イチジクを庭に植えては駄目なのでしょうか
M
2010/06/18(金) 17:15:41
イチジクや枇杷を植えると近所迷惑になるのでしょうか。
祖父が入所した施設の庭にイチジクの木を植えたいと思っています。
施設側の許可は頂いてますし、何か問題があったら伐採しても良いと伝えてあります。
ただ隣に田んぼがあるのが心配です。
植える土地は1.5mぐらい盛り土をし、ブロック塀で土留めをしてあります。
木がよそさまの土地に張り出してきたら、枝は剪定するつもりです。
庭いじりが祖父のリハビリにもなりますので、できれば本人が育ててきたイチジクを挿し芽で施設の庭に植えたいのです。
以前イチジクを庭に植えていましたが、30年経ってもコンクリの歩道や、2m程の高さの土留め用石壁に影響が出ることはありませんでした。
しかし念のため大丈夫か調べています。
樹木に詳しい方、どうぞご教授下さい。
ストローハット
2010/06/18(金) 19:04:16
イチジクは大きくなっても4m程度で、そこまで大きくなるには、相当の年月がかかるでしょう。ビワは大きいものですと、10mに達するものもありますが、リハビリの為に植えるにはやはり何の問題もないと思いますよ。
もし用がなくなっても植えっぱなしにする可能性があるなら、ビワはやめておく方が良いかもしれません。ブロック程度の土留めなら、楽に押し壊す力はありますから。
問題は、田んぼの持ち主の人柄ですよね。あまり他人様を悪くいうのは忍びないのですが、実際あった話なんですけれど、田んぼの西側、高さ1mのところに1.5mの木が植わっていたんですが、田んぼの持ち主が亡くなって息子に代わったとたん、日影になる、と難癖をつけられて移植したという話があります。ここまではないでしょうが、イチジクは落葉樹なので、落ち葉の問題、ビワは常緑樹ですがいくらか葉が落ちます。しかも厚くてなかなか腐らない。これが風などで田んぼに落ちたら何か言われるかどうか、というとこですかね。
もう一つはイチジクもビワも忌み木だということです。庭に植える場合なんですけどね。イチジクを植えると家がほろびる、ビワを植えると病人が絶えない、など昔から言われています。今は気にする人も少なくなりましたが、入所している方で、こういうことにこだわる人がいると、うるさいですよ。
M
2010/06/18(金) 19:27:00
ストローハットさん、ご返答有り難うございます。
枇杷もいちじくも忌み木なんですか。
どうしましょう、枇杷といちじく、うちの庭にあるんですが。(笑
でもどちらも市販品よりも実が甘く、幸せをくれさえすれ、不幸を呼んでるようには見えないんですけどねえ。
すぐ大きくなるので、あまり縦に伸びないよう剪定するのが大変ですが、それも家族で楽しんでやってます。
迷いましたが、案ずるより産むが易しで、一応植えてみます。
塀から離してみるとか、枝を紐で縛って田んぼのほうに行かないようにするとか考慮しつつ、もし問題があったら、その時対処ということで。
あと植樹や伐採をすることになった時のため、貯金をしておきます。
りっこ
【関東】
2010/06/18(金) 20:31:45
忌み木ですか。これは小さな場所に南面に植えるとどちらも葉が大きく、背丈も高くなりますので日当たりが悪く、剪定をまめにしないと風通しも悪くなるからという理由からでしょう。都会の住宅密集地で、隣家との距離が2〜3m程度ならとても植えてはいけない果樹ですね。
施設の植え込み場所が入居されている部屋に近いのかなどですが、ご存知のようにイチジクは実が付収穫時期になると危険な虫が寄ってきます。蜂も匂いで飛んできます。アシナガバチやときにはスズメバチもきます。お気持ちは分かりますができれば植えないほうが無難と思いますがどうでしょう。
どうしても植えてあげたいのなら地植えにせず、50〜120L程度の不織布ポットに植えれば根域制限になりますし後々楽ですよ。
(地中に埋めてもいいし、土の上でもどちらでも育ちます)
当方のイチジク達は地植え、不織布ポット、鉢植えといろいろあります。参考までに、果樹のなかで、樹齢に対して主幹の根際の太さはトップクラスの大きさになりますが、樹高は毎年剪定しますので2m50cm以下での栽培は十分可能です。
園芸の初心者ですが
2010/06/18(金) 21:57:36
