購入時と違うバラが咲くのです。

[園芸相談センター]の過去ログです

きなこ 【関東】 2012/05/21(月) 19:47:18
6〜7年前にバラ園で2種類購入し、当初から庭植えしているのですが、知識のない自分流で植えたせいか、丈も購入時のままで、花数も少なかったので、花屋さんで土の配合を聞き、2〜3年前に植えかえたところ、アイスバーグはスクスク育ち、花数も多く全体的にしっかりした株になったのですが、植え替え前と違い薄ピンク色の花を付けるようになってしまいました。もう一本は名前をわすれましたが同じフロリバンダ種です。こちらは丈は購入時と余り変化はありませんが、全体的にしっかりした株になり、花数も多くなりましたが、ビロードのような質感の花だったのが、育つにつれ、その質感が消えてしまいます。どちらも植え替える迄は弱弱しい株ではありましたが、購入時と同じ花が咲いていました。元に戻す事が出来るのか、諦めなければいけないのか教えて下さい。宜しくお願い致します。

たちつ 【近畿】 2012/05/21(月) 22:04:47

要旨・・・ひ弱かったので植え替えた、その結果花色が以前と極端に変わったその原因と対策は
前提条件・・・私にも確証できない。
対策と今後の経過予想・・・・そのまま様子を観れば、おのずと元の花色に戻る。秋花とか来春とか

屁理屈(想像)
花数少なく、株がひ弱であったとしても、本能的に、薔薇は必要とする、材料を集めている。只、平均値?として、集めて、消費(開花)していれば、問題がないのですが、必要とする以上に集めて、消費しないかとか、偏在いびつに集めているか、集め方が少ないかということ。

植物は、工場ですから、塩を沢山入れれば、塩辛くて、食えないし、甘すぎても、美味しくないし、塩が少なければ、いまひとつとなる。水加減でも。根が仕入れ係りで、茎が倉庫、仕入先が、土・水・空気

次に、火力が強すぎても焦げるし、弱すぎれば、生焼けになる。
火力とは、気温と日当たりで、薔薇は、フライパンなり、オーブンなどの設備。 焼き方が、薔薇の能力や性質で、技術と能力に当たる。
気温と言っても、最低温度・最高温度・昼夜の温度差・積算温度もある。葉が加工場

ここまでが、薔薇の発色。・・・・色々な組み合わせがある
組み合わせは、色々有ったとしても、パン屋が自動車を作ったり、冷蔵庫を作ることはない。せいぜい、サンドイッチ程度は作る。

次に、良し悪しを判断するのは、栽培者の問題で、人間の識別とは、曖昧なもので、過去の色を確実に覚えていない。良いものは、マスマス理想的に加工する性質がある。悪いものは、より悪く。 又、識別能力・許容範囲もある。 テレビの色を見ても、テレビの型番かロットによって色合いが異なっても、買うときには、多少気にしても、日常生活上は、同じものと思い余程の事でないときにもしない。

次に、発色について、色素の質と量と移動・固着によって、色合いや濃淡は異なる。例えば、布地にインキを落としたとする。概ね中心が濃く縁は薄い。 ここに乾燥という条件がつければ、又色も偏る。
時間と言う条件が付けば、又異なる。

基本的には、設計図(薔薇の性質や遺伝子)通りに、発色するものです。秩序が落ち着いたら・落ち着くように自助作用が働く・・・本来の花色に戻る。

薄くなったのは、色素が不足した。 濃くなったのは、色素が濃縮した。と言うことです。
中には、団子になったり、変異したままだったりする場合もある。
病害虫・紫外線で、本来あるはずのない物質が作られ、まざったとかか、欠如したとか、想定外のこともある。

微々たることで、大きく変化する場合もある。
今日のダイヤモンドリングが観れるとか観れないとかだけで、日本中大騒ぎ。水道が止まったと言っては、大騒ぎ。北が核実験するとかしないとか、などなど・・・・・今の時間なら、もう話題にもならない。
このようなもの。

概ね、気温が高くなれば、花数が多ければ、薄くなる。気温が低くなれば、濃くなる。 蕾と開きかけや開花中とか終わりなら、又花色も異なる。

それが、今まで、ひ弱だったので、発現しなかっただけで、今回は、急に育ちすぎたので、一斉に発現した。あるものは薄く、あるものは、濃く。その他のもろもろの変化も、同じようなもの。

赤ちゃんの顔つきを観れば良く判る。
あるときは、父親似とか母親とか、じいちゃんばあちゃん似とか、
挙句の果てに、親戚のだれだれ似とか、毎日変わっている。 骨と筋肉の成長誤差・アンバランスによる。そのうちにそれなりに落ち着く。

