バラの消毒方法
kurin
【関東】
2012/03/21(水) 09:21:00
バラ暦は数年ですが、数は鉢を含めて300本植えています。例年黒星病に悩まされています。
昨年は根治すべく、早い時期からダニコールとジマダイセンを1週おきに交互に撒きました。しかし、完全に押さえ込むことは出来ませんでした。既に若葉が展開を始めたので、時期到来かと思います。
上記2種の薬はいずれも予防薬なのでしょうか? 頻度は良いでしょうか? これらについて教えて下さい。
たちつ
【近畿】
2012/03/24(土) 16:26:28
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>例年黒星病に悩まされています。
バラと黒星病は難儀なものです。
一度発症した黒星病の抹殺方法は、無い。
発病期間を短縮させたり、これ以上広がらないといふ抑制手段しかない。
それは、育てないことが一番ですが、それは別にして、発症株を持ち込まない・よく吟味点検する。植え付け(株又は鉢)間隔を限りなく広くとり、密植しないことです。これが唯一の予防策です。
人間で言えば、癌かエイズのようなもの。
幼葉若葉の時には、未だ発症しないものですが、葉が固まってきたら、
猛烈に表面化する。
発病には雨などの水滴と20度前後の温度が必要で、梅雨時や秋の長雨など長時間葉が濡れた状態になったときに多く発生します。と解説されています。
後は、殺菌剤で、抑制しつつ、自然に収まるまで、気長くお付き合いしないと仕方がない。・・・・・趣味の薔薇栽培として
雨の時には、ビーチパラソルを立てるとか、夏冬の休眠時に短く剪定して、石灰硫黄合剤やダコニールの 原液 を刷毛塗りするとか
地面をマルチするとか
超 奇怪 な行動をとらないとダメですね。
ダコニール
TPN [tetrachloroisophthalonitrile]
有機塩素系の殺菌剤。クロロタロニル(chlorothalonil)
広範囲の病気に防除効果をあらわす総合殺菌剤です。
マンゼブ
ジチオカーバメート系の保護殺菌剤で、植物体上に付着して主として胞子発芽を強く抑制する事により、病原菌の侵入を阻害し殺菌効果を発揮します。
殺菌農薬に、予防薬はない。・・・気休め。 薔薇の黒星病に対する抗体のメカニズムが解っていない。納得するに足りる薔薇の黒星病の発症メカニズムのサイト見つけにくい。と言うことは、すべての人(製薬会社も博士も農林省も)が、勝手に言いふらし、納得しているだけと思う。
多分、他に殺菌作用があるので、ついでにと言う感じがする。
薔薇の黒星病と他の植物の黒星病は、一寸違うように思う。
予防薬として使用する農薬(主に予防防除として使用する農薬)
病気や害虫が発生する前に使用する農薬。
種類も多く、安価な物から高い物まで幅がある。
また、複数の果樹、野菜、その他園芸に共通して使用でき、多種多様な病気や害虫に対して効果があるなど、使い勝手の良い物もある。
しかし、使用時期が遅れ一度病害虫が発すると効果が期待できない。
と言うことで、私は、気にしないことにしました。
違った殺菌農薬は、これでも気休めに使ってみるのも、一つの方法です。
http://www.agrofrontier.com/catalog/html/p_salvatore.html
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kurin
2012/03/24(土) 19:29:55
たちつさん、レスありがとうございました。
矢張り、黒星病は厄介なようですね。文献では鉢植えや雨に当たらないと罹らないとありますが、ビニールトンネルで作った簡易温室の鉢植えは、葉が育って早くも症状が出てきたようです。
以前、サプロールが特効薬の様な記述にふれ、散布したことがありますが、数が多いので金は掛かるけれど目だった効果はありませんでした。植えないのが一番良いのは分かりましたが、現実的なアドバイスを期待しております。
gardenfan
【近畿】
2012/03/27(火) 19:03:09
>昨年は根治すべく、早い時期からダニコールとジマダイセンを1週おきに交互に撒きました。しかし、完全に押さえ込むことは出来ませんでした。
2〜3週間に一度の散布でなんとかやりくりしている私には、異常としか思えません。
根本的に散布方法に間違いがあるように思います。
良く薬は裏側にまくと言われますが、黒星病の黒点は葉の表に出ますし、ツルバラも上の方からも発病します。つまり雨の跳ね返りによる土からの感染だけでなく、周りからの感染もあるということです。
ですから葉裏だけでなく葉表もしっかりと散布しなくてはなりません。
周りからの伝染については、私は本剪定の前にブロック塀や木製ラティス、鉢を置く犬走りなどは高温スチーム洗浄機で殺菌しています。また芝生もバーナー焼きして消毒しています。冬季にこのようにバラの周辺の殺菌をすることで2〜3週間に1回の散布で抑えられていると思っています。バラだけへの消毒と考えているのであれば、多分考えなおされたらと思いました。
また薬剤がしっかり葉に展開する為に展着剤の選択も重要です。
アビオンなどの固着剤なども検討してください。
黒星病には、ダコニールは薬効も長いのですが、高温期には薬害が出やすいので4月中頃までにした方が良いと思います。
マンゼブやビスダイセンは予防薬です。サプロールはうどんこには効かないのでラリーをお勧めします。
それ以外の作用点のある黒星病の薬剤もまだ多くありますので少なくとも5つ程度の薬剤のローテーションを考えて下さい。
薬剤については
http://www.acis.famic.go.jp/
でバラへの適用のある薬剤が検索出来ますので、そこで作用点の違う黒星病の薬剤を探して下さい。
2剤の交互で耐性が出来ている可能性もあります。
鉢が置かれている環境が判りませんが、防草シートを敷き詰めてマルチ代わりにする方法も考えられます。
園芸相談掲示板@園芸相談センター