デンファレの花芽
エーカー
【東海】
2011/02/24(木) 16:29:18
デンファレを育てています。去年秋、4本の茎にたくさんの花芽を付けたと思ったら、そのうち2本の茎の花芽は高芽に化けてしまいました。花芽が、高芽になってしまう原因はなんでしょう。
昨年、春以降に出来た高芽はすべて、切り取って挿し芽にしたのですが、この時期に高芽になってしまうとは思いませんでした。
アドバイスお願いします。
ひろし@小南部
2011/02/24(木) 22:27:15
花芽が葉芽に化けるのは、
1、肥料を与えた
2、灌水が多い
3、気温が高め
である場合が多いです。
基本的に、乾期に開花する東南アジアの着生蘭は、開花期には肥料は必要ありませんし、乾期であるように灌水を控えめ気温もやや低めにしないと、花ではなくて葉を成長させようとするものです。
エーカー
2011/02/25(金) 09:31:48
ひろし@小南部さんありがとうございます。胡蝶蘭のサイトでも時々お世話になっています。
1,と2については気をつけていましたが、3の温度が高かったかもしれません。12月頃までは低温に当てて、花芽がついてからは、暖房のある窓際に置いていました。胡蝶蘭と違って、10度〜15度位の暖房のない部屋の方が、よいのでしょうか。
ひろし@小南部
2011/02/25(金) 13:18:07
実はデンファレは(品種にもよりますが)本来高温好みで、高温だけが原因で高芽になる可能性は実はあまり高くない、というか1か2かとの複合で起こることが多いですから、、、
最低気温が20度を割らない環境で最高気温が25度を超えるようなら温度だけでも可能性はあろうかと思います。
あともうひとつ原因として考えられることがありました。
根痛みです。
バルブが充実した状態(花芽が出来たのはバルブが充実した証拠)で何らかの原因で根痛みが起こると、株は開花より生存を優先するので根を出せる部位すべてから根を出し、葉を出そうとするものですが、この方面での心当たりはありませんでしょうか?
エーカー
2011/02/25(金) 16:54:09
4〜5年前に購入した物で、これまでまともに花が咲いたことがなく一昨年初めて2つ花芽を付け、咲きました。その時は、温度管理や肥料などの知識がなく育ててましたので、仕方がないと思います。
今年は、4本のバブルに花芽を付けました。そのうち、1本は、4個の花芽がまもなく咲きそうです。他の1本のバブルは上の方に2個花芽がありますが、真ん中にある花芽が高芽に化けてしまっています。後の2本は、高芽になっています。植え替えを最初の年にしたっきりですので、それで根が傷んでいるのかもしれません。花が終わったら、植え替えをしたいと思います。
植え替えで、気をつけることがあれば、教えていただけますか。
ひろし@小南部
2011/02/26(土) 22:32:39
どうもご説明を読んでいるとデンファレというよりノビル系デンドロのような印象を受けるのですが、、、ノビル系デンドロとデンファレでは基本は同じでも、管理温度がかなり違ってくるのですが、、、デンファレで間違いないのでしょうか?
いずれにしても4〜5年前に植え替えたままの状態では根傷みあるいは根詰まり状態なんでしょうかね。デンファレは胡蝶蘭に比べれば、温度と光と成長期の水分があれば、植え込み材料にはあまり文句を言わないという印象があるのですが、それでもやはりそろそろ植え替えたほうがよいでしょうね。ノビル系であれば温度はデンファレほど要求しません。
私は例によってミズゴケ+素焼鉢派なので、バークで植えてあったものもミズゴケに替えてしまうのですが、バークは多少残っても構いません。植替え後は根が少なくなって安定が悪いでしょうから固めに植えつけて支柱をしっかり立てることです。ことにリードバルブ(昨年最長した新しいバルブ)は今年春に新たに芽を出すのと新根も出しますから、ぐらつかないように支柱にビニタイなどでバルブをしっかり固定しておきます。
花芽をつけたという4本のバルブのうち、リードバルブは2つなんでしょうか?それとも4本全部なんでしょうか?デンファレもノビル系も品種にもよりますが、その前の年に出来たバルブにも花芽がつくことは稀ではありません、というか普通です。複数の株が寄せてあるなら、分けたほうが良い場合もあります。
一般的にデンファレもノビル系も胡蝶蘭より強い光線を好みます。特に午前中にガラス越し直射くらいのの光に当たれば、午後は間接光線でも十分育ちます。逆はよくありませんが、、、
湿度は高めが良いです。成長期は原産地の雨期で(午後にスコールがある気候帯)すから直射光に当たらない感興で午後3時すぎから6時くらいの間に水遣りをします。成長期には完全に乾ききるまえに、まだ湿り気が感じられる状態で次の水遣りをします。
施肥はミズゴケ植えの場合やはり濃くしないことです。新バルブの成長期には週一回洋蘭用なら3000倍で水遣り代わりで良いでしょう。バルブが完成に近づいたらチッソ分を減らし、2:5:5や0:6:4の2000倍くらいにするとさらに結果が良いと思います。
バルブが成長を完全に停止するころに施肥はとめ、水遣りも回数を減らし乾かしぎみに管理すると暫くして花芽があがり始めます。
エーカー
2011/02/26(土) 23:03:57
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おっしゃるとおり全く思い違いをしていました。確かにデンドロですね。リードバブルが何本かということは、よくわかりません。何しろ、植え替えをしてないものですから・・・今年は、植え替えをして、株分けをしてみたいと思います。ありがとうございました。お尋ねすることあるかもしれませんので、宜しくお願いします。
ひろし@小南部
2011/02/27(日) 20:15:21
解決後ですが
ノビル系のデンドロであれば、朝の最低気温が15度を割る環境でないと高芽になる可能性が高くなります。もちろんノビル系でも交配系により最低気温をどこまで下げる必要があるかは異なるのですが、セッコクの血の濃い小型種ほど5度Cくらいと低いほうがよく、大輪の交配種(山本デンドロビューム園さんの4倍体品種など)は15度を僅かに割る程度でも難なく咲きますが概して低温には強いです。
はっきり低温を要求するセッコク系やキンギアナム系は胡蝶蘭と同じ環境(最低気温12度以上)ではうまく開花させるのが難しいです。デンファレなのであれば最低気温12度だとやっと咲かせられる程度で、本来はもっと高い出来れば18度以上くらいのほうが良いですね。
エーカー
2011/02/27(日) 21:01:19
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調べてみたところ、ノビル系のデンドロでした。やはり、胡蝶蘭と同じ暖房のある部屋に置いていたので、温度が高すぎたのですね。今回は、結構、低温に当てたつもりでしたが、花芽が付いたと油断してしましました。とりあえず13個は咲きそうなので、前回よりは進歩です。今年の秋以降は、暖房のない部屋の窓際に置いて管理します。
すっきり解決できました。何度もありがとうございました。
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