イタヤカエデの剪定
カズ
2010/12/23(木) 11:07:28
植えたのが大木になるイタヤカエデでした。
大木になる、と言っても困るんで大きくならない様に
徹底的に剪定をしたいんですけど大丈夫でしょうか。
もう既に枝先は3mです。
大木は困りますので。
知らないかったんです。
宜しくお願い致します。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2010/12/23(木) 22:33:28
植えてある場所は建物から5メートル以上離れていますか?樹木は地上部を切り詰めて大きさを制限しても、根は本来育つはずの大きさと同じくらい広く深く伸びて年々太く育ちます。それが家の傍にあると根が建物の基礎の下にもぐり込み、根が育つにつれ基礎を持ち上げるので建物が狂う事があります。また建物に近くなくても地下に埋まった配管近くに植わっていると配管を持ち上げ接ぎ目を外すこともあり酷いと水が漏れて地盤陥没や、別の原因でのガス漏れなどで急いで掘らなければ成らない時に木の根が邪魔で掘るのに手間取り、酷いと死者が出る事もあります(近くの街で以前ガス漏れした管を掘るのに手間取り死者が数名出たことがあります)
もし、植え場所が上記の条件に当てはまるならまだ木の若い今のうちに抜いてしまい、別の鉢植えや大きな酒樽プランターなどでも育てられる樹木を植えつけものを置いて、いつでも移動できる様にしておくのが良いでしょう
植え場所に問題が無くてただ樹高を抑えたいのなら休眠している間に地面から1メートルくらいの高さで幹を切り、根元近くから脇芽やヒコバエを出させて数本立ちに仕立てる方法があります。これだと高さは抑えられますが横の方に広がり易く何本もの仕立てだと不格好に成る怖れもあります。一本だけ残して他に出たのは切ってしまうと横には広がりにくくカエデ本来の樹形を保ちつつ少しは低く育ちますが、幹の切った部分が不格好にコブの様に成ってしまう可能性はあります
また、特にイタヤカエデは切る時期を守らないと木が弱り易いです。カナダやアメリカのメープルシロップの原料に成る樹液を採るサトウカエデと性質が似ていますので雪解け少し前の時期の樹液が上がってくる頃に幹や枝に傷を付けると樹液が結構流れ出てきてしまい、樹液の中でも糖度が高めなのもあり樹液が多く流れ出ると弱る怖れがあります。お住まいの地域が解らないので念のために早めの1月中には切ってしまい、切り口には癒合剤など塗って塞いでおくと良いです
樹木は苗木のうちからマメに剪定して生育を抑制しておけば樹高が高くなる性質のも比較的低い高さに保てますが、植えっぱなしで数年置いておくとどんどん育ってしまいます。これから樹木を植える時には購入前にその樹木の性質を調べておいて将来の大きさや他のデメリットを調べてから大丈夫か判断してからお植えに成ると良いです。木は根が傷つくと回復が遅いので基本的に植えた後数年の植えなおしは弱り易いので出来ません(植えてかなり年数が経てから、事前に根回しを行ってその次の年に掘って移植が普通)今回の様な困った事に成らない様にお住まいの環境に向いているか・育てられるかを考えてから植えて下さいね、
カズ
2010/12/25(土) 09:11:59
ばんざいうさぎ 【北海道】さま
有り難うございます。
場所は考えて植えたので大丈夫です。
しかし日陰になると困るので大きさを押さえたいのです。
木は買ったのではなく、山で幼木を抜いて植えておきました。
そしたら3mにもなってしまいました。
枝のテッペンを切り詰め大きさを押さえれば良いのでしょうか。
イタヤカエデとは知らなかったのです。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2010/12/25(土) 17:29:22
根が建物や配管には問題ないとのことで安心しました。一度植えてしまったものを人間の都合で抜き捨ててしまうのも可哀想ですものね。切実な問題なら抜くのも仕方の無い事ですが、木が生えている事により恩恵を受けているのは人間だけでは無く地中の微生物をはじめ鳥などいろんな生物も木を利用していますので、残せるものなら木は一本でも多く残したいですよね
>枝のテッペンを切り詰め大きさを押さえれば良いのでしょうか。
そうです。基本、生長点を切り取れば木は本来の高さほどには大きくなれません。ただ、脇から生えてきた枝が時に主幹に成り変わる事もありますので(コニファーなどではわざとこの方法を行う事もある)幹の部分がまだ若いあたりでは切らない方が良いです。広葉樹は幹を切る場所が低ければ低いほど高さは抑えられると思って良いので、将来このぐらいなら育って良いと思う高さを思い描き、枝の先端がそのくらいだとバランスを考えれば幹を切るのはこのくらいと見当をつけて幹を切り、切り口から下に生えている幹から生える枝も将来の幅を考え切り詰めます。その枝から新しい枝が出てきたら長く育たないうちに剪定・・・を好みの木の幅に成るまで繰り返す・・・というのがイメージですが、文字だけでは方法までの指導は無理ですので、地域の緑化センターでの講習や「植え木の仕立て方・剪定」についての書籍などで覚えていって下さい。ちなみに上記の方法は幹が一本だけでの木立ちになる仕立て方で、23日に書いた地上から1メートル(これ以下で切ると生えて来なくなる可能性がある)の所で幹を切るというのは、将来的には若い木が根元から数本生えているといったイメージに育つやり方で自然な木立ちの林風の庭などに使われる手法です。上記の一本の木の形だとどうしても人工的な形の樹形に成りますが、数本立ちに見えるものは自然風の若い木に見え、何本かの幹から生えてきた枝か、好みによってはヒコバエだけ(ヒコバエだけだと将来幹の方は枯れて違和感がなくなる)を数年かけて伸ばしますヒコバエが生えるのだけを切り取るくらいで基本ほとんど枝の方の手入れはしなくて大丈夫なうえ、根からの養分が育っている本数分に分散していくためほとんど高木に成る事はありませんよ
庭の作りや好みにより、どちらかの仕立て方を選ぶと良いかと思います
どちらにしても幹(と枝)を切ると切り口が大きくなってしまうので切る時期は必ず休眠期の樹液が止まっている時を狙って行って下さいね
カズ
【関東】
2010/12/29(水) 09:39:17
[[解決]]
ありがとうございました。
バッサバッサ剪定します。
あまり高くなると剪定も出来なくなるので
3m位で止めたいですね。放って置くと10mになりますか。
最初は15センチの幼木だったのに・・・
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