バラの黒点病がひどい状態になってしまいました。

この記事は[園芸相談センター]の過去ログです

ハヤサチ 2010/09/21(火) 21:49:47
10種類位のつるバラと数種の木立性バラを地植えで育てていますが、殆どのバラに黒点病が蔓延し、多くの葉が黄色に変色して、終には落葉しています。例年にない異常な状態になっています。
8月8日までには7〜10日の間隔でダコニールやサブロールを交互に散布してきました。しかし、この夏は毎日30度を越える高温が続いていましたので、薬害を防ぐため、その後は今月上旬まで薬剤散布を控えてきました。先週から薬剤(サブロールなど)散布を再開し、黒点病に罹った葉を取り除いたり、落ち葉を極力除去するようにしてきましたが、この9月第二週くらいから黒点冒頭に記述したような状態が一気に発生し、まるで晩秋のように朽ちた葉が風などで落下しております。そして今では80〜90%くらいの葉が既になくなり、まるで裸同然の枝振りという無残なものになってしまいました。こんなことは初めての経験です。こうなるともう手の施しようがないのでしょうか?こんなに極端に悪化した原因はどこにあったのでしょうか?この秋に花は諦め、来年に期待することになるのでしょうか?神奈川県在住、バラはすべて地植えです。
お助け頂きたく、よろしくお願いします。

かな 【近畿】 2010/09/22(水) 06:40:36
ハヤサチさん こんにちは、はじめまして。
8月8日までちゃんと散布していましたらそんなにはひどくならないとおもうのですが・・・
品種名がわかれば答えやすいので、教えていただけないでしょうか?

b4 2010/09/22(水) 09:14:37
私の庭のバラも同様です。なぜか今年は黒点病がひどい。暑さのせいで、バラの弱り度がはげしかったために、体力不足で病原菌に負けたのかと思っています。

モマ 2010/09/22(水) 10:34:22
いくつかの複合要因があるように思います。あくまで可能性ですが。

普段薬で抑えていたのをやめてしまったので一気に広がった。
乾燥気味にきていたところ、雨がつづき、どろはねにより広がった。
植物も夏ばてで体力が衰えていた。
こんな感じでしょうか。
泥はねを防ぐだけでもかなり違う、薬剤散布もさることながら、こまめなかれた葉の撤去もかなり重要というのが私が育てている実感です。
ただし泥はね予防はともかく、葉はたくさん育てていると難しいですね。
つるバラの場合はバラ本体だけでなく、それを這わせている塀や壁、オベリスクなども十分に消毒する必要があります。
私はほんの10鉢程度ですしベランダ栽培なので、無農薬でこなしています。
今年はうどん粉も黒点もなく(黒点はほとんど出たことがありません)、
ハバチもことしはそれほどひどくありませんでしたが、シャクトリムシがいらっしゃいます。

一般的に黒点病で枯れてしまうことはないので、今一度地面および壁面等周囲も合わせて消毒するとともに、バラの体力をつけるようにされてはいかがでしょう?

R・ひろき 【関東】 2010/09/22(水) 11:04:00
 こんにちは。

>こんなに極端に悪化した原因はどこにあったのでしょうか?

 まず、昨年と違うところチェックしてみてはと思います。
 たとえば、
・夏場薬剤散布を止めるのは、昨年以前もやっていたことかどうか。
・使っている薬剤は昨年以前と同じかどうか。
・葉水や水やりのやり方が同じかどうか。
・梅雨時までの病気の出方は同じかどうか。
・冬の世話のときに何か変えたことはないか。
・密植気味にしたということはないか。(バラが茂って密になったかどうかも含む)

 また地植えとのこと、庭の他の植物に例年と違う変化がないかどうかも観察してみてください。
 たとえば、地植えのバラは意外にモグラなどに根を荒らされると落葉するものです。その影響は他の植物にも現れますので。

 去年以前とまったく同じということでしたら、
・バラが夏バテした。
・奈良県での降雨状況が昨年以前と違った。(たとえば強風を伴う風が夏の終わりに吹いた等。台風が来ましたね。)
 ということになるかもしれません。
 台風ですが、バラが無防備であればあるほど黒点病の被害が大きくなります。

