オキザリス・アデノフィラ用の鉢の大きさ
アンデス
【関東】
2012/10/06(土) 16:55:08
オキザリス・アデノフィラの球根を買いました。
手持ちの縦12×横25×深さ10センチのプラスチックのプランターを植えつける鉢の候補に考えており、1つのプランターに球根2〜3個植えればよいのかなと思っています。
球根の袋を見ると、プランターでは株間5センチ地植えでは8〜10センチとかなり差があるので植え付け個数を迷っています。
また、夏越しが難しいとのことなので、夏はなるべくクーラーのきいた室内におきたいため、もし問題なければより浅く小さめの鉢も候補にしたいと思います。
見栄えよりも、夏越しを念頭に決めたいと思います。
冒頭に書いた鉢だといくつ植えるのがよいでしょうか?
また、より小さく浅い鉢でもよいのでしょうか?
行楽地へGO
2012/10/07(日) 04:03:35
>夏越しが難しい
>プランターでは株間5センチ地植えでは8〜10センチ
の意味
オキザリス・アデノフィラの生態 及び環境
南アメリカのアンデス山脈の中・南部からパタゴニア地方(山岳地帯)に分布しています。・・・・・夏越しが難しい
斜面の岩礫地に生え、・・・・土が粗い・土の保湿管理が面倒。
高さは10〜15センチになります。・・・・地上部や見栄えとの関係から、植え付け間隔が決まる。
葉は根生しますが、長い葉柄があり、12個以上の小葉があります。青みがかった灰緑色をしています。晩春から夏にかけて、花茎を伸ばしてライラックピンクの花を咲かせます。
現実的には、基本的に、オキザリスは、雑草ですから、かなり丈夫です。適当でよいのでは。
植木鉢は、18cm6号〜24cm8号の素焼き鉢がどの草花でも簡単です。
オキザリスの面白いことは、
種類が多い。球根の形・葉の形色・花・球根の繁殖の仕方が、色々と個性がある。丈夫。繁殖が容易・コンパクト・開花時期も品種によりバラバラ
欠陥は、球根が地上部に、浮いてくる性質がある。
地上部の無い休眠期に、球根がむき出しになると、球根が小さいだけに
干からびる。オキザリスの中には、親球根は花が咲けば、なくなり、新たな子供球根を作って一生を終えるものもある。時には、発芽したら、球根がなくなるものもある。成長しながら、子供球根をつくるとか。
こうなれば、球根というより、種子と言っても、過言ではない。
この辺がおもしろいかもね。
>室内におきたいため
室内管理は、何でも難しいものです。
自然環境でない。 第一に風通しや大気循環が悪い。 日当たりも弱い。結果的に、土の過湿で腐らせる。
極力室内管理は、避けたほうが良い
地上部がなければ、日の当たらない・ヒカゲで、風通しの良い場所に捨て置くとか。地上部があれば、植木鉢に板を立てるとかして、遮光して、半ヒカゲに置くとかすればよい。 風通しが一番。
草花の性質が解るまでは、まず、よく観察すること。
市販品なら、枯らしてもよいじゃないですか。
絵札呼称が解れば、再び、買えばよい
最初から、神経質になると・過保護栽培の癖が付くと、貴重品種・希少品種・難解植物を手に入れたときに、失敗する。 これらは、もう2度と手に入らないかもしれない。
>だといくつ植えるのがよいでしょうか?
1-3個でも良いし、20-30個でも良い。
>また、より小さく浅い鉢でもよいのでしょうか?
