バラの接木部分は出して植えて下さい。という根拠が知りたいです。
メープル
【北海道】
2013/05/09(木) 09:32:50
道東に住んでいます。寒冷地でバラを植える
場合、深植えにしないと駄目だと聞いたので
接木部分は8〜10センチ位埋めて植えています。
デビット・オースチンのカタログにも接木部分
は埋めて植えるように書いてあるし、友人が
デビット・オースチンから買ったバラは深植え
されていたと言っていました。
でも、どの本を見ても接木部分は出して植える
ように書いてあるし、バラ屋もそのように言っていま
すよね。
接木部分を出して植えなければならいような書き
方をしている根拠の説明がありません。
理由をご存知の方教えていただけますか?
ぽる
2013/05/09(木) 11:33:33
接ぎ木した部分は癒合するまでの間は
雑菌にとても弱いからだめなんだと思います。
癒合して半年から一年位すれば雑菌とか入りにくいので
深植えにしたほうが風などの原因による
癒合部の枝折れなどしにくくなりますよ。
oakland
2013/05/09(木) 11:37:05
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1320141943
バラに限らず、一般論として挿し木増殖が可能な植物にも関わらず、接ぎ木苗が普通というものは自根だとよろしくないということで、自根が出てしまうような植え方をしたら、接ぎ木した意味が失われてしまうということです。
ハシモト
【関東】
[URL:http://blog.sun-plants.net/]
2013/05/09(木) 11:47:06
バラには詳しくありませんが、
一般に深植えがダメと言われるのは、もともと茎だった部分から根が出る「二段根」がよくないからだと思われます。
二段根になると、もともとの深い部分の根が弱っていずれ機能しなくなります。
すると、だんだん樹勢が弱くなって、倒木の恐れもあります。
接ぎ木は、改良品種によく行いますが、改良品種は繁殖力が弱いため、繁殖力が強い台木の力を利用しています。
接ぎ木部分を埋めてしまうと、埋められた接ぎ木より上の部分より根がでてしまうため、挿し木をしたのと同じような状態になってしまうため、出して植えろという事なのだと思います。
桜
2013/05/09(木) 11:53:04
植物により色々ですね。
例えば桜を例に取りますと、マザクラを台木に使ったのは接木部分は埋める、オオシマやエドヒガンの実生台木を用いたのは接木部分は埋めない。と言うのが常識です。
簡単に言えば、台木の種類が異なるのです。日本のバラの台木は、殆んどがノバラであり、海外では色々の台木が使用されているようです。
それでも桜は、接木部分を埋めなくとも、数年後には自根を出して接木部分は見えなくなります。
土壌環境や、台木特性の利用、栽培の容易化等の目的で異なる事が有ります。
一時甘柿の次郎をマメガキ台に接木しますと、初期の生育は良いが、5年以上経過すると樹体は弱り、台木との親和性が無い事が証明されています。
今回の場合も、接木部分を埋める埋めないでは無しに、台木の性質を知る必要が有ります。
バラふぁん
2013/05/09(木) 12:25:01
挿し木は、少なくとも、最初のうちは成長が遅いんじゃないでしょうか。
どの本みてもそう書いてあります。
それで、接木苗を使うわけですが、私は接木部分は出しています。深植え
が好きではないからです。深植えしなければ育たないクレマチスみたいな
植物もありますが、大部分の植物は浅植えが好ましいものと理解しています。
鉢植えの場合は、深植えしてしまうと、根の伸びる範囲が制限されてしまい
ます。
ただ、今年の冬、植え替えた時に、一部深植えしてみました。今のところ
違いは不明です。