 来年への解決策は、上の内容にもよりますが、
「夏場にも薬剤散布を続ける。」
「とくに台風が来そうなときは暑くてもやる。」
 というようなことかと思います。

 最近、夏場は薬剤散布を控えるという説が出てきているようで、秋になって病気に悩む人も増えてきています。もしそのような説を聞いていましたら、それはバラには良くないことですから……。夏場に薬剤散布をしないと秋に影響します。

 夏場に薬害が出る場合は、散布をやめるのではなく、薬害が少なくなるような薬剤散布に変更します。
 まずサプロール乳剤など、乳剤は使わないでください。ダコニールも夏場は品種によって薬害のような黒いものが出てきます。
 殺虫剤は水溶剤のものを使ってみてください。
 殺菌剤はオーソサイドが良いといわれますが、あまりに暑いとそれでも組みあわせによっては薬害が出ます。一番暑い時期はジスダイセンなどを選ぶと良いと思います。黒点病に治療効果もあると言われているフロアブル剤は、フルピカフロアブルです。梅雨まで病気が出ていたりしたら、連用しないようにしてそれを使います。

>こうなるともう手の施しようがないのでしょうか?

 初夏まで力をためてあれば、地植えですからある程度の花を咲かせる力はあると思います。
 上記の薬剤散布を辛抱強く続け、マルチングを敷いてあれば全部取り替えます。新芽が柔らかい時は乳剤などを使うと良くないこともあるので、乳剤は避けます。

R・ひろき 【関東】 2010/09/22(水) 11:05:57
 すみません。
 誤打がありました。
 ビスダイセンです。(ジスではなので……)

ハヤサチ 2010/09/23(木) 00:35:18
いろいろとご教示、ありがとうございます。
1.まず、かな様のご質問ですが、つるバラは@ウルメールムンスター、Aつるゴールドバニー、B羽衣、Cキングローズ、Dピエール・ド・ロンサール、Eアイスバーグ、Fサマースノー、Gアンジェラ、H桜霞、Iミミエデン、Jポールスヒマラヤンムスク、Kモッコウバラです。これらの内、B、C、E、Jの症状は比較的軽微、KはOKです。また、木立性バラは@クイーンエリザベス、A木立性ゴールドバニー、Bプリンセス・ド・モナコ、Cゴールデンボーダー、Dローラ、E聖火、F芳純、G感謝、Hジュビレ・デュ・プリンス・モナコです。この内AはOKで、特にひどい状態なのが@、Cです。
品種による差異は上記のようですが、症状の出方が品種の持つ抵抗性に影響されているのか、場所のせいか、或いは葉の密集度なのかは識別できていません。
2.b4様  私と同じような状態なんですね。確かに私の住んでいる神奈川県も猛暑続きで植物も人もバテバテでした。今日もそうです。
3.モマ様  猛暑は長く続いた後、9月に入って記録的な豪雨がありこれによって泥はねもだいぶあったものと思われます。黒点病に罹った葉、特に部分的にも黄色に変色した葉を取り除くことや地面に落ちた葉を除去するように努めてきたのですが、これは点数で評価すれば正直申して合格数には程遠いものだったと思います。言い訳を言いますと、つるバラの樹高が3〜4mとかなり高くなっていますので、高所での病気に罹った葉の除去作業は手を抜いてきたと言わざるを得ません。なお、つると木立性とはごく近くに植えてあります。
4.R・ひろき様 ご指摘の件ですが、昨年までと違っていた点は、夏場の薬剤散布を止めたこと、水遣りの方法は(余りにも猛暑が続くので)自動散水器システムを設置し、一般の庭木と一緒に水を掛けましたので、かなり勢いよく、またバラの約1mの高さまで水がかかったと思います(バラにとってはこんな水遣り方法はよくないと理解していますが、手抜きです)。またバラの成長に伴って昨年以上に葉が密集してきました。
 尚、バラ以外の庭木には特に変化はありません。ただ、近くに植えてあるシコンノボタンにカナブンが沢山飛んできて食害で悩んできました。この対策はもっぱら朝の捕殺作戦です。たったの1本しかないのに毎日数匹は捕まえてきました。しかし、1ケ月くらいに亘りこれだけの数を捕まえてきましたが、一向に減りません。また悔しいことにご近所にあるシコンノボタンにはまったく同被害が発生していません。なお、このカナブンがバラを食べて被害を出しているかといいますと、観察した範囲ではそういうことはありません。(葉や根の食害)
 台風も襲来しましたが、風は殆どなくもっぱら記録的な豪雨で、バケツをひっくり返したような大雨というのはこのことかと思われるくらいでした。尚、地域の川が氾濫危険水位まで増水し、テレビでも大きく報道されました。
 「夏は暑くても薬剤散布を続ける」、また「黒点病の治療にはサブロール」といった私のような馬鹿のひと覚えではなく、ご教示の薬剤をちゃんと使い分けするなど今後の参考にさせて頂きたいと思います。ありがとうございます。

