ハダニ退治 浸水法
ウチのミニバラ最高★
【近畿】
2011/05/26(木) 23:05:31
色々なサイトで調べて、どうやらウチのミニバラちゃんはハダニにヤラれていると判明しました。
しかも蜘蛛の巣が張られたら末期だと書いてあったのですが、初めてのバラですので一刻も早く退治したいです。
そこで「浸水法」なる荒療治があると知ったのですが、この方法の有用性は如何なモノでしょうか?
浸水させる時間や使用する薬剤など教えて頂けると幸いです。
尚、過去の掲示板は拝見しております。
1.葉裏を水で洗う
2.乾いたら殺虫剤を撒く
3.デンプンスプレー等を撒く
という方法がベターだという意見も見ました。
ですが、何分気が急いておりますので、出来る事は全部したい!
そもそも浸水法って何なのか、分からん!
……という状態なので、メリット・デメリットを詳しく教えて頂きたく思います。
宜しくお願い致します。
たちつ
【近畿】
2011/05/27(金) 00:02:06
・
浸水法とは、園芸上には、そのような言葉はない。水に浸した程度では、始末できない。
浸水処理なら、種の外皮軟弱処理。
水没処理の間違いでは(・・?
水没処理は、本来、水切れで弱らせた鉢植えを水の中に、沈めて、快復
させるとか、蟻や小蝿が発生したときや、球根を殺菌消毒する場合に、臨時的に用いられます。同じ意味でしょうね。
この問題は、最近の土は、軽いので、鉢土が浮いたりします。
1と3の方法は、反農薬派の、けなげな努力のです。
1は、洗ってもダニはしがみついているので、ほとんど洗い落とせない
し、屍骸なら落ちるかも。
3)は、澱粉が固まれば、動作を止め、窒息死滅狙いですが、実際には、
ダニの幼児期なら、死滅しますが、成人虫なら、抜け出でて、逃亡す
る。
1→3の一連の作業なら、最初から、殺虫剤処理すればよい。ムダ
>浸水させる時間や使用する薬剤など教えて頂けると幸いです。
流水で、1-2日程度しないと意味がないし。果たして、卵に効果がある
とは思えない。卵なら1-2週間。それまで薔薇がもたない。
農薬なら、適当にどのような殺虫剤でも、殺菌剤でも良い。
只、週一を3-4回程度、噴霧器で、草花のみならず、土も付近一帯隈な
く霧散布すればよいかも。
同じ薬剤の使用は、ダニの抵抗力をつけると言われますが、耐性を考え
るのなら、他に完全撲滅の方法は、焼却処分しかない。
それ以前に、毎日観察して、早期発見早期処理するとか、買った貰った
ら、とりあえず、消毒する習慣をつけたほうが良い。
ダニは、大気を飛来・浮遊してくるので、仕方がない。種類も数限りな
く多く、宿主との相関関係が、定かでない種類も多い。
大気が乾燥すれば、ダニが繁殖し、多湿になれば、うどん粉病が発生するものです。
・
ひまわり
2011/05/27(金) 07:38:13
私の考えでは粘着君がベストです。
http://www.greenjapan.co.jp/nenchak_e.htm
デンプンを主成分とします。これでダニを窒息させます。
環境を汚さない。人間にほとんど害を与えない。一緒に野菜を育てていても
使える。など、最近の農薬の中では、ヒット商品だと思っています。
殺ダニ剤はまず駄目です。一緒に複数のダニが存在することが多く、ひとつの
種類に効いても、別の種類には効かず、その別の種類のほうが猛烈に繁殖
することになります。
散水はそんなには悪くないのですが、ひとつのバラに散水すると、散水してい
る間に別のバラにダニが飛び移っていってきりがありません。
粘着君は固めて殺すので、きわめて有効です。随一の欠点は、卵には、全く
効果がないので、使い始めて2週間くらいは、2,3日おきに薬をまく必要があ
あります。それ以降は、1週間に1度くらいまけば十分だと思います。なお、
葉裏にダニは存在するので、葉裏に薬をまく必要があります。
アブラムシにも効くそうなので、一石二鳥です。私は、アブラムシのほうは、
オルトランでやっていますけど。
ウチのミニバラ最高★
2011/05/27(金) 13:53:50
>たちつさん
早速の回答、有難う御座います!
