土の通気を良くする園芸用土と酸性に傾けるには?

[園芸相談センター]の過去ログです

まさ 2013/02/07(木) 20:32:06
花壇作製中です。とても陽当たりの悪い場所なので、土の通気と排水を良くしたいのですが、パーライト意外でお勧め資材や用土を教えて下さい。
又、phが現時点で6・8位ですので6位近くに傾けたいです。
鹿沼土、ピートモス等、酸性に傾けるもので通気性が最も高く出来るものは何ですか?
バラを植える予定で、現時点で土を8割方投入しました。
下記の内容を使用しました。
硬質赤玉大粒、バラの培養土、日向土、パーライト、ゼオライト、お馬の堆肥、バイオゴールドストレスゼロ、等です。
どうぞよろしくお願いします。

バラふぁん 2013/02/07(木) 21:22:51
ピートモスじゃないですか。

ピートモスには、短タイプと長根タイプがあるようです。短タイプは粉に
近いです。どっちが通気性が良いか、店に聞いたほうがいいかもしれません。

私のところも陽当り悪いです。正確には、真ん前にビルができて陽当りが
悪くなりました。頑張りましょう。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2013/02/08(金) 19:37:12
ピートモスの特徴には水持ちの良さというのがあります。これは元々ピートモスというのが植物の堆積し圧縮された物が腐らずに何百年も存在していた物。それが出来る産地と言うのは酷い湿地で大抵は湿原の様な水浸しの状態でピートモス内に通気は全くありません。空気が含まれなかったのが腐れず分解されなかった原因です。その場所にまず水路を作り、ほとんどの水を余所に逃がしてからピートモスを掘り出し、ある程度乾燥させると製品が出来上がります。

反対に鹿沼土は一種の軽石で穴が沢山あり空気を含みますから水分を含んでも逃げやすくピートモスから比べれば乾燥は早い方と思います。
ですから、どちらかというと鹿沼土の方が通気も良くすると思われますが・・・。

私の住んでいる北海道の平地の地域が、大昔それこそピートモスと同様な泥炭という堆積物が積もった広大な湿地(ヤチ)でした。北海道でウィスキーやビールが明治期から作られていたのは製造に絶対必要な泥炭が土地を開拓するには邪魔ものだったので無尽蔵に使えたからです。開拓者は水路を掘り水を抜いて泥炭をなるべく掘り出して、そこに客土し土地を作りました。でも、こういう土地は大抵地下に厚い粘土層や固い岩盤があり、地下に水が溜まり気味でなかなか改善しなかったので、広大な畑の地下深くに何列も土管とホタテなど貝殻の砕いたのを埋めて暗渠を作り用水路を張りめぐらせ水を逃がしてきました。(北海道に昔レンガ工場が多かったのは湿地対策に土地を掘れば沢山出てくる粘土を使い土管を焼いた為です)野菜の栽培が難しく、昔はかなり田んぼの多かった地域でしたが米の生産調整で稲作が許されなくなり、土地に合う野菜数種を大規模に輪作する専門農家ばかりに。うまく育たない地区の畑は酪農家に売ったり貸したりして牧草畑になり、酪農が盛んになりました。明治期の主要産物は薄荷(日本原産のミントで当地に原種が自生していた為)一昔はホワイトアスパラ今では玉ねぎが一番です。これらは少し水持ちが良い方が良く育ちます。
反対に、昔住んだ知床に近い街では活火山だった山が連なっていたので火山灰ばかりの土地です。軽石などごろごろしている土地で水はけが良過ぎて困るくらいです。でも通気性は抜群に良いので少し改良してあげれば水はけを好む野菜はとても育ちが良く、特にジャガイモの生育が良いのでジャガイモ農家に供給すべき種芋の栽培を、地区の何軒かで共同経営しながら(種芋は病害虫が出ない様に散布する農薬の回数・量がはんぱなく、厳しく決められているのでとても手間がかかるため)物凄い規模で営農している所ばかりです。

