バラのスタンダードは
ルンパッパ
【中国】
2012/03/13(火) 16:51:42
スタンダード台は、ノイバラやほかのノバラ種じゃないとダメなのでしょうか。
たとえばモッコウバラなどはその強いシュートをまっすぐに育てて先端をピンチし、脇芽を摘んでいく手段でできるようですが、(モッコウバラはノバラと親和性が低い?)普通のバラも同じようにはできませんか?
まっすぐな台の部分を発根させるのが困難なのでしょうか?
それとも、生育上の問題でしょうか?
毎年、相当に強いシュートが出る古い品種不明のバラがあります。
軽く1Mを超えるシュートがバンバン出るのですが、剪定のときにいつもスタンダード台のことが頭を過ぎります。
樹勢はとても強いです。
照り葉の、濃いピンクのバラです。
この品種のスタンダードではなく、このシュートを台にしてほかの品種をスタンダードにしたりは可能なのでしょうか。
たとえばこのシュートをスタンダード台にする場合、どういう育て方をすればいいのか教えてください。
たとえば、徹底してわき目を取るとか、挿し木にする時期など。
やめておいたほうがよければ、ご忠告でも^^
たちつ
【近畿】
2012/03/13(火) 18:35:20
・
まず、接木は、育ち方(生存や生育の問題)で、仕立て方(景観や作業効率の問題)に勘違いがあるようです。混同しているように思う。
必要とする、対象目的に、混乱。
目的の花バラ(穂木)が簡単に、育てば、わざわざと面倒な接木などしなくても良い。種をまくとか、挿し木すればよい。
簡単とは、根張が良い、病気害虫に強い、花や実が短期間に咲く、長期間にわたって、何年も生存し続ける。その他栽培者にとって、不都合がなく、便利である。
接木にも、相性があります。概ね原種系・野生のものが使われます。
八重咲きより、一重咲きの野生種が台木として、利用されます。
地方地方により、国別に、それぞれ手軽なものが利用されます。
日本では、野茨が使われます。これは、只単なるどこにでも生えているし、丈夫なので、利用しているだけ。ハマナスでも良いし、西洋バラなら、カニナの根を使ったりしているようです。
世界は、広いので、野生バラでも、台木の挿し木繁殖ができないものも有るようです。(ひ弱に育つ・挿し木根が弱い) 種まきでは時間がかかりすぎる。と言うことで、おのずと台木の品種も限られてくる。
薔薇の台木は、根を必要とする目的だけです。
花薔薇の多くは、根の障害や病気が多いという欠陥がある。・・・目に見えないのが厄介
地上部の花バラの障害も多すぎる。
バラ栽培は、消毒に始まって、消毒に終わるとも言われています。
近親相姦により、創作された人工植物群なので、仕方がない。
野菜や果物も同じ。 人間の手助けがなければ、絶滅してしまうとも言われています。
>スタンダード台は、ノイバラやほかのノバラ種じゃないとダメなのでしょうか。
スタンダード台とは、地上部から、花束迄の葉の無い茎の意味として、この部分は、花バラでしょう。・・・・仮に、この軸茎をポールネックという。
この部分も、ノバラや蔓バラでも、好き好きですが、ポールネックが暴れてしかたがないと思いますが、そのうちに、目的の花バラが枯れたり・ひ弱になったりすると思いますよ。(台木の高継ぎ)
この現象から、継ぎ瘤の下(台木台座)から生えてきた新芽は、発見しだい撲滅すると言うのが定番です。
>この品種(花バラ)のスタンダードではなく、このシュートを台にしてほかの品種をスタンダードにしたりは可能なのでしょうか。
高継ぎといいます。 接木が成功すれば、可能です。
多品種継ぎとして、マニアックなひとなら、結構しているのじゃないですか。
50種類ついでいるとか
http://www.aiaipark.co.jp/know/images/070501_01.jpg
http://www.aiaipark.co.jp/know/event_report2007.php
