ルッコラの品種
さち
2011/04/18(月) 11:56:04
葉の切れ目の深いのこぎり葉のルッコラを播きました何本か葉に白い縞が出来て トマトのバリエゲイテッドのようになりました ルッコラにもこのような品種はありますでしょうか 又 病気の可能性はありますか
ばんざいうさぎ
【北海道】
2011/04/18(月) 21:24:39
実物の画像を見ない事には何とも言えませんが、確かにどんな植物でも突然斑入りの個体が出てくる事はあり得ます。ただ、そういう物は品種として性質を固定されていない限りは葉緑素が少ないので性質が弱いものが多く、普通は途中で育たなくなり自然に枯れるものも多いです。ただ稀に丈夫で生き残れるものもあります。ただし栄養増殖(挿し木・接ぎ木・クローンなど)ができるものならその性質のまま殖やす事は可能ですが、その斑入り個体から採った種子でも性質を継ぐものは少ないですね
もし斑入りの個体だとすると突然変異で生えたものと思います。種子から育てたものだとすると種子袋に写真が載っていませんでしたか?普通の緑色の葉の写真だと思います。ルッコラ(ロケット)で斑入り品種のものがあると言うのは今まで聞いたことがありません
あと考えられるのは葉にハモグリバエ(エカキムシ)の幼虫が入って葉の中だけ食害しているのではないか?と言う事。これはまだまだ小さい苗のうちからやられることがあります。株の中心部分から出る新しい葉が緑なのに出てからしばらく経った葉にだけ白い筋が出る場合はこの害虫の可能性が高いです
それと気に成ったのはルッコラの葉の形態でノコギリ葉と言う事ですが、もしかすると日本で一般的な2年草のルッコラではなく、ワイルドルッコラ(セルバチカ)の方の様に感じるのですが、ルッコラと呼ばれる中にはこの二種があるのは御存じだったでしょうか?
ワイルドルッコラは多年草でギザギザの葉が特徴です。真黄色の花が咲きルッコラとは厳密には違う植物で葉は物凄く辛く、日本人には好みが分かれるクセがあります
日本で普通にルッコラと呼ばれるのは二年草で冬を越すと白っぽいクリーム色の花を咲かせ、葉の風味はゴマの様で品種に寄り辛さの度合いが違うもののワイルドルッコラから比べれば随分とマイルドな辛さとなります。日本で食べるピザの上に生で載せられているのはこちらの方です
この2種が日本では混同されて、海外から大量に買ったワイルドの種子が小分けされ普通のルッコラとして売られている事があります。またどちらも外国ではルッコラと呼ばれるので外国のメーカーの種子袋のを2年草のルッコラと思い込んで売る日本の販売店もあります。さちさんのお買いに成った種子が外国の種子の袋や販売業者の画像なしの小分け種子袋だった場合はワイルドである可能性が高いです
味的には日本人にはワイルドだとクセが強く生では食べにくいでしょうから少量を風味づけに使うのが良いかと思います。日本で好まれる普通のルッコラは主にアメリカなどイタリア料理を導入し独自にアレンジした国で好まれ、本場のイタリア料理ではもっぱらワイルドの方が好まれて使われているようです
どちらにしても2株ほど残して種子を採って毎年蒔けば沢山葉を楽しめますので(普通のルッコラならお浸しなどの和食で食べても美味しい)是非花を咲かせてみて下さい。菜の花の様な黄色い花ならワイルドルッコラ、白っぽいクリーム色で咲けば普通のルッコラと簡単に区別が付きます。普通のルッコラなら花が咲けばもうその株は枯れておしまいですが、ワイルドなら抜かないで置いておけば年々株が育っていき、毎年は種子を蒔かなくても葉を摘んで利用出来るはずですよ
さち
2011/05/29(日) 21:14:49
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お恥ずかしい話ですが 他のことに気をとられ すっかりお尋ねしたことを忘れていました 60半ばになり忘れものが多くなりました お返事をいただいたばんざいうさぎさんには大変失礼いたしました ルッコラは確かにワイルドのものを注文致しました エカキムシの様子とは違っていますので おっしゃるような突然変異でしょうか
ただ病気でないと良いと思ったものですから いろいろとありがとうございました 来年また採取した種を播いてみます 又株も残しておいてみます
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