がん腫のバラの休眠枝さし
まめねこ
2010/02/02(火) 12:46:27
通信販売で買った大苗のマダムアルディ(ハーディ)ががん腫にかかっていました。私はがん腫のバラははじめてで、処分しなければならないと思ったのですが、お店の方は『こぶをとってしまえば普通に育ちます』と教えてくれました。一度は取り除き消毒して鉢に植えたのですが、毎年他のバラにうつらないか気にしたり、道具を別に用意すると思うとやっぱりやめようかとも考えています。
ただ欲しくてじっくり迷って買ったためか、もったいない・・・。この枝から休眠枝ざしをした場合、がん腫はついてくるのでしょうか?
あとどういった場合他の鉢にもうつるのでしょうか。教えて下さい。お願いします。
R・ひろき
【関東】
2010/02/02(火) 13:19:27
こんにちは。
癌腫になった株の枝を挿し木や接ぎ木したとき、一回だけ癌腫が再発しました。
十数株以上やってこのくらいの頻度、必ずしも枝がすべて感染しているとは限らないと思います。
挿し木するときは、なるべく上のほうの枝を切ってみてはと思います。
挿してみる価値はあるかと思います。
癌腫については以下の過去ログにも体験談等ありますので、ご参考までに。
http://engeisoudan.com/lngb.cgi?print+201001/10010027.txt
http://botany.cool.ne.jp/log/200811/08110149.html
http://engeisoudan.com/lngb.cgi?print+201002/10020001.txt
買ったばかりの大苗でしょうか……。
以前は買ったばかりでしたら、交換したり返金したりしてくれるバラ屋さんも多かったですが、最近は変わりましたね……。
みぃな
2010/02/02(火) 23:02:22
できれば、殺菌的な手法で、消毒してあげてください。
蘇生率が高まります。
制菌的な手法は効果がないです。
何を使うべきかについては、どうか察してください。
まめねこ
2010/02/03(水) 22:05:25
R・ひろきさん、みぃなさん、お返事ありがとうございます。
R・ひろきさん、さし木でがん腫が再発したことがあるそうですがいつ頃こぶができましたか?根付いたばかりの時にもうあるのでしょうか?
みぃなさんは大事に育てているのですね。がん腫は出なくなることもあると聞いたこともありますが、みぃなさんのバラはいかがですか?もしあればですが、その後鋏などの消毒、隔離はされていますか?
完治ってあるのでしょうか?
みぃな
2010/02/03(水) 22:22:28
まめねこさん
私もがん腫にかかってしまったバラが何株かありますが、幸いにして、全て、今のところ元気でいます。
がん腫という名前ですが、基本的には感染症です。 よって、患部を切除して、感染源を除去し、残ったところも消毒できれば、生き残る可能性はゼロではないのだと思って、だめもとで処置しています。
気がついたときに、がん腫のみを切り取りました。切断面に、殺菌的な薬剤で消毒です。 冬ではないので、当然、若干腐食するというか、副作用もあります。
そして、冬の寒い時期なら根もいじれますので、がん腫がついていた部位を大きく切除しました。 ここも十分に殺菌的に消毒しました。
数株しか経験がありませんが、どの株も、処置を加えた年はさすがにあまり元気がなかったですが、翌年から、シュートがばんばん出ています。 現在では、がん腫があったことなど、忘れるほど元気です。
地植えなので隔離もできませんが、となりの株にうつった経験はないです。
はさみなどの用具は、がん腫の切除などに用いた後には、バーナーにかざして、焼いて消毒しています。 むしろ、クリスマスローズのほうが、気をつかって、器具の消毒をしています。
タネツギ
【関東】
[URL:http://homepage2.nifty.com/tane-tak/]
2010/02/04(木) 08:04:08
昔の知識ですが。
根頭癌腫病が正しい病名です。
根の組織にだけ発病します。
最近は違うのですか。
R・ひろき
【関東】
2010/02/04(木) 10:35:44
こんにちは。
挿し木して2年くらいしてからです。
でもそれ1株だけでしたから、地面から感染したのかもしれません。
(土は全部購入したてのものを使いました。)
他の方の回答に口を出してもうしわけないのですが……軽症の株で、こぶを削って地植して、治ったと見えてその後10年くらいかけて周囲に広がった例を知っています。似たような対処でしたが……。広がったときにはもう範囲が広がりすぎてしまっていたとのことです。1〜2株なら周囲を消毒するのは容易ですが、その周りの株に広まって年数がたつとどうにもならなくなります。根が深くまで入りますし。
結果が出るのは10年近くたってからだと思います。
将来にわたって完治することは保証できないので運次第、それで、この方法はお勧めしていません。殺菌ということでは、切り口に薬剤を塗らず、切り口を焼く人もいます。
鉢植でも周囲にうつる例があるのは、リンク先の例の通りです。
タネツギさん、最近の論文では、根頭がんしゅ病となっています。平仮名のようです。もっと前の論文では、根頭癌腫病と記載されています。
R・ひろき
【関東】
2010/02/04(木) 10:38:45
タネツギさん、書き忘れてしまいました。
枝に出ることもあります。テリハノイバラ交雑種などは、枝の途中から出る根と区別しにくいですが。
まめねこ
2010/02/04(木) 11:38:58
[[解決]]
みなさん、様々な意見をありがとうございます。
この大苗を処分するのは可哀そうだけど、他のバラたちに広がったらもっと可哀そうかと思いまいた。隔離して春に1度だけ(咲けばですが)花を見て処分し、いずれ健康な小株が花をつけることを夢見て枝ざししようとおもいます。でもみぃなさん、貴重な意見をありがとうございました。ちなみに枝ざしはじめてなんです!上手くいきますように!
みぃな
2010/02/04(木) 22:53:56
R.ひろきさん
大変不愉快です。
私自身、20年以上の経験がありますので。
R・ひろき
【関東】
2010/02/05(金) 05:38:38
みぃなさん、ごめんなさいね。
不愉快なのは十分わかります。
ただ、私も失敗例を複数知っておりますので、それは書く必要がありました。
がんしゅが治るというのは、遺伝子組み換えされた部分を幸運にもすべてそぎ取ることができた場合に限られます。そして、地面にさほど汚染が広がっていない場合で、消毒に成功した場合。当然、失敗する例も多々あるのです。
それは質問者さんに、はっきりお伝えしなければなりません。
成功例だけでなく失敗例がどのように出たかということを並べて書く必要がありました。
まめねこ
2010/02/05(金) 14:22:24
みぃなさんががん腫のバラを育てていらしゃることはとてもすばらしいことだと思います。消毒しながら管理するのは大変だと思います。それでも元気に育っていることをうかがうと、色々と考えさせられます。
私はもし春に花が見られたら、また処分するのを迷ってしまうと思います。
R・ひろきさんもみぃなさんもバラが大好きでとても美しく咲かせていらっしゃると思います。経験も沢山御有りでだからこそ他の方にも一番良い方法を教えたい、そんな気持ちで返事を下さったのではと思います。質問者にとってとってもありがたい。掲示板ならではです。でも書面だけでは誤解が生じやすく伝わりにくいこともあります。
みぃなさん、不愉快にさせてしまってごめんなさいね。良かったらこれからも色々教えてくださいね。R・ひろきさんもよろしくお願いします。
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