と言うことで、まず、元気で太いシュートつくりからですね。
そのシュートを長持ちさせることです。
当然に、徹底してわき目を取ることになる。概ね、株が大きければ、
元気な太い花の咲かないシュートが生えてきます。
この超元気なシュートは、通常、脇芽はほとんどでないものです。
途中で斬れば、その頂点付近で、新芽が生える。
だから、頂点付近に、芽継ぎするとか、枝に高継ぎすればよい。
切り口に、2本程度接木して、枝が生えれば、それに接木するとか。
>やめておいたほうがよければ、ご忠告でも
これはなにもない。
やったほうが良いことは、沢山有ります。
とりあえず、挿し木・接木・芽継ぎ・高継ぎの練習とバラどおしの相性。一つの切り口に、何本接木できるかなど。
連続して、いくつ芽継ぎできるかとか
の練習と成功率。・・・接木の熟練度が栽培者の自由性を保障します。
このように、思います。
・
朋
【東海】
2012/03/13(火) 20:46:21
スタンダード台ですが、日本では大抵ノイバラを挿し木して作っているかと思います。
木質化しやすいツルバラの品種(真っ直ぐなシュートが出ればツルでなくても良いですが)を普通に接木して、一本幹にした後、そこへ高接ぎをする方法もあるかと思います。
毎年ベイサルシュートが出る品種は幹の寿命が短い可能性が高いのでスタンダードの軸には向かないかもしれません。
自分もオドラータやロサ・ラクサでノイバラと同じようにスタンダード台を作ろうとしましたがノイバラのように良い根が張りませんでした。普通に挿し木すると簡単に根が出ますが、1m以上のものを挿すと上手くいきません。やはり環境が今ひとつ合わないのでしょうかね。
ますもと(横浜)
2012/03/13(火) 22:38:42
まず台木は品種を問いませんシュ−トを曲り癖が付かないようにまっすぐと仕立てます(棒を立てるか上から紐等で吊る)なぜノイバラなのかは 日本の原種で全国に野生で生えてて手に入りやすく丈夫であるし実生で発芽しやすいから沢山増やせるとの理由からです 太いつるピ−スのシュ−トや他品種のでも問題はありません(もちろんモッコウバラ以外でです)ロサ・ラクサは直根性(植え替えを嫌うゴボウ根)なので植え替え時に問題が有るかも知れません
まず
6月〜8月に発生するシュ−トをまっすぐに仕立てます
11月過ぎますと幹も固まりますので付け根5cm上でカットする
(付け根は隠れ芽が密集しているため)
まず必要な長さプラスαの部分の芽をナイフで抉り取ります
もちろん根の出る部分も鋭利なナイフで切ります
上部は一芽二芽(残さないと発根しません)を残して先っぽは捨てます
それを水揚げします(私はカルスが発生するまでやってます)
あとは普通の挿し木と同様にしますが長いので風の影響を受けても
動かないようにフェンスや脚立に固定します
そのとき上部の残した芽をカットして接ぎたい品種を接木して
接木と挿し木を同時進行させても可
私はどれか付くだろうとの考えから最上部両端に切り接ぎ2本
ちょっと幹下対角線上に芽接ぎ2箇所接ぎます
尚 小生台木を選ばないと申しましたが寿命については不勉強で判りませんが5〜6年や10年で寿命はないと思っております
無責任ですが悪しからず
ゆっきー
2012/03/14(水) 07:45:46
スタンダード台の寿命ってあるんですか?!
朋
【東海】
2012/03/14(水) 13:38:56
>スタンダード台の寿命
生き物ですから寿命はありますが、普通は考えなくても良いかと思います。ノイバラなら10年以上大丈夫でしょう。
ただ、自分で作られる場合、枝の更新の早い品種は枝の老化も早いのでスタンダード台にはおすすめできないかなと。
極端に枝の寿命が短い品種だと、夏は凄いボリュームがあるのに冬になるとほとんど枝枯れして毎年シュートが出なおす品種もありますしね。
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