花芽・葉芽から根っこが…

[園芸相談センター]の過去ログです

えみ 【東海】 2013/03/13(水) 17:16:11
ここ半月〜1か月前から既存のバルブの節にぽつっと芽が出始め、花芽だと思い大喜びをしてましたが伸びてみると花芽は2つだけで、後は全て葉芽でした(新しい芽が13個出たうち、2個が花芽残りは全て葉芽でした)
これを全て残しておいていいのかということと、葉芽・花芽全てから根っこが伸びてきてます(根っこがむき出しの状態)これは正常ですか?
根っこは土の中で無いと水分を吸収しないと思っていたので…
この後の対処の仕方を教えてください

なおたか 2013/03/13(水) 17:18:10
まず植物が何なのか教えてください。

ひろし@小南部 2013/03/14(木) 09:10:48
おそらくノビル系デンドロビウムではないだろうかと思いますが、それを前提にして述べます。

デンドロビウムは樹上着生種で根は空気を好みます。地生植物と違って根が乾く期間が必要です。思うに普通の用土に植えたのではないでしょうか?普通の用土でデンドロビウムなどの着生ランを植えると根が全部死んでしまい、それでバルブに蓄えた養分で新芽を出し新芽からあらためて根を出して生き延びようとするものです。
おそらく肥えたバルブだったので新芽の数も多くまた少ないながらも花芽もできたのだろうと思います。

素焼鉢にミズゴケ植えであっても、ミズゴケが常に湿っているようだったり濃い施肥をすると根がやはり死んでしまいますので同じような症状になります。
着生ランの根は地生植物の根と構造が違い、根自体も呼吸が必要で、濡れたままでは死んでしまいます。

以上のことが大体あっているのだとすれば新芽の中で勢いの良いもの2本を残してあとは切り取り、その2本にバルブの栄養資源を集中させるようにして一年間育て、来春独立させるか、この4月にバルブを適当な長さに切って茎挿しの要領で素焼鉢にミズゴケを使って植えつけて新芽を育てるかのどちらかでしょうね。

えみ 2013/03/14(木) 11:07:38
すみません、植物の名前を書き忘れていました。ひろしさんの想像通りデンドロビウムのスプリングポエジー【モナミ】と書いてあります。
蘭を育てるのは初めてで今の状態が正常なのかも分かりませんでした。
初め花が咲いている状態で頂き花が終わったら大きな鉢に植え替えました(窮屈そうだったので)ネット等で調べて軽石?の様なのを購入して(袋に洋ランの土と書いてありました)植え替えましたが水を貯めこむことが出来なかったのかどんどん葉の色が悪くなって半分くらい死んでしまったので慌てて土を半分くらい混ぜて置いておいたら少しづつ回復して今回、葉芽と花芽を出してくれました。
ひろしさんの解説の中の【生き延びようとしている】に感動しました。
絶対に生かしてあげたいと思います。1本のバルブに元気な2つの新芽を残して他は取るんですね?残した新芽から出ている根っこには3日に1回くらい霧吹きでお水をあげればいいですか?すみません、ど素人なので皆さん、教えてください。

えみ 2013/03/14(木) 11:09:36
すみません、追加で教えてください。土は変えた方がいいですか?

ひろし@小南部 2013/03/14(木) 14:38:23
出来たら現状を画像掲示板にUPいただけないでしょうか?そうすればより適切なお応えが出来ると思います。例えば株元からの新芽(当然葉芽)が伸びているようであれば根はまだ回復可能である可能性がありますが、バルブの高い位置からだけの葉芽と葉が開く前から根が伸び始めているという場合はもともとの株の根はほとんど死滅していることが多いのです。

洋蘭の土と書いてあった袋の中身は軽石とバークの混合物でシンビジウムに向くものではないかと思うのですが、使った鉢の材質とサイズにもよりますが夏などは毎日水を与えても間にあわない可能性がありますね、、、でも土を入れたのは不味かったです。ピートモス程度でしたらセーフだったと思いますが。

鉢はどんなものをお使いですか?

結論を言ってしまえばノビル系デンドロは素焼鉢にミズゴケで植えつけるのがご家庭ではベストで、その他の植え込み材料は管理が難しくなる場合が多いです。

えみ 2013/03/15(金) 09:48:12
画像を貼り付けたいのですが圧縮の仕方が分からず貼れませんでした
鉢は100円均一で購入したプラスチックの鉢です。
今からでも素焼き鉢にミズゴケに植え替えてもいいですか?

ひろし@小南部 2013/03/15(金) 21:32:01
私が心配しているのは元株の根の状態です。
1、根が死んでいて株もとの芽が伸びだしていないのであれば植え替えるかいがありません。
2、元株の根が膨らんでいてこれから伸びだしそうであれば元株の根が全部死んでいてもまだ植え替える値打ちはある可能性があります。
3、元株の根がまだ活きているものがあるようなら至急植え替えるべきです。

1、の場合はじたばたしてもしようが無い状態で、高芽を育てるしかなく、その場合は最初に書いた様にひとつのバルブからせいぜい2本の芽を育てるように間引けば芽の成長は良くなります。新芽がある程度の大きさになったら(6月ごろ)バルブの一部を切り取る形でバルブの一部をつけたまま小さめの素焼鉢に3芽ほど一緒にミズゴケで植えつければ秋には小苗程度にはなりますね。その年のバルブには花は無理ですが翌年のバルブには(培養の仕方がよければ、ですが)翌翌年には花芽が来るかも知れません。

えみ 【東海】 2013/03/16(土) 10:13:10
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丁寧なアドバイスありがとうございました
少しでも(1本でも)生き残れるよう、頑張ってお世話したいと思います。


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