バラの2番花、3番花が貧弱

[園芸相談センター]の過去ログです

うらら 【甲信越】 2010/08/02(月) 10:01:45
いつもお世話になっております。
2〜3年前からバラを育てています。名称はヘンリーフォンダとマリアカラスです。四季咲きとなっていますが、2番花、3番花はとても小さくてこれがバラ?と思うほど貧弱です。
花が一つ咲き終わる度にお礼肥をほどこし、脇の蕾はもぎとって一つにしています。
それともう一つ、その蕾がたいてい虫にくわれていて、哀れな花しか咲きません。病気予防の薬剤散布は7〜10日毎にやっているのですが、たまに都合で間が開くことはあります。
ヘンリーフォンダは地植え、マリアカラスは鉢植えです。
初夏から次々と綺麗な花をさかせているのを見るとうらやましいです。種類によるのでしょうか。どなたかご教授くださいませ。

R・ひろき 【関東】 2010/08/02(月) 15:14:56
 こんにちは。

 バラで四季咲きという場合は、ある一定の気温があれば、繰り返し花をつける性質を指します。
 ヘンリーフォンダ、マリアカラスは四季咲きのハイブリット・ティーローズです。
 この系統は、気温があがるにつれ、花の大きさが小さくなることが多いです。

 初夏から綺麗な花を咲かせている品種は、たぶん品種が違うのだと思います。
 仰る通り種類によります。
 一般的にハイブリット・ティーよりフロリバンダのほうが良いとは思いますが品種によります。
 イングリッシュローズなども極端に小さくなる品種もあり、似たような大きさや形で咲く品種もあります。

 初夏にも美しい品種を探すには、初夏にバラ園に行って目星をつけるといいかと思います。
 春と秋をメインに咲かせるバラ園が多いと思いますが、摘み忘れた蕾が咲いているかと思います。
 今現在良い花が咲いている品種をメモしてみてください。

 人によっては、育て方として夏花は咲かせない場合があります。
 二番花まで咲かせて、あとはずっと蕾を摘み、秋剪定まで咲かせない人、二番花さえ咲かせない人などさまざまです。もちろん、夏中ぽつぽつ楽しむ人もいます。それはお好みと、その品種の性質、株の大きさなどによります。じょうぶな株なら夏ごろ花を咲かせてもあまり秋に影響しませんが、少し弱めだったり、まだ若ければ、秋花の数が減ったりすることもありますので。


 夏はバラの花や蕾を食べる昆虫の成長が早くなります。
 一方、薬剤散布の間隔は春秋と同じですから、のがれて成長してくる蛾の幼虫などが出てきます。
 
 または、使っている殺虫剤の残効が短い場合なども考えられます。
 2株なのでスプレー剤かなと思いますが、スプレー剤はものにより残効の短いものが加えられていることがあります。目の前の食害を防ぐにはいいですが、むこう10日間の食害を防ぐには適さないことがあります。

 そのほか、飛んでくる害虫、コガネムシやハムシがいます。つやつやした丸い虫がいませんか。これは農薬が効きづらいので、早朝の動きが鈍いときに補殺を続けるなどの手や、トラップなどしかないかもしれません。(あまりに多いときはトラップもだめだそうですが)

じったん 2010/08/02(月) 23:44:47
家のバラも恥ずかしながら、夏の姿はみすぼらしいです。
マダムバタフライ、セクシーレクシー、ホワイトアロー、アイスバーグ、みんな食べられて花がみじめにフリルつきになってしまいます。
薬あまりやっていません。

うららさんのうちは、私と比べると殺虫剤をちゃーんとやっているようですが、それでもだめみたいですね。

ひろき様は、夏は結構つぼみをつんでいるのではありませんでしたか。

この前真夏のバラ園にいってみました。草ボーボーだったりするのですが、手入れはそれなりにされておりウチの花よりはよっぽど見れる。

さてそこで、きれいだったバラをリストアップしてみます。
ERのトレイドスキャント、ザプリンス、Flのハニーブーケ、HTのプランセスドモナコ、もう一種類ありましたが、わすれました。
もちろんベストじゃないんですけど、周りの乱れた花たちの中で、しっかりときりりと咲いていました。
HT聖火よりその親であるローズゴジャールがきりりとしていたような気も。
夏に比較的ましに咲きやすいという種類はあると思います。
自分のERのジョンクレア、ヘリテージは、小さくはなりますが、それなりにきりりとした花です。ゴールデンセレブレーションとジュードは食べられまくっています。ウイリアムシェイクスピア2000はまだ1年目であまりいえないけど食べられないみたいだし、小さくなるけどきりりとして猛暑でも他の品種より花持ちが良いみたいです。
自分では育てていませんが、サマーレデイっていうタンタウのHTも夏に良い花を咲かせるってバラの本に書いてありましたね。

