アグレガタムに蕾がつきました
ぴこK
【関東】
2013/04/27(土) 15:53:46
一昨年のらん展で購入した小さなアグレガタムに初めて蕾がつきました。
こちらでお教え頂き、乾季に蕾がつくとのことなので、ここ数ヶ月水やりを少なめに育てていました。すると、購入時には葉がついていたもののすでにその葉が落ちた太いバルブから1本だけ花芽出て日に日に育っています。原種なのに肥料をやりすぎではとのご指摘もあったので、1年ほど肥料はやらずに育てています。
さて、折角の蕾を綺麗に咲かせたいのですが、水遣りは少な目のままでよいでしょうか。今でもコケが乾いてから2日ぐらい待って水を与えていますが、開花には少なすぎないか気になっています。
また、購入後に新しく出たバルブは今でも小さく細く、花茎は出てきませんでした。これはもしかすると今回は水や肥料不足のサインでしょうか?
そのほか、おき場所のことでも迷っています。
10年ほど育てたデンドロビウムレインボーダンスがあるのですが、そちらは今は開花中で、花が終わる5月ごろから屋外で育てるようにしています。
昨年はアグレガタムも同じ時期に外に出したのですが、今年は蕾があるので、開花終了までは環境を変えずに室内での栽培継続するほうが良いでしょうか。
そのほか、きれいに咲かせるコツなどありましたらお教え下さい。
どうぞよろしくお願い致します。
kram
2013/04/27(土) 18:01:28
花芽は乾期を経験するとつきますが、生育にはある程度水は必要です。
水が 少なめ というのが気になるのですが、与える時は底から流れる位十分に与えてますか?。表面のこけが湿るくらい、ではたりません。その上であれば、コケが乾いて2日程度あけていれば大丈夫です。そうでなければ与える時はしっかり与えてください。
開花までは今の環境を変えない。この環境で育っているのでそのまま、が全ての基本。
開花までは早いのですぐに咲くでしょう。また花も長持ちはしません。
購入後のバルブが小さいとのこと。いつ購入しましたか?。ウチのものも秋に出たものは十分育たないうちに冬がきたので小さいままですが、それまでに出たものは十分大きくなりました。
夏前に出たバルブが小さいなら、まずは水不足と十分な日光不足を疑います。水が不足するのは 上記のとおり与える時たっぷり、ができていない、温度が高い生育期に間を開けすぎている かどちらかです。肥料は数年に一度植え替えされていれば特段なくとも育ちますが、プロが育てたバルブに比べるとやや小さめかも。
原種なので、株が咲かせる決意をして花茎をのばしたなら、その環境で十分咲きます。というか、何もすることありません。今から何かしても花が多くなる訳でも、色が濃くなる訳でもありません。エアコン(今はつけてないでしょうが)の風が直接あたったりしていなければいいです。得てしてつぼみが見えてからいろいろと手を加えようとしがちですが、まずたいてい植物にとっては「余計なこと」で花をだめにする確率のほうが高い。置き場所を変えるなら花が咲いてからにした方がよい。
ぴこK
2013/04/27(土) 20:17:51
kramさま 早速のご回答、ありがとうございます。
やはり開花には水が必要なのですね。
潅水は鉢底から軽く水が流れるぐらいにしていました。
これからはしっかり流れるぐらい与えるようにします。
開花まで、環境はこのままの状態を保ちたいと思います。
余計なことは禁物ですね。
この株は2011年の2月頃、蘭展でタイ人の方のお店で購入しました。
最初はバルブは6本ほど、女性〜男性の親指ぐらいの太さと長さでした。切り口があり、大きい株を切り分けたもののようです。
その後出たバルブは全部で8本です。内1本は女性のなかゆびぐらいの太さになりましたが、それ以外は女性の小指かそれより細いぐらいです。
