咲かなかったスイセン
なつこ
【甲信越】
2011/05/05(木) 17:07:27
庭に植えっぱなしで、2年目からは花数が減ってしまい、3年目の今年は、葉っぱばかりで花が咲きませんでした。普通のラッパ型のスイセンですが、中まで真っ白な花です。
来年は花が咲くように管理したいのですが、肥料や球根の堀上など、花が咲いた場合と同じようにしていいでしょうか。
お店で売っている球根はとても充実したいい球根ですが、どんな管理をすると大きな球根ができるのでしょうか。
ひろし@小南部
2011/05/05(木) 21:14:21
スイセンは日当りが良く適度に肥沃な土地なら植えっぱなしでも毎年少しずつ増えるくらいに丈夫なものが多いのですが、、、日当りが悪くありませんか?半日くらい日当りがあれば問題ないと思うのですが一日2時間未満だと葉ばかりになりますね。
ばんざいうさぎ
2011/05/05(木) 21:52:45
お店で売っている球根は肥培をしています
分球した球根を、球根だけ大きくするよう肥料を与えて育て
出荷するまでは蕾が付いても大きくせずすぐ摘み取るんです
球根を大きくするのには有効ですが花が見られない為一般的な方法ではありません
ラッパ水仙系は肥沃で割と水持ちの良い土を好み、好みの環境ならば何年も植えっぱなしでも分球しつつも少しは花が咲くものです。土質にも問題がある様に感じますが・・・
土質が合わない様なら球根を掘り上げてから土壌改良し、バーク堆肥などを下に少し入れて球根を1球づつ少し離して植えつければ次の年かまた次の年に咲き揃うと思いますよ
なつこ
2011/05/06(金) 18:38:28
[[解決]]
ありがとうございます。日当たりと肥沃な土壌がそろえば植えっぱなしでも何年も花が咲くのですね。
家は日当たりが悪いので庭のあちこちから花の咲かないスイセンやチューリップの葉っぱがヒョロンと出て来て淋しいです。少しでもいい花がみられるように土壌改良をがんばってやってみようと思います。
久
【北陸】
2011/05/07(土) 01:27:21
こんにちは。
私もスイセンの花が咲かないと悩んでいる一人です。(去年買った
スイセンは4月に水をまきだしてやっと花芽を出し、4月末から咲
き出して、今も咲いています。前の年前々の年のスイセンは咲いて
いません…)
ちょっと結論がおかしなところにいってしまったような気がする
ので、解決後ですが一言。
「スイセンが咲きません」というお話は、何年もこの掲示板で、
毎年出てきました。大きなお庭でスイセンだけが咲いていないお
宅もあります。
これまでのアドバイスも、私の記憶では
・スイセンの名所ではやせた土地で何年も咲く
・田んぼの跡地はよく咲く
・傾斜地はよく咲く
・新鮮な水が地下を流れるところがよく咲く
・咲かないときは植えなおして球根をバラスと咲く
*栄養(窒素)が多いと咲かない
*品種によって違う
などいろいろです。
咲くおうちで聞いたという話でも
・放ってあるけど咲くわ(信憑性あり!?)
・隣りと同じ向きなのに(我が家は咲かないのはなぜ?)
など、「日当たり」「栄養」とも「あれば確実」といえる答えの
ようには思えません。
今回のなつこさんに対しても、回答者(お二方とも責任ある回答
を寄せていただける大先生だと感じています)は
「ラッパスイセン系なら栄養が多くても好みの環境なら咲く」
「日当たりが2時間なら少なすぎる」
と言われているだけです。
スイセンと同じ環境の我が家のチューリップは毎年咲いています。
「好みの環境」とはそのおうちのスイセンに聞くしかないのではな
いのか、と私はひがんでしまいそうです。
「普通のラッパ型のスイセンで中まで白い」のが
「ラッパスイセン系」を指しているのかどうかさえ私にはよくわか
りません。
同じ学校の同じ向きに植わっているスイセンが片一方の群れは咲き、
もう片方は咲いていないことだって普通に見られます。
「肥沃な土地で、日当たりがいい土地で」(?)
