早生みかんの植える時期

[園芸相談センター]の過去ログです

ユータロウ 【関東】 2012/02/26(日) 15:10:29
ホームセンターで興津早生みかんの苗木を2週間まえに
買って来ました。茨城に住んでいますが毎日寒いので地植えにしたいのですが心配で植えていません。水やりは欠かさないでいますが葉っぱが黄色くなった様な気がします。どのように対処すればいいでしょうか?
アドバイス願います。

たちつ 【近畿】 2012/02/26(日) 18:55:48

基本的に、買う前に聞くとか、買うときに、店員に聞けと言いたい。
同じ聞くなら、近所の農家に聞くとか農協へ電話するとか。

概ね、販売店は、売るのが商売ですから、自然な適切な時節より早く販売されますし、宣伝も華やかで、苗木も新鮮です。ここにギャップがあります。
更に、マスマス早くなって来ています。
極端な話、夏休みが終わったら、クリスマスの飾り付けしているこのようなもの。

買ってしまったのなら、仕方がないですが・・・・
そこで、2つの方法があります。
1) すぐに植えつけるその後、株元と地上部茎葉の防寒・季節風・霜対策保護を簡単にします。
凍土凍結の恐れなく、雪解けなら、適当でも良い。

2) 大きな鉢(林檎などの廃棄発泡箱でもよい)に、
仮植えして、
根弱りや根の乾燥を回避し、陽だまりや室内など、暖かくし、乾燥(葉蒸発)から守る。

植え付け時の、注意。・・・趣味の園芸の失敗で、尤も多い、枯らしかたは、多肥と植え付け失敗と その他注意として、観察不十分(カミキリムシの茎穴枯れ)です。
肥料は、少ない目で、無視しても無くても良い。株もとの観察、6-9月特に7-8月は、絶対条件。
アゲハチョウ・黒アゲハの幼虫とかは、枯れることはないにしても、10日ほどで、葉がすべて食べられる。
中には、アゲハチョウや冬の里鳥を楽しむために、植えている人もいる。

植え付けは、
1) できるだけ深く広く穴掘りする。大げさに言えば、日本列島全部掘る・地下水がでるまで掘るキモチで。
2) ほりあげた土を良くほぐす。そのときのガラ・石は、穴底に捨てる。半分か2/3程度は、埋め戻し、50cm程度は、元の土3と腐葉土1を混合して、埋める。植え穴を掘って、植えつけて、倒壊防止の支柱を立ててそこに、苗木の茎を結わえる。根は、広げたほうが良い。(ループ根や団子塊根は、良くない。)
植え付け時点の土の仕上がり断面は、凸状山高になる。
なぜ凸が必要か? ・・・まず地盤沈下で、日にちがたてば、凹状になり雨で株元が水没して池になる。地盤沈下しても、凸が残るようなら、排水・水はけが良い。強いては、根に必要な酸素も地中に入り込む。
地盤沈下は、概ねほりあげた深さの1/3と考えればよい。

堀上げ作業が、面倒で、しんどいので、大抵は、買った苗の根が埋まる程度と、小さい。ここに問題がある。
しんどくても、もう一生2度と掘ることは無いことですから、頑張りましょう。
大きなミカンの木の根は、深さ40-50cm程度で、それ以下に生えても、勝手に自滅する・・・酸欠と水虫腐敗。
横幅は、枝先の先端真下まで、広がる。
浅く広いので、真夏には、葉が生い茂って、ヒカゲになるか、葉枝が少なければ、敷き藁をするのが良いかも。やや乾燥冷涼を好む。
実が大きくなれば、敷き藁を取り除かないと、味が水っぽくなる・薄い。

接木瘤は、地表に出して、植えるために、当初は土も柔らかく、植え付けも浅いので、支柱はしっかりと備える。

このようなものと、思います。

もう一つ。植え付け1年間は、
みかんの葉は、常に瑞々しく、青々としていることが絶対条件です。
葉がマルマルとか、(そりあがる) とか薄くなると根は、死んでいるので、快復は難しい・・・乾燥・活着不慮

薄くなるとは、緑青色になる。
緑青(ろくしょう)とは、銅が酸化されることで生成する青緑色の錆です。

半年後からは、葉がバッサリと落葉すると枯れたとなる。
大抵は、茎の虫穴か、異常高温異常乾燥です。そのときには、幼果か゜大きくならないとか、小さいまま真夏に、オレンジ色に発色する。
弱れば、葉色が、薄くなり、次第に落葉しだす。
草花と違って、萎れても解りにくい。

ほったらかしでも、年数が経てば、それなりに実りますが、
簡単な管理方法程度は、サラっと、サイトで調べておいたほうが良い。
サラっとですから、別に神経質にならなくても良い。
ここが、金柑や甘夏の栽培と異なる。

このように、考えます。


たちつ 【近畿】 2012/02/26(日) 18:57:25

本来の、植え付け適期は、3-4月ごろです。


たちつ 【近畿】 2012/02/26(日) 19:30:17

>大きなミカンの木の根は、深さ40-50cm程度で、それ以下に生えても、>勝手に自滅する・・・酸欠と水虫腐敗。

根の成長密度と深さの関係は、(10-20)+-10cmがほとんど。
これは、真夏の乾燥と冬の凍土凍結に大きく影響する。
つまり、排水や潅水に注意することにも関係する。

根とは、水や栄養素(金属イオンの形)を吸収する働きと樹自体を支えるものです。
根は、大きく樹を支える太い根 と吸収する根を製造する中根・細根があり、 先端に水や栄養素を直接吸収する産毛根・綿根があります。
問題は、産毛根が活発に生えれば、問題ないのですが、この産毛根は、
弱く・寿命も10日程度と短い。従って常に製造しないとならなくなる。
と言うことです。
又、ミカンの性質として、栄養素を吸収する時節と、葉枝が成長する時節が、ずれていて、同時進行ではないということです。
栄養素を吸収する→栄養に加工する、このときには、葉枝は、休憩する→栄養ができれば、その後に、葉枝が成長する。このときには根は、栄養素の吸収を休んでいる。とギクシャクしているようです。
簡単に言えば、料理を作っている途中で、醤油がないことに気づき、火
をとめて、買いに行き、又火をつけたと思えば、今度は、砂糖がないので、又火を止めて、買いに行くようなもの。
火をつけっぱなしにして、買いだしに行くことはしない。
一般の草花は、火の見張り番人をつけながら、火はつけっぱなしで、同時に買いだしに行くことができる。 このようなイメージ。

暇なので、追加しました。 蛇足かもね(-_-;)


ユータロウ 2012/02/26(日) 19:57:34
[[解決]]
たちつさん、アドバイス有難うございます。3月の暖かくなったら植えたいと思います。枯らさないで美味しいみかんを収穫できる用、手入れしたいと思います


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