長野北部にプリムラやグラジオラスが?

[園芸相談センター]の過去ログです

ヱス 【甲信越】 2010/07/11(日) 04:50:52
春ごろ実家を訪れた際のことですが、庭に植わっていた植物に興味深いものがありました。
花を観察してみても、草姿を観察してみても、どうしても白のプリムラジュリアンに見える・・・
果たして長野北部と言う立地でこれが育つものなのでしょうか?
もしくは似た別の植物なのでしょうか?

また、夏には使われて無い畑にグラジオラスが一面咲き誇ってました(春植えの品種)。
某書籍や某サイトでは耐寒性は弱いとされているグラジオラスですが、実際はもっと耐寒性があるのでは無いでしょうか。

今まではそういうものだと思って納得していたのですが、園芸に興味を持つと急に気になりだしたもので・・・

じったん 【東北】 2010/07/11(日) 11:01:55
プリムラジュリエはヨーロッパの原種であり、寒さには強いはずですが、ジュリアンはプリムラポリアンサとジュリエのハイブリッドであり(ジュリアンハイブリッドがほんとの名前のはず)ポリアンサとジュリアエの間の耐寒性をもつはずですね。
また、しろのジュリアンとおっしゃっていますが、淡いプリムローズイエローのプリムラブルガリスということはないでしょうか。これもジュリアン、ジュリエやポリアンサと似ています。

ここは東北南部山形ですが、冬は寒いとマイナス10℃、普通は下がってもマイナス5℃程度ですが、ポリアンサの園芸品種は越冬可能で、ブルガリスも良く育っています。ジュリエも育っています。
山形市の気候なら、したがってジュリアンも育つのでしょうけど、畑にいっぱい植えているのは見たことがありません。

さてグラジオラスですが、これは私も教えてほしい、山形でも畑に大量にグラジオラスが植えてあって、毎年同じ場所で同じ品種とおもわれるものがきれいに咲いているのです。ありえないと思ってます。

プリムラは植えっぱなしだと思いますけど、グラジオラスは植え替えているのではないですかねー。

グラジオラスが丈夫に支柱もなしに大量に畑に咲いている光景は素敵でぜひまねしたいですが、病気になりやすいグラジオラス、すごい栽培テクニックがあるのでしょうか?

じったん 2010/07/11(日) 11:04:48
プリムラは庭で育っています、と明確に表現するのを忘れました。

グラジオラスの寒地での植えっぱなし栽培のテクがあるなら教えてください、とも付け加えたいです。

乙女座 【関東】 2010/07/11(日) 13:17:57
東北南部(宮城県)の実家では植えっぱなしでグラジオラスが毎年きれいに咲いてくれます。
今は誰も住んでいない実家に時々草むしりと庭の手入れに帰りますが、グラジオは堀り上げたことがありません。ダリアは冬越しできませんが・・・

真冬の気温はマイナス3℃〜5℃位だと思います。

じったん 2010/07/11(日) 13:29:12
おとめ座さま
ありがとうございます。
グラジオラスが植えっぱなしなのですね!

スレ主様の趣旨と違うお話ですが、やってみようかなーと思います。
春咲きグラジオラスなら、普通のグラジオラスより、さらに耐寒性があるはずなので、ますますうまくいきそう!

じったん 2010/07/11(日) 13:42:54
うちの近所ではアルストロメリアも畑に植えっぱなしされています。
赤に黄色のブロッチがはいったものと、ベージュの花です。

切花用品種と思われますが、丈夫なもの(耐寒性があるもの)は限られるのかもしれません。
ほとんどがベージュのぱっとしない、アルストロメリアです。すごい増えています。

モウズイカさんのHPには、いろいろな情報がありますよね。
弱そうな植物の意外な姿があったりします。
でもグラジオラスの寒地でのうえっぱなしについては書いていなかったような。

グラジオラスは葉が茶色くなるウイルス病(?)が多いと思うのですが、予防法はあるのでしょうか、ご存知の方は教えてほしいです。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2010/07/12(月) 17:25:41
北海道在住です。長野北部よりも札幌よりも寒さが過酷な流氷が流れ着く地方の内陸に住んでおりますが、プリムラはポリアンサやジュリアンなら交配親の関係なのか、結構冬を越して毎年咲いてくれるものが多いですよ。最近の改良の進んだものよりも、花が小さめのものが残りやすい様です。札幌に住んでいた時にはここでは越せない様なタイプのものでも春先咲いているのを良く見かけました。プリムラの改良に使われた原種ベリスやブルガリス、ジュリアエ、他に桜草も植えてありますが年々どんどん殖えていっています。

