蔓呆け対策
にわか百姓
【四国】
2010/06/24(木) 19:28:21
5日ほど前、主人が知らぬ間にズッキーニに液体有機肥料を施していたみたいです。、昨年・一昨年と、蔓呆けで失敗したので、今年は肥料を控えようと思い、まだ与えていませんでした。8本植えています。2週間前から開花し、それまでに8個収穫しました。毎日2個雌花が開花し、受粉できていたのですが、いきなり雌花は開花しなくなったり、数日前に受粉して大きくなりかけていた実もブヨブヨになってしまいました。過去の蔓呆けした時と同じ状態ですのです。多分、蔓呆けだた思うのですが、何か良い対策はありますか?それとも、ことしも諦めて抜いてしまったほうがよいのでしょうか?
ばんざいうさぎ
【北海道】
2010/06/24(木) 22:32:28
まず、液体有機肥料の成分比はわかりませんか?蔓ボケというのは肥料の中の過剰な窒素分により起こるものなので、どのくらい窒素分を与えてしまったのかによって対処法が違うと思いますが・・・
それと、ズッキーニの葉は通常よりかなり茂ってしまっているのでしょうか?ズッキーニは元々蔓がないので、蔓や葉が育ってしまって花や実が出来ないという蔓ボケの症状なのか、花の受粉状況が悪くての着果障害や病気の為なのかの見分けが難しいかと思います
それと雌花が開花しなくなったというのは、雌花の蕾が付くが開かず枯れる事なのか、それとも雌花の蕾自体が付かないのかのどちらでしょうか?雌花自体が出来ないのなら5日前に与えた肥料でそんなに早く花に影響が出てくるとは考えにくく、たまたま株自体の調子で(肥料以外のなんらかの理由で)雄花が多く付いてしまっただけかもしれません
あと、大きくなりかけの実が途中でぶよぶよになるというのは、果肉が腐って崩れることですか?それとも皮はしっかりしているのに果肉の水分が抜けてのことなのか、中で水っぽく柔らかくなっていることなのかも見ていない人にはちょっと判りにくいかと思います
ズッキーニは蒸れや長雨で不調に成る事が多いと思います。我が家で以前育てた時はほとんど肥料なしで育てましたが数日雨が降って畑の土が湿ると実に異常が出やすく、まだ未熟な実がお尻から腐って崩れたり、受粉が不完全だったのかお尻の部分が先細りで実が育ったりしました。天気が悪いと受粉してくれる虫も来てくれなくなるので人が人工授粉しないとちゃんとした実が採れない事もあります。収穫するのは開花4日後くらいの実が20センチくらいまでですが、それより長くは株に成らせていませんよね?
もしかすると蔓ボケとは限らず他の原因での着果障害かもしれませんからまず、土質や水はけ、家から見て度の方角で育てているか、日当たりは良いか悪いか、株はちゃんと支柱で支えて育てているか(支柱がないと徐々に株が横倒しになり実が土について病気になりやすい)など環境もお書きになった方が良いかと思いますよ
にわか百姓
2010/06/25(金) 08:42:22
ばんざいうさぎさん、アドバイスをありがとうございます。雌花は開花するかとなく、しぼんでいきました。はじめの花芽6本は撤去した後に、人口受精していました。実の収穫は20cmをめどにしていました。あまりの、生い茂りなので、今朝、花下3本を残して花茎を切り落としました。今のところ、蔓は30cmくらいです。茎丈は7・80cmくらいで葉の大きさは直径40cmもありました。
にわか百姓
2010/06/25(金) 08:54:56
環境を書きわすれていましたね。80cm間隔に4本2列に植えています。日当たりは良いと思います。支柱はしていませんが、根元に要らなくなった葦図をひき、実には土がつかないように、しているつもりです。
今、蔓は横に這っています。支柱って、蔓のみ支えるのですか。立て方を教えて、いただけますか?
ばんざいうさぎ
【北海道】
2010/06/25(金) 15:52:10
肝心な「液体有機肥料の成分比」が書かれていません・・・。これが一番聞きたい重要な点でした。成分比が判らなければ本来はどんな野菜に使う為のものかだけでも知らせていただければ成分比を予想できます。花は咲いた後にしぼむというのが解りましたが、人工授粉してみてその後様子をみても実が大きく成らないから受粉していないと言う事でよろしいでしょうか?雄花の方はちゃんと咲いているのですよね?
「蔓は30センチ」というのが、私にはちょっと判りません・・・。というのも私の栽培していた品種は‘ダイナー’と言う普通の細長い形の実のもので茎に直接花が咲き実が成るものです。蔓らしきものは全く出てきませんしこのあたりで蔓が出来るズッキーニの苗を売っているのも栽培しているのも見たことがありません。植えているのはお店で購入した苗ですか?私は蔓ありのズッキーニというのは知らないのですがもしかすると茎から短い蔓が出て蔓に花が咲くタイプなのでしょうか?
