アジサイの節間が異常に短く、重なって葉が出ます

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ちぇりー 【関東】 2012/10/27(土) 11:09:43
鉢植えのアジサイですが、秋になって節間が異常に短く重なって葉が出るようになりました。置き肥を置いたりしたのですが変化はなく見栄えがとても悪いので少し間引いてみたりしましたが、何か栄養素が足りないのでしょうか。恋路が浜と、白い玉咲の2種類です。恋路が浜の方がひどいのですが、こちらの方がすぐ乾燥してしまいます。
どなたかお教えいただけると助かります。よろしくお願いいたします。

キム 【東海】 2012/10/27(土) 18:54:29
水分量が少ないとなりますが、短い方がいいですよ。

くうが 2012/10/29(月) 20:44:56
アジサイで節間が短くなるのは生育が悪い場合が多いです。その原因のひとつとして水が足りないということはあると思います。しかし、その場合は葉がしおれ気味になることが頻繁に起きるような管理のまずさが原因の場合が多いです。
この症状は夏、気温の高いときに頻発します。こちらは高温が主な原因です。葉の節間も極端に短くなりますが、葉にもシワがよりゴワゴワとした感じになってしまいます。

おそらく今回の場合は高温が原因ではないでしょうか。
今年は9月までは相当に暑く、10月に入って急激に温度が下がりました。そのため枝の上部は節間が短く、葉がゴワゴワになっているものが多いと思います。そして急激に温度が下がったため、正常な節間の生長が始まる前に生長が止まってしまったのではないでしょうか。
節間が短くなってしまったところは何をやっても長くなることはありません。たとえ肥料を与えても短くなってしまったところは長くなることはほとんどないです。

また、アジサイは今、成長を止める時期に入っています。今年伸びた枝を木質化して寒さに備えようとしています。そこに肥料を与えると、伸びようとするために木質化が遅れます。そうすると枝が寒さに耐えられず、寒風にあたるとその部分が枯死する場合があります。この症状は枝の上部に出やすいです。ですので11月初旬には肥料が切れるようにしてあげてください。

恋路が浜は斑入りのアジサイですね。一般に斑入りのアジサイは直射日光、高温に弱いです。葉がすぐ縮れたり、枯れ込んだりします。しかし、恋路が浜は斑入りの品種の中では強い部類に入ります。それでも緑色の葉の品種よりは弱いため、よりひどい症状が出たのではないでしょうか。
また、用土の乾きが早いのであればもう少し保水性の高い状態にしてもいいと思います。たとえばバーミキュライトを入れるとか(使用しているのであれば割合をもう少し上げるとか)。保水性をあげすぎると根腐れの原因になりますから慎重に行ってくださいね。

間引いたとありますが、葉を間引いたのでしょうか。
できればそれは行わなかった方がよかったのではないかと思います。葉は栄養を作るところなので、それを取ってしまうと来年の花芽形成に影響を与える可能性があります。多少見栄えが悪くても来年立派な花を咲かせるためには葉を残しておくべきだと思います。

くうが 2012/10/29(月) 20:53:41
訂正です。
本文下から2行目
誤 来年の花芽形成
   ↓
正 来年開花する花芽の形成
です。
来年に開花する花芽形成の時期は今頃です。

すいません。

ちぇりー 【関東】 2012/10/31(水) 23:18:49
キムさん ありがとうございました。

くうがさん
確かに、10月になって涼しくなり水やりをちょっと油断したと思います。葉先がわずかに枯れたのもあります。
置き肥は小さいものを縁周りに置いたのですが、よくなかった気がしたので取り除きました。
間引いたのは葉で、重なった部分(出てきたばかりなので小さい葉です)と、ついでに大きすぎるのも3枚、蒸散作用が大きすぎるかと思って取ってしまいました。
これはNGでしたね。水切れが激しいときは時々してしまったのですが、それより水持ちを良くするべきだったんですね。バーミキュライトを入れてみようと思います。
1割ぐらいでよいでしょうか? ただ現在は鉢内に根が張っていると思うので冬眠中の植え替えの時になると思いますが。
同じ土(赤玉7腐葉土3)を使った青い玉咲の鉢は大きな葉をたくさんつけているのにそれほど乾かないのですが、そちらは恋路が浜より日陰に置いてあります。
恋路が浜は1時ごろまで日が当たります。

あと、冬の初めに枝先が枯れることがよくあったのですが、冬に向かうのに肥料が残っていたからだったんですね。なぜなのか気になっていました。

色々教えて頂いて有難うございました。

くうが 【関東】 2012/11/01(木) 10:13:47
朝夕に水やりしても用土の乾燥が激しい場合は、バーミキュライトなどの保水性の高いものを1割ほど用土に混ぜてみてください。時期は休眠中、落葉期でいいと思います。入れすぎは根腐れ、根痛みの原因になりますから注意が必要です。それでも乾燥がひどい場合には最後の手段として葉の間引きを考えてください。いくら間引きが花芽形成に影響する可能性があるといっても株が枯れてしまっては元も子もないですからね。そして間引く量は必要最小限にすることを心がけてください。

冬に枝先が枯れるのは肥料の効き過ぎが原因ということがあります。
それともう一つ大きな原因が空っ風です。
アジサイの頂芽が枯れる一番大きな原因は、冷たく乾燥した風が当たることです。低温だけならばかなり温度が低くなっても頂芽が枯れることはほとんどない(耐えられる)のですが、乾燥した低温の強い風が吹くと1回吹いただけで頂芽を枯らしてしまうこともあります。
もし、冬に風が強く当たるようであれば、寒冷紗などで枝を覆うか、鉢を風の当たらないところに移動することを検討してみてください。

余談ですが
鉢の置き場所は、真夏は直射日光に当たらないところにおいて、秋になって気温が下がったらたくさん光のあたるところにおいてください。アジサイにとってよりよい環境になるはずです。


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