グラジオラスも、耐寒性が弱いと言われている割には越冬して咲いているものも多いですよ。私の母がこの花が好きで昔庭に植えていましたが、掘り上げても貯蔵はせずに違う場所に埋め戻しただけで花は毎年咲いていましたし病気にも罹りませんでした。おまけに球根の周りにできる木子(小さい球根)が掘り残されると春になれば特徴のある芽が庭にいくつも生えてきて、「これって耐寒性が弱いんじゃなかったの?」と思っていました。私はグラジオラスはあまり好きじゃないので植えていませんが、豪華に改良されていない系統なら充分耐寒性は強いと感じます。母が綺麗だなと思って通販などで買う花が豪華で綺麗な品種ほど弱くて生き残らなかった記憶があります。
この辺は札幌の様な西と違って積雪がかなり少なく(大雪山でほとんど降り積もるため)湿度が少なく地表は凍るという過酷な環境ですが、耐寒性が弱いとされるものでも、地中に全体が埋まり芽が動くのが遅いものなら無事なものも結構あります。ただし春先雪が溶けた後に乾燥した寒風に芽が晒されると耐寒性の強いものでも簡単に枯れてしまいます

この辺ではパンジーやビオラの近年交配された品種のでも系統によっては生き残って宿根し毎年生えて咲いてくれ、春雪が溶け始めると地面近くで氷に閉じ込められたまま青々としている葉が見られます。おそらく交配・改良に使われた原種のうちアルプスなど北の国原産の原種や、改良目的に途中で異種交配されたと言うニオイスミレなどの寒さに強い血が濃いのではと思います。こぼれ種でもよく殖えてくれます。
北海道ではまだビオラが世に全く出回っていない40年前から祖母の庭や余所でもビオラの交配親の一つの原種のビオラ・トリカラーと同じ模様のものや紫色の、古い品種らしきものが庭に普通に咲いてこぼれ種でどんどん咲いていました。おそらくアメリカよりもたらされ北海道で栽培可能か試された園芸植物の中の一つかと思います。昔ビオラという名前で発表されて売れ始めた頃にはそっくりな花色の品種もあって「こっちじゃこんなありふれてる庭のスミレが本州じゃ珍しいんだねぇ〜」と感じたものです。ただF1(一代交配)ものはこぼれ種で生えると柄が崩れたり紫色に先祖返りするので、花を確かめてから要らないのはどんどん抜いちゃってます

ニオイスミレも耐寒性が弱いと書かれているものがありますが、うちでは複数の品種がアリに種を運んでもらい好きな所でどんどん殖えてくれちゃいます。これについては地元にはニオイスミレと同じ系統のアオイスミレが自生していますし、以前某所で何十年か(歴史のある土地なので100年は経っているかも)前から逸脱野生化していた昔の品種の大群生を見ていたので大抵のものは大丈夫と思っていました。
ニオイスミレで耐寒性が弱いと書かれている事については、おそらく香りも強くニオイスミレと良く似ているパルマスミレと混同されたり(ちなみに八重咲きニオイスミレというのはパルマスミレの八重咲きです)、品種改良の過程でパルマスミレや他の近縁種(や、交配可能なスミレの種)で耐寒性が低いものの血が濃く出た品種に限るのでは?と思っています

近年に限ると別の影響もあるかも・・・。北海道の十勝地方では地球温暖化の影響で、ジャガイモの収穫残しが寒さで死滅せず春に生えてくる「野良イモ」が問題に成っています。この先、耐寒性が弱いと言われているものでも越冬できるくらいに冬の気温が低く成らなくなってくるのかもしれませんね

じったん 2010/07/12(月) 18:51:49
ばんざいうさぎ様
宝物のようなレスをありがとうございます。
グラジオラスいっぱい植えてみようかなー。

札幌のマンションのベランダでふつうのフリージアが冬越ししているという噂がありました。30年前のサカタの雑誌です。
グラジオラスが大丈夫ならフリージアも大丈夫かもしれませんね。
だれかしらないでしょうか。別スレを立てろと言われそうですね。