要らなくなった葦図は実が腐らない様にマルチング目的ということですよね?でも、おそらく新しいものでなければ敷いている意味はなく、かえって良くないと思います。使い古しのものには長年使ううちに埃や病原菌やカビの胞子が付着しています。材質も年々劣化してきているので水をはじきにくく、これを土の上に置くと雨に当たれば水が浸みこみカビや病気の菌などが住みつきやすいですし、敷くことによって雨が止んだあともしばらくはその部分の湿度が高くなってしまいます。その葦図をもし毎年マルチ目的に使いまわしているのなら、実が腐ったり病気になる率は余計高くなりますよ。それならただの土むき出しの方がマシなくらいです。敷くなら刈り草を干したばかりのものや前年刈り取った真新しい藁、資材を使うならビニールマルチを敷いて植えるのが望ましく、敷くものが無いのなら地面には何も敷かない方が土は乾燥しやすいのでまだ湿度が早く抜けます。野菜の実は土につくから腐るのではなく、実が触れた場所に病原菌やカビの胞子があっていつも湿気ている事に寄り菌やカビが殖えてしまい実に移動して腐るのです(実際地生えキュウリやカボチャなどの実は土の上に直接置かれる形になりますが腐ったりしません)。もし実に土が着く事がどうしても嫌なら、まず足付きの木枠を作って葦図(もちろん新しいのが望ましい)をその上に張って上に蔓を這わせると湿気もかなり防げます。保温以外のマルチングの目的は敷くだけで防ぐのではなく、新しい藁などで土と植物との間に菌や胞子のいない境目を作ってあげる目的なんです。ですので土に触れない様にするなら株が横に倒れない様に防ぐ、植える場所自体を高畝にして風通しを良くし植える付近もまた少し盛り上げてから植えつける方が湿度が上がらず土が付いても何ともありません。ズッキーニでも蔓の出るタイプなのなら植えつけや蔓の誘引などはカボチャの栽培法を参考にしたほうが良いかと思います(カボチャと違って花は摘まなくても大丈夫です)
茎に支柱を添える方法は‘ダイナー’などの蔓を全く出さない、茎に直接(葉の付け根から花が咲く)系統のものの仕立てなので蔓のある品種には効果はないでしょう。これは苗を植え付けたらその側に太くて丈夫な支柱(鉄筋でも良い)を四方に土深く刺して、伸びてきた茎をその四方で囲った内だけで伸ばすのです。そうすると茎は横に成れず強制的に上方にしか伸びれません。そうやって直立して育った茎から花芽が出れば実は平行に伸びて、20センチで収穫するなら土に着く事はありえません
蔓の出るズッキーニに関しては私自身は育てた事がないので、回答も可能性の域を脱せませんので今回の原因は判らずじまいかもしれません・・・
で、来年は蔓の出ない品種に限っての栽培をなさることをお勧めします。苗では買わずに(蔓アリかナシか苗のうちではわからない)、是非種から育ててみて下さい。種の尖った方の反対側の丸いカーブの縁を爪切りで数ミリ切り取って殻に傷をつけ、浅い入れ物にペーパータオルなど厚めに敷いて水を浅く張り種を並べて水を吸わせ「芽出し」をし、根が尖った所から見え始めたらすぐにポットに蒔いておくと簡単に発芽します。‘ダイナー’なら大手の種苗会社で扱っていて大抵入手できますし、他のでも蔓のない品種と確認して選べば、最初の支柱の設置さえちゃんと出来ていれば土へのマルチングも必要なく、広さも蔓の無い分一株が栽培できる場所が節約出来て場所もそんなに取りませんよ(風通しが良ければ隣の株同士の葉が触れない程度の間隔で良いです)
あと、蔓ボケの原因の一つとしては毎年窒素を土に施すうちに窒素が地中に蓄積している可能性もあるかもしれません。これは結構陥りやすくプロの農家でさえ気が付かずに地中に大量に残留させてしまい地下水に混入する事があり当地あたりでは問題に成っています
防ぐには、「牛フン堆肥は使わない」、「窒素の多い肥料は避ける」、「窒素を蒔いて作った後は窒素を消費するものを植える」です。窒素の多い土壌の改良は、「肥料分の無い土を混ぜて薄める」「肥料食いの野菜を数年栽培する」です。肥料食いの植物はトウモロコシやヒマワリなど。栽培後の枯れた茎は畑に漉き込まず窒素の少ない場所に漉き込むかゴミとして処分して下さいね
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