Austinは深植えを推奨してますが、イギリスは寒いからじゃないかという気が
しています。ドイツの都市やロンドンは樺太あたりと同じ緯度ですから・・・、
Austinのスタンダードローズ(Austinの自製)を2本持ってますが、もちろん
深植えしようがありません。発育はごく普通です。
たちつ
【近畿】
2013/05/09(木) 13:03:44
・
薔薇の接木部分は、埋めるべきか、出すべきか
私は、埋めない主義ですし、そのように教えています。
ただし、唯一、ボタンの接木苗に関しては、埋める主義。
又、そのときの私の気分しだいで、ウンチクも説明するときもアル。
根拠は、単純に考えて、そのほうが楽だからです。
いちいちとその功罪を区別し、説明するのが面倒。
・・・植物の種類別にその意味・性質を私自身も区別するのも、説明するのも、面倒だからです。
深く考えずに、単純にそのときの気分で好きにすればよい。
少なくとも、薔薇に関しては、直ちには、影響しないからです。
そもそも、薔薇に接木の必要性があるのか と言うことをそれ以前に、理解しないとどうしょうもない。
話は、飛びますが、 日本では、挿し木は、梅雨の時期に実施するもの、植え替え・植え付け・種まきは、原則として春にするもの、例外として秋にする場合もある。と言い伝えられていました。
・・・・それ以外はダメと教えられ、それ以外の特殊な方法は、秘伝として、一部のものしか伝授されていませんでした。口外は絶対禁止事項。
表向きには、商売敵が増えて、自分の首を絞める。失敗すれば、トラブルになる。誰でも失敗なく成功する確率が高い。 裏心は社会が混乱するからです。
軒を貸して母屋を取られる・・・・他人は、どのような見識があり、どのような行動をとり、何を考えているのか、判らないからです。
格言には、必ず反語も存在するものです。
挿し木にしても、種まきにしても、工夫すれば、365日実施可能である。工夫とは、条件を知り、条件をあわせれば、いとも簡単なことです。
薔薇をはじめ何でも、繁殖の仕方には、種まき・株分け・挿し木・接木・取り木があります。 それには、それぞれの難易度や功罪・善悪もあります。
質問の根拠は
挿し木しても、成功しない品種もある。そこで、接木したり、取り木することになる。
挿し木が成功しても、根の弱いものもある。(自根の気弱性・病気や害虫・根張りが弱い)
接木部分が弱く、土に埋めれば、見えない。良し悪しが確認できない。
などが、主な根拠です。
弱いもの・強いものを一々と、植物別・品種別・固体別・その他環境別に解説するのは、面倒 そこで、総合的包括的に、一言一単語で、 埋めない と言えば簡単で便利と言うことです。
と言うことで、どうでも良いことですが、
私は、ボタン以外は、絶対に埋めるな と指図しています。
その理由付けは、一言 接木する意味が無い と、聞かれれば、返事します。
逆らえば、自分で実験してみよ と言います。
よく探し物で、何回教えても、聞く人がいる。 面倒なので、貴方には、掃除整理整頓係りを命じますと言います。
簡単で、早く覚える。
>根拠の説明がありません。
バラ栽培などの書籍なら書いてありますよ。解説してある。
ただし、書いてある場所・項目が違うだけです。
ネットや取扱説明書では、表現してないのが普通です。
この程度のものと思いますよ。
・
TT
【関東】
2013/05/09(木) 13:06:39
どこの国ではこうだ、何に書いてあった、てな感じでは説得力がないですね。
確かに根拠は?と思ってました。
以前、一人、園芸家の名前を出された方がいたので、彼女なら長い経験でしか語らない方なので、それは信じるに足りる唯一の材料と感じていました。接木部分の乾燥が理由では?
バラふぁん
2013/05/09(木) 18:01:36
説得力って、実験しろってこと?