こういうわけで、火山灰に近い鹿沼土をお勧めするしだいですが、土の排水の悪い土地の場合は地下に岩盤があって水が溜まるか、少し深い場所に粘土層がある事が多い物です。土自体を改良しても地下の岩盤が存在すればあまり改善されませんし、粘土層があれば余計意味が無い事もあります。実際我が家は岩盤がへこんでいて緩やかな傾斜の下なので余所からの雨が地下に溜まり易く昔はヤチで大雨が降れば地表の水溜まりがいつまでも引きません。いくら客土して改良しても岩盤の為意味は無いのです。
まず土を入れ替える前に1メートル位穴を掘ってみて粘土層があるか確認すべきでしたね。もしあれば、何か所か穴を掘るか何列も粘土層を破って穴や溝に小砂利など入れて水はけを良くして暗渠を作ってから新たな土を入れるべきでした。
それか、花壇の部分を地面より30センチ以上あげた状態の「レイズドベッド」にしてから花などいれると良いです。これだととりあえず暗渠など土を掘らずに出来ますが、土が沢山必要な事と、厚い板で枠を作ったり他の材質で枠を作るなら排水穴を必ず作って水を逃がす事が大切です。

あと、今回はおすすめしていないピートモスですが、別の機会に使う時は、製品によってはpHの調節がしてあり酸性に傾いていない物があります。こういう物を入れると酸性に傾けるには無意味ですから、必ず無調整の物かを確認の上購入なさるのが望ましいです。

まさ 2013/02/08(金) 20:26:01
バラふぁん様、ばんざいうさぎ様、ありがとうございます。
引き続きご意見よろしくお願いします。

鹿沼土と無調整ピートモスで今だに悩んでます。
水はけや乾きやすい土作りの観点からは、鹿沼土かな?とも思いますが、
ただ鹿沼土は性質にリン酸を吸収する、時間が経つとすぐ潰れるようで
バラ栽培する上で少し痛い気がします。硬質赤玉を多用したい所ですが、
赤玉土と違いアルカリ性のようですし。

そもそも、バラ栽培はphどれ位が良いのでしょうか?
私が調べた本には6位となっていますが、皆様は気にしていますか?
6・8位ではやはり高いですかね?
ご意見あればお願いしたいです。m(._.)m

まさ 2013/02/08(金) 22:28:22
補足

花壇底部については、もちろん可能な限り深く掘り下げ、排水層は作りました。
主に日向土、黒曜石パーライト使用。
よって、今回の質問は単純に植込み部分の土に関しての質問と解釈頂ければと思います。

gardenfan 【近畿】 2013/02/08(金) 23:31:39
バラの花壇の盛土用土についての質問と思いましたが、
PHなどを気にするよりもボカシで細菌による酵素サイトカイニンなどの効果の方が重要です。
赤玉土4 腐葉土4 そこにバーミキュライト1 パーライト1 籾殻薫炭0.5 米糠バイムフードふくむ0.5でボカシた用土を使っています。
有用菌を沢山作ってその菌が作る酵素の作用に期待しています。

バラふぁん 2013/02/09(土) 09:27:47
以前、もみがらくん炭を積極的に入れていたら、pHが7を越えてしまい、びっくり
しました。自分の少量の経験だけですが、アルカリ性だと発育悪いような気がしま
した。ただ、世の中の大部分のバラ栽培者がそう言っているので、たぶん、間違い
ないのだと思います。それ以来、ピートモスで調整しています。

なお、私は赤玉土を使わず、日向石がメインになってます。水はけは良いですが、
水持ちが悪いので、少々面倒です。

崩れず、水はけが良く、水持ちが良いというのが、メインの土の理想だと思い
ますが、この3つを同時に満足する土はないのではないでしょうか。

mocha 【関東】 2013/02/09(土) 15:09:34
私も有用菌を沢山作る事にここ数年こだわっています。
極端でなければ、PHをそんなに意識しなくても、むしろ自然に落ち着いてくると考えます。