「そのスイセンの好む環境であれば」咲く
「咲くスイセンの球根は昨年に花の芽ができている」
(今年買った球根は咲きやすい)(咲かないスイセンはあります)
としかいえないように思っています。
スイセンでは泣かされている人が多いのは確かです。どうしても
スイセンなら、私も仲間です。毎年球根を買い足してでもがんば
りましょう。
泣くようならもっと咲きやすい球根はいっぱいありますよ。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2011/05/07(土) 14:37:32
実は私の所でも良く咲く水仙と、咲きにくい水仙、植えても冬越し出来ずに芽が出なかったり翌春は咲いても次の年には消えてしまうものなどその性質はいろいろです。この辺では在来のもの(かなり昔から植えられ逸脱・野生化しているもの)が3種あり、普通のラッパ水仙より少しラッパ部が浅く外側の花弁より色が少し濃いもの、‘フォンシフォン’の劣化個体(ウイルス感染で劣化したものなのですが無毒化し感染力はない。緑色の混ざる珍種として広まったようです)、遅咲きの口紅スイセンがあります。とにかく強くて植え替えなしでも何年も咲き続け昔の宅地後の草地でも群生しています。購入して植えたものではラッパ水仙と書かれ混合で売っていた三種(純白・純黄色・偶然混ざっていたラッパ部分の色が薄いもの)や小型の‘テータテート’や‘リップヴァンウインクル’、あと‘ウインストンチャーチル’‘スィートネス’は良く咲きます。でもジョンキル系は植え替えないと分球し続けるだけで花を付けず、日本水仙に至っては何度植えても花が咲けば終わり。どうも系統によってよく育つ地域が極端に違う様に感じるのです。
チューリップや水仙の様な春咲き球根は春早くに咲き、早くに地上部が枯れて球根で休眠しますよね。北海道や東北などでは気温が高く成る期間が遅くて涼しい時期が長いので、その間に充分養分を球根に貯められ球根が育つ為次の年も花を付けやすく何年も咲きやすいのですが、関東より西はすぐに気温が高く成ってしまう為に球根に養分があまり溜まらない小さな球根のうちに球根が休眠してしまい次の年には花が咲かなくなるのだそうです。
きちんと確かめたわけではないのですが、水仙の系統にもチューリップに性質が似ている寒い気候を好む(又は耐えられる)系統と、地中海あたり原産の特徴が強く暑い気候を好む(耐えられる)系統がある様に思えてなりません。
早春の暖かい土地の浜辺で群生し咲き誇る日本水仙は元々タゼッタスイセンが地中海方面から東へ東へと人に運ばれ、中国大陸か朝鮮半島から海流によって日本の浜辺に漂着したのが日本の環境に適応したという説があります。反対に、ラッパ水仙の系統はイギリスなどでは逸脱・野生化しています。北海道では大昔に開拓者が入った跡地(かなり山奥など)でも野生化して群生し春に咲くので昔からある園芸植物と同じくおそらく開拓期あたりから欧米経由で入ってきたものと思われます。
現在の水仙の品種改良は複雑で他系統との交配品種も多いので近年日本に導入された系統のものでは同系統とされても品種によって環境の好みが違うものもあるでしょうが、本州の関東から西は気温が高く成ったり地質が合わない地域だとラッパ水仙系統など寒地に耐えられる種に近い品種は難しく、北海道などの極寒の気候や土質が合わない暖地系に近い品種は難しいのだろうと感じます。
まずは候補の種や品種があれば調べて花姿の特徴から元に成っている原種や系統を突きとめ、その原産地がどこなのかどこの国で改良されたのか、どんな環境に生えているかを確認し、お住まいの環境に近い所で生えていたり作られたものを選ぶと失敗が少ないかもしれません。もちろん好む土質(主に土の種類や成分、系統によっては保水性・保肥性の良いもの)に土壌改良や水やりの工夫も必要かと思います。
実は、うちの隣の広大な公園が今度水仙も沢山植える事になり、うちの畑の半分(地続き)を貸しているのですが去年オランダより買い付けた球根を沢山植え付け水仙の品種ごとの栽培実験をしています。20種それぞれ30球ほど植えていて今花を咲かせています。なるべく環境に合いそうなのを選んで植え付けたつもりだったのでしょうが8割の種は全部花が咲いていても2割は全く芽を出していないか、数本だけが生えて貧弱ながらどうにか咲いている状態と極端な違いがあって見ていて興味深いです。ちゃんとラベルに英語での品種名が書かれているので、それを参考にさせてもらい気に入った品種が日本でも出回っていれば今年購入してうちの庭に植えようと思っています。
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