柑橘「はるみ」って、こんなに酸っぱいものですか?

[園芸相談センター]の過去ログです

オレンジ 【近畿】 2010/12/17(金) 18:50:09
「はるみ」を植えて5年目、樹高も2メートル果実毎年7〜80個ですが、もの凄く酢い(今の時期なら分かりますが来春4月になっても口が曲がる程酢い)過去3年を通じて酢いのです、当初は「肥料が少ないのでは」と十分にリン酸系を与えました(改善せず、隣に植えてある同年生の伊予柑はそれなりに甘い)その味は「ゆず」そのもの、調べてみると「はるみ」はユズと?の掛け合わせらしく、ユズの味がしてもおかしくないのですが、それにしてもおかしいです、で考えたのは「掛け合わせ」失敗の苗を植えた(ユズのみの苗になった、若しくはユズ成分が強い苗が出来、それを買って植えた)そんなことありますかね、といっても私「はるみ」を買って食べたことはありませんが、前宣伝では「ジューシーで甘い」とありましたが、いかがでしょうか?

citrus 2010/12/18(土) 13:10:32
拝見しまして先ず思いますのは、近畿地方では無理があると思います。
年間平均気温が低いのと、日照時間が少ないのです。
下記にHPを添付して於きますが、果実の含有酸が割合と高い品種ですので、栽培環境と放任栽培に近い形では甘い果実の採果は無理でしょう。
交配親は、[清見×ポンカン]であり、柚子では有りません。http://www.pref.kagawa.jp/agrinet/dougubako/center/katudou/15/pdf/27.pdf
営農者は、樹幹の下にタイベックスを貼り水分抑制を図り、旨味と酸の減少を図っています。
今の場合には、品種の問題では無く、栽培方法が問題なのでしょう。
それとも、品種が違っていたりして・・・・。
考えても下さい。[はるみ][せとか]等は、テレビで居並ぶタレントが美味しい!!!と連発していたものです。
逆に言えば、タレントが不味いと言った事が有りますか?
カタログに栽培が難しいとか、不味いとか書いて無いのと同じです。

りっこ 【関東】 2010/12/18(土) 20:01:54
どうもはるみの特性から外れているようですね。
citrusさんお書きのとおりですが、植え付け5年目で70から80個ほどでは実が多すぎます。この個数では7000枚以上の葉が必要となるでしょう。はるみは隔年結果が強く、毎年この数値での収穫ができるのか疑問も残ります。更に他の柑橘にくらべて葉数が100枚程度と2〜3倍程度必要です。

来月下旬くらいからスーパーでも販売しますので是非食べ比べることを勧めます(見た目ではるみなのかどうかも分かると思います)。当方鉢植えですがこの時期は色づいてあと1ケ月ほどで収穫です。25L鉢なので樹高も1m20cmほどで実は6個ほどですがとても美味しいです(4年ほど前に実付鉢苗で購入、隔年結果はいまのところありません。2鉢あります)。イヨカンが出来ていますので、はるみは比較的栽培環境の適応性がありますので大丈夫でしょう。当方は千葉の九十九里沿岸での栽培です。下記にはるみの特性が書かれていますので参考にしてください。
http://www.fruit.affrc.go.jp/seika/1995/fruit95006.html

当方の柑橘でオレンジさんと同じような食感がするものがあります。セミノールです。外見と果肉は間違いなくセミノールですが食するとユズ以上の酸味で苦労しています。3月くらいに収穫して室内に1ケ月ほど置いても酸の抜けがありません。
柑橘が美味しいののは酸味と糖のバランスなので一度糖度を計測してはどうでしょう。酸がつよいのか、甘みが薄いのかも判断できると思います。
当方の柑橘で食べて一番甘いのは4月上旬まで樹上にあったネイハ金柑で22度ありました。ほかに黄金柑は2月上旬収穫で糖度は19度でした。金柑は露地植え、黄金柑は鉢植えです。はるみは14度ほどになりデコポンと姉妹品で、高級品質の柑橘になります。
おもちのはるみが本当にはるみなのかどうかも調べて見る必要があるかもしれません。葉では見分けは無理ですね。ちなみに当方のはるみには刺はほとんどありません。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2010/12/19(日) 08:30:43
ミカンの糖度を上げる農薬のようなものがあって、日本のミカンは格段に甘くなり、売れるようになったと読んだ記憶があります。水分吸収を抑制し、摘果もしてくれるのだそうです。そういう物質が販売"はるみ"にも使われているということはないのでしょうか。