所詮経験の世界でしょう。
バラ園を経営している人の言うことが一番真実に近いかも・・・
ただ、バラ園を経営している人の言うこともかなりバラバラなので、好き好きに
やるしかないのが現実。土の組成ですらバラバラ、詰めたほうがいいという人から、
ふかふかのほうがいいと言う人までいる。
Austinに限って言えば、深植えを開発者が奨めているのだから、従ったらどうかね。
実際にはほとんど違わないような気がする。庭植えで長期に見れば、深植えのほうが
いいような気がするけど、そこまで持たせるのは大変だ。
うちの実家のバラは50年もっていたけど、昨年の強風で折れてしまった。残念。
庭が広いし、昔は畑だったところなので土質は良かった。こういうところなら、
どういう育て方もできるんだろうと思う。
gardenfan
2013/05/09(木) 20:39:12
接ぎ木部分を地上にという日本のバラの常識は海外では通じません。
海外では地下に埋めるという書籍がほとんどです。イギリスのローズマリーアレキサンダーさんのガーデンメンテナンスブックなど。アマゾンで
購入できます。
コルデスもオースチンもそして地中海近くの暖かい地方にいるメイアンも地下に埋める派です。それぞれホームページにそのようにに書かれていますので検索して下さい。
新苗の場合は接ぎ木部分が弱いので地下に埋めると良くないと思いますが、大苗の場合はそういう問題はありません。
接ぎ木部分を地上にしないとベーサルシュートが出にくいという方もいらっしゃいますが、実際に地下に埋めてもシュートはどんどん出てきます。
ペレ***や京**園芸の方も最近地下に埋めなさいと言い始めました。
私はコルデスのシンデレラが最初に埋めたバラでしたが、地下に埋めるとベーサルが良く出ますが、地上に出すとサイドシュートが良くでるようになってベーサルがほとんど出なくなります。販売元の**成バラの営業部長さんはシンデレラはベーサルの出にくい品種だと言われていますが、地下に埋めたらどうなるか知りません。
ベーサルを出した接ぎ木部分を地下に埋めた株を年末に掘り出しましたが、ベーサルの出た部分から自根を出しているのを見てこれだと思いました。
基本は寒さ対策で穂木が乾燥しないということだと思いますが、自根をだしてからの成長が促進される。また深植えにすると株が安定して根を張りやすい。これはアメリカバラ会のホームページでポールチンマーマンさんの意見。そしてカミキリ虫にやられても台木がやられないので穂木が復活しやすいなどのメリットがあります。
逆に日本の地上派は、実際はそう教えられたからそうしているという方がほとんどで、地下に埋めたことがない方がほとんどです。
それと接ぎ木よりも挿し木苗をチンマーマンさんもJ&Pも推奨しています。タイやハワイなどでも挿し木苗が販売されています。暖かい地方ではバラは年中咲き続けますので接ぎ木苗は台木が持たないようです。
バラは千年ほどは挿し木で増やすのが普通でした。接ぎ木はほぼ200年ほどです。ロサフェチダ つまりペルネシアンイエロー 黄色の色素を入れたバラが挿し木では無理だったので接ぎ木が導入されたということです。
挿し木も三年辛抱すれば、接ぎ木苗よりも成長するものが多いです。
自根 own root というのは海外では重要視されています。
先ほども書きましたが、よくテレビに出ているバラの先生も最近は地下に埋める派になってきました。それらの方にはFBで我が家のシンデレラの自根の写真やそれ以外の地下に埋めた株のベーサル発生の写真を見せていますし、バラ会でも地下に埋めることを勧めています。
日本でバラの接ぎ木部分を地上にということが一般的になった理由は、もともと横浜や神戸に持ち込まれたバラ苗でしたが、神戸の場合は癌腫まみれになって、産地が奈良や岐阜に拡散しました。その場所は柿などの果樹苗の産地だったところで接ぎ木技術は当たり前でした。果樹の場合は接ぎ木部分を地上にというのが常識 つまり台木の力が必要なので、それをそのままバラ苗にも同じことを勧めたのではないかと思います。確証はありませんが。
バラの場合は挿し木でも十分育ちますので地下に埋めて自根を出さすことを勧めています。
海外のバラ園に行かれて、ベーサルの出方を見れば地下に埋められている
ことが理解できます。
youtubeでkordesで検索するとコルデスの見本園の状態が見られます。いかついトーマスプロルさんが出てきますが、バラの株元を注視してみて下さい。ベーサルが株元から離れた所から出ているのが見られます。
以上の話は地植えの場合です。鉢植えの場合には上に出さないと根が張る部分がほとんどなくなります。
gardenfan
2013/05/09(木) 21:19:33
>バラの接木部分は出して植えて下さい。という根拠
結局はそのような根拠はほとんどありません。
唯一あるとすれば、ハウスのキリバラ業界で、コンテナに五株ほどを植えるバラの少量土耕栽培で接ぎ木部分を上に出した方が彩花本数が多いという論文でしょうか?
