リンゴ木の剪定で直角枝にならないように
アスパラ
2013/02/26(火) 13:02:18
果樹(りんご)の木の育て方で、剪定する際枝が直角枝(主枝)にならないように枝を配置するように書かれていますが、どうして直角枝が良くないのか理解に苦しみます。枝を直角に四方に配置すれば日当たりもよくなるのではないかと思いますが、その訳が分かれば教えて下さい。
たちつ
【近畿】
2013/02/26(火) 17:12:52
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リンゴとは
良く判りませんが
1) 只単に 平面 十 だと 側面↑ なら 上からならよく日が当たるようですが、樹冠しか日差しが無く幹の中まで日が当たらない。
2) リンゴは沢山なれば重くなり、支柱が必要になる。 雪の重みでも。 となると、色々な作業するのに、邪魔になって、奥まで入るのがしんどい。 比較的小さい果樹であるミカンでも、摘み取りがしんどい。
3) 鬱蒼となれば、風通しが悪くなるし、強風で枝がねじれて、副枝が折れる。リンゴに傷が付いたり、落ちたりする。 リンゴの樹は大きくなる。ナシやモモは小さいし実成りの数も少ない。
4) 植樹 一本ならどうでも良い。幼くて小さければどうでも良い。
樹勢の弱い品種ならどうでも良い。
沢山の樹が有れば、自然とそのようにしたほうが楽という、先祖からの慣わしのように思う。樹が古く大きくなり、枝が長くなれば、必然的にそのようにしたくなる。
果樹は、摘み取りにしんどいので、低く仕立てる。垂直方向に、縦長より横に広げる。 水平方向に、正方形正円より楕円形に。
となると 横からT T T の字状 真上から H H H の字状になる。
従って、幹からでる副枝は、最終的に左右の2本となり、左右は縦に段違いになる。日当たりも良くなる。果実も多く糖度もあがるし、樹勢も落ち着く(リンゴは樹勢が強い)
赤枠が幹のつもり
http://d2i6c6y1xqgf7t.cloudfront.net/media/terms/Yougo_c-deff.jpg
樹の仕立て方は、営農を基準としているので、それに右習えで、趣味のテキストでもそのように書かれる。
多くの趣味の園芸サイトの筆者もその功罪まで深く考えていない。
だから、その根拠は省略される。
花樹と違って、果実はなにでも、5年先10年先100年先を見極めて、仕立てないと、後で不具合がでてくる。
人間でも、3つ子の魂100迄と言いますから、3つまでが子育て正念場。
できれば6才までは、母親の懐で・・・・保育園へ捨てに行くなんて、もってのほかと思う。情緒不安定となりやすい。重圧過ぎて、耐えられない。環境適応性にもろい。ペットの犬を色々と観るにそのように感じる。母親を知らず、単独で生活し、ほぼ永久に結婚もできず・・・・
一文字仕立ては、日本独特のリンゴの仕立て方のように思う。
外国では、そこまで神経質にはしない。十文字仕立てもある。
葡萄やオリーブでは、相当神経質な取り扱い風景もよくTVで観られる。
オリーブでも、日本では、剪定せよといいますが、外国では、日本のように神経質に考えていない。
新芽が命(来年の収穫に影響する)と言って、手摘みにこだわっている。・・・機械は振動で落とす。と枝先が折れたり傷む。
尤も、果実に傷も付くし、落ちれば果実に土も付くし、土が付着すれば、品質・等級が格段に落ちる。土の匂いの有無が重大な審査ポイントのようです。
営農作物には、それぞれこだわった育て方があるし、地域によっても異なる。 いずれの農家もこの方法が一番と胸を張って譲歩しないものです。余程困難になるか余程よい方法でナイト、アルイワ親子代替わりしないと変わらない。
単純にこのようなものと 想像 します。
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たちつ
【近畿】
2013/02/26(火) 17:28:53
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リンゴの樹形・・・日本
http://santapple.com/images/winter01.jpg
リンゴの剪定風景 で画像検索すれば、ミナ同じく一文字仕立て。
外国 画像が小さく冬でないので、良く判りにくい・・・多分枝抜き剪定程度かも (・・?
