松虫草がみるみる弱ってきた・・・
かず
【近畿】
2012/08/03(金) 15:36:27
昨年夏、岡山県津山市で野生の松虫草の苗を購入しました。
地元の種苗家が丹精込めて種から育てられた物です。
神戸に帰って家の東側の日当たりのよい場所に植えて育ててきました。
2年草のようで株は春から成長し始め大株になり茎の立ち上がってきましたので開花は期待できそうだと楽しみにしていましたが・・・
暑さ対策は何もしていなかったためか三株のうち一株は枯れてしまい
残りも緑はまだありますが弱ってきました。
この猛暑が原因かとあわてて寒冷紗をかけました。
処置法をお教えください。
あいらん童
2012/08/04(土) 08:17:39
マツムシソウはわりと涼しいところに自生する植物なので、この猛暑でしかも西日本の低地だと、かなり環境を整えてあげないと乗り切れないと思います。寒冷紗をかけると日照不足になってしまうし、多少日中の暑さはやわらげても、熱帯夜対策も必要でしょう。対処法としては、加湿器付き冷房室でも設け、夜はそこに取りこむとかの対策が必要かもしれません。
植物は、ある程度環境に適応することはできますが、それにも限界がある場合もあります。とくに「野生種」は適応能力が低く、たとえば山から多年草を盗掘してきて、庭や鉢に植えても数年以内に枯れることも多いです。栽培するなら人工交配による園芸種を対象にしたほうがいいと思います。マツムシソウは数年草(2年で咲くとは限らない)なので、何世代も実生していけば次第に丈夫なものになっていく可能性もありますが夏あまりに弱っていると、健全な種子が取れないかもしれません。
野生種の栽培は、自宅環境に適さず、あまりに手がかかりすぎるものは、あきらめたほうがいいと思います。マツムシソウではなく、ソナレマツムシソウあたりだと、海岸部に自生するので、わりと暑さに強いですが、それでもむしむしした風のない暑さが長期間続くと、もたないかもしれません。海風はけっこう強いし涼しいものですから、それを再現できるかどうかが問題となる場合もあることでしょう。強力な扇風機をずっと回しておくとかができればいいのでしょうが、そこまでして環境に合わないソナレマツムシソウを栽培する意味があるかどうかという問題もでてきます。
うーとん
2012/08/04(土) 08:39:39
マツムシソウは通常耐寒性、耐暑性とも強のはずなのですが。
強い光はあまり得意ではないようでこの夏の強光線で弱ってしまったのかもしれませんね。
ひとまず日陰において様子を見るのはどうでしょう。
野生のマツムシソウは県によってはレッドリストに指定されるほど希少なものになっています。復活するといいですね。
それから、正確には2年草ではなく、越年草(一年生植物)です。
秋に発芽、そのまま越冬し、翌年に枯れる植物です。
野生のマツムシソウですから自生していた生育環境を知らないと育てにくい可能性もありますので、できれば購入したところか、その育苗家の方に聞かれるのが一番いいと思います。
かず
2012/08/04(土) 09:41:27
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あいらん童様、うーとん様
さっそくご丁寧なご回答をいただきありがとうございます。
残念なことに地植えしています。
鉢植えなら場所を移動させたり、加湿器付き冷房室は夢のようなお話で
出来そうにありませんが・・・
あと二株残っており茎が立ち上がってきましたので何とか復活を期待しています。
クリスマスローズのように落葉樹の下に植えればよかったのかも?
園芸種のスカビオサ(特にブルー)が好きなので次回はあまり難しいものに挑戦するのはやめます!
ありがとうございました。
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