つまり露地植えのバラについての話ではありません。
ということで北海道なら地下に埋めることをお薦めします。
とすんじ
2013/05/10(金) 09:13:18
どちらも納得できる根拠はないようです。
gardenfan
2013/05/10(金) 21:05:18
追加で
接木部分を埋めるメリットの追加ですが、台木からのサッカーの発生が少なくなるというのもあります。
海外では日本のように「接木部分は必ず地上に出す」などと書かれている、または指導される方に会ったことがありません。接木部分はグランドレベルまたはそこから2−5センチ下に埋めるというのが一般的な指導です。
rose root level または rose bury or not などで検索されると沢山ヒットします。
コルデス・オースチン・メイアンなどのHPやアメリカばら会のHPの中のPAUL ZIMMERMANさんなんかのyoutubeなどにも埋めるのを勧める動画が沢山見られます。
アメリカで挿し木苗を勧められる理由としては、モザイクウィルスがあります。台木のドクターヒューイがこのウィルスに弱いので、接ぎ穂はウィルスフリーであっても台木が感染しているとやがて発病しますが、ウィルスフリーの穂技を挿し木すれば問題がありません。
アメリカのスターローズ(メイアンの代理店)の苗から一本だけ雷マークのモザイクが発生したことがありましたが即廃棄しました。その後他のバラに感染したこともなく、現在スターローズのバラはリブタイラー1株のみになっています。
日本だけの特殊な指導内容と海外での一般的な指導内容 どちらが正解かは明白だと思いますが、ご自身でやってみないと納得できません。やってみて損はありませんよ。
テレビによく出ているオサハチさんも私の地価に埋めたバラ写真にいいよを沢山つけてくれます。
60歳からのロザリアン
【関東】
2013/05/11(土) 04:35:12
私は以前にこの園芸相談で同様質問をして、gardenfan様から教えていただいた通りに、この冬接ぎ木部分を5センチほど埋め込んでみました。
結果、早くも土の中から立派なベーサルシュートが出てきました。
最初、見た時に台木から出たのかどうか解らずに念のため株元を掘ってみて、確かめました。ちゃんと継ぎ目の上から出ていました。
冷静に考えてみれば、葉の枚数などを見れば、掘ってみる必要はなかったわけですね。
色々な考え方の人がいると思いますが、私が試してみた理由は継ぎ目を出して植えると、地植えの株は大きくなると風で揺れて根が傷んだり、ひどいものは枯れてしまったものもありましたので、そのための対策です。
因みに、継ぎ目を出して植えると、私の支柱の立て方が悪いのもあるかもしれませんが、苗を植えた1年目は根張も弱く風の被害が多いように思いました。
私の知る限り、この質問はこの1年間で3回目になります。
質問の前に過去ログを検索してみると良いと思います。
過去ログを見ると大変参考になることがたくさん出てきますので。
犬塚信乃
【東海】
2013/05/11(土) 15:44:53
要するに、台木の活力を利用して
旺盛に生育させたいと思えば、接ぎ木部分を埋めないで
その品種本来の姿を見たいと思えば
埋めれば良い。
そういうことなんだと思います。
メープル
【北海道】
2013/05/12(日) 11:24:17
皆様、たくさんのご意見をいただき有難うございます。
レスの趣旨なのですが、接木部分を埋める?埋めない?で迷っている訳ではありません。自身、2年ほど前から深く植え込むようにしております。浅く植え込んだ株は越冬させるのに手間が掛かりますし、雪が解け始める春先に枯れ込む事が多いからです。これは、私のような寒冷地で栽培しているバラに起こります。意外と休眠から覚めた時がいちばん危ないようです。 浅く植えたバラに起こりやすいですね。
寒冷地では、教科書通りにやっていると失敗します。植え付けは重要だと思います。特に理由が無いのなら、そのようにしなければいけないと
思い込んでしまうような指導はやめていただきたいです。おかげで沢山ダメにしました。
>接ぎ木した意味が失われてしまうということです
確かに・・・と思います。白根が成長した株は接ぎ木している意味が
既に失われていると思います。むしろ台木の根はもう必要ないのではと
思うのですがいかがなものでしょうか?
