜桃」というサクランボの近縁種を植えた方が一本植えでも何の問題なく、実も充分楽しめると思います・・・。

たちつ 【近畿】 2013/09/04(水) 12:32:07

サクランボやモモは、ゴチャゴチャの継ぎ瘤ができるのは、普通と思って、私は、割り切っています。気にしていない。
園芸用花穂(挿し穂)に、異常がなく元気ならそれでよいと割り切っています。
接木苗で、一番気をつけることは、継ぎ瘤の下から新芽が生えてくれば、見つけ次第丁寧に付け根から除去することです。
一度生えると、癖になり出現しやすく、忘れた頃には、台座に乗っ取られる。果実サクランボでなくなる。
サクランボに関してなら、受粉相性の適否と野鳥に果実を先取りされることです。ものの一朝・半日で、サクランボは全部食べられてしまいます。寝て起きたときには、もうなくなっている。
買ったときの絵札に書いてあります。1本でも収穫できるという表示なり、記憶があれば、どうでも良いことですが。

緑軸は、挿し木用。当年又は、前年枝。植物の中には、どうでも良い数年前の枝でも良い場合もある。

取り木は、主に、挿し木できないなどの理由から、尤も効率の悪い取り木をするのであって、完熟枝(褐色枝で、そこそこ太い部分)が一般的です。

このような感じです。
・ 

oakland 2013/09/04(水) 12:33:06
根頭がん腫病なら、全身に菌に回っているので取り木しても意味ありません。
外科手術を施しても、完治しません。

チャッピー 【関東】 2013/09/04(水) 14:46:56
まず品種のことですが、1本でも実がなるという表示を見て選びました。暖地なんとか、という名称だったと思いますので、ばんざいうさぎさんがおっしゃる物かもしれません。
それから、挿し木できない場合の手段が取り木、とのことですが、この場合、挿し木ができないであろう理由は、根元の病気ですか?
最後に、根頭がん腫病であるかどうか、決定的な判断法はあるのでしょうか?今のところ、根元のこぶはすごいことになっていますが、植えのほうは見た目、大変勢いよく、元気です。

チャッピー 【関東】 2013/09/04(水) 14:48:34
植えのほうではなく、上のほうです。

たちつ 【近畿】 2013/09/04(水) 21:25:03

>挿し木ができないであろう理由は、根元の病気ですか?
病気が原因で、挿し木ができないの意味ではなく、もともと、サクラ自体の挿し木ができない品種が、多すぎるということです。
根が出にくい。脱水壊死する。
挿し穂を刈り取る時期(確保する時期)と土に挿す時期が、異なる日本の気候的な問題もある。 その他経済性とか色々
そこで、台木専用のサクラを利用し、園芸品種その上に挿すを接木するのが、効率的ということで、接木苗が流行っています。

取り木にも、株分けと茎伏せ(圧条・変形として?挿し木との中間として根伏せ・接木との中間として、併せ継ぎ)と高取の3方法がある。
前回の説明は、一般的な高取法です。

慣れないと枯れる・折れる・腐る・作業がややこしいなどの危険性があるので、説明しませんでしたが、前任者のご指摘の外科手術でも、良い。
それは、瘤を削って(疾患部を取り除く)、癒合防腐処理をし、樹皮が生え揃うことを祈る。
ことです。 こだわれば、余分な場所(枝)の樹皮を剥がして、その削った部分に移殖する(皮膚移植)の併用とか・・・・樹皮移殖は、樹が沢山アルとか大きくなければ、物理的にムリ

人でも、瘤・癌 悪性腫瘍・筋腫とか色々ある。生命などに悪影響がアルとか部品が壊死する進行する・危険性(患者の生命力と医療技術)・日常生活に支障があるなどでない限り、好奇心や営利目的でない限り、外科施術は、しない。

>根頭がん腫病であるかどうか、決定的な判断法はあるのでしょうか
その道に慣れた人が、専門家が病原菌を培養して、顕微鏡で見ないとわからない。多分そうではないかという、外観的診断です。・・・決定的の判断方法

想像ですが、営農家なら採算が合わなければ、無条件で、引き抜く伐採して、新苗を植えつけます。感情的な愛着なんかかまっておれない。時間と場所がムダ。土壌消毒をしたり省略したり。
その筋の研究家・指導団体・暇つぶし団体は別にして、こだわるのは、趣味の園芸家程度と思いますよ。
http://www.pref.shimane.lg.jp/nogyogijutsu/gijutsu/byougaityuu/gr137.html
趣味でもない一般人なら、気がつかない・付いてもほったらかしです。
無頓着ですから、かなり弱る・枯れてから気がつく。気がついたときには、 あぁー枯れたかという程度で、ゴミとして、始末したりそのままだったり。

人のガンでも、ほぼ成人すれば(時として生まれた瞬間から・受精した瞬間から)、100%ガン因子を持っています。ただ転移拡大するか・増殖進行し他の部品まで侵略するか、抑制防御しているかの違い。
と思いますよ。尤も人のガンは、生理の問題で、病原菌ではないですが。 イメージとして、取り上げただけです。

人間の病気も、わからないことが多いのに、植物のことなど、解らないことも多いし、原因がわからないのに、解決する方法など、解るはずがない。たまたま適当に治療したら(それなりの屁理屈はある)、治ったということが、連続しているだけ。信号無視や猛スピードで、走行しても、無事故無違反が連続してコールド免許保持している状態に似る。

極端ついでに、 鼻くそ丸めて黒仁丹、馬の小便水薬、白墨削って粉薬
といわれた時代もあった。
TVで、総合診療医ドクターGだったと思う。4人の医師が病名にたどり着くまでに、1時間かかっている。実際に医者へ行ったら1時間も診察しているか。そないに時間がかかったら、採算が合わないし、一日一人の医師が患者2人しか処理できない。TV番組とは言えそのようなものと思う。看護婦は昼飯を食っても、医師は昼飯抜きの人も多い。外科医師など、終わるまで、トイレにも行けないし、立ち続けで、しんどい事と思う。その上エイズや肝炎にでも感染したら、シャレにも成らない。

私は、世の中このようなものと思い込んでいます。


たちつ 【近畿】 2013/09/04(水) 21:28:54

サクランボの台木
下のほう
http://sakuranbo.org/cherry/mame.html
こだわりサイト
http://www.agri.hro.or.jp/chuo/photopics/daigi/daigiex.htm



チャッピー 【関東】 2013/09/05(木) 14:02:31
園芸の経験、知識がかなり乏しいので、深く感心しながら読みました。
今は元気なこの木も、何もせずに放っておけばだんだん弱ってくるということですね。
どこまで生きられるかこのまま観察するか、取り木にチャレンジしてみるか、あきらめて抜いてしまうか、のいずれかですね。
なってしまった病気は仕方ないのですが、ひとつ気になるのは、土を通して菌が他の植物に伝染するということもあるのでしょうか?
土壌に菌があるという表記がありましたので。
その点はどうしたらよいのでしょうか?


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