バラ大苗(裸苗)の地植えの仕方について

[園芸相談センター]の過去ログです

ハヤサチ 【関東】 2011/10/16(日) 23:30:07
バラ大苗(裸苗)の地植えの方法について教えて下さい。今秋購入予定のバラ大苗(裸苗!)を植える準備として深さ50cm、直径50cmの穴を掘り、牛糞、油粕と土を混ぜたものを約20cm入れ、その上に土のみを約10cm位戻しました。今日現在はこの段階でバラ苗入荷待ちの状態になっています。バラ苗が着荷したらその上に大苗を置き、既に購入してある培養土をかけて植栽するつもりでいます。ここで問題は、購入した培養土の袋をよく見ましたら「速効性肥料と緩効性肥料を配合」との記載があったことです。但し、どの位の量を配合してあるかの記述はありません。一般に「根は肥料に直接触れないように」と言われていますが、上記のような場合でもやはり「根の肥料焼け」発生リスクはあるのでしょうか?それとも培養土として売られているものでは肥料の配合比率も少ないだろうから(これは自分勝手の都合よい解釈ですが)心配しないでもいいものでしょうか?
ご教示頂ければ幸いです。

鈴子 2011/10/17(月) 19:58:35
元肥として入っているのですから根にダメージを与えることはないでしょう。裸苗の植えつけは、接ぎ木テープを取って、HB−101やメネデールを入れた水に浸けてから植えつけると良いです。

ハヤサチ 2011/10/18(火) 10:32:25
鈴木様、
私の説明がまずく申し訳ありません。この培養土は元肥としてではなく、直接バラ苗の植え込みに(苗の根元の周囲を埋め込む形で)使う予定でいます。従って、根に直接接する使い方になります。
こうした使い方につきましてご教示頂きたく、お願いいたします。

ハヤサチ 2011/10/18(火) 10:34:35
鈴子様

申し訳ありません。お名前を間違ってしまいました。
鈴木様 ―> 鈴子様 でした。

ミルテ 2011/10/19(水) 09:30:52
肥あたりという意味では別に気にされなくて良いです。バラは花苗よりよほど強いし、鉢植えだと自然とそういう使い方になりますし。

ただ、地植えなら、掘り上げた庭土をそのまま埋め戻しに使われては?と思いますが。もし市販培養土を入れるにしても、元土に混ぜる形で。
周りの土との馴染みも悪いし、吸水具合もそこだけ違ってきますので。

gardenfan 2011/10/19(水) 19:54:13
培養土に含まれているという元肥が心配なら、苗の周りを腐葉土に米糠を混ぜて1週間ほど置いてボカシタものでカバーしてはいかがですか?
これなら伸びた根が直接肥料に当たることはありません。

肥料のことはこれくらいにして、地植えにするには地下50センチほど掘るというのが教科書の話です。勿論そのまま植え続けるのではその方が良いのですか、バラはいつまでも惚れ続けられる品種は少ないです。
つまり地植えにするには、将来的には抜くことも考慮しておいた方が良いと考えています。
ということで、地植えは30センチほど掘り下げて、地面から5センチくらい上の所に接木部分を上げて植えています。そして地上20センチほど盛り土をしています。
このやり方をすると、株の交換も楽ですし、水はけも良くてお勧めかなと思っています。盛り土をして接木部分が土に覆われてもシュートは出てきます。

ハヤサチ 2011/10/19(水) 20:04:11
ミルテ様ご指摘のように「地植えなら掘り上げた庭土をそのまま埋め戻す」のが普通のやり方なのでしょうが、私のところの庭土は粘土質でとても植栽には適さなそうなものなので代わりに培養土を使おうと考えた次第です。ご教示のように、元土と培養土を混ぜて使うという方法が最も賢いやり方でしょうか。

ハヤサチ 2011/10/19(水) 20:17:21
gardenfan様 確かに固い地面を50cmも掘り下げるというのは結構疲れる作業です。ご推奨の「地上部に20cmの盛土をする」という方法は魅力的ですが、どの“教科書”を見ても一般に接ぎ木部を地上に出すようにと書かれています。シュートは出るとのことですが、他の問題はないのでしょうか?もし、ないとしますと、何故広くこうした(接ぎ木部を地上に出す)方法がリコメンドされているのでしょう?