Sekizuka 2010/12/19(日) 14:41:13
>そういう物質が販売"はるみ"にも

ねーよ(w

to オレンジ
基本的には果実の付けすぎ。
後、晩柑類は収穫後、1週間とか減酸してから食べます。

Sekizukaさんへ 2010/12/19(日) 17:22:45
>ねーよ(w

それが実はあるんですねぇ〜。きっとまだご存じなかったんでしょうね。
他の人ならとっくに知っていても自分はまだ知らなかった事柄を、自分の思い込みだけで、さも物知り顔の様に迂闊に(汚い言葉で)断言するのは傍から見ても恥ずかしいのでよした方が良いですよ〜。まずは書き込む前に、せめて文献など調べてみて、断言できる裏付けくらいはとってから発言しましょうよ〜。
私なぞこちらに出入りする他の方から比べればまだまだ物知らずですから、後で恥をかくのが怖いので断言なんて事はできません〜。
変な自信はお持ちに成らない方が良いですよ。それでないと今回の様な、いらぬ大恥を自ら招く事になりますから〜。

タネツギさんの仰るようなミカンなどの甘味を促進させる成分というのは、いくつかありますよ。農薬ではありませんが、前から知られている農業資材として代表的なものだとステビアの本来排棄される部分を利用して作られた製品などが販売されてます。また、生のステビアそのものを利用する栽培法も、かなり何年も前から行われてきてましたよ(ステビアに興味があったので記憶にあります)。ただ、人によってはステビア自体の成分の安全性に疑問を持つ人もいるので一般的には知られておらず、製品もおおっぴらには宣伝されていないだけの事です。Sekizukaさんも柑橘類を栽培されてるなら、もし興味がおありに成れば検索なさっていろいろ調べてみると良いですよ〜。
ただ、私個人はステビアでの栽培法は行っていないので、ステビアの成分に水分吸収の抑制や摘果してくれる作用があるかまではわからず、もしかするとタネツギさんの仰る成分はステビア以外のものなのかもしれません。

Sekizukaさん。次回から誰かの説に反論や否定したい事がある時には、しっかりお調べに成って確認してから、もっと穏やかで知的な言葉遣いで発言なさって下さいね〜(反論の場合はできればソースの提示もなさると確実ですよ)。

それと、この掲示板はSekizukaさん一人の為にあるんじゃありません。他の方が不快に思う様な発言はお止め下さい。沢山の方々がちゃんとマナーを守って管理人さんのご厚意に甘えさせていただき、利用「させていただいている」んです。もう良い年の大人なんですから節度のある発言も出来ますよね?是非お願いしますね〜。
あまりにも傍若無人なふるまいをししていて他の方と揉めた後にハンドルネームを何度も替えてみても、掲示板の管理人さんには誰なのかが特定できて、入室拒否もできるシステムになってますから、マナーを守れない人はそのうちこちらの掲示板へは出入り禁止になってしまいますよ。ご注意くださいね。

タネツギ [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2010/12/19(日) 18:26:05
見つかりました。
次のフィガロン乳剤のことだったと思います。
http://www.nissan-agro.net/productSingle.php?ID=14517
そこに
>かんきつでは、本剤の2回散布により収穫果の糖度を高まり(→高め)、
>等級がアップすることが認められています。
とあります。
朝から検索してもなかなか出てきませんでしたが、広く使われているのかもしれません。
>2010/12/19(日) 17:22:45
 この書き込みのお蔭で、穏やかな気持ちで検索できました。

hana 2010/12/20(月) 10:14:08
まことにその通りです。
心ない書き込みで荒れかけた掲示板がすっきりしました。
また、私も掲示板の利用について再度確認する良い機会になりました。

で、本題ですが、、、
私も着果数が異常に多いように思うのです。
生産者は摘果してるとは思うのですが、そもそも2M、植え付け5年でそんなになるとは、、、。
果実の大きさは、市販の はるみ と同じ位でしょうか?