私の家には以前、藤棚があったのですが、通りすがりのおばあさんから「藤みたいにツルが絡むのを庭に植えると病人が絶えないというよ」と言われ、可愛そうでしたが切ってしまいました。 藤や枇杷は大きくなって日陰を作ってしまうので、昔から庭には植えない様にと、そう言われてきているのだと思います。山茶花は「散々か」、南天は「難を転じる」など、昔から色々ありますが、それなりに理由があるのかな?と、今は思います。 他の人達の迷惑にならないか考えて、鉢植えにして地中に埋めたりして根が張らない様にすれば良いのかも?と思います。(方角によっては、日陰になって稲に陽が当たらないと生育が悪くなるという問題は出てくるかもしれませんね)
M
2010/06/19(土) 00:46:33
施設で祖父に与えられた土地は8畳間ぐらいあります。
あまりにも日当たりが良すぎて、土がひび割れ、祖父の部屋が暑くなるので日よけも兼ね植樹を考えてます。
鉢植えは植物が窮屈そうと祖父が好かないので、できたら地植えにしたいです。
あまり大きくならないよう木の周囲に砂利を30cmぐらい入れる予定ですが、ブロックさえ崩すという枇杷は砂利とかものともしなさそうですね。(^^;
忌み木には色々あるんですね。
庭に植えた中では祖父の家の松や竹のが、よほど根の実害ありましたが松竹は目出度いと有り難がられるから不思議です。
イチジクに蜂が寄ってきてるのは見たことがありませんが、実を放置してたら寄ってくるんでしょうか。
かぶれるという噂もききましたが、うちの家族はイチジクでかぶれたことはありません。
でも白い樹液がついたまま、日光に当たったらそこだけ日焼けしました。
何か日焼けを促進する成分が入ってるのかもですね。
植えるなら花か実を楽しめるのが良いのですが、キンモクセイとかはどうでしょうか。
身体の不自由なお年寄りでも匂いを楽しめるかなと。
ぴこ
【関東】
2010/06/19(土) 14:12:30
こんにちは。
きんもくせいは、樹高を制限しても花は咲きます。
知人宅では、もう40年近く2m弱で止めて育てています。
(自分で剪定できる高さにしたようです。)
幹の太さは女性のふくらはぎぐらいですね。
建物から2m以上は離して植えてあります。
ただこちらの掲示板で、「針葉樹は根張りが狭いが、広葉樹は建物から○メートル程度は離さないと、基礎を傷める心配がある。」というような内容の書き込みを見ました。○は確か4以上の数字だった気がします。ご確認の上で、樹種をお決め下さい。(今月だった気がして探しましたが、今はみつけられませんでした。)
窓の高さはどのぐらいでしょう。ちょうどそのぐらいに成長するものからお好みのものを選ぶほうがいいかもしれませんね。
びわ、いちじくが忌み木ということは、私は関西出身の方から聞いて知っていました。
でもこのあたりでは、びわはとてもよくみかける庭木です。
我が家も子供が食べたびわの種をまき、あっという間に大きくなりました。
大きくなるということで、あまり歓迎はされないかとおもいますが、東日本でも忌み木なのでしょうか??
ストローハット
2010/06/19(土) 21:35:56
皆さんおっしゃる通り、忌み木は広く日影を作ったり、手入れの大変さ、挙句の果てには語呂が悪いなんて理由で嫌われていたものですよね。地方によって、言い方や、樹種も様々です。
今は植木屋さんだって口にしません。ただ、お年寄りの中にはいるんですよ、こだわる人が。
まあ、「実物はなり下がる」程度の内容なら良いんですが、ツバキの「首が落ちる」だの、病気の関係する内容だと、嫌がる人もいるのではないかと、思ったわけです。
イチジクやビワにこだわらないんでしたら、落葉樹なら夏、日差しを遮って、冬は日が当たるので、良いと思ったんですが、問題は田んぼですかね。
基本的に根張りは、木が上に伸びるものは下に、横に広がるものは根も横です。根張りの位置はおおよそですが、例えば幹を中心に平均で、枝張りが1.5mの場合、根も同じくらいの長さになります。ちなみに寒肥えをすき込むのがその位置です。
とりあえず、余程でなければ、剪定などそこそこ手を入れていれば、10年や20年でどうこうなるような事はないと思いますよ。
ぴこ
2010/06/20(日) 17:00:45
ストローハット様 忌み木のこと、根張りのこと、それぞれにわかりやすいご説明ありがとうございます。
根張りですが、剪定で木の広がりを抑えた場合、根張りもある程度同様に押さえられるのでしょうか。
知人宅のキンモクセイは40年たちますが、樹高2m弱で幅も女性が両腕を左右に開いたぐらいです。