gardenfan 2011/10/19(水) 21:35:33
接木部分を地上5センチ(2インチ)下に植えなさいというのは、最初に見つけたのはコルデスの解説書です。今でもHPにPDFがアップされています。
またオースチンも同じく植え方の説明書で同じように書いています。
そしてイギリスで日本人会のガーデンツアーのガイド説明をされているイギリス人のガーデナー学校の設立者(名前が出てきません)の解説書「ガーデンメンテナンスブック」でも同じです。
アメリカバラ協会ARSのHPにもポールチンマーマン様のbare rootの植え方というのがリンクされていますが同じです。
インターネットで検索すると接木部分を地下に埋めると書いているのは日本だけです。多分世界の非常識だと思います。(ちょっと言いすぎかも。)

地下に埋めると本当に地面から這い出すごとくシュートが出てきます。
私が試して結果が出ているのは、コルデスのシンデレラとニコール、スクルールスのベルサイユ、それにマチルダ、手児奈などです。
というか今述べた品種がトライした全てであって、その全てで結果が出ています。

ではなぜ日本では地上に出しなさいと言われるのか?
私なりに考えたのは、もともと日本のバラ苗産地は神戸でしたが、癌種まみれになって、奈良や岐阜にバラ苗産地が移動しました。何故そこに行ったのかというと柿などの果樹苗の産地で接木の技術があったからです。そして果樹の場合は接木部分は地上が原則だからかな?と勝手に考えています。果樹とバラは違うと考えています。

また日本では接木大苗が一般的ですが、アメリカのJ&Pなどは挿し木
の方が後々の成長が良い。特にハワイなどの暑い地域で勧めています。
先ほどのポールチンマーマン様も挿し木苗OWNROOTを勧めています。ARSのHPからのリンクがあります。

YOUTUBEなどで検索すると沢山バラ関係の情報が得られます。
KORDES AUSTINなどで検索すると接木部分を地下に植えた画像が見れます。

情報入手だけでなく、実際に疑問を持ったら自分で試してその結果を見ることです。それによって初めて教科書の言っていることが、ある条件での栽培だけに適用されるとか、ひょっとしたらご自分では確かめもせずに受け売りで話されているのかと思います。
つまり接木部分を地下に植えてその違いを色々な品種で試されて、その結果を本当にご自分で確認されて、「接木部分を地上に」と言われている方がどれだけいらっしゃるのか疑問です。

発表されている論文ではクラウンに太陽光を与えるとシュートが出やすいというのが正論だとは理解しています。でも...

バラの全国展などで、この3−4年、ナーサリー出展者にこの話をしていますが最近こういう話に賛同されるようになった(以前と変わった)ナーサリーも増えています。

それと日本では国産の接木大苗(ムルチフローラ台)が適していると教科書的に言われますが、ヨーロッパからの輸入苗(多分カニナ台やオドラータ台)も、アメリカからのドクターヒューイ台とか挿し木苗についても枯れたことはほとんどありません。

教科書的な文言が正しいかどうかご自分で判断するだけの情報をどうやって得るか検討してください。

地化に埋めなさいといっている方に、以上の私の情報を教えていただき、どちらが正しいのですかと問い合わせて見てください。多分10年ほどで日本でも植え方が変わると思っています。
試した結果が全てです。

gardenfan 2011/10/19(水) 21:44:48
先ほどの地下に接木部分を植えるというのは、あくまでも地植えの話です。
鉢植えでは根の部分を確保するために、根が見えるくらいで植えています。
その上で、こんもり腐葉土米糠ボカシマルチで接木部分を覆っています。

gardenfan 2011/10/19(水) 21:48:59
>接木部分を地上5センチ(2インチ)
接木部分を地下の

間違いです

>接木部分を地下に埋めると書いているのは日本だけです
接木部分を地上に出すのは日本だけです

の間違いです

ハヤサチ 2011/10/20(木) 22:31:16
[[解決]]
Gardenfan様 詳細なご説明、ありがとうございます。これまで聞かされていた話(植栽法)とまったく違った考え方と「事実」には正直申して驚いています。結局のところ、ご指摘のように「自分で試してみる」ことが必要だということになるのでしょう。
今回購入予定の大苗でやってみたいと思います。


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