水仙の増え方
さざん
【近畿】
2011/11/12(土) 22:53:02
畑のあちこちに水仙の葉が伸びて、目だってきました。
すでに花が咲いてるのが２，３本あります。
とびとびに水仙が生えていますが、ばらばらに植えた覚えがありません。
自然に分球して、はじけて、畑の中を広がって派生したのでしょうか？
ラブリー
2011/11/12(土) 23:15:19
そうですね、とっても不思議ですよね。
１０年以上庭植えしてあると、植えた覚えのない場所からひょっこり生えてくるコって、絶対います。
もしかして種で広がってるの？と思うぐらい、まったく違う場所に群生ができることがあります。
球根が自力で動くという、ちょっとファンタジーな、というかホラーな話も良く聞きますね。
スイセンは、長らく同じ場所にいると球根間がつまってきて花を咲かせにくくなります。
それの回避策じゃないでしょうか。
植物は実に逞しく、人間が想像している以上にイロイロとやってくれますよ。
正直な話、他ものを植える時に、球根が混じって移動してしまったのだと思うのですが、説明がつかない場所に唐突に出てくるコについては、種ではないだろうかと思います。
さざん
【近畿】
2011/11/13(日) 17:57:30
ラブリーさん、レス、ありがとうございます。
そうですか、水仙の増え方に同じような感想をお持ちなんですね。
1:球根に足があり、歩いていく。いやいや、これはない。
2:私も種はあるんだろうかと思ったんですが、種はありますか？
きょう、畝をつくり、近くの水仙を畝に植え替えました。
ばらばらに生えていたのが、ちょっとだけ、まとまりました。
レモン
【中国】
2011/11/14(月) 11:22:58
私は若干入り口が違うのですが、水仙が好きなもので、種ができたらいいなぁと思い（早くたくさん増やしたかった）、花がら摘みをせず種を付けさせようと試みたことがあったのですが全くできず、その時に不思議に思って少々調べましたので、たいした知識ではないですが参加させて下さい。
まず、水仙は自家不稔性（自家受粉しない）で、2球以上植わっていないと種ができません。また、染色体の数が非常に多岐にわたっており、受粉に適した染色体を持つもの同士でないとこれまた種ができません。ちなみにニホンスイセンは何説かありますが3倍体で、種ができない染色体数です。（以上、だいぶ前に図書館で読みかじった程度なので細かい間違い等、どうかご容赦下さい）
つまり、かなり大ざっぱな言い方ですがまとめると「非常に種ができにくい」ということです。もちろん、できる場合もあり、それが飛んで、びっくりするようなところから生えてくる、という場合もありましょう。買った覚えのない品種の水仙の花が（＝交雑している）、植えた覚えのない所から急にたくさん咲いた、といった場合はこのケースかもしれません。
ですがたいていの場合（ここからはほぼ仮説ですが）、地表近くにできた非常に小さい分球が、蹴られて転がる・鳥に咥えられて運ばれる等して遠くに行き、それが踏まれる・付近の掘り返し等で地中に入り、何年かの成長期間を経て花をつける、というようなケースが多いのではないでしょうか。
脱線しますが、原種チューリップの中には「歩いていく」ものがあることが知られています（クルシアナ）。事の正体は、地下茎を出してその先に新たな球根をつけるという増え方が、移動距離が大きいので、歩いていくように思えるということなんですが（親球は動くわけではないですもんね）。水仙は、親球の周りにしか小球が付かないのでこの技はムリですね。
また、球根は一般的に、深く植えると分球しにくく、浅く植えると分球しやすい傾向があり、地中が球根でいっぱいに混み合うと、浅くせり上がって来るという性質があるそうです（分球が親球の下より上に付きやすいせいでもある）。何年も植え広げをしないで栽培した場合、球根が混み合い、上記のようによそへ運ばれる可能性の高い小球を地表近くにたくさんつけている可能性が高くなると思います。こういった性質は、ラブリー様の言われる、球根の過密による害への回避策として、植物が本来持っている機能ではないでしょうか。
何と言うか、夢のない回答(？)になってしまいましたが。
それはそれとして、私も飛び離れた所に出る水仙には、何となくロマンのようなものを感じますね。ここで咲きたかったから来たの〜？と思ったりします。いろいろ脱線してすみません。
さざん
【近畿】
2011/11/14(月) 13:56:37
[[解決]]
レモンさん、レス、ありがとうございます。
そうですか、レモンさんも水仙の突然の出現に疑問を持たれていたんですね。
1:球根が分球して、何がしかの力が働いて、広がっていき、
離れたところに生える。
2:非常に種ができにくいが、種はある。
そうですか、水仙の種はあるということですね。
どうもありがとうございました。
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