実生ケヤキの葉が落ちる。

[園芸相談センター]の過去ログです

MORI 2013/07/12(金) 00:35:28
一昨年の秋に種を蒔き、芽を出してから約1年半のケヤキなんですが、
今年の春に植え替え新芽も出て順調に育ってきましたが、6月の中頃
から葉が落ち始め、今では20鉢ほどある内の半分以上が坊主の状態で
す。
ビニールポットに植えてあり、南向きのバルコニーに置いてあります。
日当たりは直射日光は当たりませんが明るいです。ただ現在マンション
の補修中で防音シート?がかかっています。
水切れをさせたとは思えません。植え替え後、新芽が出始めた頃に置肥
(油かす)を置きましたが、カビが生えて取り除いたことがありました。

どうしたらよろしいでしょうか?
よろしくお願いいたします。

MORI 【東北】 2013/07/12(金) 00:36:09
居住地忘れてました。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2013/07/12(金) 18:30:08
お住まいがマンションとのことで、この時期のマンションのバルコニーの熱はかなりの物になりますが、一番暑い時間帯で何度くらいあるのでしょうか。

また、シートなどがかかっていれば光合成にはやはり影響があるでしょうね。

樹木の、まだ苗木であればコンクリートに蓄熱されている熱は苗木にとってかなり負担になると思います。鉢も床に直接置けば根が熱で傷みます。
盆栽などではなく普通の苗木の状態ですよね?20鉢もあれば個体差もあるので性質が弱めなものから淘汰されていきます。実生で殖やした樹木の宿命みたいなものです。ある方向の場所などに置いているものだけが不調ならそこの場所に何科原因があるとか環境が合わないのでしょうが、全体的に見て不調のが混ざっていて残りの木が不調に陥らずにいるのならば、不調に陥った苗木は環境変化に適応出来ずにいると考えても良いと感じます。

沢山お育てになっていますが、マンションでの栽培は一時的な物で、いずれは何処かに移植される予定なのでしょうか?
ケヤキは将来かなり高木になる樹種で、盆栽仕立てにする以外ではマンションのバルコニーで栽培していくには難しいと感じます。特に落葉や病害虫(毒のある毛虫の毛などが風で舞い落ちると階下の住人が皮膚炎になる事も)などでは周りの世帯の方に充分な配慮が必要になりますので、今後も何年にもわたり栽培される場合はお気を付け下さいね。

MORI 【東北】 2013/07/13(土) 00:21:35
ばんざいうさぎさん、ありがとうございます。

バルコニーの温度が何度になっているかはわかりません。
気温は7月に入ってから最高で33℃でした。確かに床に直に置いています。
ただ、他の実生苗(コナラ、、クヌギ、ツバキ等)は問題ありません。やはり
種類の違い、個体差なのでしょうか。

ケヤキは盆栽にしようと思い、軸切り挿し芽を行い現在に至っています。
葉を落とし、丸坊主になった苗はもう諦めた方がよいのでしょうか。
今対処できることとしては、床に直に置かないぐらいしかないのでしょうか。

kらm 2013/07/13(土) 13:22:51
マンションの補修、私のところでも経験あります。
シートで覆われるので、日照量と通風が極端にかわります。
種類や個体により、葉を落とすもの、あまりかわらないもの、などありました。
また外見はかわらなくても実がならなかったり、花が咲かなかったりしたものもありました(全くかわらずそだったものもあります)。
葉を落としたものも、土が乾きかけたら水やり、を継続し、覆いがとれてからは復活したので、一時的な環境変化で葉を落としたかというのが最初の可能性。種類、個体にもよるのでなんとも。
次に、種をまいてから植え替えしていなければ、根詰まり。
昨年も覆い以外は同じ環境なので、暑さは直接の原因ではなさそう。ただし根詰まりや環境の変化で調子を落とした場合は複合要因の一つとなり得る。
床直置きはいろいろ良くないので、工夫したほうがいいでしょう。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2013/07/13(土) 13:52:23
元々は実生の苗木で、その実生苗木の何本かから軸切り挿し芽を行い殖やして現在に至っていると言う事でしょうか?
もしそうなら、実生苗木の遺伝情報は挿し芽でそのまま受け継がれますので、実生苗木何本かから取られた挿し芽だと、個体差により環境に対し弱めだった苗木から取った挿し芽だけが環境に対応できなくて枯れたのかもしれませんね。

もう一つ考えられるのは、元々はたった一本の実生苗木から取った複数の挿し芽なのであれば、全て遺伝情報は同じ。挿し芽が成功していて根張りが丈夫に出来ているのは生き残り、あまり根張りが良くなかった物が枯れたとも考えられるかと。

ケヤキの詳細を調べてみるとやはりケヤキは乾燥に弱い樹木なのだそうです。特にマンションのバルコニーだと今時期から秋に入るまでは湿度が低すぎて(乾燥しすぎて)ケヤキには本来向かない環境と思います。
あと、大気汚染にも弱く都市部や車の往来の激しい場所、工場などの排煙にもかなり弱いとの事。