このように大木になるものを剪定した場合も、根張りは大体同じかやや大きいぐらいと考えてよいのでしょうか。
Mさんも根張りを制限したいとのことですし、よろしければお教え下さい。
M様
今は暑いですが、冬の日照を考えるとストローハットさんのおっしゃるように、大丈夫そうなら落葉樹も候補になりますね。
お年寄りには特に、冬は明るく暖かい方が助かりますから。
キンモクセイは私も大好きです。季節になると街中のあちこちから香ってきますよね。これは日照によって開花がずれるためで、1本の木で香りを楽しめる期間は意外と短いです。
いちじくは刺し芽からとのことですし、8畳ほどの広さとのこと。
何種類か試せそうですね。
お父様とあれこれ楽しみながら、手はあまりかからず気に入るものが選べるとよいですね。
ストローハット
2010/06/20(日) 21:39:33
根張りですが、樹種や、土壌の質などで多少変わりますが、若木のうちからきちんと手入れをされているものは、抑制されてますね。
ただ、手入れを怠ると枝葉も根もぐんぐん伸びます。そうなってから地上部だけを詰めても根の位置は変わりません。本来なら根切りと言ってスコップなどで根を切っていくんですけどね。あと樹高に対して幹の太いものなどは、意外と広めですね。
要するに、地面の上と下は本来比例するということです。地上部を生長させるために、根は水分と養分を求め広がります。その広がった分だけ地上部は生長します。それ以上に大きくはなりません。必要な水分が供給できなくなるし、自身を支えきれなくなるからです。
剪定されているものは、多くの水を必要としないですし、風で倒れる危険も少ないわけですから、根も必要以上に伸びないんです。とは言っても生き物ですから、養分を求めて少しずつでも伸びますよね。でも先端は自身を支える太い根ではなく、養分や水分を吸収するための細い根が多いので基礎や、土留めに影響することはほとんどありません。
ぴこさんの知人さんのキンモクセイも同じことが言えると思います。
生き物が相手ですから、理屈通りではないこともありますが、これは庭師の友人の手伝いで何本もの木を移植したり処分した経験からなので、お役に立てると思います。
M
2010/06/20(日) 23:15:20
>地面の上と下は本来比例する
そうなんですか〜。
では、マメに手入れすれば樹木も大丈夫ということですね。(^^
私の家から5分で行ける施設に入ったら、こちらが通いで家事介護をしなくて良いぶん祖父の趣味や遊びの手伝いができます。
なので、ちょくちょく会いに行って庭を整えてみます。
忌み木については、色々な噂があるようですね。
今日知り合いには、
「枇杷やイチジクは育てるのが簡単で、自宅で熟すまで置いておいたほうが市販よりも糖度が高く美味しい。
皆が自家栽培するようになったら、専業が困るから忌み木だという噂を流したという説もある。
イチジクは不老長寿の果物とも呼ばれ、枇杷共々生薬、葉には消臭効果などもあり、とても人に有益。
年とって残り少ない人生、縁起の悪い話を信じて行動を制約されるより、物事の本質を見て自分のしたいように生きれば」
等と言われました。
とはいえ、借りてる土地だけに根の件だけは心配でした。
でもストローハットさんのアドバイスによれば、面倒さえ見れば大丈夫ということですので、2〜3mぐらいの樹高を維持するよう気を付けてみます。
キンモクセイは花の時期が短いのですね。
験を担ぐなら非時香菓木の実、不老長寿の謂われがある橘系も良いかもですね。
夏の花の香り、冬には実も楽しめますし、緑が綺麗ですし。
窓は床から1.4mぐらいのところにあります。
足の悪い祖父が椅子に座ったら今のところ空とよその家の屋根しか見えません。
将来窓から見えるものが、一幅の絵のようになったら良いのですが。
ここ数日でもとからあった砂利を退け、土入れをして背の低い花やグランドカバー用の植物を植えました。
これから少しずつ牡丹やシャクナゲなど、華やかな花を植え足してみます。
これから10年20年、長く祖父が楽しめればという願いも籠めて、ガーデニング頑張ってみます。
皆さん、ご親切に色々教えて下さって有り難うございました。
本当に助かりました。(m_m)
ぴこ
2010/06/21(月) 00:00:52
ストローハット様
丁寧にお答え下さり、どうもありがとうございました。