まささんは、排水層まで意識して作られたようだし、植え込み部分の土に関しても工夫しておられるので、有用菌を増やすような資材を投入していくと、ふかふかの水はけ良くバラに適した土に変わっていくと感じます。

すう 【関東】 2013/02/09(土) 17:17:26
pH下げて排水性良くするなら、やはり鹿沼土が良いのでは。。。
鹿沼土のリン酸吸収係数が気になるなら、骨粉や過りん酸石灰など、
リン酸高い肥料を多めに施肥したら良いのではないでしょうか。
ちなみに、以下リンク先にpH下げる発言があったので参考までに。

http://engeisoudan.com/lngv.cgi?print+201204/12040009.txt

二代目シマコ 【関東】 2013/02/09(土) 20:28:16
硬質鹿沼土というのもありますよ。http://www3.plala.or.jp/Dionaea-Club/dionaea/material/pre_pag4.htm

ばんざいうさぎ 【北海道】 2013/02/10(日) 01:16:51
上記の投稿は暗渠などの排水対策がされていないのを前提に書かせていただきましたが、すでに排水対策がなされていて、書かれていた土や資材が混ぜられているのなら、普通はもう何も混ぜずとも充分な気がしますが・・・。全体のpH値も極端に傾いているわけでないなら気にせずとも良いかと。数年のうちに雨などの影響で酸性に傾いていきます。どうしても気に成るならバラを植えつける時に掘る穴を大きめに掘り、pHの適切な土を入れ、そこに植え付ければ良いのです。

土の水はけは普通、団粒構造を作れるか否かで結構左右されます。団粒構造は適切な量の植物繊維、地中のミミズ・微細昆虫・微生物の多さで出来上がって行きます。これらを作り上げるため補給するのが堆肥です。(なお、牛フン堆肥は植物繊維が細かすぎて保水性が高すぎ水はけ悪くします)
排水さえ改善出来ているなら土資材を入れなくてもミミズや微細昆虫や微生物が住処にし食べる為の分解が早めな植物繊維さえ補給してあげればpHの傾きを気にせず良い土に成ると私は考えています。
いくら単体で水はけの良い性質の土でも、団粒構造が作れなければ水はけは悪く土中の空気の通りも悪いです。
もちろん表面土に粘土が混ざっているくらいならかなりの水はけ改善が必要です。今まで混ぜたもので改良してもまだまだ水はけが悪い土なのでしょうか?
ある程度の水持ちも必要です。水はけが良過ぎると肥料や養分まで流れ去ってしまいます。書かれている内容の土をもう8割入れたのなら、もう何も入れずとも排水は充分の様に感じますが・・・。

まだまだ水はけの悪い土ならもっと混ぜるのは仕方ありませんが、私なら、水はけ改善よりも団粒構造を作る為に馬糞堆肥かバーク堆肥2割を混ぜるだけと思います。完熟していて植物繊維は豊富なうえ微細昆虫・微生物も豊富、バーク堆肥にはあらかじめ鶏糞も入っていて混ぜて間もなく植えつけられます。3年も入れれば団粒構造が出来て、土内にミミズや微細昆虫・微生物が豊富に成ります。
その後は、植えつけ時に肥料を野菜に適宜与え(多く与えれば窒素などは残留し、抜くのが大変な為)バーク堆肥など与えている期間のうちから植物繊維補給のためにEM菌で野菜ゴミや雑草を堆肥化して用意しておき、適宜補給していくでしょう。

詳しくは「土・堆肥・肥料」について書かれている本をお手元に置き、読み込めば解り易いですよ。

gardenfan 【近畿】 2013/02/10(日) 17:19:12
前回のレス
赤玉土4 腐葉土4 そこにバーミキュライト1 パーライト1 籾殻薫炭0.5 米糠バイムフードふくむ0.5でボカシた用土を使っています。