大きすぎれば、邪魔になるし、小さければ、植物の生態にムリが生じる。
土は、赤玉土6-7 腐葉土3 と保湿管理に鹿沼土1の少々が簡単かも。
鹿沼土は、保湿により、変色する
極端な話
被災地のシンボル化された、松は、塩害で枯れてしまいました
ところが、同じ塩害でも、海辺の防風林・天橋立の松並木や松島の小さな岩場の松が枯れることはない。
いずれも、暴風雨になり、海が荒れれば海水・塩水がかかる。
不思議なものです。
雨が降るかの一寸した違いです。
ふみ
【関東】
2012/10/09(火) 17:56:03
アデノフィラは高山植物ですので問題は夏越しでしょうね。
30年くらい前に実際に原産地、アンデスでこの植物を見た事があります。
場所は日本でなら青森県の南部くらいの緯度で海抜1600m、冬はスキー場になる場所ですので冬の寒さは全く問題ないです。木は生えていないので日当たりが良い場所です。
時期的に花は無かったのですが、葉だけでも高山植物の女王、コマクサを思わせる素晴らしい姿でしたので、よく記憶しています。始めはオキザリスとはわかりませんでした。
今市販されている球根はヨーロッパで繁殖されている輸入品のようです。
本州の平地では難しそうですね、私のは2年で枯れてしまいました。北海道ならもしかしたらうまく育てられるかもしれません。
夏に室内はもっての他です。日光不足と通気が無い、環境悪すぎです。
夏は直射日光を避け風通しの有る場所に成るべく涼しい環境で育てるしかないです。それでも夏の高温多湿は厳しいでしょうね。
鉢の大きさは、それ程大きくなる植物ではないので、あまり大きな鉢だと水はけが悪くなるので水遣りが難しくなります。
私なら3号鉢なら1球、4号なら3球かな。
鉢よりも大きいプランターで少し粗めの水はけの良い用土に植えた方がいいかもしれません。試してみなければわからないです。
本州の平地では植えた年、一年だけのものと割り切ってしまう事でいいとも思うのですが、高山植物を上手に育てている人もいますので、難しいですね。
アンデス
2012/10/09(火) 21:47:37
皆さま回答ありがとうございます。
クーラの涼しい室内でと考えるのは、大きな間違いとわかりました。
外で育てるようにし、用土も水はけのよいものを工夫してみます。
また素焼鉢も探し、プランターと両方試してみようと思います。
ふみさま
現地でご覧になったとのこと、素晴らしい景色の地に足を運ばれたのですね。花がなくても印象に残る美しい葉、私も見るのが楽しみです。
関東で育てられた時、葉がなくなるのはいつごろでしたか。
7月ごろまで咲くと書いてあるので、掘り上げるにしても暑い時期に葉が残るので難しいのかな〜と思っています。
>大きな鉢だと水はけが悪くなるので水遣りが難しくなります。
そうですね。特に深さは浅い方が乾燥気味に保ちやすいと思うのですが、高山植物は根が地上部に比べとても深い場合もあるようです。
根張りは普通のオキザリス程度で特別なことはなかったでしょうか?
球根の直径が4センチ近いので、普通のオキザリスと同様と推測してよいものか迷っています。
ふみ
【関東】
2012/10/09(火) 23:17:21
こんな画像があります。
http://www.flickriver.com/photos/stationalpinejosephfourier/tags/roseptdf/
遠くの山並みや湖から私の見たところと同じ場所です。時期は2月末か3月始め、日本なら8月から9月にかけてくらいかと思います。その時期、葉はまだ生き生きしていたので、たぶん冬まではあると思います。
日本で育てた時のは記憶に残っていません。
球根はあまり乾燥に強くなさそうなので冬は掘り上げずそのまま灌水を続けて方がいいのではないでしょうか。原産地も冬は雪が積もり乾燥する土地ではないです。秋に掘り上げても貯蔵するのではなくすぐに植えちゃった方が安全だと思います。
根の事はよくわかりませんが、特別長くはなかったように思います。
アンデスの高山植物は日本人にとって珍しいものが多いです。この場所にもアデノフィラの他にラナンキュラスと思われるものやセリ科のコケの様に見えるものなど、色々有りました。またいつか見てみたいですが、遠いのでもう無理でしょうね。
アンデス
2012/10/10(水) 20:49:49
[[解決]]
ふみ様 素敵な写真へのリンク、思わずしばらく眺めてしまいました。
別世界で育つ美しい花たち。育てるのが難しいのも当然ですね。
この写真から、なるべくアデノフィラがつらくない環境を考えてみます。でも、日本の夏はちょっとかわいそう。
うまく咲かせられたら、高原に住む知りあいに1鉢里子に出そうかな。
私の所でも、なるべく工夫して長く育ててみます。
ありがとうございました。
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