素焼き鉢の白い苔?

[園芸相談センター]の過去ログです

いしあたま 【関東】 2012/03/18(日) 18:19:57
蘭を植えるために、素焼きの鉢を購入しました。デンドロ、カトレア等を水苔で植えつけましたが、しばらくして鉢の外側に白いこけのような物がビッシリと付きました。指でこすると消えてしまいます。放っておいても大丈夫でしょうか。室内に置いたガラスの温室に入れて加湿器付きのヒーターがあります。お願いいたします。

たちつ 【近畿】 2012/03/18(日) 22:40:55


石頭をかなづちで、叩いたろか っという話ですみません。 ガァァ〜ン ホゲッ

まず ラン栽培を始めてから何年になるのか (・・?
それ以前に、草花を育てたことがあるのか (・・?

と言うのは、ランというのは、種類も多く、形態も生態も一鉢一鉢違う
と言っても過言ではないからです。
まして、着生ラン(土の上に育っているのではなく、木の上や石の上に乗っかって、育っている種類。)は、かなり高度な根性と知恵がないと難しい。 
知恵とは、知識+経験→いかなる状態においても、リスク管理が的確にでき乗り越えることができること。あわよくば、より良く育てることができる能力と言うことです。

更に、分布も世界中に広がっていますからです。

従って、花が、綺麗で、セレブチック・官能的で、開花期間も、尤も長い系統ですが、花が終われば、自然とほったらかしになる。
だから、栽培者は、営農流通系・展示系やマニアックでない限り、だれもいない。 花があるときだけ、飾ってあって、花が終われば、置いてあると言う人は沢山いる。

和製ランの春蘭(土植え系)や石斛(ノビル系デンドロ 樹石乗り系)からはじめたほうが、よかったかも。
もともとの、始まりは、ラン展や雑誌を見たことが、そもそもの間違いかも。

と言うことで、
育てながら、テキスト NHK趣味の園芸 作業12ケ月No6 7 8 20 23
と30 をさらっと簡単に読破し、その後営農家へ手伝いに、行ったほうが楽で早い。
最初からネット散策したら、余分な知識や癖がついて、いつまでたっても、中級者の下で終わる。
ラン栽培は、金と暇と手間をかけないとダメ。
毎年、安定して、綺麗に咲かせるための話。 プロになるか、やめるか、置いておくかしかないという、両極端な分野。

と言っても、誰でも最初はありますから、頑張ってください。
園芸とは、学力より熱意と一寸した機転の世界ですから、誰でも何でも、育てられる。好きこそものの上手なりの世界です。

取り敢えずは、只単なる黴か水垢か肥料垢か鉢の垢程度ですから、洗い流す程度で、大丈夫です。
>放っておいても大丈夫か
在るより、ないほうが良い。 黴にも種類があって、無害か有害かは、黴の種類を確定しその影響をためさないと誰もわからない。
問題は、ラン株本体の害以前に、共生菌たるラン菌に対しての、影響です。次に、ラン本体の、防衛物質たる、ロウを破壊しないかということです。
風呂場の黴でも、わかるように、黴と言うものは、菌糸が、全体的に回ってから、人の目に解るものですし、大気に沢山浮遊しているので、どうしょうもない。水にも、土にも含まれている。
更に、多湿適温なら、一斉に繁殖しだす。 
そこで、小さい防水仕様のファンを各棚の左右において、微風を発生させれば、少しはましになるかも。
大気が、淀むと、空気が腐る。

もう一つ、日当たりと遮光の意味は、着生ランの一部は、高い樹の上で尚且つ、その木の葉影に育つと言う意味です。葉が緑色なのは、草の成長に有効な太陽光をおすそ分けするために、必要だったと言うことです。独り占めして、完全遮光すれば、お友達が死んでしまいますから、最終的に、本人も、絶滅すると言うことです。
世界の平和と国の発展と国民の幸せを築くには、今何をしなければならないか に似ています。このバランスが難しい。お互いの利害と言うものがありますからね。国も、家庭も、草花も同じ。

このように、素人たる私の、好き勝手な言い分です。


シシリー 2012/03/18(日) 23:33:27
え?
たちつさん、そんなに重要なコトなんですか??
テラコッタなどの素焼き鉢にはよくある現象だと思ってました〜
カビのような・・・というよりも、埃のような。
ウチにもあります。
買ってきた当初はなくても、植物を育てて半年もしないうちにびっしりと白くなります。
こんなもんだとばかり思ってました。
ないほうがいいものなんでしょうか・・・・不安になってきたぞ。