ピートモス1が抜けていました。

籾殻薫炭はアルカリですが、微生物の住処になりますので入れています。どのみち酸性雨や水遣りで大気中の二酸化炭素も入っていきますので酸性に傾いていきますのでPHはそんなに気にすることはありません。

有用菌が多いホクホクの用土 感覚ご理解いただけるかな。

まさ 【近畿】 2013/02/11(月) 23:54:12
皆様ありがとうございます。
悩んだ末、在庫に残っていた鹿沼土とココピートでできている水で膨らむ軽い花の土を気持ち程度投入してみました。ほんの少しだけ酸性に傾きましたが、あまり大きな差は出ていません。

しかし、まだあと15リッター程度花壇に投入しなくてはなりません。
有用菌を増やすには、何を入れたら良いと思いますか?
お馬の堆肥ならば在庫が残っていますが‥
腐葉土が良いのでしょうか?バークは何となく敬遠がちです‥。

又、土に水をかけて握ると現時点でそんなにボロっとは崩れないのですが、
やはりある程度崩れた方が良いのでしょうか?

ばんざいうさぎ 【北海道】 2013/02/12(火) 10:56:24
余っているお馬の堆肥(馬糞堆肥)の量が充分足りるのでしたら、それで構わないと思いますよ。それだけでは足りないのであれば、完熟腐葉土よりはホームセンターに売っている「畑の土」などの大袋の培養土で「堆肥や肥料分の入っていない物」を足すのが無難と思います。ここで堆肥や肥料分の入っている土を混ぜてしまうと土内の養分が過剰に成る可能性があり、過剰な養分を抜くのは年月がかかり大変です。最初から土内の養分が少ないなら植えつけ時に株のそばだけに元肥などで入れておぎなっておくだけで良いのですから。

馬糞堆肥でも有用菌はいますから、土環境が良ければ気温が高くなり数カ月でミミズや微細昆虫・微生物(有用菌)は増えてくれると思います。腐葉土は堆肥類では一番分解が遅いので、腐葉土よりはもっと分解されている「畑の土」辺りの方が養分に成る速度は早くて良いのです。

バーク堆肥を敬遠する理由はどういう物でしょうか?入手が難しいなら仕方ありませんが、割高だと感じるのなら実は長い目で見れば高くはありません。毎年入れるわけではありませんから。他の堆肥より即効性があるので最初の2〜3年入れるだけで他の堆肥よりも早く効率よくミミズ・微細昆虫や有用菌を殖やせます。他の堆肥は繊維が未分解ですが完全に分解されていてホロホロした植物繊維の状態で、人の目に見える微細昆虫がたっぷり住みついているのがよく解ります。これは有用菌もたっぷりと言う事。住みかとしての環境が優れて効率よく早く分解してくれ、他の堆肥だとゆっくりな働きがバーク堆肥なら即効力があります。バーク堆肥を入れている期間は肥料の使用量も少し減らせますし。なかなか土が馴染まないよりも、すぐに早く馴染んでくれれば植えつける物にとっても良い事と感じますが・・・。
あと、即効性のあるものに「ミミズの糞」が販売されています。これを使えばすぐに有用菌の餌と成る為、すぐに植物の根が吸収できる養分になります。