知人宅はいつも同じ大きさに木を剪定していました。ですから、根張りもきっとおっしゃる通りですね。私もこれから木を植えたら、見習って場所に合うよう、きちんと剪定して育てたいと思います。
Mさま
キンモクセイについては、知人宅の小さな木をイメージして書き込みました。幼木のうち、あるいは樹高が低いと本当に数日輝くように開花しさっと散ってしまいます。でももし3M程度にできるのであれば、枝も長くなり日照も場所によって微妙に変わります。きっと開花は長めになるだろうと思います。
(〆後の追記ですので、ご返信不要です。)
太兵衛
2010/06/21(月) 11:52:18
素人ですが私の意見を一言述べさせて戴きます。
ビワはある程度樹が大きくならないと実がなりにくく、樹勢が強く繁茂する傾向があります。樹の中まで陽が入るように間引き剪定をしたり、摘果したり、ヒヨドリ対策のネットなどを掛けたり、多少の技術が必要となります。樹勢の抑制については「剥皮逆接ぎ」という技術もあるようですが、根の対策を考えるとあまりお勧めはできません。
キンンモウセイの香りは私も好きですが、近くで1日中におってくると気持ち悪くなるという話を聞いたことがあります。
いちじくは極端な言い方をすれば、どこで剪定しても芽が出てくるので樹形は自由自在に保てます。ただ夏果と秋果のなるいちじくの枝を冬に全て切り落とした場合は春から伸びた枝に秋果がなるだけになります。
いちじくの根は柔らかく、浅く広く広がる性質があるようです。こらならあまり問題にはならないのではないでしょうか。
蜂については収穫期が近づいたら4〜5o目程度のネットをすっぽり被せれば全く問題はありません。因みにいちじくは挿し木で簡単に増やせます(適期は3月頃)。20〜30p位を土に挿しておけばほとんど成功します。ただし、乾かさないこと。
ブルーベリーやかんきつ類などもお勧めです。ただ、かんきつ類はアブラムシ、ハダニ、ミカンハモグリガなどの殺虫剤が必要になりまが…。
ミルテ
2010/06/21(月) 14:54:20
こんにちは。
まず、そもそもイチジクなどの果樹をそこに植えたいと思っているのは、Mさんでしょうか、それともおじいさんご本人でしょうか?
30年も育てられていたなら、実がなるというメリット以外に、いちじくは根張りが広い、虫(カミキリムシ)がつきやすい=見栄えが良くないなどのデメリットも、その木のことはよくご存じでしょう。
それでも敢えてとおっしゃるなら、施設の了解もとってあることですし、最悪の場合は最初から切り倒すつもりでお好きにさせてあげるのがよろしいかと。
もしもまだMさんが良かれと思って考えている段階なら、まずはご本人の希望を聞かれてみては?
でも、足のお悪いご老人に、これから育っていく木の世話をご自分でできるとは思いませんので、雑木より手の掛かる果樹の世話は、今後Mさんをはじめ周りの方の毎年のお手間になっていくとは思いますよ。
M
2010/06/22(火) 02:00:29
[[解決]]
>イチジクなどの果樹をそこに植えたいと思っているのは、Mさんでしょうか
祖父が施設に移る時、「無花果がこれから成るのに」と涙していたのが植樹を考えたきっかけですし、祖父の希望と言って良いと思います。
ただ本人身体が衰えて好きなことが一人ではできなくなってきているので、今までの恩返しも兼ねて、ここ数年孫の私と母とで手伝っています。
一度祖母が祖父の身体を心配して、庭仕事を取上げたら、みるみる祖父の気力と体力が衰え、四六時中そのことで愚痴を言うようになってしまいました。
祖父にとって、果樹と花の世話はただの趣味ではなく、生き甲斐のようです。
また施設の歩行訓練は「生産性と達成感がない」と嫌がりますが、庭の水やりという名目だと自分で歩いて外に出ようとします。
ただ今までは広い祖父の庭や畑で育てており、隣が田んぼで借り物8畳程の土地で木を育てたことが無かったため、こちらで質問させて頂きました。
祖父の希望は叶えてやりたいですが、やってみてどうしても近所迷惑になるようでしたら、その時はまた対処していくつもりです。
虫対策は害虫避けになるという植物を一緒に植えていますが、田んぼに落ち葉が行くようでしたら、ネットもかけてみます。
小さな庭と2.3本の木の世話ぐらいならなんとかなりそうですのでやってみます。
今回はたくさんの知恵をご教授下さり有り難うございました。
また何か有りましたら、その際はどうぞ宜しくお願い致します。
園芸相談掲示板@園芸相談センター