ライラックの種類が分かりません

この記事は[園芸相談センター]の過去ログです


【関東】 2013/04/18(木) 06:53:11
ライラックの種類を教えてください
多くあるライラックは 花の房が一本の枝の先に一個付いていますが 一本の木の先に 花の房が三個くらい付いています。何と言う種類でしょうか?

花梨 【関東】 2013/04/18(木) 10:58:16
>>花の房が一本の枝の先に一個付いていますが 一本の木の先に 花の房が三個くらい付いています

写真はありませんか?(下記のサイト様の写真の中で似ているものはありませんか?)
また、そのライラックは花さんご自身が育てているものでしょうか?

http://www.068.jp/products/pdt_2/0031a.html
http://www.rakuten.co.jp/nihonkaki/392872/392873/

ばんざいうさぎ 【北海道】 2013/04/18(木) 19:15:52
ライラックの枝先に花の房が3つくらい付くのは普通の事ですが・・・。
北海道ではかなり昔からどこの庭でもライラックを植えていますが(開拓時代北大に来た女性外国人教師が故郷から苗を持ち込み、それが広まったのが始まり)、それぞれどんな色のどんな品種でも普通に2〜3房の花が付き、枝先に1房しか付かないというのはまだ若い木くらいしか見かけず、またそういう特徴の品種はありません。(ライラックの枝の独特な分枝方法に関係する為)
札幌大通のライラック祭りの画像などみればお解りになると思いますが、枝先に大きな房が沢山付いているので開花時は花穂の重みで枝が枝垂れてきますし、我家でもその花穂に雨粒でも溜まれば、木が結構な角度でお辞儀してしまうくらいです。

本州では涼しい気候を好むライラックはどうにか育つものの、北海道ほどは環境が合わない様でいまひとつ木の勢いが弱く、花芽は多く付いてくれないようですね。そのため普通見かけるのが枝先に1房ばかりなのかもしれません。

もしかするとご覧になった木は結構大きく無かったですか?それとも少し標高が高い所とか、郊外の地面がまだ沢山ある土地、夏場日陰になる時間帯が多いなどその場所の環境が夏場そんなに高温に成りにくいなどでライラックにとっては最適な環境だったのかも。

【関東】 2013/04/21(日) 06:55:53
花梨さん ばんざいうさぎさん ありがとうございます。
写真だけでは どの種類かわかりません。

埼玉に住んでいるのですが 環境が合わないのでしょうか・・・

こっちで観るもの 植木屋を含めてですが だいたいが一本の枝先に花芽がひとつの物ばかりです。
その中に 薄紫の花房は小さいのですが 三個くらい付いているものがって 綺麗だなと・・・
樹高2Mくらいでしょうか・・・人の庭先に咲いています。

種類ではなくて環境なんでしょうか?

ばんざいうさぎ 【北海道】 2013/04/21(日) 15:50:15
長文で申し訳ありません。
花穂の数の差はおそらく品種的なものではなく環境や土質と、もしかすると使っている台木によるものかもと感じます。
ライラックの市販苗木は大抵台木に接がれています。その台木は大抵イボタノキの事が多いようですが、ハシドイを使っていることもあるそうです。
なぜ台木を使うのかは、その品種をいっぺんにたくさんの数増やしたい、ライラックの自前の根では、土地によっては馴染めず育ちが悪いので根だけを性質が強い近縁種に取り換えて、できるだけ良く育つようにする。という二点の目的が多いようです。

北海道でも近年の市販品は台木に接いだ株が多くなりましたが、元々環境が最適なために古い木ほど穂木を挿して増やした株が多い様です。これは木が古くなると根際や根の途中から不定芽が出てくるのですが、そのヒコバエに付く葉はイボタノキやハシドイではなく、大抵ライラックそのもので、これを育て咲かせれば大抵親株と同じ花で咲くため。(ほんのたまーに、台木に古い品種のライラックが使われヒコバエから花穂が貧弱で花弁が細い花が咲いたりもしますが・・・)
北海道では昔は挿し木増殖で増やし、札幌市の市の花なので毎年無料でたくさんの苗木を各家に配りましたし他の市町村には地元の造園会社がお祭りの出店で挿し木苗を売り、各家庭で知り合いから好みの花の枝をもらってきて自分で挿して殖やし・・・と広まったため。

