バラの植え替え、土、元肥え、消毒

この記事は[園芸相談センター]の過去ログです

三恵子 2011/11/26(土) 14:34:47
薔薇の植え替えを始めようとしております。
色々な植え替え方法がありますね。
植え替えを前にパニックになっています。

と言うのは
先日、趣味の園芸で放送されていました培養土元肥え水を含ませてから植え替え。
そんな植え替えの仕方があるんですね。

理にかなっているようなのでひと手間大変ですけれど沢山の花をつける為にはに・・
今回試してみたいと思っております。
実践されている方はいらっしゃいますか?
湿った土での植え替え、大変な様な気もするのですが・・、

あの放送では水で湿らせておりましたけれど
実際はあの方は活力剤(何かはわかりませんけれど)で湿らせておられるとか。

それから土、大きさの違う粒を混ぜた方が良いとも。
今まで私は小粒での植え替えでした。
元肥えも必要ですか?
手持ちにマグ○○○K中粒があります。
肥料でカリ分が多いのはどんな物ですか?

古土を落とせば根は切らない方が良いのでしょうか?
根の先を3分の1程カットしてから植え替えておりました。
これって間違い?

それから、冬季に散布しておりました石灰硫黄合剤(500ミリリットル入り)が今年もホームセンターを置いていません。
昨年は物置の在庫分で散布しておりました。

【北陸】 2011/11/26(土) 15:55:58
こんにちは。
寒さが厳しくなってきましたね。
バラをはじめ、木々の植え替えて根が傷んでも、水分補給が軽くて
すむ時期ですね。
地植えでしょうか?
鉢植えであれば、根をいくらか整理することで根の更新を図るのも
わかりますが、地植えでしたらかまっていられませんね。というふ
うにぜんぜん違うものだとお考えください。

質問が多すぎるので整理させていただくと、
1 植え替え時に「土を湿らせること」
2 植え替え時の肥料、石灰のまき方、
3 植え替え時の土の配合について
4 その他 具体的に気をつけること
5 石灰硫黄合剤について
でしょうか?

まず、バラにもいろいろあり、土、気候も違うので、すべてを網羅
してお教えいただくことはできません。
あなたがお読みになった本なり、映像を元にやってみて試行錯誤を
繰り返されるべきかと思います。

1 植え替えでは、根が傷むので、根に負担がかからぬように湿っ
 た土に植え替えることはほとんどの植え替えでされていると思い
 ます。肥料入りの液体を使うことは、根のためにはつらいので、
 よく本をごらんの上、「控えめに」
2 元肥については、堆肥、油粕などの、有機性の遅効性のものを
 土壌改良のつもりで与えます。
  使用法などをよくお読みの上、控えめがいいと思います。石灰
 を殺菌、ph補正、肥料など多目的に使うことが多いです。有機
 骨粉なども使うことがありますが、それぞれの方がその土地でそ
 の木にあわせてお使いですから、まずはどなたかの方法で愚直に
 やって見られるのがいいのではないでしょうか。
3 土の種類について
 水、空気、養分を保持、置換するのにふさわしいことが必要です。
 まずは、本などにしたがって配合されるのが無難だと思います。

 粘土質よりも、ゴロ土のほうがいいといわれることもあり、粒が
 違うほうが豊かな土といえると思います。地植えで腐葉土や有機
 質の堆肥などを使い、虫、ミミズなどが分解してくれるような土
 がいいと思います。分量にも先輩方のご苦心があるのでしょう。
 土を一々全部買ってまで調整する方から、葉や、つぼみの様子を
 見て使い分けられる方までいらっしゃると思います。
  腐葉土2割、堆肥1割、骨粉5分を元の土壌によく混ぜ、様子
 を見るというやり方だってあると思います。
4 その他では植え替えるとその後自然と沈むこともあり、末広が
 りになるように高く植えてください。
 「沈んだから、穴を他の土で埋める」と深植えになり、根詰まり
 を起こしやすいです。有機肥料の具合によって、根きり虫、コガ
 ネムシの幼虫に根をやられることも聞きます。植え付け場所によ
 っても違いますので、肥料の分量、春先の以降の様子などに気を
 つけて「葉先からかれてくる」などの異状があれば、対応してく
 ださい。
5 石灰硫黄合剤は、強い薬品で、この掲示板でもいろいろいわれ
 ています。もしお使いになるのでしたら、「お取り寄せ」を頼む
 ことができると思いますが、お勧めできません。

 素人がえらそうに長々書きました。
 バラの専門の先生方がここには大勢いらっしゃるので、未熟な誤
 りなどがあれば、先生方どうぞお教えください。

アンソ・兄 【北海道】 2011/11/27(日) 10:17:30
自分は、赤玉小粒3、赤玉中粒3、バーク堆肥3、もみ殻くん炭1かな? 用土は湿らせて棒でつつきながら土を入れていくよ。土が根に馴染む感じで入っていきますね。
元肥はバランスの良いもので良いのでは?バラ専用とか書いているのもあるし。三要素は与えるタイミングあるよ。カリは遅くないっすか?
石灰硫黄合剤は、ホームセンターでデカイの売ってたよ。何リットルだったかなぁ〜。ジョイ○○A○ってホームセンターだけど。デカイのなら売ってるみたいだよ。

三恵子 2011/11/27(日) 20:03:59
こんばんわ

明日は植え替えが出来るように培養土をブレンドしており
お礼が遅くなりました。<(_ _)>

久さん、質問、多過ぎましたね。
ご丁寧な回答、アドバイスありがとうございます。
ご相談鉢植えのバラの植え替えでした。すみません。
>試行錯誤ですね
試して経験に尽きますね。
情報が多過ぎ、そして
新しい物にに飛びつく、悪い癖です。