じったん 2010/08/03(火) 12:35:35
うららさんは、病気の薬はやっていますが、虫の薬はやっていませんね。
そこは見落としました。
虫の薬を完ぺきにやるとちがうかもしれませんね。私はしてませんでした。殺虫剤の散布は、飛んできてたべてゆく虫には、直接の効果はあまり期待できないかもしれないけど、すこし効果があるかもと思います。
バラゾウムシの被害も直接薬をかけるわけではないのにまいておくと少なくなりますから。

コガネムシにかじられる話も多いみたいですね。効率のよいトラップもあるみたいですね。検索すると出てきます。

花が小さいのは、ちゃんと摘蕾もしているのだし、しょうがないのでしょうか。
HTだったら5cmくらいに咲いてくれればいいじゃないですか、と思いますが。10cmちかくなら夏の花としてはすばらしいのでは。

勝手に話を広げてしまいましたが、夏でもきれいに咲きやすいという種類はあると思います。

ヘンリーフォンダとマリアカラスを育てている人のお話が聞けるといいですね。

つね 【関東】 2010/08/03(火) 12:39:26
ヘンリーフォンダは育てていませんので、以下マリアカラスについてです。

マリアカラスはむしろ夏でもそこそこ立派な花を咲かせる種類のように思います。他のHTにはもっとみすぼらしくなるものも多いです。
もちろん、春秋に比べるとサイズは小さくなりますが、8〜9センチくらいには咲きますし、花弁数も秋とあまり変わりません。

暑い時期の花が貧弱なのは、まだ樹が若くて充実していないのか、あるいは肥料が少ないのかもしれませんね。鉢で夏にも咲かせるのでしたら、花後のお礼肥だけではなく、月1くらいで置き肥+週1くらいで規定濃度の液肥をやるとよいかもしれません(もちろん、病気などがなく、葉が十分に茂っているというのが条件です)。

マリアカラスはかなり大きくなる種類ですので、鉢植えの場合は大きめの鉢がよいと思います。

虫は、ハバチの幼虫などでしたら、オルトラン粒剤などをまいておくことである程度は防げます。ヨトウムシ・ホソオビアシブトクチバなどでしたら、こまめに見回って手でとるのがよいかと思います。コガネムシの成虫が飛んでくる場合は、これは仕方がないですね。(^^;

よい花が咲くとよいですね。

R・ひろき 【関東】 2010/08/03(火) 13:10:26
 こんにちは。

 こちらの庭では、摘み忘れた蕾が咲いた範囲ですが、切り花品種の一部(レッドインチューションその他)やザ・ダークレディなどが夏でもまあまあ咲くかなと思います。大きさは小さくなります。

 バラの花型や大きさは、ほんとうにちょっとした気温などにも左右されますから、できれば地元のバラ園で確認したほうが外れが無いと思います。
 私が上にあげた品種でも、だめな場所ではだめかもしれません。

 夏の花は小さい、色あせる(品種により)など、欠点だらけのようですが、良いところもあります。
 暑い場所ではスリップスが少なくなることがありますから、スリップスが多い庭では、2番花より3番花のほうが綺麗に咲くこともあります。

うらら 2010/08/04(水) 22:17:41
[[解決]]
R・ひろき様、分かりやすい説明で助かります。夏あえて蕾をつけない方法もあるのですね。やってみようかと思っています。ただ知らない単語が出てきたので、取り急ぎ調べてはみたのですが、トラップ・・害虫駆除用の仕掛けのようなもの? スリップス・・害虫の種類、かなと。
仰るとおりこの時期のバラ園をたずねるべきですよね。
じったん様、夏に咲くバラの種類を沢山ありがとうございました。バラの盛りのバラ園しか行ってないなんて、私はおバカでした。さっそく行ってみます。参考になるでしょうね。私が使っている薬剤は”植物の虫と病気に”となっていて園芸店おすすめのものでした。
つね様、マリアカラスは花を見るのは今年初めてで、まだ木が若いのだと思います。困ったことに私は虫類は直接手でさわるのが大の苦手です。ちょっと克服できそうにありません。


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