花壇作りの土の配合を教えて下さい
あい
【中国】
2012/05/13(日) 15:02:15
立ち上がり50センチの花壇を新規に作ろうと思います。
せっかくですから多少コストをかけてでも、土質を良くしたいと思っています。
配合レシピについて、ご教授の程どうぞよろしくお願いします。
以下の材料を使用予定ですが、配合割合を迷っています。
また以下の土以外にも、これがお勧め!というものがあれば教えて下さい。
真砂土
赤玉(焼・硬質等)
培養土
堆肥
腐葉土
パーライト
くん炭。
(広さ)= 畳1畳分
(植栽予定植物)=バラと草花中心の予定。
(花壇設置場所)= 南の庭・東向き花壇の為、AMしか陽があたらない。
午後は明るい日陰(直射日光はあたりませんが明るい場所)。
あまり土は乾きそうにない場所です。
よろしくお願いします。
たちつ
【近畿】
2012/05/13(日) 20:37:25
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色々な考え方もあるでしょうが
まず、50cm掘る→出て来た小判以外の石瓦礫を投げ捨てる。・・・このときに地層を良く見ておく。 匂いとか、埋設物とか
↓
水を満杯に張る →水が何時間でなくなるかを知る。・・・給排水・換気調査
↓
半分から2/3埋め戻す。土はよくほぐす。
↓
残った土に、腐葉土(又は、花壇の土とかお花の土)を半々に混ぜる。
そして、埋め戻す。
↓
雨風振動や引力で、地盤沈下する。 一年で約1/3の20cm程度
↓
それでも、足らなければ、真砂土と腐葉土(又はお花の土) 半々で、かさ上げする。
その後、雨水で、淵が侵食流失するので、ブロックか、板で養生する。
風でも1年で1cm程度は、飛んでいく。
土などは、鉢植えではないので、安物でよい。質より量。
目的ではない、必要悪・手段。
最初は、簡素に質素に、ややこしいものは混ぜない。
肥料も石灰もいらない。混ぜ込まない。
銭が余って、使い道がないというのなら、ダイヤモンドかルビーでも買って、化粧砂代わりに撒けばよい。 太陽で輝いて綺麗と思うよ。
その後、1-2週間程度土が馴染むまで、待つ。一雨か二雨。
次に、今年は、お花畑のような、ミックス混合の種を蒔くだけ。
そして、お花の育ち方を学びながら、お花を楽しむ。
その間に来年の春までに、理想的な花壇のイメージを練り上げる。
最初から、あれもこれもと植えると、ごちゃごちゃになって、整理するのが嫌になる。
特に、蔓系・樹木系や耐久性球根や宿根草。 特に野生化しやすいハーブなどは、来年の話。
どうしても、欲しければ、大きな植木鉢に、仮に植えておくとか。
何事も、旬(10日間のこと)と言うものが有って、あとの355日は、邪魔になるだけ。
その365日のタメに、理想の半分とか1/3程度は、余裕を持っておくこと。余裕にこそ、銭を使うべきです。
余裕の有効利用は、1年草という便利な脇役苗を使う。
主役・脇役・通行人・その他大勢と明確に区別したほうが良い。
演出をどうするか、誰を主役に抜擢するかという、監督ですね。
舞台の床なんかどうでも良い。落ちなければそれで良い。
それでなくても、オーディションすれば、捨てるほどくるのに。
切り捨てるのに困る。・・・・年月がたてば、増えすぎるし、飽きてくる。
何事も、目先に迷わない。長期計画・事前準備が大切です。
いまどきは、銭さえ出せば、いつでも何でもある。
面倒なのは、手間などのメンテと、見切り切り捨てですね。
これだけは、銭だけでは解決できない。
このように思います。
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ばんざいうさぎ
【北海道】
2012/05/23(水) 01:04:29
新規に土を入れて花壇を作る時の注意は、まず元々の土質を調べ、その土の水はけを把握しておくこと。と思います。新しく足す土がどんなに良くても、その下にある土の水はけが悪いと後で植物の不調が起こる事があります。
まず、最低50センチから1メートルくらい穴を掘ってみて深い所の土質を確認してみて下さい。山の斜面を削った宅地や田畑に盛り土をした宅地なら、特にそこの本来の土質を確認して下さい。
穴を掘って、コンクリートの破片を埋めてあったり粘土質であれば、まず新しい土を入れる前に、そこの下の土壌を改善しておく必要があります。
小石程度なら取り除く必要ありませんが、昔は新築の土地の下にどこかで解体した後のコンクリートなど埋める業者もいた為に数十センチ掘ったら酷い状態の土だったと言う事があります。また、粘土土だったり粘土層がある場合は水はけが悪く成るので取り除く(粘土層はさらに掘って突き破る)必要があります。
コンクリートや粘土など取り除いた後は、穴の深さが50センチ位になるまで小砂利や砂や真砂土を入れて、その後は新規の土を入れれば良いです。
あとは新しい土ですが、まず花壇を作ったら何を植えたいかで土の種類や配合が変わります。何にでも使えるベースになる土を入れると、植物の生育に有用な微生物・微細昆虫などがまだ定着していず植える植物の種類によって好む土質の違い、養分を好む物・多肥を好まない物、好むpHの違い、などで育ちの良い物・良くない物が出てきてしまうので、新規に入れるのでしたら植える植物の場所ごとに土を使い分けては如何でしょう?
