ハオルチアの徒長について
葵
【近畿】
2010/08/12(木) 22:15:45
ここ最近急にハオルチアが徒長してきました。
このまま縦に伸び続けるのも何なのでもう少し日当たりのよい場所へ動かし
更に何らかの対処をしようと思っています。
徒長の対処法は伸びたところから切ってしまうのが一般的なのかなと思ったのですが
いろいろなところの過去ログを調べてみると、十分な日照のある場所に移して育て葉が代替わり?するのを気長に待つという人もいれば
徒長株は枯れやすいからさっさと切り離すという人もおり、どうすればいいのか悩んでいます。
個人的には急いで形を整えたい!というわけではなく
出来るだけ枯らしてしまう危険性がより低い方法をとりたいと考えているのですが、
どのような方法をとれば良いでしょうか?
またその場合の注意点なども教えていただけるとうれしいです。
ばんざいうさぎ
【北海道】
2010/08/13(金) 11:53:28
まず、ハオルチアは硬葉系のものですか?軟葉系のものですか?もし種類や品種などご存知なら買いて下さると助かります。一見似たものでも種類によっては少し性質や好む環境が違うものもあるので・・・
この時期のハオルチアの徒長は日当たり不足の他に、水やり頻度が多いか、土の質の性で乾くのが遅いことにあります。ハオルチアの生育期は初夏と初秋あたりなので、今時期は暑さの問題で株をいじって傷めるのは株の体力の消耗と成り弱りやすいので避けた方が安心です
途中で切ってしまって新しく根をださせる方法は、慣れてる方なら気軽に行えますが、初心者の方だと生き残るか心配でしょうから(徒長のをすぐ途中で切ってしまうと生の葉を千切る為取り残しなどが土の中で腐ったり傷口が多いので雑菌が入りやすく、それを防ぐのにはコツがいる)このまま徐々に日当たりのよい場所に移動していき、直射日光ではなくて日当たりのよい場所に置いて、新しく出てくる葉で健全な姿に作りなおしてあげた方が良いでしょう。徒長しても途中から徐々にうまく環境を変えてあげれば、枯れやすい事はありません。あわてて急に明るい所に移動すれば急な体力の消耗などで枯れる事は有るでしょうが、数日ごとに徐々に明るい場所に移動すれば大丈夫ですよ。(実際我が家ではそうやって生き残った株は沢山あります)茎の部分が長く成りそうなら将来頭の重さで折れたり倒れる可能性があるので早くから支柱で支えておくと良いですよ。それで新しく出る葉が短く成って育ち始め株の上部でうまくロゼット型を作り始め、しばらくして徒長部分の茎にあった徒徴している葉が自然に萎れて枯れ皆無くなって、上の方にだけ葉が集まった部分が出来れば(500円玉の大きさ以上、慣れないうちは直径6センチくらいに切り離すと良いでしょう)来年の初夏あたりに茎部分を2センチくらい残して茎から切り離し、新しくて乾いた多肉植物用土に下の葉が土から1センチ浮くくらいで挿して植えると仕立て直せます(葉の無い時の茎ならあまり雑菌は入りません)。植えた直後は水は与えず、土から抜けるのを予防する為に糸などで十字に鉢に縛り付けます(小さい株で鉢も小さければ輪ゴム日本で十字に鉢に止めて置く)数日後に、ほんの少しだけ水を与え、1週間後にまた少しと、鉢はなるべく乾燥気味にして土の少しの湿りで発根を促します。ひと月ほど経てば根が出始めますから徐々に水を普通の与え方に戻します(ただし夏場は水のやり過ぎは蒸れたり虫の発生の元なので他の時期よりも少し控えめに)。軟葉のハオルチアは乾燥には物凄く強いので根なしで1〜2カ月放置しておいても湿った土に降ろせば根が出ますので、くれぐれも土を湿らせすぎない様に気を付けて下さいね
コツは、急に環境を替えず徐々に馴らすことと乾燥気味にすること、植え替えに使う土も新しくて出来れば水はけのよい土が良いです。現在使っている土は有機物多めの様に感じますが如何でしょうか?自生地ではあまり有機物の無い土に生えてますので、できれば軽石を砕いた様な小粒の多肉植物専用土で植えて、鉢内に空気が入りやすく根が呼吸しやすい様な土が向きます
置き場所の日光が強いと葉が徐々に変色して赤っぽくなることがあります。これは自然な事ですが、観賞目的では不都合ですので、日差しを抑える為に遮光シートなど利用するのが良いです。変色は大概汚い色に成るものですが、種類によっては赤っぽいピンクに紅葉して綺麗なものもあり、これを楽しめるのもハオルチアの特徴です
ハオルチアの栽培に慣れてきて、紅葉が綺麗に出る種類を持っていれば水を辛めにして遮光せず紅葉させるのも良いですよ。葉が萎れた様に見えますが、ハオルチアの再生能力は高く葉がかなりシオシオになっても水やりを徐々に与え始めれば2カ月くらいで葉が緑のプリプリに戻りますよ
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