ヤマボウシの根が伸びない。
shinku
【九州】
2013/02/11(月) 23:38:42
3年前に3m位の株立ちのヤマボウシを、自分で地面に植えました。
植えた始めの年から葉の縁から枯れていき、毎年初夏にはほとんどの葉がちりちりに茶色く枯れます。
先日周りを掘ったところ、根鉢より先に根が伸びていませんでした。
実はこの15年間で植木屋さんが同じ場所にシャラ・コブシを植えましたが、どちらも3・4年位で枯れ、掘り返すと根が伸びていませんでした。
毎回土は入れ替えています。古い土は捨てるのではなく、日光消毒などして、庭土に混ぜています。
ヤマボウシは40cm位堀り高めに植えました。自家製堆肥・小粒赤玉土などに余った庭土を混ぜています。肥料は油粕・骨粉・草木灰等を使っています。どのくらいの量か、などはおぼえていません。
雨がよく降った2日後に掘り返しましたが、べちゃべちゃしてはいませんでした。握ると9割くらい形が残ります。
木の3方向には他の木が植えてありますが、北側に芝庭があり、日当たりは良いです。葉が枯れる時期には水遣りをしていました。
過去の質問を見て水はけが問題かと思いましたが、よく分かりません。
よろしくお願いします。
たちつ
【近畿】
2013/02/13(水) 20:26:58
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ヤマボウシとは
結果論(こんなはずではなかった)ですが、屁理屈として
根鉢に閉じこもっている。
一般的に、鉢植え・ポット苗の現象としてのルーピング現象・自閉症ですね。
この防止対策として、根の育てやすい時期に、当年の花を諦めて、枝葉を落として、根を放射状に広げて植えつける。
理屈では、そうですが、反面枯れやすい・死滅しやすい。
ヤマボウシやハナミズキは、環境相性があって、移殖を嫌ったり、大きくなっても突然死がある。そのときには、運が悪い・相性が悪いと割り切ったほうが楽。 その原因はあるでしょうが、良く判っていない。
見守らないと仕方がない。 そのときになれば(根が根鉢から飛び出す)
急速に根が育ちますよ。
花木は、野菜や穀物ではないので、腐葉土だけで、肥料は控えたほうが良い。植え付けして3年後の新芽時に、ほんの少し肥料分を与えればよいかも。
>40cm位堀り高めに植えました
それでいいのですが、もう2度と掘り返すことはないので、1m角程度掘り返して、腐葉土を3-4割り混ぜ込んでおけば尚良い。
ヤマボウシは、山の雑木ですから、それほど肥料を要求しない。
促成栽培より、自然任せのじっくり育てるもの。 と言っても、接木の花樹ですから、生育開花迄での期間は短い。
ハナミズキでも、街路樹にでも利用されていますから、最初に注意して植えつければ、後は、ほったらかし。いちいちと細かく手入れしていない。 予算しだい・気分しだい。除草草刈と邪魔になるので、剪定と言うより、時節無視の枝払い程度。
それでも、綺麗に花も咲いているし、枯れることも少ない。
と言うことで、もう一度植え替えるか、見守らないと仕方がない。
重複しますが、植え替えても枯れたり、よくなったりするかは、ヤマボウシに聞かないと仕方がない。
原因がわからない限りどうしょうもない。
水はけや保湿とは、真夏などで、日照りが続けば、付近の雑草から水を貰っている。もちろん雑草が生えていれば、涼しく土の乾燥も緩和されるし、雨は満遍なく、一度に降る。 ここが自然と綺麗にされた、畑や花壇と異なる。山は斜面ですから、排水も良いし、地下水脈もアル。
冬も、雑草や枯れ草で根は、保温される。積雪でも保温される。落葉樹なら、日当たりもよくなる。
穴掘りと、排水の関係。
水はけが悪いかもしれないという不安があれば、掘った穴に水をためて、排水状況を観察すればよい。
もともとの土が固い・細かい・粘土質なら、掘った穴は、土が軟らかい分、雨水が流れ込んで、池になりやすい。掘らなければ、表面も硬いので、雨水は、側溝に流れ去る。乾燥しすぎた土なら、しみこむ前にはっ水する。はっ水すれば、防水の働きがあり、側溝に流れる。
この自然調和が、穴を掘ることにより、人為的に壊したことになる。
結果的に、乾燥しやすくジュクジュクになりやすいと言うことかも。
その点、根鉢なら、居心地が良いので、わざわざと外にでる必要性がないと、ヤマボウシは、思っているのかも知れません。
それでなくても、根がルーピングして、方向感覚が退化している。
このようなものかも、知れませんね。
根というものは、水や栄養がなくなれば、勝手に匂い?で探しに行きます。概ね横枝先端の真下あたりのようです。これが自重や風による倒壊防止にもなる。
中には、広大なカナダの端から端までで、一株で、根張りしているものとか、快適環境を求めて、植物自身が自分の意思で歩いて移動するものもあれば、ヒガンバナのように、自分の好きな深さまで、もぐったり浮いたりと上下運動するものもアル。
と言うことで、各自の判断で、植え替えるなり、様子を診るなりしないと仕方がない。
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久
【北陸】
2013/03/07(木) 22:22:03
http://green.ap.teacup.com/applet/oujien/200912/archive
せっかくの木が残念でしたね。
私の尊敬するおなじみの植木屋園主先生のサイトに植え替えのこつ
がいつか出ていたのです。リンクを勝手にはらせていただきます。
この記事は掘り取りですが、この近くに、植え付けの記事も載って
いたのですが見つけられませんでした。
ようは
1 地面に新しく噴火口のように土を盛り、
2 水をどぼどぼに入れてその中に根鉢を据え、築山にする。
3 その後はしっかり添え木をして風などで根鉢から出た新しい根
が切れないように支えて
4 しばらく水やりは控えて、木が自然に根鉢の外の水を求めるよ
うに促す。
とのことでした。
なお、葉をいためると根の生長を促進するホルモン?がでるそうな
ので?選定をする。(根が少ないので、葉が多すぎないようにかも。)
とよい。
その夏場は根がしんどいので、葉や、幹に夕方など木の上から水を撒く。こともよいようです。
くれぐれも根鉢の周りだけ水をやったりしない、木がぐらぐら揺れる
ようなことがないようにする。
と教わりました。ご参考に。
久
2013/03/08(金) 18:55:45
植木屋さんが植え替えられたのでしたね。
その土地特有の問題なのでしょう。素人がえらそうで失礼しました。
shinku
【九州】
2013/06/29(土) 23:07:01
[[解決]]
たちつ様、久様、コメントありがとうございました。
植え直す体力などなく、また、ただ見守っていてもそのうち枯れそうだと思ったので、とりあえず環境を変えてみました。
ずっとワイルドストロベリーを下に植えっぱなしにしているのですが、梅雨時から夏にかけては葉が上手く茂ってくれず、別途マルチングしていました。
今年は雑草をあえて抜かないでいたところ、葉は赤茶へ変色しましたが、枯れていません。
毎年この時期には枯葉が舞っていたので、例年よりは改善されたようです。マルチング不足だったのかもしれません。
たちつ様、カナダやヒガンバナの話はロマンがあります。素敵です。
詳しく書いてあるものがあれば、教えてください。
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