地植えのライラック
kei☆彡
【東北】
2011/05/10(火) 11:06:23
蕾が付いたライラックを購入し 地植えにして早4年目です。
2年目からは花が咲きません。
過去ログで 夏場に枝先に花芽を付けるとありましたが
何となくそのような芽があったような気がしますが、
寒さで枯れたようです。
今その枯れた芽がまだ付いているのでたぶん・・・
地植えは無理なのでしょうか?
何か良い対策を ご伝授下さい。
よろしくお願いします♪
たちつ
【近畿】
2011/05/10(火) 18:11:23
・
この問題は、一寸ややこしくなります。
まず
>夏場に枝先に花芽を付けるとありましたが
>何となくそのような芽があったような気がしますが
花芽に勘違いがあるように思われます。
一般的な会話国語では、花芽=蕾ですが、園芸上は、花蕾の下地細胞
の事で、目視できません。顕微鏡の世界です。
花芽分化時期とか花芽形成時期と言います。これは、枝きり剪定の時期
と密接な関係が有ります。果樹では、必須条件です。
花芽分化時期以後に、剪定すると、将来の蕾を切り捨てることになり、花がなくなります。少なくとも、1-2ケ月前には、剪定しないとダメとなります。そこで、花後すぐに剪定するということになります。
そこで大抵は、夏ごろにできるので、短絡的に、夏に花芽ができると言われます。
http://www.cube2003.net/~zoen/sentei2.htm
簡単に、冬春花は、夏に花芽細胞が出来て、冬に目覚めて、翌春の前年短枝に咲く(剪定は花後すぐ)
夏秋花は、春に出来た新芽(当年枝)が育地ながら次々と咲く。(秋冬に斬る)
花とは、草が化けると書きますがこの場合の草とは、葉の意味で、
花芽分化とは、花と葉の分かれ目の時期。
ついでに、八重咲きの外輪花びらは、葉の変化したもので、内輪花びらは、雄しべの変化したものです。従って、雄しべ花粉がなければ、種が
できないので、短絡的に、八重咲きには、種果実ができないとよく言われます。
チュウリップの花ですが、葉茎と花びらが完全に分化できなかったもの
http://www.cube2003.net/~zoen/sentei2.htm
バラのブルーヘッド他
http://okujou.up.seesaa.net/image3/DSC02973.JPG
http://blog.goo.ne.jp/hanahhana1952/e/15ecb46738c60eca7ccbe3a5be0e0902
その他の関連用語
徒長枝・ベーサルシュート略してシュート・短枝・側芽・頂芽・前年枝・当年枝があり、花芽の付く枝の区別に必要な用語です。
>地植えは無理なのでしょうか?
地植えの方が良い。ところが、・・・
花は、子孫繁栄目的ですが、地植えにすると、居心地が良くなって、子孫を作るより、樹自体が、この世を楽しもうとして、繁茂する性質があります。そこで、鉢植えにしたり、枝きり剪定したり、根斬り根圏制限したり、接木したり、冷蔵して、樹を疲れさせて開花促進を図ったりします。
http://kurohime.homeip.net/kuro/archives/2010/01/20100113apple.jpg
ライラックに限らず、冬の乾寒季節風により、新芽若葉が傷む
夏には、根が高温と乾燥で傷むなどで、花蕾が上手く生長しない・出来てもなくなることが多々あります。大きく元気に育てば、そのうちに沢山咲くようになります。
それまで、株元(涼しく敷き藁でマルチする)とか新芽を保護してあげればよい。概ね日本の夏に弱く特に下半身を日影にしてあげたほうが良いかも。原産地のバルカン半島の気候とかを参考にするとか
時として、ライラックは接木苗で販売されていますから、接合部上が弱れば枯れて、接合部下が発育旺盛となり、花色が変わる場合があります。(ライラックの青花がイボタの白花に)
このように思います。
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たちつ
2011/05/10(火) 18:17:51
訂正
>チュウリップの花ですが、葉茎と花びらが完全に分化できなかったも
ttp://www.cube2003.net/~zoen/sentei2.htm
↓
http://hatazakura.air-nifty.com/photos/uncategorized/2010/04/20/100421tulip1.jpg
http://www.h7.dion.ne.jp/~tairaman/LOVELOG_IMG/8CC290AB.JPG
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ばんざいうさぎ
【北海道】
2011/05/10(火) 20:37:31
ライラックの花芽は寒さではどんなに厳しくても枯れる事は有りませんよ。もし寒さで枯れるものなら札幌をはじめとする北海道でこれほど普及してませんし、私の住んでいる寒さの厳しい所でも咲くわけがありません。それに花芽が寒さで枯れるなら葉芽だって枯れてしまい、葉を付けずに枝ごと全部枯れる事になります。蕾が出はじめてきてから急な寒気の戻りなどで枯れる事は有るかもしれませんし、芽の状態で少しは枝が枯れることはあっても寒さだけが原因でもありませんから花芽ができているなら全く咲かないと言う事はありません
お住まいが東北との事ですが具体的には何県になるでしょうか?日本海側と太平洋側では気候も違いますし、東北の北部と南部の県では気候も結構違います
花が咲かないだけで葉はちゃんと出て生きているのなら、花芽分化の条件が何らかの理由で揃わず出来なかったと言うことでしょう。最初から花芽は出来ていないと言う事です
ライラックの枝を剪定はしていませんよね?ライラックは前年咲いた花房の真下から3つの枝が伸び、その枝先に花芽が付くので時期を外した不適切な剪定をすれば物理的に花芽は出来ません。花が綺麗に見える樹形を考えれば剪定は必要ない樹木です
あとは、冬以外の気候や環境が合わなかったり(元々北方系の樹木なので花芽分化時期の気候や気温に問題があるかも?)、土壌の問題や肥料などにより花芽分化の条件が揃わない事もあるでしょうか
肥沃すぎる土質より水はけが良くて何年も肥料など与えない方が花がよく付きますし、周りに何か遮るものがあるよりは日当たり良く広い場所の方が咲きやすいと感じます
あとは、病害虫などで株(特に根)自体弱っていないかとか、接ぎ木苗で台木にイボタノキを使っているのでヒコバエが生えてきてイボタノキが育ちつつあるとか・・・。そんなところでしょうか
kei☆彡
【東北】
2011/05/11(水) 22:36:50
[[解決]]
アドバイスありがとうございました
花芽の付く場所・条件など参考に 観察してみようと思います
剪定はしていませんが どうも 元気な枝がありません
アドバイスを参考に 来年に向けてやってみます
ありがとうございました♪
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