あくまで可能性としてですが、
着果数が多すぎて糖分が十分に回っていない。
そもそも樹の種類が違っている(販売元、あるいは生産元の誤り)。
接木されたときははるみの枝だったが、枝代わりの枝が接がれ、違う果実がなっている。
収穫時期、賞味時期が早すぎる。。。
等が考えられます。
どれか、というのがまた難しいのですが。。。

すっぱいものも、皮の灰汁抜きをしてから煮てマーマレードが作れます。
柚子でマーマレードを作るやり方が適していると思いますので、HPで検索してみてください。うまくつくるとジャムとして食べる他に、お湯で溶いて「ゆず茶」のように飲めます。蜂蜜なんかで作るとより風味もあっていいですよ。
また、ゆず代わりにお風呂のお湯に浮かべたり、焼き魚に絞ったり、といろいろ利用できると思います。
果実種もいけそうですね。

Sekizuka 2010/12/20(月) 10:24:36
to "Sekizukaさんへ" & "タネツギ "

フィガロン乳剤の存在は当然知ってますよ。
私が「ねーよ」と言ったのは、「存在しない」という意味ではなく「利用実態がない」という意味です。

フィガロン乳剤は樹が痛みます(作用機構を考えれば当たり前ですが)。
出た当初は流行ったようですし、温州辺りでは使うでしょうが隔年結果し易い"はるみ"には基本的に使いません。

ステビアも知っていますが、フィガロン同様、魔法の薬じゃあるまいし、それだけでどうこうというものではありません。
生産者が様々な苦労している成果をドーピング扱いする方がマナー違反だと思いますね。

オレンジ 2010/12/20(月) 15:15:50
こんにちは、Citrus、リッコ、タネツギ、Sekizuka,Sekizukaさんへ、hana
の皆様、貴重なご回答、ご意見大変有り難うございました、温度日照不足、適果不適、苗木の間違い等々色々考えられるのですね、このまま放置で諦めるのは残念ですので温度、日照不足は自然の問題ですので後回しにし「木」の確定から始め、来年の摘果を重点に行ってみますそこで「りっこ」さんの言われる 「とげ」ですが我が家のものはトゲがあり、果実の表面は粗く(ユズに似ている)皮と実の間に若干の空間がある(フカフカ気味)等です、言葉では分かりにくいので後ほど「画像掲示板」を活用させて頂きますので、宜しければ一度見て頂ければ有り難いです、宜しくお願いします。

citrus 2010/12/20(月) 17:32:54
オレンジさんへ。
信頼の於けますHPを載せます。写真で判断するのも方法では。
添付の写真ではトゲが良く分りませんが、葉の翼葉(ヨクヨウ)が無いのが分ります。貴方の樹では翼葉の有無は如何ですか。http://www.afftis.or.jp/mikan/mikan23.htm
「はるみ」には普通はトゲが有るようですね。それと、柚子には翼葉が有ります。下記の写真で翼葉を参照下さい。
http://extwww.cc.saga-u.ac.jp/~katayuki/HP-3/HTML/Citrus.html

citrus 2010/12/20(月) 21:21:15
写真を拝見しました。写真を拝見した限りでは柚子ですね。種が多く、今の時期に浮皮があること、極めて柚子臭いです。味わって見ないと断定は出来ませんが。
翼葉が三角状なのは、柚子でも知識ある方は品種を断定出来ると思いますが、当方の柚子は4種類ですので、該当するのはありません。

りっこ 【関東】 2010/12/21(火) 00:22:10
画像拝見しました。やはりユズのようですね。本ユズではなく一才ユズ(ハナユ)の可能性が大きいです。本ユズなら植え付け5年ではそんなに結実はしないと思います(どのような苗を植えられたかですが)。
はるににしては刺は大きく更に翼が大きすぎます。この時期のはるみの果皮の色は温州みかんのような色合いです。ユズの色ではありません。肌もツルとしています。温州みかんよりは皮は薄いようです。更にはるみの葉の翼は軸にそって幅はすごく短いです。下記の2枚目の画像に葉と翼がわかると思います。いつどこで苗木が入れ替わったかは分かりませんがはるみではないことは確かだと思います。
http://blogs.yahoo.co.jp/blueberryblogs/60024145.html