一年草の花壇によく使う種類なら培養土をそのまま、アルカリを好む植物・酸性を好む植物にはそれぞれのpH調整がされている土、水はけが特に良い土を好む植物、多肥を好まない植物のエリアにはこの土など、これはベースの土から改良していくには少し期間がかかり、出来るまでは花などが満足に育たない事もあります。
特に植える物は決めていなくてまずベースになる土だけ入れておく(又はそういうエリアがある)なら私なら培養土50%・腐葉土30%・赤玉の小粒20%くらい混ぜた物に、さらに庭の土をいくらか混ぜる(土地の微生物・微細昆虫の補給)くらいでしょうか。培養土には大抵堆肥が入っているのでこの時には全体にはまだ入れません。そして出来る限り土を寝かせて落ち着かせ、土壌の微生物・微細昆虫を殖やしておきます。
そして植える時に苗の根鉢の2倍くらいの大きさの穴を掘り、その穴の部分にだけ植物にあう土質を入れて(一年草なら培養土)苗を植えます。次に同じ場所に何か植えつける時は、その周囲全体を良く混ぜてからやはりやや大きい穴を掘り、前回と同じ土か、穴を掘った時の土に堆肥を20%くらい混ぜて使います。肥料喰いの植物なら毎年、普通の消費の植物なら一年おきでも良いと思います。養分が足りないと思ったら、足りない成分の肥料を少し追肥してあげます。
このベースの土で上記の方法で3年くらい植物を植えてみて、その後保水性・保肥性や育ちなどの様子をみながら新たに土資材を足して調整します。目安はミミズが多くいるかどうかです。そしてこの時に初めて全体に堆肥を足します。土に対して堆肥は20〜30%くらい。堆肥は肥料の一種ではなく地力を強める物です。牛フン堆肥は窒素分や残留塩分、植物繊維の細かすぎさから私は使いません。植物繊維の豊富なバーク堆肥か、自家製のコンポスト堆肥(我が家のはEM菌入り堆肥化促進剤も使用)が一番使いやすいです。手に入るなら馬糞堆肥や稲わら堆肥も良いです。特に窒素の多い堆肥や肥料は素人だと多く使いがちで残留すると薄めるのに大変苦労し何年もかかるので(我が家は先代が残留させてしまっていた窒素を取り除くのに本当に苦労しました)安易に使うのは避け、堆肥で微生物や微細昆虫や植物繊維を補給し地力さえ強めれば肥料分は少なくて済むので、少なめに心がけています。肥料(特に窒素と化成肥料に注意)が多すぎると地力が弱まったり、葉が軟弱になって虫の大発生に悩まされたり、花がいつまでたっても咲かない事があります・・・。牛フン堆肥は堆肥と言うより肥料扱いで、植物を植える時に元肥が必要な場合に穴の底に少量入れる程度でしょうか。ちなみにバーク堆肥は木の皮を堆肥化する時に少量の鶏糞を使うので、これを入れるなら肥料は極少量で済みます。保水性・保肥性を保ちながら水はけ良い土にするならこれがお勧めです。良い土になればちょっと掘ると太ったミミズが何匹も出てくるようになります。
基本、ベース土のみで植えるなら管理や肥料の量には植物ごとの気配りが必要になります。知識が必要で初心者にはかなり難しいです。
最初の数年は、その植物用に作られた土で楽をしながら土や肥料・堆肥の知識を身につけ、徐々に実践していく方がトラブルなどで遠回りせずに済みます。
図書館や本屋で、「土・肥料・堆肥」についての本を数冊読み、解り易いのを一冊購入の上お手元に置きよく読みこんでみて下さい。それぞれ土の性質や働き、団粒構造の大切さと、微生物や微細昆虫の大切さなどが理解でき、どんな土が良いのか理解でき自分で簡単にそれぞれの植物に合う土が作れる、補給出来る様になりますよ。
あい
2012/05/27(日) 15:18:47
たちつ様、ばんざいうさぎ様
とても詳しく教えて頂きありがとうございました♪
水はけに気をつけながら、なんとかチャレンジしたいと思います。
本もいくつか購入してみようと思います。
ありがとうございました!!
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