鬼百合の鉢栽培に付いて
さみだれ
【北陸】
2012/07/01(日) 06:32:00
鬼百合は露地植えなら痩せた土地でも肥料を与えなくても一度も掘り上
げなくても毎年増えました。鬼百合の球根を2球貰って来たのが10年
近くで15本位に増え、増え方も大きな球根が分裂して小さい芽が出る
事も無く大きな球根の侭増え続けました。むかごが落ちて芽が出たのは
殆ど駆除しました。丈も大きく成り花数も増えました。しかし転居先は
露地植えする場所は一切無く鉢植えにしました。鉢植えでは度の様に植
え付けても鉢を大きくしても肥料を与えても大きな球根を植え付けても
一つ球根から3つ位の芽を出し球根が小さく成ってしまいます。掘り上
げないで茎が枯れない内は乾燥に弱いからと少ない量で水遣りを続ける
と新芽を出してしまうし、一切水を遣らないと翌年芽が出ない事さえ有
るので、近年は掘り上げてホームセンターで球根類の袋に包んで有る物
が無ければ乾燥した土に春まで保存して置けば良いと園芸担当者が言う
のでそうしたら良い物も有ったけれど表面近くは乾燥して萎びて居るの
も有り、何れも芽が3つ前後出て球根が小さく成ってしまいます。鉢植
えは掘り上げるとしたら適切な保存法と鉢に植え込む時期、そして鬼百
合の球根が数個に分割せず大きな芽が出る方法を教えて下さい。お願い
します。
たちつ
【近畿】
2012/07/01(日) 09:06:40
・
結論
球根の分球させない方法・分球のプロセスは、不明。
一般論
ユリと言うものは、球根の大きさ=茎の太さ=花数
開花条件は、親指一関節程度の大きさの球根があれば、花数は少ないものの花は咲きます。
一番球根が小さくても咲くのが、ササユリ。小指1関節以下。花数も1-2輪と少ない。次に高砂ユリ・鉄砲ユリと続く。
透かしユリ以外は、地温の高温を大変嫌います。・・・自然消滅する。
根の深さは、10cmもあれば十分です。
高砂ユリや鉄砲ユリなら、1cmも土を被せておけば、十分です。
球根が、むき出しになって、緑色になっている。それでも咲く。
(-_-;)
鬼百合でも、川原で掘り返せば、10cmも掘れば、球根は採取できます。
大きければ、握りこぶし程度 小さくても3-4cm程度で、かなりの花数がつきます。
土をカラカラに乾燥させなければ、児童公園の砂場の砂粒程度の大きさに、腐葉土を3-4割り混ぜて、植えておけばよい。 縦長の植木鉢より横長の65cmのプランターのほうが楽。
タカサゴユリは、種から丸一年で咲く。オニユリはむかごから3年。
一番重要なことは、地表10cm以下には、日陰にして、土を冷やす。
ただし、冬場のロゼツトや春先の新芽時には、日当たりがんがん当てて、地温を上げる。 冬場の凍土凍結は、避けたほうが望ましい 凍結しても問題はない。
植え替え保存は、1-2年毎の茎が枯れた・枯れ始めた晩秋に、植え替える。一応、土は入れ替える・球根の消毒もする。 そして外に、植木鉢をほり出して、冬場の乾燥に注意する。雨雪があれば、どうでも良い。
さて問題の、ユリの分球のメカニズムは、残念ながら、不明です。
仕方がないので、鉢植えの宿命としか言いようが無い。
地温管理かもしれません。鉢植えは、地温の温度差が、激しいのか、自然に、子育て、分球体制に反応するのか。
はたまた、自然界では、弱いほうが自然に腐って、残ったほうの肥料になるとか。(-_-;)
そういえば、堤防のオニユリを引き抜いても、分級しているのを観たことが無い。 ササユリもタカサゴユリも見たことがないですね。
鉢植えでは、花が咲いたら、茎を境にして、球根は分かれているものも多い。
いずれにしても、球根分けのことは書いてあっても、分ケツさせない方法は、紹介されていませんね。
30年円周40cmの花ユリがあるとか。
と言うことです。
・
さみだれ
【北陸】
2012/07/06(金) 12:36:31
たちつさん、詳しく御回答・御指導有り難う御座いました。園芸相談掲
示板が何処へ行ったのか忘れ、通院の日々の忙しさも重なり返事(感
謝)が大変遅く成り恐縮して居ます。そうですか!園芸相談の先生の様
なたちつさんでも鬼百合の球根の鉢植えの場合は数本の芽が出てしま
い、結果として元より小さい球根数個に分球してしまうのは鉢植えの宿
命なのですね!