これは個人的な体験ですが、以前住んでいた場所の近くの道路わきにかなり大きなケヤキの大木があって、当初周りは畑地だけでした。引越し当時はとても元気で葉も青々と茂りそこのシンボル的な木が、周辺が開発され住宅地になり車の往来が激しくなるにつれて枯れこんできて大枝が何本も切られ痛々しく、現在ではほぼ枯れている様に見えます。
おそらく家からの排煙(北海道の家は冬季は常時ストーブを焚いていて、標高が高めな土地柄曇れば住宅街が靄につつまれた様になる)や車の排ガスによるものだったのでしょうね。

土はどんな物をお使いでしょうか。湿り気を保てるような肥沃な土壌を好むそうで、他の木と同じ様な土をお使いなら保水性や地力が足りないのかと感じます。土さえ良ければほとんど肥料は必要ないとの事。ただ、土表面の乾燥を防ぐ為にも苗木などには株元を敷き藁で覆うのが向くそうです。(マンションにお住まいなら強風で飛ばない様な工夫が必要と思います。)

ケヤキは日照を好むので、グリーンカーテンやヨシズなどで日陰を作り場所の温度を下げる方法は向かないでしょうね・・・。
熱がバルコニー内にこもるのを防ぐのに、よく多肉植物などを置く人が扇風機などで人工的に通風を計るという方法もありますが、節電推奨のご時世電気代がけっこうかさむので無理でしょう。
コンクリート床の熱を下げるのに打ち水や、常時床を濡らすのに農業用の水やり用の穴のあいたホース状の資材を置いて、蛇口から常時少量の水を流し床を濡らして気化熱で下げるというのも、マンションのバルコニーと言う構造上、実施は無理と思います。(排水が階下のバルコニーに繋がっていれば階下に迷惑がかかる、排水溝に土や葉などが溜まり詰まれば大変な事に・・・。)

やはり、マンションのバルコニーという環境である限りは、私の頭では鉢を直接床に置かないという自衛策ぐらいしか思い付きません・・・。

もし数がひとつふたつなら、二重鉢という方法で今時期の乾燥は今よりはマシになるかと思います。主に鉢植えの物へ行う方法ですが、今の状態のまま大きな鉢に植えてしまうのです。結構大きめの素焼き鉢に沢山土を入れて、ビニールポットのまま苗木をそこに植えます。水やりは苗木の根元と外側の鉢に底から水が流れてくるくらいたっぷり与えれば、素焼き鉢表面に開いた細かい穴から水分が蒸発する時に熱が下がる。つまり苗木のポットを断熱材で覆うイメージです。外側の鉢に入れる土は出来るだけ吸水性が良く、保水性の良い質の土を使う事。
ただ、これを行うとおそらくポット内のケヤキの根が鉢底穴から逃げて断熱材目的の土の方に伸びてしまう可能性があります。普通の苗木なら植え替え時に根をいじらずに植え替えれば良いだけですが、盆栽用の物だと主根を切ってしまう事になり、場合によっては後に影響があるかもしれないと言う懸念が・・・。
この方法は今元気でいるケヤキの苗木全部に行うには手間も費用もかなりかかります・・・。

丸坊主の苗木は正直生き残っても生育がこじれて予後が良くないと思います。諦め切れなければしばらく、前と同じ様に管理し新しい葉が生えてくるのを待つしか無いです。

樹形を気にしないなら枝を切ってみて、切り口がみずみずしい所まで切り戻してみるという方法もあるのですが、盆栽目的で苗木であることから将来の樹形に影響が出てしまうでしょうね・・・。

花梨 【関東】 2013/07/13(土) 15:19:59
回答ではないのですが、当方でも数年前からケヤキ、クロマツ、シェフレラの実生栽培をしています。
すべて発芽後に軸切り挿し芽をして栽培していますが、挿し芽をしたその年は生長がよかったのですが
二年目の夏にケヤキ、クロマツが突然枯れ、現在も残っているのはシェフレラだけになってしまいました。
突然枯れた時のことを思い出すと暑い日に水をやり、その後窓辺のよく日の当たる場所に置いたままでした。
室内と言っても夏の我が家の窓辺は40度近くなります。はっきりした原因はわかりませんが、おそらくたった一日の油断で
根に相当ダメージがあったのではないかと思っています。
(シェフレラは水少なめで管理していましたので、同じ場所でも影響はありませんでした)

>>今対処できることとしては、床に直に置かないぐらいしかないのでしょうか。

私でしたらバルコニーには置かずに室内の風通しの良い場所に移します。

MORI 【東北】 2013/07/14(日) 00:23:06
[[解決]]
みなさん、ありがとうございます。

kらmさん
4月の新芽がふくらんできた頃に植え替えています。
床に直置きは改善したいと思います。

ばんざいうさぎさん
種は全て公園の1本のケヤキから採取したものです。
芽が出たもの全てを軸切り挿し芽して、根付いたものが20鉢ほどです。
私の住む場所では交通量の多い道路脇に街路樹として植えられていますので、強い木という印象がありました。ネットで調べてもよく芽吹く等の特徴がありましたので。
土は赤玉土単用です。見直してみたいと思います。
丸坊主の苗についても、諦めずに管理を続けたいと思います。

花梨さん
同じような経験のお話、ありがとございます。
室内に置くと家族うるさいんです(苦笑)。


みなさん、色々な回答・情報ありがとございました。
とりあえず、床に直置きはやめて、丸坊主の苗もいままで通り管理して様子を見ます。全滅するようであればまた今秋にチャレンジしてみます。

今後も質問した時には、よろしくお願いします。
ありがとうございました。


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