本当は、2〜3年バーク堆肥を花壇に入れている間に、ご自分の所でコンポスト堆肥を作っておき、バーク堆肥をやめた後は毎年コンポスト堆肥を入れるとかなり良い状態で微細昆虫や有用菌の多さが維持できますよ。
コンポストは野菜ゴミと雑草、落ち葉や古い鉢土など入れてEM菌などの堆肥化促進剤等を混ぜる事により植物繊維が豊富で微細昆虫や有用菌たっぷりな堆肥(簡単に言うと肥えた土)に成ってくれます。作る場所や環境が用意出来るなら、毎年入れる堆肥を買うコストも無くなり生ゴミの量も減ります。
EM菌入りの培養土がバラ専用で売っていたりするくらい入れるととても良い土環境が作れます。
コンポスト堆肥のコツは生ゴミは細かくし水気を抜いてシナシナにしておく、動物系の生ゴミは入れない、コンポスト容器に入れるたびに少しでも古い土や庭土を表面にかける、落ち葉があればいれる、雑草は種子がついていない時に取るか刈り、生干し程度にして入れる、等で匂いも不快昆虫も発生せずに堆肥化出来ますから可能ならご検討下さい。

手で握って崩れないというのは、混ぜた水の量が多すぎたとか、まだ土の分解が進んでいない事も影響しているかもしれません。まずは土を少し大きめの鉢にたっぷり入れてみて、ジョウロで水を鉢底から水が沢山流れるほどたっぷり与え、1時間待ってみてから表面の土の水はけを確認し土が泥の様な状態で無ければ、特に問題は無いと思います。

mocha 【関東】 2013/02/12(火) 13:26:21

私なら、あと15ℓ「お馬の堆肥」にすると思います。
他の馬糞堆肥より藁成分が多く、夏頃にはこなれて少しかさが減るかと思いますが。
私の周りでは、フランスコフナや、米糠発酵の際バチルス菌とか酵母菌等いろいろ投入する人が多いです。
ネットでいろんな資材が売られているので研究すると楽しいです。

バラを植える予定との事。
長い目で見て良い土を作ることが、結果につながると思います。

mocha 2013/02/12(火) 13:28:04

15リットル 「お馬の堆肥」と入力しました。

まさ 【近畿】 2013/02/12(火) 19:41:58
ばんざいうさぎさん、mochaさんありがとうございます。大変勉強になります。
お馬の堆肥を入れてみようかと思います。

ミミズのフンは大変興味深いですね。
バーク敬遠の理由は、バラ栽培上手な知人がイマイチと言っていた、ただそれだけなんですm(._.)m 粗悪品が多いのかな??それとも原料の問題かな?

コフナは私も以前から気になっているものの、まだ使用したことはありません。
mochaさん、良かったら使われている方からの評判や実績手応え等の感想を教えていただけませんか?もしご存知ならばお願いします。

mocha 【関東】 2013/02/13(水) 17:08:47
有用菌を増やす為には、当然農薬や化学肥料は使えません。
病気に少しでもかからず、良い花を沢山咲かせるように、と自分なりに試している段階です。
まだ試行錯誤。

でも、一旦良い土を作ってしまうと、やっぱり結果が伴っている、という方達を沢山知っています。
コフナもそんな方から勧められました。
コフナだけの実績とは言い切れないし、菌が目に見えるわけではないけれど、私の庭は着実にふかふかの土に変わっているし、年々上手に咲かせることが出来るようになっているみたいです。
下草も元気です。

半日陰の方が綺麗に咲くバラもあるし、きっと良い花壇が出来ると思いますよ。楽しみですね。

まさ 2013/02/13(水) 22:02:29
[[解決]]
mochaさん、ありがとうございます。
コフナ、使ってみようと思います。
フカフカの土の花壇になってくれる様頑張りたいと思います。