R・ひろき 【関東】 2010/09/23(木) 10:29:39
 こんにちは。

 まず……すみません、神奈川を奈良と間違えました。
 一文字(奈)しか合っていません。
 人間(私)の夏バテもここにきてきわまった感じ、遂に頭に回ったようです。
 ごめんなさい。

 原因は水やりと豪雨、薬剤散布かと思われます。そのほか、つるバラが罹っているとのことで、葉がとりにくいということもあるかと思いました。
 自動潅水をされるときは、シークホースやチューブを使って、根もとだけに流れるようにするといいかと思います。やはり散水した年の秋は病気が出やすくなります。そのため、庭では夏場のハダニ避けの散水を控える人もいます。私も関東ですが、猛暑でもバラには葉水をしなくても大丈夫でした。

 つるバラの病気は、庭のレイアウトにもよりますが、手持ちの薬剤散布用のスプレーが届く範囲より少し小さく誘引すると防ぎやすいと思います。我が家のスプレーは約5m飛びますから、誘引は地上3mくらいまでにしています。つるバラの前に立って斜めに構えると、一番上まで届きます。
 カナブンは種類によって誘引剤が違うのですが、手で取りきれないときはフェロモントラップが売られているので試してみるのも手だと思います。ただあまりに多い状況ですと焼け石に水ですし、かえって寄ってくるのではないかという話もあります。

 品種を見た範囲では、薬害にひどく敏感なものは少ないと思います。夏場のダコニールと乳剤をやめればさほど薬害は出てこないと思います。(イングリッシュローズなどの面白い交配をしたものや一部のオールドローズのなかには、本当に夏は困るほど薬害が出る品種もあります。)
 そのほか薬害では、ダニ剤のアーリーセーフと殺菌剤のオーソサイドの組み合わせに注意してください。同時散布をするとかなり出ます。10日くらいの間をあけて散布しても出る品種には薬害が出てきます。

タネツギ 【関東】 [URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/] 2010/09/23(木) 21:09:34
>カナブンが沢山飛んできて食害で悩んできました
 南方系のアオドウガネが大部分ではないでしょうか。次のようにブラックライトと水で対処しています。
http://homepage2.nifty.com/tane-tak/fmsg08.htm#7

ハヤサチ 2010/09/24(金) 21:24:11
R・ひろき様
 種々ご丁寧なご教示を頂戴いたしまして、誠にありがとうございました。大いに参考になりました。ところで、これまでもR・ひろき様の(他の質問者に対する)ご回答は度々拝読させて頂いてきましたが、いつも大変役に立つものばかりでございました。バラについての造詣が大変深くいらっしゃって、尊敬しておりましたが、その方から直接ご教示頂きまして誠に嬉しく思っております。またR・ひろき様のものとおぼしき(?)HPにもやっと辿り着けました(? と申しても、残念ながらあまり自信はないのですが...)。  
タネツギ様
 写真から判断いたしますと、正しくアオドウガネという品種ですね。「ブラックライトと水で対処している」とのお話を伺い、思い当たることがあります。それは、我が家のカナブンが大量に集まるシコンノボタンの木が水銀灯の脇に植わっているという事実です。両者の光波長のスペクトルが酷似し、水銀灯が誘蛾灯の働きをしているのかも知れません。
これは大きなヒントになりました。ありがとうございます。

ハヤサチ 2010/09/28(火) 23:11:16
[[解決]]
皆様方のご教示ありがとうございました。本件は「解決済み」とさせて頂きます。


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