「浸水法」ですが、正式名称ではないと思います。
簡単に言うと、水を張ったバケツの上で鉢植えを引っ繰り返して鉢が水に浸からないよう支えつつ、枝葉の部分だけをジャボンと水に浸す方法でした。
まず成虫を一気に退治するって事でしょうか。
勿論、たった1回2回で処理出来るとは思ってません。出来るのなら盛大な一発目をしてやりたいなぁと思ってたんです。
1→3を繰り返そうかと考えていたのですが、そうですね。その前にバラが弱ってしまいますね。
>1は、洗ってもダニはしがみついているので、ほとんど洗い落とせない
し
奴らがしぶとい事をすっかり忘れていました。あんまりにビックリし過ぎてパニックになっていたようです。
たちつさんはさっさと殺虫剤を撒くのが良いという事ですね。
>ひまわりさん
お返事、有難う御座います!
こと虫関係は「殺虫剤でいいや」と考えていたので、そういうものがあると知った時、何が良いのか分からずにいたので、助かります。
取り敢えず、農薬を使わない時は粘着君にしたいと思います。
そうですよね。散水って正直無意味ですよね。
野菜と一緒に育てていても使えると言うのが、とても魅力的です。
地植えの大きなバラにも有効でしょうか?
今後の事を考えるとやっぱり粘着君か……。うーむ。
たちつさん、ひまわりさん。
丁寧な回答を有難う御座います!
R・ひろき
【関東】
2011/05/27(金) 19:50:05
こんにちは。
逆さにジャボンというのは聞いたことはありますが、やったことはありません。
>勿論、たった1回2回で処理出来るとは思ってません。出来るのなら盛大な一発目をしてやりたいなぁと思ってたんです。
風呂場の排水溝にきちんと土避けをして、ミニバラを洗うということはしたことがあります。
斜めにするので鉢のウォータースペース部分をビニールで覆ったり、新聞紙を詰めたりして固定、風呂場に持っていってシャワーの水流を一番強くして、株もとから株の上の方にかけて数分以上洗います。洗うというより葉裏にいるハダニを一枚ずつ吹き飛ばすような感じで。我が家は風呂場のシャワーの水圧がかなり高いので、これでかなり減ります。水圧が弱い場合は、噴霧器の圧力を最大にして水を吹きつけて吹き飛ばすといいかもしれません。
これをやったあとに粘着くんやカダンセーフをかけ、早く乾かずために元の場所へ。少し風のある日にやると早く乾きます。(水を盛大にかけると病気のほうも心配ですので)
2回くらいでその株は落ち着くかと思います。
外でこれをやりますと、吹き飛んだ方向で増えることがあります。
gardenfan
【近畿】
2011/05/27(金) 20:27:40
ハダニの水攻め攻撃のやり方ですが、
最初に下の方の葉は取り去ります。これで個体数は少なくなります。
バラの虫ホイホイを枝に塗るのも効果がありそうです。
鉢の上の部分に新聞や発泡スチロールで詰め物として、その上からダンボールで覆ってガムテープで固定して、逆さにしても土が動かないようにします。
45Lのごみバケツの上に棒を2本掛けて、そこに逆さにしてバラを水に漬けるようにします。
バケツの水には中性洗剤を入れて展着剤にしますと死ぬのが早いと思います。30分ほどそのままにしておきます。
それと色々なハダニが多くいるという発言がありましたが、私の家で発生したハダニは1種類しかいませんでした。実体顕微鏡がありますので、葉を採取してセロテープでダニを固定して顕微鏡で観察していますが、2種類以上のハダニがいたことは今まで一度もありません。
それよりも同じ品種ですが、薬剤抵抗性に多様性を持っているのだと考えています。リサージェンスは複数のダニの一つが駆除されたからそれ以外のダニが増えるとのお考えみたいですが、天敵が同時に駆除された結果ではないかと思います。
このようにして個体数をまず最小化してからダニ剤を散布しています。
殺卵剤の後で、殺ダニ剤などを3日間隔で散布しています。勿論毎回水攻めの刑の後です。
粘着君はいまいち効果が実感できませんし、虫の場合は見つけたら速攻あるのみと考えています。中途半端な防除で後々まで引きずるのが最悪と思います。
R・ひろき
【関東】
2011/05/27(金) 21:49:33
ダニの話のついでに。
ダニの種類と薬剤抵抗性、いろいろとダニ剤を撒いてみると予期しない現象が起こることもあります。
たぶん、ひまわりさんの状況もgardenfanさんの状況も、両方起こったことがあります。
