越冬サフィニア、ペチュニアの管理
江戸人
2013/04/12(金) 11:40:51
環境・埼玉県南部、都市部。南向き陽当たりは午前8時から午後4時くらいまで。
昨年5月に購入したサフィニア、ペチュニアが昨年10月まで咲き続け、花が終わったので切り戻し、軒下に入れておきましたところ、越冬しまして、今、元気に葉を伸ばしています。
サフィニアは既に3輪ほど開花しています。ペチュニアはこれからのようです。
そこで質問です。
@ 現在、昨年植えた60センチプランターのままで、液体肥料を定期的に与えていますが、多少の土の入れ替え(腐葉土など)は必要でしょうか。
A 固形肥料(油粕・化成肥料など)はどのように、与えたらいいのでしょうか。
以上、よろしくお願いいたします。
ぶるこ
【甲信越】
2013/04/12(金) 14:54:47
江戸人さん、こんにちは。
サフィニアはペチュニアの園芸品種なので
作業などは同じと思ってください。
ペチュニアはナス科植物ですので
野菜のナス等と同様に連作を嫌います。
新芽が伸び成長してきたら
植え替えるのが良いでしょう。
根を切っても問題ないです。
その後の管理としては
挿し芽をしたときと同じように
1週間ほどは直射日光を避け管理します。
たちつ
【近畿】
2013/04/12(金) 15:53:03
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ペチュニアとは
私の理解として、サフーニアとは、酒屋サントリーの商品名で、ペチュニアの仲間です。
ペチュニアとは、キク→なすび→ペチュニアと進化の過程(その時々の環境に適合し性質形態を変化し生き残ったもの)で、分離独立したもの。そのペチュニアも進化の過程で、主に種子を残して子孫繁栄させた棒が有利か、葉茎の破片折れ斬り屑(剪定屑のようなもの)で子孫繁栄したほうが有利かと言うことで、実生繁殖系と栄養繁殖系(挿し木)に分かれた。・・・・自然進化
そこで、市場性(経済性・商品化)を目的に人為的に、交配・選別・細胞繁殖・遺伝子組み換えなど人工繁殖が行われるようになってきた。
一般的には、先駆者でもあり、爆発的に超人気になったので、栄養繁殖系をサフィニアという。商品名が普通名詞になった。
従来の種子繁殖系のペチュニアと区別される。
概ね、ペチュニアは、夏冬に弱く開花期間も短い。原産地の定温環境と日本の四季、特に寒い冬や高温多湿な夏に適応しにくいため。
未だ夏なら、空き地の草ボウボウの冷涼な環境下では、春の開花から秋遅くまで咲き続ける場合もある。しかし冬越しはできない。
反面、栄養繁殖系のサフィニアは、夏にも冬にも強く、数年生き続けそれなりに四季を通じて花も観られる。
数年と言っても、宿根性や樹木蔓系ではなく、所詮 草系ですから、2-3年程度。・・・・日本の自然環境では。
そこで、質問ですが、私の想像として
越冬させたサフィニアは、越冬株のまま育てずに、挿し木して株更新し、芽摘みを繰り返し、枝数を増やしたほうが良い。
これにも問題があって、挿し木と芽摘みの繰り返しそのものは簡単ですが、自立するのに、日数がかかる。 その間に開花適期が過ぎてしまう、過酷で花の終わる真夏が、そこまで来ている。という、タイムラグの問題だけです。
挿し木苗を数本束ねて、一株とみなすか、新たに毎年ポット株を買う方が楽かは、自己判断。
サフィニアは、沢山あふれるように、次々と咲き乱れ続けることに、その良さが発揮される鉢花。・・・・中輪小輪系ペチュニア
ペチュニアは、大輪が咲き続けることにその良さがアル。
実生系ペチュニアは、茎の中がストローのように、中が空洞なので、挿し木には、ほんの一寸苦労するかも。
草系の欠陥は、根と茎の境目(通常株元という)が、老化すると根系(地中部)や茎葉花系(地上部)の生理成長が、もろく弱い。
そこで、挿し木又は種子で、株更新しなければならなくなる。
人間で言えば、更年期障害とか、厄年とか言われるイメージ。
園芸上において、概ね土と培養土の違いは。