たとえばおんなじ品種で、同時期に同じ環境に植えても台木の種類が違うなら、もしかすると育ちに差ができるかもしれません。
でも、接いである台木の種類を選んでの苗木の購入ということはおそらく無理でしょうね・・・。
本州で売られている苗木ならまさか台木に接いでいない、ただの挿し木苗が売られているということは無いでしょうが(インターネットなどの通販で北海道の販売店から買えばありうる)、根元近くで接いであるような痕跡は確認できないでしょうか。

あと、ライラックの花穂の数は、その木がその年どのくらい健康なのかでかなり変動があるんです。かなり多くの数の花穂が咲いた次の年から3年くらいは花つきが極端に悪くなりがちです。これは開花が多すぎて木の体力が弱り、完全に回復するまでに2〜3年かかるためです。
栽培最適地の北海道でさえこのようなありさまですから、元々栽培には環境的に(夏場でも夜は肌寒くなるような冷涼な温度を好むので気温が一番重要)少し無理がある関東だと慢性的に弱めで、充分回復できる事が難しいのだと思います。

ライラックは元々北方性の木なので昔は関東で栽培できる品種は皆無と言って良かったのに、近年の品種改良でどうにか栽培できるものができたけれど、まだ「一応栽培でき、花は少ないけれどとりあえず咲かせられる」程度のものと考えられます。
元々環境が違いすぎて栽培できなかった樹木です。環境を馴化させるには実生増殖を何代も繰り返さなければならないのですが(芽が出て花が咲くまでにかなりの年月がかかる)、花木の場合はそれをまともに行おうとすると品種の特性が保てませんし、環境適応がどうにかできている木を作るのに何十年もかかります。
こういうことで、ライラックの場合まだ日本で改良を行い本州の気候に完全に耐えられる品種はまだできていないと考えた方がよさそうです。

近年はガーデニングブームが長く続き、消費者は「誰もまだ持っていない物」を求め続けています。そのため本来は本州では丈夫に育たない物でも何の説明もなしで売る業者が多くなっています。
私は、シベリア原産のルバーブという北方系植物を栽培しています。その事を知った知らない人からよく「種子を譲ってほしい」と頼まれます。でもこの植物の苗は夏の高温に弱くて1年目に「溶けて」しまいます。近年の地球温暖化の影響で北海道でも冷涼といわれる当地でも溶けるので(最初に購入種子を播いたのは15年以上前)、今では種子を蒔いての栽培は難しいため、「溶ける心配のない市販の2年苗を買った方が良い」と返事をするのですが、それでも種子を欲しがります。こちらとしては種子は販売してるわけでなく種子をつけさせれば家での収穫が確実に減るので、腐らせる確率の高い種子は作りたくない・譲りたくないのに、悪い印象を持たれて悪いウワサでも立てられてはと思うと断ることもできません・・・。最近種子のネット販売が多くなり、「いったいどれくらいの人が収穫できるまでに育てられるんだろう」と考えてしまいます・・・。
その植物の良い面だけを売りにして強調し、栽培できない地域があるなどの本来一番知らせなくてはならない情報を書かずに販売する業者が悪いのでしょうが、植物の環境適応が完全に固定できるのは最低でも100年はかかるのです(当地に歴史的記録から確認できる、およそ100年で悪環境に馴化した植物が存在します)。

そういう植物を手に入れてしまったからには、植物自身はそれ以上その環境に合わせられませんので、人間の方が努力してできるだけその植物の好む環境や土質などを整えてあげてくださいね。


あと、植えている土環境の違いも結構差になりうると思います。鉢植えと地面植えで比べれば地面植えの方がよく育ち花つきも良く、土質でもあまり土壌改良をしていない土に植えている物と、植え場所の土を周囲ごとそっくり取り換え、最適に保てる土にしていればよく育ち花もよく咲きます。そのうえ、毎年毎年適宜土に堆肥などを入れて根が吸収して減ってしまった養分を補ってあげれば、その分花穂の数も殖えてくれるかと思います。

まずは、ご自分のライラックがどんな土に植えられているか、ライラックは本来どんな土質を好むのかを調べて、もし今の植え場所の土質があまり合っていないようでしたら木の根の周りの土だけでも適した土に変えていけば、細い根がその土の方に伸び養分を吸ったりで、数年後から株の勢いも良くなってくれるかもしれません。木の勢いが良くなれば花穂が殖えてくれる可能性があるかもしれませんよ。

2013/04/24(水) 10:52:28
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ばんざいうさぎさん ありがとうございます。
勉強になりました。

ライラックは綺麗で欲しい樹木ですが 
私の家では 環境的に可哀想な様なので 購入は諦めます。
ありがとうございました。


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