ご意見下さいました皆様ありがとうm(._.)m

ばんざいうさぎ(解決後) 【北海道】 2013/02/14(木) 19:50:58
解決済みですが、バーク堆肥の効き目に疑問を抱いていらっしゃるようなので・・・。
お店で扱っている物は原材料が書かれていないものも多く、また業者によって使われている原料樹皮の種類(つまり木の種類)が違いますので、購入する店や販売会社が違うと効き目も変わってくるでしょうね。はっきりと決まった基準がなく、中には家畜糞尿や食物残渣や汚泥を混ぜているものまでバーク堆肥として販売されているそうです。また、同じ販売会社のを買っても、業者が途中で違う樹木の皮を使えばまた効き目が変わってしまいます。
また、広葉樹のバークと針葉樹のバークでも効き目が違ってくる様です。
それで思いだしたのが、私の使っていたバーク堆肥は地元で生産されていたものだったと言う事。実は知人が経営している会社(○○産業とつく会社名)ではいろんな部署があるのですが産業廃棄物も扱っており、樹木生産が盛んな土地柄地元で伐採されたカラマツ等針葉樹の樹皮が大量に運ばれてくるため、これを地元養鶏場の鶏糞と一緒に自前でバーク堆肥にして地元農家にトラック1台いくらで売っています。そして地元農協資材店舗でだけ予約すれば20キロくらいの袋入りを売ってくれるのですが、うちではこれを購入していました。
バーク100%で、おそらく1年以上充分に積んであると見え(敷地がとんでもなく広大なので置き場所はいくらでもある)さらに詰めたてなので袋を開ければかなりしっとりしていて樹皮の塊はちょっと触れただけでほろほろと崩れ、手の皮に分解し尽くされて微細になった針葉樹樹皮の繊維がびっしりと刺さり素手で触っているとチクチクします。中には本当に微細な昆虫がびっしりといて、住処を壊されたのであわてて逃げ惑っているのが見えます。何も印刷されていない袋に詰められていて運送費もかかっておらず、他の農資材屋で買うよりも格安で(元が廃棄物なので)購入できるのです。

おそらく、うちで使っているバーク堆肥は最高な品質なのでしょうね。川砂で鉄分が多すぎ酸化して赤茶色くなっている、何を植えても育たない劣悪な土が、このバーク堆肥を土に2割、3年連続入れたら、掘ると丸々としたミミズがピチピチ跳ねて出てくるような良い土に変化したのですから。
信用のおける業者の(原料名をちゃんと書いてあるもの。できれば樹種も)バーク堆肥を使えば、値段に見合う効き目はちゃんとありますよ。
お近くの農協で袋売りしていればおそらく品質は確実な物でしょうし、林業関係でバーク堆肥を作っている所もありますので、地元にこういう会社があれば問い合わせて小売りも出来るなら数袋くらいから売ってくれる所もあるかもしれません。

まさ 2013/02/15(金) 12:02:41
ばんざいうさぎさん、ありがとうございます。

そうそう、おっしゃる通り、バークは原料になる木の種類や製品による品質のバラツキが大きいのかな?と感じています。なので、手を出さずにおりました。

こちらは都会の為、園芸店そのものが近くになく、農協もないのです。
欲しい園芸用品の入手が容易ではないのです。
ホームセンターはありますが、粗悪品が多く目につきます。品質は二の次感タップリ?!←失礼

北海道は大好きで、旅行に行く時も園芸店巡りしたりする私ですが(笑)
明らかにこちらより安価で高品質な感じですね。
いつも羨ましく思っています^ ^
色々ご意見ありがとう。

gardenfan 2013/02/17(日) 00:13:34
バーク堆肥なども分解しにくいので、セルロース分解能が多分一番強いバイムフードを米糠に混ぜて増量してから赤玉土・腐葉土・バーミキュライト・ピートモス・籾殻薫炭などをブレンドして二週間経過したものを用土として使っています。
バーク堆肥を使う場合にもバイムフードはお勧めです。
EM菌のような嫌気性菌による地下10センチ以下も効果を狙うか、その上の部分をバイムフードのような好気性細菌で狙うかということですが、発酵段階での失敗が少ないのが好気性菌かなと思います。発酵肥料を作るのではなくて用土ボカシには好気性菌の方が適しています。

市販されている格安な腐葉土やバーク堆肥は最低でも半年はガレージの屋根などに置いて熱消毒と腐植を促進すると問題なく使えるものになります。そういたものをバイムフードボカシしてみて下さい。


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