少し横道に逸れてしまって申し訳ありません。
たちつ
【近畿】
2013/05/12(日) 12:40:25
・
>寒冷地では、教科書通りにやっていると失敗します。
基本的 な指導指針は、 関東 基準ですから、仕方がないことです。
例えば、朝日は、海から昇り、夕日は、山に沈むものと、教科書では書かれています。・・・・基準 多分伊勢の夫婦岩が起源かも
従って、地域地域で、換算・スライドしなければならない。
これが、昔の尺貫法・体感尺度です。曖昧な基準ですが、日常生活では、便利です。
今は、世界基準の絶対尺度・メートル法で、すべてに、誰でもいつでも表現すれば、答えは一つで、比較するのに便利ですが、
いまひとつ実感が無い。
いずれにしても、常に、換算し、実態にあわさなければならないものです。
>・・・・台木の根はもう必要ないのではと思うのですがいかがなもの
>でしょう>か?
個人個人の、判断であって、これが絶対と言う・答えは一つと言うものは、この世の中に、何も無い。
学校の試験程度。
次に、釣銭程度かも。
10/3x3 は10では無い。学校の算数は10ですが、世の中は10又は10弱ですよ。 尚10x3/3=10ですが。
基本的に、そこまで、細かく観察し、配慮する、人は、ほとんどいない。
一部の、拘り派・マニアック族の考え方。・・・・薔薇愛好会程度。
100%弱は、買いました、植えました、花が咲きました、又は、枯れました。それでオシマイですよ。
それぞれの方の意見は、一字一句、それなりに意味のあるものですよ。
只単に、流し読みした程度では、迷い・不信感が増すことはあっても、スッキリとした気分には、なかなかなりにくいかも。
栽培者の考えと返信内容が、一致すれば、問題ないことですが、この世の中では、一致しないことが多過ぎる。
なにぶん、バラ自身が語りかけてくれないからです。
栽培者が、自ら出向いて、積極的に、機嫌取りしなければならないもの。
>白根が成長した株
とは、何を基準にしているのか (・・?
個人個人の、独断と偏見による思い込みでしかない。相対的判断・憶測でしかない。
この世の中に、この絶対基準は、存在しない。
仮にあったとしても、今日は良くても、明日にはどうなるか誰も解らない。 それ以前に、根は土の中にあるので、毎回引き抜いて見ないと、直接目には、見えない。
繰り返すと、何事も 東京基準で終始し、他はローカル・異端児と割り切ること。
その東京基準ですら、ぶれているので、どうにもしようがない。
この換算が、今の学校教育では、学ぶ機会が、全く無い。更に、親も近所の人も、社会も、指導しないし、指導することもできない。指導したとしても、本人は、受け付けない。 ここに問題がある。
と言うことで、何でも、広い意味での自己責任としか言いようが無い。
自己責任についていけないものは、置いてきぼりにしないと仕方が無い。つまり、社会は、容赦なく排他する。切り捨てる。
日本国憲法にも、そのように明示されている。
バラの世界も、憲法の世界も、同じようなもの。
余談ついでに、昔は、被害者無視で、犯罪者が責められた、今は、理解しようがしまいが、犯罪者無視で、被害者が責められる傾向にある。
ここのように、思います。
・
ミルテ
2013/05/12(日) 14:32:42
個人的には、自根を出すような植え方をしてしまったら、挿し木苗じゃあるまいし「せっかく接ぎ木にした」意味がなくなる、という理由が大きいんじゃないかな?と思いますが。あとは、無用なリスクを避ける為とか。
>寒冷地では、教科書通りにやっていると失敗します。
経験からもう、ご自分ではよくお分かりになってらっしゃると思います。
全ての本が関東の気候を基準にし、皆右へ倣えで一律に書かれているということにご不満なんですね。お気持ちよく分かります。バラや植物に限らず出版物は全般に、例えば料理本などでも、大概が関東基準だからか、薄口醤油+ダシ文化の関西人にはあまり美味しく思えないことも多いですよ。
