カミキリ虫幼虫のバラへの侵入予防策について
ハヤサチ
2012/08/28(火) 00:01:13
カミキリの幼虫によるバラの食害防止方法について教えて下さい。現在地植えしてあるバラ数本がカミキリの幼虫によって食べられています(オガクズ状の粉が地際から出ていることから判断)。昨年もこの被害を受けて何本かが枯死してしまいました。幼虫(卵?)が侵入した穴を見付けるのに大変苦労しています。一応、侵入穴とおぼしき個所に針金を刺し込んだり、キンチョールの噴霧をしたりして対策としていますが、確信を持って侵入穴と思えるものは約2本だけです。こうした事後の対策はさることながら、カミキリの成虫が卵を産み付けないように事前に予防するいい方法はあるのでしょうか?ご存じの方がいらっしゃったらお教え頂きたく。アルミホイルを根本に巻き付けておくとか商品名キマトールという薬剤を予め塗布しておくことなどの方法を聞きたことがありますが、効果の程は如何でしょうか。お試しになった方がいらっしゃったら教えて頂きたく、よろしくお願いします。皆様はどう対処されておられるのでしょうか。
gardenfan
【近畿】
2012/08/29(水) 21:04:03
アルミホイルはウィーピングスタンダードのように1本の幹に巻きつけられる場合に使用しています。
HTやFLの場合は、接木部分が地下5−10センチになるようにするとカミキリムシの幼虫が台木まで達しませんので株が枯れることが少なくなります。コルデスやオースチンが薦めている植え方です。
地植えしてある場合は、株元に用土を盛って接木部分が隠れるようにして下さい。このようにしても問題なくシュートは出てきます。
ミカンネットを株元にセットされている方もいますが、私はしていません。接木部分を地下にしているとネットを設置するのが難しいのです。
産卵されたと思ったら(カミキリムシを見つけたら)バラには適用がありませんがトラサイドという乳剤が幼虫に効果があります。臭いますが効果はありますよ。マラソンとスミチオンの合剤に界面活性剤が追加されて浸透移行性が強い薬剤です。バラには適用がありませんが、使用しても罰則はありません。株元に塗布して使用します。自己責任でお願いします。最近は適用がないのでバラ会でも説明されませんが、昔は推奨されていた薬剤です。
スミチオンを産卵シーズンに定期的に散布して産卵を防ぐのも効果があります。
但し一番はバラを良く見回ってカミキリムシを見つけたら捕殺することです。
cotocoto
【関東】
2012/08/29(水) 21:39:04
接木部分を地下5〜10センチも埋めるんですか?
そういう場合、本来茎の途中からシュートが出るのでしょうか?
接木部分から出たベーサルシュートが腐るという人もいますが、どうでしょうか?
gardenfan
2012/08/29(水) 22:45:20
cotocoto様
>接木部分を地下5〜10センチも埋めるんですか?
今まで日本では接木部分を地上に出して植えるというのが常識でしたが、海外ドイツのコルデスやイギリスのオースチン、そしてアメリカバラ会のチンマーマンなど海外では接木部分を埋めなさいというのが主流です。ネットで検索してみて下さい。ベーサルシュート問題なく出てきます。
日本ではこういうことを言うのは少数派ですが、10年間言い続けるとナーサリーでも意見を変更しだしたところも出始めています。
接木を地下に埋めるのは大苗の話です。新苗は接木部分が充実していませんので、地下に埋めると水分で腐る可能性がありますので地上に出して下さい。
gardenfan
【近畿】
2012/08/29(水) 23:00:42
接木部分の追加です。
海外のバラ園に行かれたら理解されますが、台木の接木部分が地上で見られるような植え方はほとんどありません。
youtubeでkordesで検索すると、kordesの見本バラ園がヒットしますが、その枝が地上にどのように出ているかを見て下さい。
シュートが地面から這い出すごとく出ています。
http://www.youtube.com/watch?v=gayuXZswARw&feature=related
育種担当のトーマスプロルのいかつい顔が出てきますが、バラが植わっている画像を見ていただければ、私の話もご理解いただけるかと思います。
mocha
【関東】
2012/08/30(木) 10:52:19
ヨーロッパは日本より緯度も高いし、梅雨も無いから事情が違うと思わなくもないけれど、最近少し深めに植えることもしています。
ただシュートの出が良いかと言えば、まだ私には分かりません。
新苗はやめた方が良いのですね。
カミキリ対策としては、接木部分を埋められればかなり安心ですね。
ねこ
[URL:http://ameblo.jp/am6234/]
2012/08/31(金) 21:37:59
なお、接ぎ木部分を埋めるということですが、私もDAで購入した時にそのように書いてありました。特に寒い地方では効果があるようです。
日本のDAに確認したところ、実際はどちらでもよいとの回答でした。これは、日本では一般的に埋めない方法なので、どうしても埋めるとは言わなかったような感触です。
カミキリ対策になることまでは考えも及びませんでしたが。
gardenfan
【近畿】
2012/08/31(金) 22:25:08
接木部分を埋めるというのは寒い国だけの話ではありません。
ハワイやタイのバラ園も見ていただくと理解できます。
暖かい国では四季咲き品種は周年咲きますので台木が持ちませんので地下に埋めて接ぎ穂からの自根を出す為に地下に埋めています。
去年からですが、とあるナーサリーが地下に埋めるというように変更した所があります。
ハヤサチ
2012/09/02(日) 22:28:07
[[解決]]
接木部分を埋めるという方法はgardenfan様が前々から主張されていっらしゃることと承知しておりましたが、カミキリムシ対策にも効果があるということまでは理解できておりませんでした。トラサイドの件もふくめましてご教示ありがとうございました。試してみたいと思います。
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