アンソ・兄 さんありがとうございます。

>赤玉小粒3、赤玉中粒3、バーク堆肥3、もみ殻くん炭
今日のブレンドは
今回は赤玉小粒3、赤玉中粒3腐葉土もみ殻くん炭、パーライトに元肥を入れてみました。
家族に頼んで購入した腐葉土、
イ○ドネ○ア産
封を切ってビックリ
葉の形が其の侭残っていてパサパサ。
近くのホームセンターに改めて買いに走りました。

花大臣 【関東】 2011/11/27(日) 20:09:28
×こんばんわ
○こんばんは

こんばんは、よい月が見えますね・・・・・の略が「こんばんは」

gardenfan 2011/11/28(月) 22:48:08
市販の培養土には、水を弾くというか、なかなか吸水しにくい材料が混じっていることもあり(ピートモスやバーミキュライトなど)、そういう意味では、用土を吸水させておくのも意味があるかなとも思います。
でも赤玉と腐葉土が主体で、籾殻薫炭とピートモスの風化した「金の土」を米糠でボカしていれば、そんなに水を弾かないので、事前に吸水させなくても問題ないとも思います。また透水源などの界面活性剤などで散水する方が後々結果が良いかも。
それよりも用土を付き固めて、水道(みずみち)が出来にくくすることの方が重要かと思います。

石灰硫黄合剤は、バラには適用がありませんので公式には「使えません」としか言えなくなりました。レシピは簡単ですので硫黄剤と生石灰が手に入れば簡単に作ることは可能ですが、石灰の取り扱いを間違えれば失明の可能性もあり危険ですし、自作するのは農薬の製造許可を得ていないので農薬取締法違反となりますのでお薦めできません。

それと大苗を植える時に問題なのが、接木部分を地上に出すか地下に埋めるか? 日本では地上に出しなさいというのが主流ですが、コルデスもオースチンも、そしてアメリカバラ会(ARS)のHPでのP・チンマーマンさんも地下5センチに埋めなさいと薦められています。私も地下に埋めています。シュートが出にくいし、台芽が出やすいから地上に出しなさいと日本では言われますが、実際にトライしてみるとシュートは出るし、台芽は出にくいと感じています。(日本でこのような掲示板や地方バラ会の講習会でこういうことを話しているのは私だけかもしれませんが。)
但し地植えの場合は、地面のレベルよりも5センチ上にして植えつけてから、その上に盛り土を10センチ以上畝にして、結果として接木部分が地下になるようにしています。この方法だと深く穴を掘る手間も要りませんし、抜き取る時も楽です。

根の処理については、不要な根は切ってという方と、根は出来るだけ切らずに丸く円形にしてでも残せという方がいらっしゃいますが、これは大苗の植え付けの話です。スリット鉢なら鉢から抜いて細い白根がびっしりあるのが普通ですが、その白根は取り去っても良いと思います。太い根は出来るだけ残すようにしています。裸大苗は、この白根をブラシなどで機械的にそぎ落として販売されています。

カリ分を増やしたいのであれば、硝酸カリを追加すればOKです。硝酸態窒素14%+カリ46%です。
第一リン酸カリならリン51%+カリ33%になります。

但し 鉢植えならマ****以外の元肥は入れないのが原則です。特に有機肥料の未熟なものを鉢に入れると鉢の中で発酵してその熱で肥焼けをおこしますので要注意です。上記のカリ肥料は液肥として4月以後に施肥して下さい。

三恵子 2011/11/30(水) 20:06:13
[[解決]]
gardenfaさん、
遅くなりました。
やっと植え替えがすみました。

>吸水しにくい土・・
水で培養土を湿らせながら植え替えしていましたら捗らない、寒い、冷たい重労働!ギブアップ。
今、レスを読ませて頂いて
>それよりも用土を付き固めて
気持ちがらくになりました。
元肥も手持ちのマ****中粒だけを入れました。

石灰硫黄合剤、私的には効果がある気がして毎年散布しておりましたけれど今回はパスして予防に徹していきたいとおもいます。

それから、いつも悩んでいた接ぎ木部分の事もありがとうございます。
地植えの薔薇に限り
いつの間にか接ぎ木部分が土に埋もれてしまっていますけれどシュートもそれなりに出ていますし・・

植え替えから始まる薔薇のサイクルと思って力が入りました。
あまり惑わされず経験で気楽に楽しんでいこうとおもいます。
簡単なお礼になりましたけれどありがとうございました。

gardenfan 2011/12/02(金) 23:29:14
解決済みですが、追加です。
接木のレベルの話では、コルデスに行った時に事務所から道路の反対側右方向に見本バラ園があります。そこのバラは接木部分を地下に埋めています。そうした結果のシュートが地面から伸びる光景が、youtubeでも最近見ることができました。
youtubeで「kordes」で検索してみて下さい。私も愛用しているFELCOの剪定鋏を持ったオッサンが出てきますが、しばらくすると植わっている株の状況が映されます。良く見て下さい。

カリ分の肥料のご質問でしたが、4月以降にカリ分を増やすのはどうかと思います。逆に6月以降は窒素分を増やして、ウドンコが出ても無視して株の成長を図るのが正解です。カリ分を増やすのは9月以降かと思います。
ですから6−8月は硝酸アンモニウムなどの窒素分を増やすのがベターだと思います。



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