日本は南北に長いので、北の方で成功することが南でも通用するとは限らない。でもそれは、〜関西ぐらいまで、少なくとも通用する手法のようですね。
であれば、教科書側の表現を「こういう方法もあり、寒冷地では特に冬の枯れ込みを防ぐ効果が期待できます」的に、今後少し紹介を加えてくれるところが出てきてもいいかも知れませんよね。
gardenfan
2013/05/12(日) 21:15:05
>自根を出すような植え方をしてしまったら、挿し木苗じゃあるまいし「せっかく接ぎ木にした」意味がなくなる、
own root を出させるというのが海外では重要視されています。白根ではなくて自根を出したら台木は必要なくなると思っています。ここのところが理解されないようですね。
>日本は南北に長いので、北の方で成功することが南でも通用するとは限らない。
日本は比較的温暖ですよ。アメリカはもっと温度が違いますがそういう環境で地下に埋めるというのが一般的です。
この議論で台木が違うという方もいらっしゃいますが、アメリカ北部やカナダはドクターヒューイではなくて日本と同じムルチフローラの台木が使われてしかも地下に埋められています。
この場所で接ぎ木部分は地下に埋めるということを言って数年になると思いますが、ようやく最近理解される方が出てきたと思います。
メープル様
ご自分で確認されたのであれば日本の教科書は無視して下さい。海外の教科書に従いましょう。
どchk
2013/05/12(日) 22:26:30
接ぎ木のメリット。初期(数年間)の生育は間違いなく挿し木苗より早い。
ある程度年数が経つと挿し木苗も遜色なく生育しているように見える。
ということは、接ぎ木部分を埋めて自分の根を出させても、接ぎ木した意味がない、ということはなく、接ぎ木の根で最初の生育の良さを教授し、自根が出てからはそちらの勢いを享受する、自根が弱ければ接ぎ木部分の根も生かすでしょうし、自分の根が都合よければそちらでがんばる。
深く植えることに問題があるのは接ぎ木したばかりの若い苗でしょうから(腐る可能性あり)、それ以外は問題ないのではないでしょうか?
自根だろうと接ぎ木の根だろうと植物は必要なものは使うでしょうし、不要と判断すれば捨てるでしょう。
他の植物は基本挿し木が難しいもの が接ぎ木で生産されていることが多く、薔薇は単にこれにならっていた、だけなのかもしれませんね。
メープル
【北海道】
2013/05/13(月) 22:05:59
[[解決]]
いろいろなご意見をいただき、ありがとうございました。
日本のバラ屋=「深植えで白根」はタブーなのかもしれませんね。などと思っています。あえて触れない。浅く植える事はすすめるが深植えすることによる弊害についての説明はしない。だから否定している訳ではない。否定はできないから。でも、接ぎ木苗は儲かるし・・・・とか。
これは妄想・・・。 このように、思います。
・
gardenfan様
ありがとうございました。ヨーロッパやカナダでの栽培のことは多少聞いた事がありました。本まで紹介していただき感謝いたします。以前から外国での栽培方法には興味がありましたし。
それにしても、gardenfan様・・・。薔薇オタクですね。www
失礼いたします。
ミルテ
2013/05/13(月) 22:56:25
何か誤解がありそうなので。
意味がなくなるというのは、私の意見ではなく、世間一般にはきっとそんな風に(=挿し木より接ぎ木の方が優る・価値がある等)認識されているんじゃないかなと、自分なりに考えてみたということです。
言葉足らずでしたでしょうか。
ちなみに、私自身は自根に意味がないなどとは別に思っておりません。