栽培者が納得するしないは、別にして、薔薇にとっては、許容範囲内。
この世の自然物で、同じものは、一つもない。

このようなものと思う。


きなこ 2012/05/22(火) 10:36:10
たちつさん、有難うございます。花が変化したのは植え替えしてからなので2〜3年になります。日照条件は以前と同じで7時間位です。
植え替え後は、バラの年間管理なるものを見ながら、土壌、肥料等の管理をするようになったので、栽培環境は以前よりよくなったと思っています。アイスバーグは白色だからこそその名がついたのでしょうし、綺麗に咲いてくれている花達を前に、許容範囲と諦めるべきか複雑な気持ちです。

【東海】 2012/05/22(火) 20:20:58
 アイスバーグは先祖に赤色のバラの血を受け継いでいるため、潜在的にピンクになる可能性を秘めいています。
 現に、アイスバーグの枝変わりに薄いピンク色のピンクアイスバーグがあり、さらに濃いピンクのブリリアントピンクアイスバーグ、さらに色の濃いバーガンディアイスバーグという品種があります。
 枝変わりが出るのは極めて稀ですがありえます。逆にピンクから白に先祖がえりすることもあります(多分こちらの方が多いかと)。
 運が良いのか悪いのか、枝代わりしてしまったのかもしれません。もしくは、実はもともとアイスバーグではなく、ピンクアイスバーグだったが樹勢が弱くて上手く発色せず、力がついて本当の色が出たのかもしれません。ピンクアイスバーグは力がつかないと上手く発色しないことがありますので。

 ビロードのような質感の方ですが、これは花弁が形成される時に温度が高すぎるとビロードの質感が出ないというのが一番可能性が高いです。黒や茶色の花の品種は本来はそれぞれ赤やオレンジの花で、ゆっくり花が形成されると花びらの表面にひだが出来、そのひだの凹凸が影を作ることでビロードのような質感と花色を出しています。従ってこういった品種は温度が高い時期は間違いなく本来の花色を出せません。

ミルテ 2012/05/23(水) 08:27:37
ビロード質感のバラは弁質の違いだけのようなのでないと思いますが、アイスバーグの方、台木の花が咲いているということはありませんか?

枝変わりなら、全部が一度に変わってしまうということは少ないのではないかと思います。現にうちのウィンチェスター・キャシドラルも、元はメアリーローズからの枝変わり品種ですが、ある年1本の枝が先祖返りしてしまいました。白花の咲く中、毎年この枝だけピンクの花を咲かせていますから、その枝はそれで固定してしまったのでしょう。
でもこれが、株全体で一度で起こるとはちょっと考えにくいです。

gardenfan 2012/05/23(水) 21:01:36
ミルテ様の言われる通り、枝変わりは1枝に咲く花だけが変化するのが普通で株全体が変化することは経験したことがありません。

我が家では、ロイヤルエンブレムが枝変わりしましたが、同じ交配種の花とそっくりだったのでガックリしたことがあります。
バラ園などでの枝変わりも同じように1枝の変化です。

そもそもアイスバーグの枝変わり品種4つありますが、アイスバーグが発売されて50数年で、しかも全世界で栽培されて4つの枝変わりですよ。それも本当に枝変わりなのか?判りません。その程度の確率なのですから、きなこ様宅での枝変わりが?です。

補足で、
アイスバーグですが、ゴールデンやニュー・アイスバーグは枝変わりではなくて全く別の交配品種です。

バラは咲く季節や剪定方法が違うと全く別な花と思える咲き方をする品種も多くあります

【東海】 2012/05/24(木) 08:42:48
ブリリアントピンクアイスバーグの枝がただのアイスバーグに戻ったことがあるので、枝変わりには間違いありません。が、今まで数千株のアイスバーグを見てきましたが、一度もピンクの花が咲いたことはないのでほとんど枝変わりすることはないとは思います。(品種によってはすぐに枝変わりする困った品種もありますが、アイスバーグはそんなことはないと思います)
枝変わりは一枝だけかもしれませんが、偶然枝変わりをした枝を知らずに接木していれば全てその性質になります。白の花だと思って買ったものが元々淡いピンクだったという可能性がある、ということです。2年生苗なら明らかに花色が違っていれば苗を作っているうちに気がつくとは思いますが、新苗だと枝変わりを気がつかずに出荷ということはありえます。
多少色がつく程度ですと枝変わりではないとは思いますが…

きなこ 2012/05/24(木) 19:05:13
[[解決]]
皆様、有難う御座います。アイスバーグは丸々一本が薄ピンク色です。
2年苗を買い、植え替え前6年程は大好きな白色でしたが、嫌味のないピンクでもあるし元に戻らないようなので、ありのままを受け入れる事に致します。もう一種は教えて頂いたとおり、枝変わりだと思いますので様子を見る事に決めました。教えて下さった方々、有難う御座いました。


[園芸相談センター]の過去ログです

園芸相談掲示板@園芸相談センター園芸相談センター