ナミハダニとニセナミハダニは色が違うそうで、赤と緑です。ある農薬を使ったら緑だけが生き延びて増えて、赤が居なくなった株にまで増えたことがあります。
別の時は、買ってきたばかりの株の周辺だけハダニが生き残ったことがあります。よくある殺ダニ剤を使ったので、よくある殺ダニ剤が効かないハダニが新しい株についてきたのかなと思いました。これは見た感じ同種のようでした。
バラにつくハダニは、物の本によるとナミハダニ、ニセナミハダニ、カンザワハダニとのこと、同定するのは検査に出したりして大変だと思います。
が、どのハダニがいつ自分の庭に入ってこないとも限りません。買った株はシャワー攻撃なり、粘着くん散布なりして、しばらくしてハダニが増えてこないのを確認してから他のバラと一緒に並べるなどの手間は必要かもしれません。
連続散布はよくバラ会でやっている人がいますが、農業用の本に書いてあるものもあります。
「図解60歳からの防除作業便利帳 井上雅央 谷川元一 國本佳範著 農文協1997」92ページ。
もっとも農業の本では、この散布をとっておきの防除と位置づけ、乱用すると薬剤抵抗性を生む、とっておきはやらなくて済むならやらないと書いてありますね。ハダニがちょっと出た時点で三連発というのは園芸的にはどうだか知りませんが、農業的にはとっておき散布を乱用すると農薬が潰れるという話になっています。
ついでなので粘着くんですが、カンザワハダニは卵にも少し効果があります。成虫より幼虫や若虫への効果がやや高いという表が載っています。成虫にも95%くらいは効いていますから、効果は高いですが。
http://www.greenjapan.co.jp/nenchak_e.htm
ダニ剤を使いたいときは、水攻撃→粘着くんまたはカダンセーフ→ダニ剤 という順にすると、個体数をより物理的な手段で減らした上でダニ剤を使うことになりますので、仮に三連発をしたとしても、薬剤抵抗性ができるまでの時間は伸びるかと思います。(自分の庭でのダニ剤の寿命が少し伸びるかと思います。)
ウチのミニバラ最高★
2011/06/01(水) 15:52:58
[[解決]]
>R・ひろきさん
丁寧で詳細なお返事有難う御座います!
シャワー攻撃は如何にも効きそうですね。また新しい株を手に入れたら、仰られた方法で予防(?)したいと思います。
新しい株に付いて外から入ってくる可能性を全く考えていなかったので、目から鱗の気分でした。
今の所、ハダニの色は一色なので恐らく一種類だけかと。
今後気を付けて見ていきます。
>gardenfanさん
水攻めの方法を教えてくださって有難う御座います!
やっぱり虫に関しては速攻あるのみですよね。やだやだハダニこわい。。。
粘着君は虫がいなくなってから予防の意味で使おうかと考えています。で、虫が発生したら水攻め&殺虫剤で一気に殲滅。
まあ、虫が付かないのが一番ですが。
R・ひろきさん、gardenfanさん
丁寧な回答、有難う御座いました!
R・ひろき
【関東】
2011/06/01(水) 23:23:13
解決済みですが、遅ればせながら水につけている写真を見つけたので。
楽天のセントラルローズさんのサイトにさかさまになって水に漬けられている植木鉢の写真があります。支柱を使って安定させています。
>粘着君は虫がいなくなってから予防の意味で使おうかと考えています。で、虫が発生したら水攻め&殺虫剤で一気に殲滅。
それから、粘着くんは予防にはなりません。
そこにいるハダニにくっついて窒息させる農薬ですから、居ないハダニには効果がないのです。
他の農薬も使う場合は、水→粘着くん→普通のダニ剤 という感じで。
あと、普通のダニ剤でせん滅できないことは、じきにわかると思います。抵抗性がついたら全然効かないどころか、かえって増えますから。(ひまわりさんの仰る通りです。)
gardenfan
【近畿】
2011/06/02(木) 23:01:44
お近くにハウスのバラ栽培農家がいらっしゃるか探してください。
ダニ剤や殺虫剤を毎週散布するのは危険ですので、天敵農薬のスパイカルなどの別のダニを使われているバラ栽培農家も多いです。そのハウスに鉢毎暫く退避させていただくということも良いです。
ウチのミニバラ最高★
2011/06/03(金) 22:16:00
解決済みマークがあるにも関わらず、追加助言、有難う御座います!