いしあたまさんの状況が私の想像と違っていたらすいません。
手で触ったら払えるような、でもきれいに撤去はできない、砂埃のようなもの・・・ですよね?
屋外栽培、日当たり良好、バラの鉢もそうですし、乾燥気味に管理しているセダムの鉢も真っ白です。
日当たり悪いと、緑のカビというか藻というか、そういう色がつきます。
それがまた、味になっていい感じなんです♪

・・・・あったらダメなものなんでしょうか^^;

おじゃまします 2012/03/19(月) 00:03:13
「指でこすると消えてしまいます」→ 塩=「しお」じゃあなくて「エン」でしょ
思い切り広ぉーく書いちゃえば、『水垢か肥料垢か鉢の垢程度』ということですよ

たちつ 【近畿】 2012/03/19(月) 01:17:28

余談を云えば、黴にせよ、苔にせよ、所詮下等生物ですから、
環境が変われば、すぐに、子孫を作って、親は死滅する。
ウイルスでも、細菌でも同じ、
問題は、子孫たる種には、抵抗力があって、簡単に、破壊することができない。
数も、種類も多すぎるし、小さいし、それらの、性質もわからないし、簡単に変移するし、環境が整えば、一斉に増殖する。
ここに問題がある。
難儀といえば、難儀ですし、便利といえば、便利なものです。

幸いにして、下等生物ですから、環境さえ変えてやれば、すぐにすねてそのうちに、スヤスヤと寝てしまいますよ。

このときの問題は、黴菌の繁殖環境とこちらの生活環境が、一致したときの始末がしにくいということです。
高等生物は、比較的外部環境の変化には強く、内部環境の変化(体調の変化)に弱い。更に、子孫の繁殖力が劣るし時間がかかる。
外部刺激と内部変調とは、例えば、サウナの温度は100度前後でも焼けどもせずに裸で生きている。95度なら、サウナとして温度が低すぎる。
体温が5-6度あがれば、死んでしまう少なくとも機能障害に陥る。低くなっても死ぬ。35度から始まって20度とか。

どちらが、便利で不便なのか解らない問題です。
 


ひろし@小南部 2012/03/19(月) 09:21:41
実際に素焼鉢にミズゴケ植えで着生種のランを栽培したことがあれば誰でも経験するものです。水垢や肥料分の析出とはまた別のものですね。ほおっておいても大丈夫です。

私は30年胡蝶蘭やカトレヤなど栽培しておりますが素焼鉢正体はランの共生菌(糸状菌リゾクトニアの一種)のコロニーだと解釈しております。つまりカビの一種ですがこれはラン本体には無害、繁茂しすぎなければむしろ有益なものです。適度にうっすらと白いモヤが付着したような状態であれば、内部のミズゴケの湿度環境が良い状態に保たれているという証拠にもなります。
このカビが繁茂することによってランはカビの分解物も利用できるのでほとんど施肥しなくても育つことができます。素焼鉢にミズゴケ植えの場合このカビの適当な繁茂があればプラ鉢にバークで植えた場合に比べれば半分から1/5くらいの施肥で順調に育ちます。
また他の雑菌の侵入も抑えられるので病気にかかりにくいメリットもあるように思います。
ただ冬場、原産地の乾期を想定しての水遣りを制限すると、このコロニーは無くなり替わって乾きに多少強いクロカビが発生することがあります。クロカビ自体は植物体には無害ですが、鉢が汚らしくなるのでこれは洗い流してください。ミズゴケの上にクロカビが発生してくるようであれば、そろそろ植替え時です。

いしあたま 2012/03/21(水) 13:40:23
掲示しておいて、今更ですが、つまらない質問?かなと思いながら質問をしたのですが、多くのご意見、ご指導を戴き恐縮しています。たちつさん、シシリーさん、ひろし@・・・さん、まとめての追加でごめんなさい。シンビは20年位、デンドロは10年位やっています。2年前に引越しをしたら、冬季は全く陽が当たらないマンションで、温室もただ加温、加湿などせずに室内に置いておくだけでした。今回初めて加湿機能が付いたヒーターを購入し、新しい鉢を使ったら今までに経験をしたことが無い現象でしたので、質問をした次第です。確かに、蘭菌のような物かも、と思います。いろいろ参考になりました。ありがとうございました。


[園芸相談センター]の過去ログです

園芸相談掲示板@園芸相談センター園芸相談センター