土とは、岩石砂礫汚泥の混合物で、概ね鉱物無機物を示す。
培養土とは、無機質に、腐葉土・肥料など有機物を混合したり、石灰中和させて、植物が拠り良く育つように、人為的に混合させたものを示す。
ところが、有機物も無機物も、長年使用していると、陳腐化して、色々と植物の成長に、障害がでてくる。・・・・砂粒は崩れて小さくなり、硬くなり、分離し、有機物も分解されて、気体と無機質になる。
pHは、偏り栄養素も消耗され・流れさり不足が発生する。
その他蒸れ、根つまり、微生物の偏り、有害物質の蓄積、保湿排水通気の乱れ・・・・など
そこで、培養土を適宜更新して、調整しなければならない。
・・・土がえ・植え替え・株分け・剪定根きりなど
腐葉土は、手軽なクッション緩衝材(岩石粒たる土の隙間を作り、その間に根が成長する。フカフカな土作り)であり、栄養源であり、保湿・保肥・通気・分解微生物の住居であり、必要なもの一つです。
少なすぎても(土が固くなる。隙間がなくなる)、多すぎても(乾燥はっ水と過湿ジュクジュクが極端になる)
腐葉土の質や配合率が、極端でなければ、固形肥料はいらない。
液肥だけで十分です。
液肥の欠陥は、潅水で流失しやすいと言うことです。もともと水溶性ですから。・・・施肥頻度が多い・高価
そこで、液肥の原液の標準希釈倍率草花で、1000倍を更に100〜1000倍薄めて、つまり10万か100万倍に薄めて、潅水代わりにドボドボっとたっぷりと振りかければよい。
余談ついでに、潅水と水遊びは異なる。
潅水とは、葉水・根水のことで、水遊びとは、土に振り掛けるだけ。
根域には、水がいきわたっていない状態。
咽が乾いて、お茶を持ってきても、目の前でひっくり返されたら、・・・・・・虐めか拷問ですね
あわせて、潅水のたびに鉢土の中の空気が入れ替わり、新鮮な酸素が供給される。
潅水→水が下に落ちる。このときの圧力で鉢土の空気が排出される→と同時に水がしみこむときの吸引力で、空気が鉢土の中へ吸い込まれる。
土が陳腐化すれば、排水専用通路ができて、鉢土全体的に置換されない。同時に雑菌や善玉菌も肥料分も洗いさられる。
そこで、厳密には、潅水し、水が流れ去るまで小休止し、再び潅水すれば、より良いかも。
雑菌微生物の流失不足対策として、醗酵物質を混ぜ込むとか追肥するとか人それぞれ。
微生物は、原始生物ですから、数で勝負している。繁殖が超早いし、食べ物や温度湿度に敏感で、世代交代・種別交代・活動休眠寝起きが頻繁と厄介なもので、人間の目にはわかりにくいものです。
考えたらキリが無いもの。
それ以前に、草花と言うものは、状態表示をしてくれても、言葉では連絡してくれない。いくら科学やCPが進歩しても、現時点では、自動翻訳機・翻訳コンニャクは無い。従って、栽培者が迎えにいかないと仕方がない。
これを日々の見回り観察という。
このようなものと理解しています。
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江戸人
2013/04/12(金) 23:59:06
ぶるこさん、早速のご回答、ありがとうございました。
茄子科の植物だから、茎が茄子色だったりするんですね。
連作を嫌うとは知りませんでした。次の休日に早速植え替えをします。
この株は挿し芽をしたものではなく、ポット苗を買ってきて、昨年一年間鑑賞したものです。
根を切っても大丈夫とお聞きして安心しました。
ありがとうございました。
江戸人
2013/04/13(土) 00:04:09
たちつさん、ご丁寧なご回答、ありがとうございました。
>概ね、ペチュニアは、夏冬に弱く開花期間も短い。
とありましたが、我が家のペチュニアは昨年の猛暑もなんのその、5月から10月まで咲き続けました。
今冬もかなり寒さが厳しかったのですが、南側の軒下で越冬できました。
ご意見を参考にして、昨年植えた時と同じような用土で植え替えをします。
ありがとうございました。
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