またたび、さるなしの越冬

[園芸相談センター]の過去ログです

たま 2011/12/16(金) 21:53:10
今年の夏から、鉢植えの「またたび」と「さるなし」を育て始めました。この時期ほとんど葉が落ちてしまいましたが、日光の当て方、水やりなど、暖かくなるまでの手入れ方法をご教授願います。

ハシモト 【関東】 [URL:http://blog.sun-plants.net/] 2011/12/17(土) 09:27:31
またたびは育てたことがないので、「さるなし」についてのみですが、
サルナシは落葉樹ですので、この時期はほとんど落葉しちゃいます。
そのままにしていても大丈夫ですが、
鉢植えだと、蔦がいっぱい込み合って伸びていると思うので、そのままにしていると、
来年、すごく枝が込み合って通気性や日当たりが悪くなってしまうかも。
私の場合は、葉が落ちる頃に、かなりの強剪定をしてしまいます。
サルナシは春先に伸びる新しい枝に沢山の花芽をつけます。
剪定をされる場合は、芽ぶきそうな節を残して切るようにします。

水やりや日光は、育てていた場所で、枯れない程度にたまに水をやる程度でで大丈夫だと思いますが、
どちらにお住まいかが分からないので・・・ご参考程度に。
春先に芽が動き始めたら、肥料をあげてやると良いと思います。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2011/12/19(月) 14:09:02
実際の株の大きさや何処産でも違うのかもしれませんが、基本的に北海道でも放置で充分育ちますので株が小さいうちは直接強風に晒されたり、土が乾燥してしまったり、雪で枝が折れたりしなければ大丈夫かと思います

北海道ではサルナシは「コクワ」と呼ばれて山に自生しています。マタタビも葉の一部にピンク色の入るミヤママタタビの方なら普通に山に生えています。マタタビも道南あたりなら自生していますし、自生の無い地域でも移入すれば育つので、網走市では商業目的でマタマビの大規模栽培をしています。
私の知っているお宅には数十年ものの凄く立派なサルナシの棚がありますが、住人は高齢なので剪定を行っている以外何の手入れもしていません。冬期間はずっと留守にするので雪に晒されたままです。それでも毎年沢山の実が成っています。

冬の間、庭などで普通に雨や雪(これで水やりの手間はないです)がかかる状態の場所に置いておけば大丈夫です。葉が無い時期は休眠中なので日当たりの心配はいりません。強風や重い雪が落ちて来ない場所に置いておき、春に成ったら日差しのある暖かい場所に移動させるのでも良いです。寒さなどが心配なら鉢ごと土に埋めて置き春に掘り出せば良いですが、鉢の素材により乾燥しがちなら日中の暖かい時間帯にたっぷり水を与えておくのが良いです。鉢皿使用のまま置くなら鉢底のたまり水は必ず捨てておくこと。手に入るなら株元は落ち葉などで覆ってあげると乾燥しにくくなります。
マンションのベランダなどの様な場所にしか置けないなら、雨や雪だけでは水分は不充分かもしれませんので土の様子をみて適宜水やりになりますが、土ごと凍る地域なら根は休眠状態に入りますので、出来れば鉢ごともっと大きな鉢に植える「二重鉢」にして、内側の鉢(できれば素焼き鉢が望ましい)の土にも外側の鉢の土にもたっぷり水やりしておけば厳しい寒さや土の乾燥は防ぎ易くなります。完熟腐葉土を数センチ敷いて落ち葉かわりにしても良いですが春には取り除きます。

水やりよりも、雪で枝が折れたりの方が心配なので、支柱で何箇所か支える位はした方が良いかもしれません。でも何かで枝全体を包んだり覆ったりは、急に多く雪が降るとその上に積もり重みで太い枝が折れる可能性があるのでせずに、強い風(間接的に防ぐ)など防げればそのままで構いません。

ぴこK 2012/01/15(日) 00:23:04
こんばんは。越冬とは少し別の話になりますが、さるなしの芽は甘いようで、モクレンのつぼみなどと同様にひよどりが好んで食べます。
春先気づかずにいると丸坊主にされますので、どうぞご注意ください。
ただ萌芽力は強いので、もし食べられても諦めないで下さい。
とても丈夫なので枯れたりせず、鳥の食べ物の多くなる頃に再度芽を出すと思います。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2012/01/15(日) 11:42:07
ぴこKさんの春先の芽の食害で思い出しましたが、庭先に猫など出入りできる環境の場合は、猫の食害も要注意ですね。ハシモトさんもご存知と思いますがマタタビ類は猫が酩酊する成分が含まれていますから(猫一匹一匹で酔う程度が違いますが、泥酔する猫も)小さい株だと齧られたり猫が上に転がったりで再生不能なくらいに荒らされる事もありえます。マタタビはもとより、近縁種のキウイフルーツなども時々猫に幹を齧られる被害があるそうで、サルナシでも食害の可能性があります。

葉に部分的に白色が入る他にピンク色も加わってマタタビよりも美しいミヤママタタビの方には猫が酔っぱらう成分が無いと聞きますが、もしかすると成分が少ないだけで効果はあるのかもしれません。

猫が庭に入ってくる可能性があれば、鉢の置き場にはご注意を。


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