hana 2010/12/21(火) 09:58:55
これ、私も柚子だと思います。
台木が芽吹いたもの、ということはないでしょうか?
柚子に接いだ、と仮定しての話ですが、、、。
あ、でもハナユに接ぐってあまり聞かないですね。
やはり途中で苗木そのものがいれかわったのでしょうかね。。。

citrus 2010/12/21(火) 10:16:25
先日に皆様に教わりました[フィガロン]ですが、自分の知識とするために、柑橘の専門家に教えて頂きました。此処では温州に限ったとの事では無いのですが、温州と思ってください。
1.撒布濃度は2000〜3000倍
2.二回撒布して、糖度(Brix)アップに一回撒布で0.3〜0.5、二回目の撒布で0.5〜0.8程らしいです。
3.撒布時期は地方にも寄るらしいですが、一回目は7月下旬、二回目は8月中旬、間隔は20日程が良い。
4.一回の撒布で、根からの養水分が25日間ほど抑制される。簡単に言えば、樹下にタイベックスを貼ったと同じ効果らしい。
5.フィガロンは植物ホルモンのオーキシンの一種らしく、樹体の各部からカルシゥームや糖を果実に送り込む作用があるらしいです。
6.フィガロンを連用しますと、副作用として細根の減少、樹勢の低下があるとの事です。家庭園芸では使うものでも無いようですが・・・。
7.農家では可なり使われているとの事です。
此れホント。

オレンジ 2010/12/21(火) 14:08:03
皆様、ありがとう御座います、どうも「ゆず」くさいですね、苗を購入した時を思い浮かべてみますと、柑橘類の苗ばかりが10種類位並べられ(勿論区分けはされていましたが)それぞれに特徴が記されており、その中で”最もおいしそうな表示”のみで買って植えたのですが、どうも他の苗が混ざっていたのでしょうか?今他に栽培中の「ユズ」と例の「ハルミ」の皮を食べ比べました、ユズは臭いも強く、皮自体金柑のような甘みがありましたが「ハルミ」は臭いがやや弱く、味は皮が既に酸い状態でした。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2010/12/21(火) 17:39:37
ciytrusさんの努力に感謝します。品種違いとほぼ判明し、フィガロンに触れるのは、今回限りにします。
>ドーピング扱いする方がマナー違反だと思いますね。
 とても重たいお言葉です。しかし、
>販売"はるみ"にも使われているということはないのでしょうか。
 は、使われていれば、味に差が出る要素の一つになりうると思ってお尋ねしたもので、ドーピング扱いとは思えません。
 とはいえ、ドーピング扱いとの解釈をされた方がいらっしゃるのは、私の言葉不足によるものと、反省いたします。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2010/12/21(火) 17:44:27
失礼しました。次のように訂正します。
ciytrusさん→citrusさん

オレンジ 2010/12/22(水) 18:40:26
[[解決]]
タネツギさん、りっこさん有り難うございます、大きさの計測をしました、容疑者ハルミの重さは100グラム、直径6,5センチ、ユズ90グラム5,7センチでした、ユズ確定まで永くおつきあい頂き皆様方にお礼を申し上げます、有り難う御座いました。尚ハルミの今後ですが他にユズがありますので来春を待って生育環境の悪い場所にある「ネーブルオレンジ」の「芽つぎ」(やったことなく初挑戦で心配ですが)を行います。

Sekizuka(タネツギさんへ) 2010/12/23(木) 14:55:17
>味に差が出る要素の一つになりうると思ってお尋ねしたもので

疑問文でしたか。「〜ではないか」=「〜だろう」と読み違えました。失礼しました。
フィガロン自体は摘果剤(全摘果)としての使い方が主です。生理落果の状態を人工的に作るのですが、うっかりすると枯れることがあります。
私もモモで使って枯らしたことがあります。
http://rms1.agsearch.agropedia.affrc.go.jp/contents/kaidai/kajyusaibainoteikosuto/22-3-1-5-2_h.html
生理については↑が詳しいですが、“はるみ”のように元々癖のある(晩柑類の内でも)ものは避けた方が無難です。念のため補足。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2010/12/23(木) 20:38:22
オレンジさんへ
 両方を水に入れてみてくださいますか。ユズは浮くでしょうが、容疑者も浮きますか。
Sekizukaさんへ
 資料ありがとうございました。読み違えとお知らせいただき、ホッとしました。


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