ばんざいうさぎ 【北海道】 2010/07/13(火) 21:54:36
ヱスさんのスレッドなのに勝手にスレッド伸ばして済みません・・・

じったんさん、私は昔札幌に住んでいましたが近所の街路樹の根元に白いリコリス(もしかすると白花のヒガンバナかも)が植えられて毎年咲くのを見かけてましたよ。流石にこちらだとヒガンバナそのものは越冬出来ませんが、リコリスの耐寒性が強めなものだと越冬する様で外国種のものだとどうにか越冬したものも(2年で消えましたが・・・)。ただ日本に昔からあるナツズイセン(これもリコリスの外国種)ならこちらでも楽々越冬し、うちでは木立ちの中にあるからか毎年どんどん殖えてます
あと、フリージア自体が冬を越せるかはわかりませんがこれと近そうな姿の同じくアフリカ原産のアヤメ科であるクロコスミア(モントブレチア)も花が下を向く小型の古い品種はかなり昔からこちらではお馴染のお盆の供花ですし、花が上を向いて咲く大型品種の‘ルシファー’という赤い花なぞ楽々越冬して恐ろしいほど増殖してます。この仲間はどうやら南アフリカあたりにも生える古いタイプなら、上にたっぷり雪が積もれば寒さのダメージも無い様ですよ。土の表面に出た様に球根が増えますので深く埋める必要もない様です。クロコスミアでも他の品種だと植えてもまだ越冬に成功していないので、新しめの品種によっては寒さに弱いのかも

グラジオラスは、かなり昔の話ですので古い品種のに限っての耐寒性となりますから、できれば花が大きくは成らないシンプルな一色咲きの値段の張らないお値段の球根でお試しくださいね。同じ北国と言っても環境が違うので余所でも絶対大丈夫とは言い切れませんので・・・

じったん 2010/07/13(火) 22:33:37
クロコスミアルシファーがいわゆるクロコスミアの代表だと思っていました。
普通(原種、昔の品種)は小さいのですね。花が下を向くのですね。
知りませんでした。
こういう思わぬ耐寒性の情報、細かく業者たちが把握してほしいものですが、そうはいかないんでしょうねー。

白い彼岸花も園芸界の常識としては耐寒性は弱いものとみなされていたはずですね。でもリコリスは最近はいろいろ園芸品種があるから、実は白い彼岸花じゃなかったのかも。
しょうきらん、という黄色い彼岸花も耐寒性が弱いといわれていますよね。これも実は大丈夫かもしれませんね。
なつずいせん、山形ではよくみかけます。

猫屋敷住人 【東北】 2010/07/14(水) 10:42:52
突然のおじゃま、失礼いたします。

宮城県北、寒の時期には−10度を下回ることもある地域です。
園芸の知識薄いのですが、グラジオラスはサーモンピンクの大輪一重咲きが冬越しできています。
庭の改修などで何度か移動をして本数は減ってしまいましたが、冬場も掘り起こさずほぼ植えっぱなしです。もう20年以上になります。

プリムラも、ほんのり紫がかった白の八重咲がプランターに植えっぱなしで増殖しています。
花のサイズや花の付き方が、買った当初とは変化していますが原種帰りしてきているのでしょうか?こちらも10年以上になります。
最近のカラフルなプリムラは寒のころに凍み解けたように根元からドロドロになるのが多いです。暖冬のときは、間違って冬越しすることもありますが・・・

駄文、失礼いたしました。

じったん 2010/07/14(水) 11:37:54
こっちのグラジオラスもサーモンピンクです。
アルストロメリアもベージュピンクですし、すこしくすんだピンクの花は寒さに強いのでしょうか?(笑)

ヱス 【甲信越】 2010/07/18(日) 01:19:13
[[解決]]
質問したものです。
返信が遅れて申し訳ありませんでした。PCのディスプレイがおかしくなってしまったもので(^^;
そういえば花色は忘れましたが、アルストロメリアも生えていたと思います。耐寒性が強いものだと思ってました。
プリムラに関しては結構似ているものが沢山あるので受理案とは決め付けられませんね・・・何らかの種類の耐寒性のあるプリムラが生えている、と言う事にしておきます。
こちらのグラジオラスは黄色に赤いポイントが入るものです。他には赤単色や桃単色もありましたが、黄ほど多い量はありませんでした。やっぱり単純な色のものは耐寒性が強いのかな。ちなみに電話で訊いた所、ほったらかしのようです。

皆さん貴重なレスをたくさん有難うございました。
書籍やサイトでは耐寒性の比較的弱いもの場合、読んだ人が寒さで枯らしたらクレームが来るので耐寒性が弱いとしてある、とでも解釈しときます。


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