夏はしっかり潅水していたのですが、秋〜冬の水不足はまちがいないですね。日光の方も、もう少し日当たりに出すよう工夫してみます。
葉のないバルブからしか花茎が出ないのは、やはり普通ではないのでしょうか。
Kram
2013/04/28(日) 09:03:16
バルブが育っている間は、しっかり与えます。水苔は乾ききってしまうと中まで水が浸透しないので、そこがもしかしたら足りない原因かも。プラスチックの鉢であれば、素焼きの鉢に花後植え替えしたほうが楽です。ついでに新しい水苔にしましょう。
植え替えの仕方は検索するといくつか出てきます。デンドロ類の植え替えの仕方でもんだいありません。ただし鉢はかなり小さめ、にすることがこつです。蘭は根がしっかり張らないと生育を開始しないものがおおいのです(現地では木の幹や岩肌に根をはりつけ体を固定してそだっていますから、根が張らないうちに葉をのばすと風で飛ばされちゃいます)。だから、木に固定されている、と思わせるのですね。当然、水は雨期は雨がざっと降っては下に流れ去り、しばらくはしっかり樹肌が湿って乾く、を繰り返します。日当りも、アグレガタムの場合はがんがんあたります。乾期はやや気温も下がり、全くと言っていいほど雨は降りません。これを思い浮かべるといいでしょう。
気温が下がってからは水を控えても問題ありません。私のところは基本戸外で越冬させていることもあって、全く与えない期間があります。
バルブが出来上がるのは芽が出て1ヶ月くらいが勝負です。アグレガタムは着生蘭のくせに水は結構好きです。私はしていませんが、生育期には腰水して育てている人がいて、ぐんぐんそだっていてびっくりしました。
肥料は数年に一度植え替えしていればなくても大丈夫です。日光大好きなので、日照はしっかり当てないとバルブは太りません。
花芽は気温の低下と乾燥により分化されます。10度を少し割っても越冬しますので、マンション等であれば無暖房の部屋で水を切ってもいいとおもいます。この場合は多少暗くてもかまいません。
開花は温度と日照時間が伸びてくることを感じて始めるようです。
芽を出してからの水やりと日照(がんがん当ててます)に気をつけ、あとは今までの管理で大丈夫ではないかと思います。
ぴこ
2013/04/29(月) 16:11:49
ご回答を頂いてから一旦しっかり水をやり、今はそのまま特になにもせず従来の場所に置いてあります。
仰るとおりあっという間に蕾がはっきりしてきました(^^)
>バルブが出来上がるのは芽が出て1ヶ月くらいが勝負です。
今までこの点を意識したことがなかったです。次に芽が出たら1ヶ月しっかり潅水してみます。
>芽を出してからの水やりと日照(がんがん当ててます)
今までは、何鉢かあるレインポーダンスと同じ場所に置いていました。
レインボーダンスに少し葉焼けが感じられる頃に、アグレガタムも一緒に木漏れ日の場所に移していましたが、そういえばアグレガタムは葉焼けしていません。
小さい原因は日光不足も大きいようですね。
Kramさんのアグレガタムは、真夏でも日向の直射日光で全く遮光なしで大丈夫ですか?
Kram
2013/04/30(火) 06:51:19
はい、うちは東南でだいたい1時過ぎには日陰になる、西日があたらない、壁際でないので反射光もない、のがいいのだと思いますが。。。
ぴこK
2013/04/30(火) 22:51:11
[[解決]]
Kram さま
色々お教え頂き本当にありがとうございます。
私の家にも丁度同じような日照の場所があります。
花後はいままでより日向に長く置くよう心がけます。
水不足&日光不足に気をつけ、あとは過保護にせず
株のもつ力を信じて...ということですね。
3年ほど前にこの掲示板でアグレガタムを知り、購入前から皆様にお教えいただいてやっと蕾を見ることができました。
皆様にもご報告&御礼申し上げます。
園芸相談掲示板@園芸相談センター