再度、確認が出来たら有り難いのは晩秋に掘り上げた後ですが、あえて
春に植え付ける迄保存するのか(米糠・おが屑・苔の仲間・乾燥した土
か砂・他?)私は保存法も正しく知りませんが、御指導に依りますと掘
り上げてあえて春迄保存する必要は無く、晩秋に植え替えれば良い様に
理解しましたが、私の誤解でしょうか?「冬場の乾燥に注意する。雨雪
があれば、どうでも良い。」と申される事は乾燥してたら水遣りをして
も大丈夫ですね?「冬場の凍土凍結は、避けたほうが望ましい 凍結し
ても問題はない。」冬場は乾燥が問題ですが、雨や雪が解けた水が凍み
て凍っても大丈夫。霜は10センチ程度の深さなら大丈夫と理解して宜
しいですね。勿論私も子供で無いので万一の事が起こっても御指導にも
想定外の場合も起こり得ると理解しますので安心して御指導下されば有
り難いです。
たちつ
【近畿】
2012/07/06(金) 13:55:21
・
私個人の考え方は、ご理解されたとおりです。
堀上て保管するのは、ラナンキュラス程度。これだけは、ほりあげないと吸水爆発するからどうしようもない。
食用ユリでも冬場は、オガクズで保管されていますが、温度湿度管理が、上手くいかないと、傷むし、発芽する。
保管中に、発芽すれば、過湿で腐りやすい。
これが面倒。
この腐れが、便利なときもある。欲しければ、1-3箱貰ってくればよい。どちみちゴミとして、捨ててしまうのですから。一箱開けて、一個でも、芽が生えてしまえば、全部捨てるのが流通業。
私は、自然界では、そのままで、育っているので、そのままにしている。
営農なら、設備もあるし、経験も豊富で、チェックも適切で早い。
ここが趣味の園芸と異なる。
その後色々けんさくしたものの、繁殖の仕方は、書いてあっても、
繁殖させない方法は、紹介されていなかった。
ユリ品種によって、色々な性質がある。
鉄砲ユリなどは、元気すぎて、ほったらかしにしていたら、繁殖しすぎて、30cm丸の植木鉢さえ、割ってその隙間から、芽が出て、球根は緑していた。花も咲いていた。 強いのか弱いのか良く判らない。
営農北海道 特に3年目の春の画像に注意。何を意味するか。
http://www.makkari.info/kanko_guide/yurine/
保管輸送 氷温帯冷蔵の品質検査
http://www.taisei.co.jp/giken/report/01_2006_39/paper/A039_043.pdf
どこかに、30年30cmの球根が紹介されていましたが、サイト紛失。
ということで、体を壊さない程度に頑張ってください。
・
さみだれ
2012/07/06(金) 15:26:10
[[解決]]
たちつさん、本当に御指導を有り難う御座いました。鬼百合でも(出身地の県花のやまゆりも)君子蘭でも大株に拘りが有ります。しかし庭が無いマンションでベランダの鉢植えしか出来ません。東京に住んで居た時は近隣の神奈川・千葉・埼玉等でも私は鉄砲百合(殿様百合)は一度も見た事が無く、少なくても私は日本海側に来て初めて鉄砲百合を見て珍しく近所から沢山蕾を付けた鉄砲百合をベランダ一杯に集めた事が有ります。其れに蕾を付けて居る時でも簡単に球根も髭根共に抜けるのも生地の県花山百合が、球根が全部現れる迄、じねんじょ掘りの様に根気よく掘らないと球根下採れなかったので驚きでした。此の度は本当に有り難う御座いました。
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