>R・ひろきさん
そうです、セントラルローズさんの所で写真を見て、此処で質問させてもらいました。
予防というか、1匹2匹付いてしまった段階(初期段階)なら粘着君による窒息攻撃をしてしまえば増えずに何とかなるかなー、と思っていたのですが、やはり普段から「水→粘着くん→普通のダニ剤」のルーティンにした方がよいでしょうか。。。
近くに野菜を植えてもいるので、あまり農薬を使いたくないとも考えていたんです。
>gardenfanさん
家の近くに栽培農家どころか、そもそもバラを植えてる家はなさそうです。
とは言え、ハダニの飛散範囲? がどれくらいか良く分かっていないので、もう少し探してみます。
R・ひろき
【関東】
2011/06/03(金) 23:02:58
こんにちは。
セントラルローズさんの写真がそもそもこの質問の元でしたか……。
それなら話は早いです。
セントラルローズさんに、どんな薬剤を使っているか聞いてみればいいのです。やったことがないことを写真付きで掲載することはないと思いますから、使った薬剤の情報があるのではないでしょうか。
ハダニは、栽培規模にもよりますが、庭よりベランダ栽培のほうが難易度が高いです。
わたしは庭です。
ひまわりさんはたしかベランダだったと思います。
ひまわりさんのアドバイス、粘着くんの場合は、
>2週間くらいは、2,3日おきに薬をまく
この体験談が一番的を射ているのではないでしょうか。
1〜2匹いる場合、それがすでに産卵していることがありますから、粘着くんを使うなら何度も使ったほうがいいです。殺卵率は低いので、孵化してから殺虫するような感じで三日おきくらいに。
(卵は肉眼では見えません。産んであってもわからないですから。)
>やはり普段から「水→粘着くん→普通のダニ剤」のルーティンにした方がよいでしょうか。。。
粘着くんだけで何とかなるなら、とくに普通のダニ剤は要らないと思います。普通のダニ剤を使いたい場合は、まず数を減らしてからがいいので、このような順番にしています。
gardenfan
【近畿】
2011/06/05(日) 00:07:44
ウチのミニバラ最高★様
>家の近くに栽培農家どころか、そもそもバラを植えてる家はなさそうです。
私もバラをやり始めたころはそう思っていました。私のいる滋賀県には日本バラ会関係のバラ会はありません。バラの過疎地域と思っていましたが...
しかし、近くには国枝さん(スイートアバランチェや京阪園芸が販売している「みさき」や「ゆうぜん」の作出者)や杉本さん(日本切りバラ協会会長)などよくよく調べて見るとバラ関係の有名な方が多くいらっしゃいました。
1Kmほどにもハウス栽培の業者もいらっしゃいました。今では懇意にさせていただいています。
どこにお住まいか分かりませんが、結構身近にバラ栽培業者はいらっしゃいますよ。
しかもプロの業者は、出来るだけ薬剤散布したくないので、チリカブリダニなどのハダニの天敵農薬を使われていることが多いです。
ダニ剤を沢山(色々な薬剤を)購入して散布するよりも、お近くのプロのハウス栽培の業者と懇意になって鉢毎一時避難させていただくのが一番楽な方法かと思います。(基本的には自分で散布しています。それで収まらない場合は避難的に)
ちなみに私の知人は、ハダニの天敵農薬と、硫黄剤の訓蒸剤での殺菌以外に農薬を使っていません。ですから動力噴霧器はなくて、電気ヒーターのホットプレートがあるだけです。
それと葉裏に水をかけるという話がありますが、それでハダニが殺せることはなくて、回りに拡散させるだけなのでお薦めしません。
水をかけるくらいなら、葉を取り去る方が効果があります。
近くのハウス栽培業者の天敵がいる環境に避難させるか、ご自分で簡易ビニル温室を購入して、(2000−3000円で販売されています)そこに鉢を入れて天敵農薬をまくのが一番効果があると思います。
ご自分の体にとっても楽です。
挿し木、接木で小さくて安いビニル温室や衣装箱を使うようになってハダニ対策も色々とあるなと思っています。知り合いのハウス栽培業者からコンテナ1個を借りてきて(天敵がついています)小さなビニル温室にダニのいる鉢を入れるとほぼ駆除出来ています。
前言でハウス栽培業者に鉢毎持ち込むと書きましたが、現在は若し何か問題があって大きな被害を与えると賠償問題にもなりますので、自宅で簡易ビニル温室にチリカブリダニ付着のコンテナをお借りして駆除しています。
gardenfan
【近畿】
2011/06/06(月) 22:50:35
ハダニ対策ですが、友人のハウス栽培している方と相談しましたが、天敵を使っているハウス栽培という条件ですが、出荷する前に下の葉は削除しますので、その葉(チリかぶりダニ付着)を貰ってきてご自宅のバラの周辺にばら撒くのが一番良いようです。
園芸相談掲示板@園芸相談センター