実際、うちのゴールデンボーダーは挿し木苗(当然オウンルート)でしたが、接ぎ木苗と遜色なく、むしろ接ぎ木の元株より生育旺盛なように思えておりましたし。ただ、十年余りで寿命が来たか、特に思い当たるようなトラブルもなく突然枯れてはしまいましたが。
M
2013/05/13(月) 23:52:01
>>「世間一般にはきっとそんな風に(=挿し木より接ぎ木の方が優る・価値がある)と認識されている<<
その理由ですが、、、
「挿し木苗は接ぎ木苗より弱い」といって販売している業者がいました。
販売のための口上に思えてしまします。
わざわざ接ぎ木にするのは、接ぎ木に若干の手間とテクニックを要するので苗に付加価値をつけていると思われるのと、商品として回転させるには
挿し木苗はすこし育成に時間がかかるからと理解しています。
更には、バラを挿して意外にも簡単に根付くと世の中にひろまると商売に差し支えるとも想像できます。ライセンスを犯す行為=勝手に挿し木で増
やし販売してしまう者も現れかねないので。
gardenfan
2013/05/14(火) 21:32:34
色々な誤解がありますね。
J&Pは挿し木苗own rootを勧めていました。その方が接ぎ木grafted またはbuddedに比べて後々の生育 つまりベーサルシュートが出やすいと。
それとアメリカでは挿し木苗の方が高価です。穂木というか挿し木部分が20センチ程度になりますが、芽接ぎなら一芽つまり穂木の部分が1/5程度になります。また接ぎ木苗は一年で出荷できますが、挿し木苗は見た目で出荷できるようになるまでに二年ほどかかりますので管理コストも接ぎ木苗よりも多く必要です。
でもアメリカではこのような割高な挿し木苗を買われるのが多い。
この辺は日本の事情とは全く別次元です。
どchk様
>他の植物は基本挿し木が難しいもの が接ぎ木で生産されていることが多く、薔薇は単にこれにならっていた、だけなのかもしれませんね。
私もそう思っています。買った一年目から楽しみたければ接ぎ木大苗を、ゆっくり待てるなら挿し木苗をと思っています。
メープル様が解決済みですのでこの辺で失礼します。
gardenfan
2013/05/14(火) 21:56:45
最後
メープル様
>それにしても、gardenfan様・・・。薔薇オタクですね。www
バラだけではありませんよ。笑い
ササユリの種をもらって漸く今年七年目ですが、ようやく今年に蕾をつけてくれました。
ウマノズズグサ・アカガシも植わっています。これらはジャコウアゲハ・霧島ミドリシジミの食草でようやく今年から羽化に成功しています。
今年はビオトープを作ってホタルの羽化に挑戦の予定です。
週末帰宅族ですのでホタルの幼虫の世話つまり水替えができませんので、大きく育った幼虫をビオトープに入れて羽化を楽しむ程度です。
もうじき定年ですので、定年後の遊びを探しています。
バラの場合は、日本の指導と海外の指導内容があまりに違っていますので、色々と調べましたし、実際に向こうに行って確認もしました。そして実際に自分でやってみて納得して、他人に説明してきました。この話をすると反論される方は、やってみたことがない、海外の事情をほとんど知らない、などで閉口することばかりでしたが、最近はテレビに出ている方が同じ意見を言われ始めたので、このような質問が増えていると感じています。
実験中
2013/05/14(火) 23:36:32
3年深植えにしても、特に顕著な動きは無く、接木部分を出しているものと変わりない。
接木を出していても、バンバンシュートがあがる物もあるし、特に人に薦める気にはならない。
M
2013/05/15(水) 08:26:09
色々な誤解がありますね、とのことですが、gardenfanさんと同趣旨のことを
書いております。読みにくい文章ではありますが。
>>商品として回転させるには挿し木苗はすこし育成に時間がかかるからと理解
しています。<<
園芸相談掲示板@園芸相談センター