http://sinanoya.blogspot.jp/2010/03/blog-post_19.html
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oakland
2013/02/27(水) 12:07:43
直角枝の意味ですが。
地面に対して直角(垂直)のことを言っているのでは。
そのような枝(いわゆる立ち枝)には花芽がつかず実がなりません。
のみならず、栄養を独り占めにして、どんどん上に向かって伸びてしまいます。
たちつ
【近畿】
2013/02/27(水) 15:22:05
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直角枝とは
確かに、リンゴやナシは、直立枝(葉枝・徒長枝)が直立不動・整然と育ちやすい系統です。尤も仕立て方の副幹が水平方向に誘引するという独特の仕立て方にあるからだと恩います。
まさか、垂直に乱立する徒長枝のことを示しているとは、
私も考えつかなかった。
庭に植えられているカリンは、そのような樹姿なっているものが多くみうけられます。・・・隔年結果しやすい。
余談ながら
リンゴやイチジクの樹は、植えて手入れもせずに、長年ほったらかしにしておくと、どういうわけか、本幹が/45-60度近くに、傾いて育つ。
地面に垂直に育ちにくい。太陽の向きに影響されていると言うものでもないし、枝と根のバランス感覚に無頓着なのかも。リンゴ自身もっと考えて、枝をバランスをとりながら成長させればよいのにと恩う半面、傾けて成長させることによって、場所と太陽を独り占めしようとする優位性の一つと考えているのかも (・・?
一般的な、リンゴの直角枝の意味 イラスト図
http://www.komeri.com/howto/images/0104/002.gif
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たちつ
【近畿】
2013/02/27(水) 17:06:10
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余談ついでに リンゴの雑談
最初はほったらかし・・・作業がしんどい 樹も鬱蒼と大きくなり日光も中まで入らなかった 樹が大きければ・葉も多ければ実も沢山なるだろうの原始時代 黒船来航から25年後 日本で栽培されはじめた
邪魔な枝だけ剪定をした・・・・作業は楽になったが、枝葉が生い茂り日光が入らなかった。更に10年後
次に日光が入るということで、階段状に大きく副枝を切った
更に20年後
まだまだしんどかったので、思い切って、樹高極めて低くし、枝を幹も切り捨て、今の一文字仕立てになった
・・・作業効率も日差しも良くあたるようになった反面果実が少なくなった・・・10年後
そこで、花実はどこに咲くのか どの枝なのか調べた
一文字仕立ての枝先に短枝を沢山つけることに気がついた
果実が多く実るようになった
・・・10年後
戦争になり、それどころではなくなった
戦後、リンゴの歌に代表されるように、リンゴが高い人気になった。高度成長期になりヨリ多収穫で早く育つものが求められた。
その後、差別化により、より繊細な高品質が要求されるようになった。 程よい糖度と酸味。
この要求にこたえるために、(多収穫 良い発色 高品質 糖度酸味 中蜜・蜜餡のないもの)。
今のリンゴの樹形に収まった。
作業を楽にする時代
多収穫の追及の時代
発色の追及の時代
高品質 あんこがなく、程よい糖度酸味 の追及の時代
高齢化もあり、農機具の通路など、今の樹形が一番あっているということかも。
わが国では、リンゴは、加工品よりクダモノとしての生食用が主にその生産目標となる。
今後は食べるときに、如何にすれば、楽になるかがターゲットになる。ミカンも皮を剥いてあげないと食べないし、面倒なリンゴなど見向きもしない傾向に有る。
神頼みとして、、トマトやBBやバナナ如何にしてのように、健康によいかをアピールしないと売れなくなる。・・・インスタント化と健康志向。
昔の敵は、ミカンであり、バナナだった。 今はトマトが敵。
トマトの勝ち。草でありながら、樹であるリンゴより高価。
この流れをいち早くみぬいたのが、戦後迄、何も採れなかった信州長野県で、発祥の地青森を見る見るうちに追いつけ追い抜いた。
後発組であったゆえ、過去のしがらみに縛られないという背景もあった。インドのCPソフトの強みも同じようなもの。 将来の中国の姿。
韓国は、政治改革によるものが多い。 日本は税金の奪い合いのみで、使い方が下手な風土。 減反補助金もせめて、除草の義務は付すべきだ。除草すらできないのであれば、固定資産税の減税もやめて宅地並み課税でもせよ。
田んぼに樹が生えている。樹の根で、田んぼの防水層を壊せば、元に戻すのがしんどい。
このように 理解しています。
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たちつ
【近畿】
2013/02/27(水) 17:15:24
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>発祥の地青森を見る見るうちに追いつけ追い抜いた。
発祥の地青森を追いつけ追い抜いた。が かっては目標だった。
に訂正。
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べっぴー
【近畿】
2013/03/03(日) 08:18:05
リンゴの木は、樹勢が強いので、基本的に弱い枝を残して花芽を沢山つけるようです。基本的に、徒長枝、直角枝は落とします。逆に、あまり樹勢が強いとき、これらの枝を一部残して樹勢を調節するようです。直角枝でもほそく短い弱いのは花芽が付くから残すようです。芽の出にくい主枝は少し切り戻します。
べっぴー
【近畿】
2013/03/03(日) 09:06:01
庭に桜の木がない場合、街路とか公園の大きな桜の木を観察すれば、想像がつきます。
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